概要
来海えりか(キュアマリン)と白雪ひめ(キュアプリンセス)のコンビタグである。
この2人は、えりか役の水沢史絵が「他人の気がしない」とコメントするほどにビジュアルや性格など姉妹のように似ている部分がいくつもあると同時に正反対な面も多いという、プリキュアのコンビタグとしてもかなり独特で面白い組み合わせとなっている。
青キュアの記事でも言及があるが、登場する2作品共に長峯達也がシリーズディレクターを務めたこともあり、それにちなむ形で水沢もひめ役の潘めぐみも揃って2人の通称として「長峯ブルー」と呼んでいる。
二次創作としてだが、イカ娘との融合体がよく描かれる。→イカマリン・イカプリンセス(関連イラスト3参照)
プリキュアプリティストアにおける公式の彼女らに関してはおしゃれぼりゅーしょんを参照。
2人の共通点
- ともに青キュア。
- 2人とも運動神経が高い。
- 長峯達也がシリーズディレクターを務めたプリキュア作品に登場(水沢史絵曰く「長峯ブルー」)。
- マイペースな性格で調子に乗りやすい。
- 青キュアの中ではかなり小柄。
- オシャレに造詣が深く、高いファッションセンスの持ち主。
- 2人ともパートナーの妖精とケンカしたことがある。(えりかは39話、ひめは6話で発生。)
- 2人とも「おでこパンチ」を繰り出した。(えりかは28話、ひめは26話で披露。)
- 2人とも蛙が苦手である。
- 2人とも興味があること(主にファッション)以外への関心は薄い。
- 顔芸を披露することが多く、OPでも顔芸・変顔を見せている。本編では鼻の孔を頻繁に見せる。(関連イラスト1参照)
- 女の子としてはガサツな振る舞いが多く、あぐらをよくかく。(関連イラスト2参照)
- 一人称は「アタシ」。
- 二人称は「アンタ」(「おまえ」に変わることもたまにあるが、「あなた」と言ったことは全くない)。
- リアルな若年層の少女らしい中性口調で話す(あおいも同様)。
2人の相違点
項目 | えりか | ひめ |
---|---|---|
出身 | 日本 | ブルースカイ王国 |
積極性 | 前向きで好奇心旺盛 | 泣き虫であり臆病で引っ込み思案 |
コミュニケーション能力 | 誰とでも分け隔てなく接し、お節介 | 極度な人見知りで、気を許した人間以外とはまともに話せない(後に改善したが、えりか程積極的ではない) |
プリキュアとしての実力 | 怖いもの知らずでプリキュアになってすぐ勝ち星をあげた | 怖がりでめぐみと出会うまでずっと負けっぱなしだった(2話で初勝利) |
自己評価 | 自己愛が強い(当初はコンプレックス持ち) | 自己嫌悪が激しい(後に大分前向きになる) |
オシャレに対する姿勢 | 普段は気を使っているが、時々怠ける | 24時間年中無休 |
学業に対する姿勢 | ファッション以外の教科は否定的 | 勉強に対して意欲的であり、英語で満点をとるなど学力も高い |
運動系に対する姿勢 | 運動は得意な方で、体育会的(劇場版で自転車を数時間は走らせるほどの体力がある) | 運動はどちらかというと苦手で、文化系(逃げ足は速いが、えりかと違って体力面はそれほど高くはない) |
いつからプリキュア | 3話から | 最初から |
家族構成 | 父・母・姉 | 父・母 |
保護者呼び | パパ・ママ | お父様・お母様 |
将来の夢 | ファッションデザイナー | 不明(次期王位継承者ではある) |
裏話
『アニメージュ』2014年9月号の佐藤雅将インタビューによれば、『ハピネスチャージプリキュア!』チームのキャラクターデザインは、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄の画風をベースとする一方、馬越嘉彦が手がけた『ハートキャッチプリキュア』も意識したとのことである。佐藤にとって馬越はスタジオコクピット時代の大先輩であった。
『ハピプリ』チームのパーソナルカラーは、シリーズディレクターの長峯達也が佐藤にキャラクターデザイナー就任を要請した時点で『ハトプリ』と同じ「桃・青・黄・紫」に決まっていたが、ひめのデザインを起こすにあたり、佐藤の頭の中にはえりかのイメージがあったという。ひめにえりかとの類似を感じ取った水沢史絵の嗅覚はあながち間違っていなかったといえよう。
関連イラスト
関連タグ
ハートキャッチ×ハピネスチャージ