プロフィール
真名 | エレシュキガル〔遠坂凛〕 |
---|---|
クラス | ビースト |
性別 | 女性 |
身長 | 159cm |
体重 | ??kg |
出典 | 古代メソポタミア神話 |
地域 | サーヴァント・ユニヴァース、メソポタミア |
属性 | 混沌・善・獣 |
好きなもの | この瞬間 |
嫌いなもの | イシュタル、怠け者 |
ILLUST | 森井しづき |
CV | 植田佳奈 |
冥界の絶対的支配者、エレシュキガル女神を讃えよ。
概要
2024年水着イベント『セレブサマー・エクスペリエンス!』に登場するエレシュキガルの水着版。レアリティは☆5。『Fate/Grand Order』の配信開始9周年記念サーヴァントとして実装された。
満を持して実装となった水着エレちゃんだが、何とユニヴァース要素&ビーストクラスというとんでもない爆弾を引っ提げて現れ、全ユーザーを仰天させた。
ソドムズビースト/ドラコー同様、召喚時に固有の特殊演出があり、クラスカードも星闇に染まってドゥムジを抱きしめるという固有の絵柄となっている。つまり本来なら☆5確定であるはずの虹回転がすり抜け確定となるガーチャー殺し。
公式での告知名称は第三再臨の「スペース・エレシュキガル」だが、再臨段階によって名称が変わる上に、最終再臨では通常のエレシュキガルに戻るため、便宜上こちらをメインとして記載する。
実装直後の水着イベント『セレブサマー・エクスペリエンス!』においても勿論登場。
元々は普通の水着霊基だったが、ドバイに来てから頭痛がしたり宝具が不調になったりと、妙な感覚に襲われる。そして数日後……朝起きると、角が生えてなぜか人類悪(ビースト)になっていた。これには当然、エレちゃん本人も「なんでぇぇ!?」と大いに大混乱。
そのまま奏章Ⅲ『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』にも大いに関わっており、同章の第1節及び完全クリアでマテリアルの内容が更新される(主に、ビースト関連の事に触れている)。
人物
エレシュキガル
第一再臨。まだ自分がビーストになるなんて夢にも思っていない、幸福度100点満点のエレシュキガル。2016年、2017年、2023年に絶賛を浴びたエレちゃんと並ぶ、珠玉のエレちゃん。
面倒見がよく、トラブルに巻きこまれると真剣に対応する冥界の女神としてクールに振る舞おうと努めるが、水着、夏という言葉の前に喜びを隠しきれず、そんな自分のいたらなさを反省するばかりだが、ドバイに来た事は微塵も後悔していない。
イベント劇中で角が生えてしまってからは、マスターから貰ったリボンや麦わら帽子で隠しており、最終再臨イラストでも大切な物として所持している。
アンキ・エレシュキガル
第二再臨。詳細は省くがビーストになったエレシュキガル。
まるで敵に回ったかのようなクールなスタンスで、ドジ(コメディ)成分は控えめになっている。シリアスもいける、というか、元々シリアスなヒロインである事を証明する恐るべきエレちゃん。
スペース・エレシュキガル
第三再臨。様々な経緯で至った、一つの結論にして最終形態。まだまだ謎は多いのだが現時点で確かな事は、原始宇宙の復讐の女神であるアシュタレトと同格の権能を保有しているという事だ。
能力
基本的には、冥界由来の力を振るって攻撃するのは相変わらず。
モーション中では、杖に蒼炎を纏わせた攻撃の他、通常時にも使用していた雷撃の槍を複数本発射する、杖に騎乗して水上を滑るように突進する、杖に霊魂を呼び寄せてメイスのように変形させて叩き潰す、天の梯子から滑り落ちる、冥界の丘を呼び出して杖から冥界のエネルギーを浴びせる、水の鮫を召喚し噛み付かせる、杖を地面に突き立てて光柱を立ち昇らせるなどの攻撃をしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | A | C | A | A | D | EX |
保有スキル
獣の権能(E−) | 『対人類』、とも呼ばれるスキル。ランクは歴代人類悪の中で最も低い。 |
---|---|
単独顕現(E−) | 単体で現世に現れるスキル。『獣の権能』同様にランクは歴代人類悪の中で最も低い。 |
ネガ・スペース(EX) | 生者による宇宙の航行・発展・開拓・生活に対して、絶対的な破壊力を有する。サーヴァント化した状態では『II』に変化。 |
対魔術(EX) | ほぼすべての魔術を無効化し、『規格外』とされる魔術にも対応する驚異のスキル。 |
女神の神核(E−) | 生まれながらに完成した女神であることを現すスキル。 |
空間保存(A) | 『陣地作成』が変化したもの。空間そのものを切り取り、保存し、運営する原始女神の権能。別の原始女神も持つかは不明。 |
ゴッデス・シュガー(A) | 陰気な冥界の空気は深淵に置いてきた。本人曰く「大丈夫、サマー・リゾートには憧れていたもの。 冥界の女主人であっても、みんなに笑顔と興奮を振りまく事だってできる! はず!」初めてのサマー・リゾートを成功させるため、普段以上に張りきるエレシュキガルなのだった。パーティ全体への強力な攻撃バフとNP配布と即死耐性を付与するが、なぜかみんな毒状態になる。砂糖も摂り過ぎると体に悪いんだよエレちゃん。 |
ビースト・ドライバー(B) | 獣と共に生命を刈り取るもの。或いは、獣を狩り取るもの。『宇宙の死』を象徴する暗黒のドレスは、自分が人類悪である事の証明である……と、本人は主張する。超強力な単独戦闘バフ。 |
ミッシング・スターリング(EX) | あるはずのない大王冠。本来エレシュキガルには与えられなかった王冠は、ビーストの角としてその頭部に現れた。神霊系サーヴァントが稀に持つ『女神変生』のユニヴァース版。 |
II(EX) | インフィニティ・インジケーター。サーヴァントとして召喚された際、スキル『ネガ・スペース』はこのように変化する。召喚者がある特定の行動をする度に、スペース・エレシュキガルの性能は上がっていく。そう。『人類の繁栄を邪魔してやるモチベーション』が『マスター好感度システム』に変化したのである。好感度はバトルごとにリセットされる。何度でも恋愛体験が味わえるシステム。 |
各スキルの真価は最終再臨を参照。
宝具
終局宇宙に閃く獣冠(エディン・シュグラ・コラプサー)
- ランク:EX
- 種別:対人宝具
「宝具?宝具ね、了解!」
「霊基銀河、解放。深く深く私の中へ、遠く遠く私の外へ!時空が終わっても、必ずあなたを捕まえるわ!『終局宇宙に閃く獣冠(エディン・シュグラ・コラプサー)』!!」
奏章Ⅲ第1節クリアでマテリアルに記載される。詳細は該当記事を参照。
再臨段階によって宝具演出が変化する事は無い(同一の演出で全段階が登場する)が、後述する好感度ゲージによって最後の演出が変化する。通常は上記動画で紹介されているものだが、好感度7以上ではラストのカットインが満面の笑みで祝福するという、ユーザー特攻のカットインに変わる。
蒼天落陽る深淵の河(ナム・アブズ・グガルアンナ)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:20~50
- 最大捕捉:100人
「天に監獄、地に蒼天。深淵に浸れ我が心臓!落ちよ太陽黒点!」
グガルアンナは『運河の監督役の神』の名で、ネルガルと同一視されることもある。深淵(アブズ)に繋がっている冥界で太陽が没するという事は、太陽神と深淵は一つになる、という意味合いを持つ、冥界に落ちる太陽。夏に水着、と聞いて張りきった彼女が編み出した新宝具だったが……?
臨終篝火す女神の都(ウル・ナナム・ニンキガル)
- ランク:EX
- 種別:対界宝具
- レンジ:10~100
- 最大捕捉:500人
ニンキガルはエレシュキガルの別名である。ひとりでこつこつ魂たちの住みかを築いていったエレシュキガルの努力を宝具にしたもの。
冥界にある槍檻すべての篝火がより強くともり、収束したこれら光を受けたエレシュキガルが超ビームを放つ。暗い冥界で輝く幾千もの槍檻は、宙で輝く星のようにも見える。イシュタルが天の宙であるなら、エレシュキガルは地の底の宙となったのだ。
ドゥムジは語る。
「宝具の中でも一、二を争うほど美しいでしょう。
もっとも、今のエレシュキガルでは使えませんが」
ゲーム上での性能
基本7クラスに有利・エクストラクラスに不利であったドラコーとは対照的に、基本的には対エクストラクラス戦向けの性能。
アヴェンジャーとシールダー以外のエクストラクラス(ルーラー、ムーンキャンサー、アルターエゴ、フォーリナー、プリテンダー)に完全有利、アヴェンジャーに完全不利となっている。
大雑把に言えば『弱点はそのままで有利対象のクラスをエクストラクラスに変更したルーラー』と言えるだろう。なお、クラス相性において対になっているかのようなドラコーと違って、エレちゃんはエクストラクラス担当だからと言って基本7クラスに不利と言う事は無い。
またエレちゃんからの攻撃有利は2倍ではなく全て1.5倍である。2倍弱点を突けるクラスは存在しない(これはドラコーでも同じだが)。不利なアヴェンジャーからは普通に2倍で殴られる。
他にも注意すべき点としては、バーサーカーに対しても等倍になるということ。バーサーカーからの攻撃も等倍になるという点ではメリットと言えなくもないが、基本的に誰で殴っても弱点を突けるためにHPが高めに設定される傾向があるバーサーカーに対して火力が出ない事が問題になる可能性が高い。
有利なエクストラクラスに対して1.5倍止まりである事も合わせ、水着エレちゃんは火力を抑えめに設定されているので注意(好感度次第で宝具火力が変動するのでバランス調整だと思われる)。
クラススキルによる耐性が多いのも特徴。ビースト由来の「獣の権能」によってスタン・豚化・石化・拘束が完全無効であるため、睡眠以外の行動不能状態を一切受け付けない。
さらにこの上に即死耐性・精神異常耐性アップ(この2つはほんの僅か)「女神の神核」により弱体耐性アップ、更に加えて「対魔術 EX」によりデフォルトで弱体無効3回を備えるという鉄壁っぷり。耐性3回については殆どの場合、自身のスキル1のデメリットの毒を弾くので1回消費してしまうが、まだ2回も残る。
また、マスター好感度という独自のゲージを持ち、特定の行動をするとマスター好感度がアップし、10アップするごとにレベルが1アップする。初期レベルは1、最大レベルは10。値はバトルごとにリセットされる。
好感度4以上で「Buddy」7以上で「Darling」10で「Destiny」とランクが湧けられており、Buddyで宝具に即死付与率100%アップが追加され、Darlingで防御無視・無敵貫通が追加され、Destinyだとスター50個獲得が追加される。また、好感度レベル×10%の威力アップが追加。
好感度を上げる方法は以下の通り。
- 絆を5以上にする(+5)
- スターティングメンバーに編成する(+5)
- 水辺のフィールドに出撃(+10)
- 有効なコマンドカードを選択する(+3)
- ブレイブチェインを成立させる(+6)
- スキルを使用する(+3)
- 他のサーヴァントより先にスキルを使用する(+2)
- 宝具をオーバーチャージ状態で発動する(段階毎+5)
- マスタースキルの効果対象にする(+5)
- 令呪の効果対象にする(+10)
絆レベルは一度5にしてしまえばその後戦闘終了までずっと有効で、常に開始時に+5された状態で始まるようになる。スタメンと水辺フィールドも条件を満たせば開始時に適用され、水辺は途中で水辺になったらその時点でも適用される。
有効なコマンドカードとは、相性有利の状態で選ぶ形ではなく、単に行動不能で無効化されていない状態のカードを選ぶということ。ただし、前述の通り睡眠以外の行動不能を受け付けないため、これが適用されない事はまず無いだろう。
このマスタースキルの対象にするとは「オーダーチェンジ等一部の対象外スキルを使う」「単体対象スキルをエレちゃん以外に対して使う」以外のほぼ全てのマスタースキルに適用される。
全体バフとかスター獲得と言ったパーティ全体に適用される系の効果でも反応してくれる……要するに、マスターがエレちゃんを優先的に構ってあげることで宝具の威力が上がる仕様なのだ。ただしサポートで借りた時はマスター好感度ゲージを持たず、初期値も0で固定される。あくまで召喚したマスターだけのエレちゃん、ということだろうか。
なお一度上げた好感度がバトル中に下がる事は無い。
総評するなら『アヴェンジャーに弱くてもお釣りに余りが出る程の優秀なサーヴァント』。弱点の少ないアルターエゴやプリテンダー、そして今なおマスター達を悩ませる難攻不落のフォーリナーを纏めて相手に出来るというのは特筆すべき物であり、引いておいて損はさせない性能と言えるであろう。
それと同時にムーンキャンサー達の評価が上がる事にも貢献している。初動の遅さ故に周回運用には向かないものの、Arts主軸なのでアルトリア・キャスターを筆頭にArtsサポーターを添えることで、高難易度の耐久編成で真価を発揮。好感度10になれば宝具Lv1でも単体攻撃宝具並の威力に到達し、サポーターの支援と自身の高性能スキル群をぶん回しながら強敵と渡り合ってくれる。
強いて言えば難点としては前述の通りバーサーカーに対して有利が取れないこと、多段ヒットの全体Arts宝具ではあるがNP回収力はかなり低めなこと。NPに関してはスペース・イシュタルよりも低く、Wキャストリア程度では100%回収はまず無理で、どうしてもNP獲得スキルでの追加チャージが必要。
ただしエレちゃん自身は20+50のNPチャージを持つためカバーは効く。威力に関しては状況次第では1ターン目でも好感度レベル4=威力+40%、3ターン目には好感度7=威力70%程度で宝具を撃つ事も十分できるために、ちゃんと運用できれば宝具威力は低いどころかかなり高くなる。
関連人物
契約したマスター。彼/彼女のためにマスター好感度ゲージを引っ提げてやってきた。
イベント中ではビーストになってしまったエレちゃんをフォローするため奔走する。
実の妹にしてライバル。彼女から遅れること約7年、ついに水着になった。
今のクラスがバレれば碌な事にならないと、マスターには内緒にするよう頼んでいる。
無限に巨大化できる彼女の能力があれば、冥界にも海ができるのではと期待している。
オルタの方は即乗ってきたが、亡者達を虐めると言い出した為、即座に却下した。
第2部7章でオルタ同士が共演した冥界関連仲間。彼女のオルタは真面目で冷静で即断即決で頼もしいらしい。また、日本の地獄が8×2あると聞いて、日本発祥の一大アスレチックゲームを連想した。
第2部7章でオルタ同士が共演した冥界関連仲間。冥府の支配者として完成したその姿を勉強になるとしているが、その一方で服装に関しては「裸に包帯巻きはちょっと攻めすぎ」だと称している。
冥界神仲間。彼が管理するミクトランのパンフレットを見て、温泉、サウナ、ゲーム、シューターがある南米の冥界に驚いていたが、戦いと隣り合わせと知りこれはこれで地獄だとも。
イベントにおいて共演した相手であり、その精神性を高く評価している。依り代の影響からか、水着を物欲しそうに見ていた彼女の様子をマスター・マシュと共に見抜いて、手助けをする事も。
高飛車で邪悪だとは言いつつも、忍耐強くてどこか嫌いにはなれない模様。
また、カズラドロップからは彼女を倒すための切り札的扱いをされていた。
余談
原作者が「汎人類史において介在できるビーストはドラコーだけ」と発言したことから、汎人類史以外のビーストが介在=実装される可能性自体はユーザー間で予想に上がっていた。
ただし殆どのユーザーは異聞帯のビーストを想定しており、流石にサーヴァント・ユニヴァース扱いでビーストクラスが実装されると予想できた者はいなかった模様。まあ確かにユニヴァースは汎人類史ではないが……
関連イラスト
【第一再臨】
【第二再臨】
【第三再臨】
関連タグ
スペースビースト:スペースなビーストという事で連想した人が多く、発表当初から話題となった。