「犠牲を重ねて勝利を掴むのね。ゴミのやること。強者に人情は必要ない!」
「こっちもただの人間じゃないのよ。闘魚の血スジ…!!! ナメんじゃねェよ!!!」
概要
王下七武海の一人であるドンキホーテ・ドフラミンゴ率いるドンキホーテ海賊団の構成員。
年齢は海賊団の中で最年少。男だが下半身は短パンに生足ハイヒールと割と色物で、一見すれば女性に見えなくもない。
魚人と人間の間に生まれた混血児の「半魚人」。角は帽子の飾りではなく、闘魚という魚の特質が魚人族の血により発現した直接頭から生えた本物であり帽子に書かれたマークはその闘魚を模していると思われる。
懸賞金額は1500万ベリーと控えめだが、これはドフラミンゴが七武海に加入する前の懸賞金額である(七武海に入ると、本人に加えて海賊団のクルーの懸賞金もストップする)ため。つまり、6歳の時点で1500万ベリーの額が付き、そこでストップしたということ。当然、6歳でこの懸賞金額はかなり高い(というか、そもそも6歳で賞金首になること自体が異常)。
プロフィール
通称 | デリンジャー |
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年齢 | 16歳 |
身長 | 145cm |
懸賞金 | 元1500万ベリー |
所属 | ドンキホーテ海賊団♦︎ディアマンテ軍幹部 |
所属船 | ヌマンシア・フラミンゴ号 |
出身地 | 北の海 |
種族 | 闘魚の半魚人 |
誕生日 | 8月11日 (ハイヒール=811) |
星座 | しし座 |
血液型 | S型RH- |
好物 | メロン |
初登場 | 単行本71巻 第702話『コリーダコロシアム』 |
CV | 宮田幸季 |
能力
足技に特化した肉弾戦タイプなためにその華奢な体からは想像できないような強力な蹴りを行う。また、突進して頭の闘魚の角で相手を突き刺したり、普段は普通の人間の様な歯をいざという時はこれを強靭な歯(牙)に生え変わらせ(作中の描写を見る限り任意で可能な模様)相手を噛み砕いたりする。また、背鰭のような部位が背中に出現する場面も見られる。
性格
ベラミーを小馬鹿にして挑発するなどの生意気な所があり、何度も書く通り性別は男であるが、乳児の頃にファミリーに拾われ、ジョーラ自身の趣味に合わせて女の子のように育てられたため、喋り方はギャル系のオネエ口調である。ただし、闘魚としての本性が出ると、粗暴な口調となる。
また、物心着く前(ローがドンキホーテファミリーに入る前)から海賊として生きてきたためか、または闘魚の血筋のためか、外見に似合わず相手を処刑することを楽しむという残虐性を持つ。
かつて同じくファミリーに所属していたローに対しては「ロー兄ィ」と呼んでいるが自身が2歳になる前後にファミリーが離脱されたため彼との記憶はほぼ無いらしく、加えて再会時には完全にファミリーの裏切り者の立場となったため容赦無く攻撃を仕掛けていた。
活躍
初登場はドレスローザ編。
自身の所属するドンキホーテ海賊団の拠点ドレスローザにて行われた主人公であるモンキー・D・ルフィの義兄のポートガス・D・エースの持っていた能力を宿したメラメラの実をかけた闘技大会に予選を勝ち抜いた参戦者と戦うドンキホーテファミリーの一員としてディアマンテ、ラオG、マッハバイス、セニョール・ピンクら♦軍の仲間たちと共に登場した。大会中にディアマンテの命令でルフィ暗殺を行うとしたベラミーを「どうせ無理だろうから」というドフラミンゴの命令を受けて彼を殺害しようと襲撃したが、止めを刺そうとしたところでバルトロメオに阻まれ、その後はディアマンテから新たな命令を受けたためにその場から撤退した。
撤退後は王宮の警備を行い、ドフラミンゴ討伐のために王宮に入ってきたルフィやコロシアム参加者達の相手をし、戦いではスレイマンやダガマ、ブルーギリーやイデオといった有力参加者を次々と倒すなどのファミリー幹部の中でも結構な活躍を見せている。イデオを倒した後はグラディウスに加勢しようとしたが、突如として現れたキャベンディッシュのもう一つの人格のハクバによって一撃で斬り倒される(アニメ版では一撃を受けただけでは倒れず、驚愕している隙を突かれてハクバに何度も斬り刻まれて倒れた)。
その後、ジョーラがマンシェリーの力を利用して他のリタイアした幹部達共々復活させようとするが失敗し、海軍本部に引き渡された。
余談
声優の宮田幸季はONEPIECEの魚人島編にて、バンダー・デッケン九世の手下・ワダツミの声も担当しており彼とは魚人族の血筋で(後述の通り)架空の魚類の形態が発現している事、船長が能力者だが自分は非能力者な事が共通している。
彼のモデルである「闘魚」というのは淡水魚の一種「ベタ」の別名として有名だが、それにはない角や牙を持つという設定から現実には存在しない本作オリジナルの魚類と思われる。
関連項目
お菊…外見は大和撫子な和風美人だが、実は「心は女」な侍。
ヤマト…お菊と逆のパターン。自前の角を有しているのがデリンジャーと共通している。こちらは(恐らく)純粋な人間だが。