突然の水着、驚いたか? 驚いたであろうな?うむ、余も嬉しくてドキドキしている!
キャスター、ネロ・クラウディウス、召喚に応じ参上した!忘れられぬ夏にしようではないか!
プロフィール
真名 | ネロ・クラウディウス |
---|---|
クラス | キャスター |
性別 | 女性 |
身長 | 150cm |
体重 | 42kg |
出典 |
|
地域 | ローマ |
属性 | 混沌・夏・人 |
好きなもの | 自分 |
嫌いなもの | 血も涙も愛想も無いメイド |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | ワダアルコ |
CV | 丹下桜 |
驚くべき事に、キャスタークラスになっても
ステータスはセイバークラス時といっさい変わらない(宝具除く)。
概要
2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』に登場するネロ・クラウディウスの水着版。レアリティは☆5。ピックアップ召喚にて、開催と同時にニトクリス、フラン共々実装された。
前回、南の島に誘われず内心不満だった彼女だが、今回こそはと水着を新調し、サマーイベントに乗り出す気満々だった。イシュタルカップ開催を知るも、今回はマスターとハワイへの夏のバカンスに繰り出すために見送る予定だった。しかし、イシュタルが化けた偽マスターに「レースで優勝してほしい」と口説き落とされ、意気揚々と参加する。しかし参加にはチームメイトが必要という事で、そのへんを歩いていたアルトリア・オルタに声をかけ、奇蹟のチーム「タイラント・シューティンスター」を結成した(なお、イベントで描かれた実際の結成の経緯は若干異なる)。
人物
「夏と言えばリゾート。リゾートと言えば高級ホテル。高級ホテルと言えば、そう、特設アリーナだな!いま黄金劇場を常夏仕様に変えて、皇帝ネロ、夏の海にプリズムイーーン!なのであーる!流れる水流に陽射しを乗せて!今こそ、余の歌劇をカルデアに響かせよう!」
いつもの(自称)男装の麗人スタイルとは打って変わって、今回は夏をとことん楽しむために水着美女スタイル全開である。夏なので他のサーヴァント同様に当然ながらテンションアゲアゲ。
ゲーム中では「ブライド」の表記はないが、イベントシナリオにおいては花嫁姿のネロから変化しているため、引き続き将来の結婚相手たるマスターにはデレデレの状態となっている。
しかし英霊召喚後に閲覧できるマテリアルで参照される「セイバークラス時のステータス」は、後述の通り赤セイバー側のものであるため、少なくともガチャ加入の水着ネロは赤王ベースである。
能力
宮廷魔術師であるシモンから学んだ知識を最大限に生かし、自分用の魔術礼装ならぬ劇場礼装を完成させたネロ皇帝。知識の使い方が致命的におかしいのは今更である。左右に浮いている金色のオブジェクトはパイプオルガンであり、ネロの美声を攻撃力に変換しビームとして発射することが可能。ところでなぜ歌声がダメージを生むのか?その残酷な真実にネロ本人は気付いていない。
ちなみにキャスターだが杖など魔術に関する類の武器は持っていない。黄金劇場を展開する能力は魔術に分類され、スキル「陣地作成」に通じる特性であるため、それに引っ張られる形でチェンジ先がキャスターになったのかもしれない。なので、基本的には愛剣『原初の火(アエストゥス・エストゥス)』を引き続き使用する。一方、刀身の色は赤のままである。夏だからかもしれない。
モーション中では、ダイナミックな炎の剣技の他、敵の懐に素早く詰めてパンチを叩き込む、パイプオルガンからビームを放つ(着弾箇所から火柱を上げるレーザー、パイプ部分を分離させて敵を取り囲み集中砲火する、空中から拡散する光線を発射する)などの攻撃を披露する。エクストラアタックでは、花嫁時の剣技『星馳せる終幕の薔薇』のタメ無し簡略版でフィニッシュを飾る。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | D | A | B | A | A |
水着ネロと宝具以外の各ステータスのランクが一致するのは嫁王ではなく赤王のほうである。嫁王のステータスは筋力:B、耐久:C、敏捷:A、魔力:E、幸運:A、宝具:B+。
保有スキル
騎乗(B) | 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。得意分野は戦車だが、尻が痛くなるので敬遠している。セイバー時とランクが変わらない。 |
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陣地作成(A+) | 魔術師として、自らに有利な陣地な陣地を作り上げる。今回は劇場を作った逸話とコロセウムの運営手腕から、破格のランクをゲットしている。 |
道具作成(奇)(EX) | 様々な道具を作る才能。万能の天才を自称するネロ皇帝に作れないものはない。その美的感覚が常人のものとは違うため、作り出す道具はすべてEX(規格外・値が付かない)なのも当然なのである。 |
暴走特権(EX) | 『皇帝特権』から変化したスキル。かつてオリンピアで戦車を走らせまくった逸話にから。昔とった杵柄とも言う。なにがあろうと一位を約束されたスキル。たとえレースの途中で戦車から落馬しようと、最終的にはデウス・エクス・マキナ的に一位になるぞ。 |
七つの冠(C) | その香は剣を厚くし、また鎧を尖らせる。在り方は曖昧になり、クラスによる不利は意味を成さない。■■は海より来たる。見るがいい、潮騒に煙る七つの首を。地に富を築きし者たちよ、その欲望を黄金の杯に注ぐ時だ。 |
死なずのマグス(A) | 一時の魔術の師、シモン・マグスから教わった魔術。シモンは自ら首切りの刑を受け、そして蘇った。その特殊な魔力により魔術師としてのネロは他人にいっときの不滅を与え、獣の如き筋力を与えるという。 |
夏に夢を(A) | 『ビーチフラワー』のネロ版。自らを美しく見せながら、その美しさは浜辺で笑うすべてのものたちの為に、だが――(しかしスキルは失われた) |
宝具
誉れ歌う黄金劇場(ラウダレントゥム・ドムス・イルステリアス)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:0~60
- 最大捕捉:500人
「準備は良いな?余はもう止まらぬぞ!」
「楽しむが良い、これが極上のアウローラ!ふっふっふ、あれは何だ?美女だ!?ローマだ!?勿論、余だよ ♪『誉れ歌う黄金劇場(ラウダレントゥム・ドムス・イルステリアス)』!!」
黄金劇場に管楽器が追加されたと思ったら、そのパイプはすべて砲門だった。如何なる想像力の仕業なのか、設計者は正気だったのか、でもパイプオルガンって砲門っぽいよね。そんな複雑な経緯から生まれた歌劇要塞。『謳う者』としての霊基を得たネロは、その才能を最大限に発揮する。劇場内のみならず、劇場の外に向けてその歌声を届かせる一大野外ステージになってしまった。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
カード構成はQ1・A2・B2。キャスターとしてはレアというか二人目のB二枚B宝具持ちで宝具込みBusterチェインが可能。B宝具で全体攻撃というのも☆5キャスタークラスとしては初である。
キャスタークラスなのにAが3枚ではないので自力でArtsチェインを組むことができないが、6ヒットするArts攻撃に陣地作成A+のスキル効果が加わり、今までのトップだったシャーロック・ホームズを超え、Arts攻撃によるNP獲得量はA2枚のサーヴァント中1位を誇る(ただしA一枚ならばまだ上も存在する上に、現在ではクラスは違うが対抗馬が現れつつある)ため、下記の「暴走特権EX」の存在も合わせると、NPの回転率自体は他のキャスターと比較しても高い部類となっている。
スキルは攻撃力アップ二種、防御アップにガッツ、さらにNP獲得も所持と全方位に隙が無い。
『暴走特権』はNP獲得に加えて、HPが50%以下で効果を発揮するNP獲得量アップという初出となる効果である。NP増加量は最大50となっている。この条件発動のNP獲得量アップも黄金律並みに高いため、HPが減少すれば高性能なAで宝具連発も視野に入る程である。その反面、意図的にHPを半減するのは難しい。一応、礼装「黒の聖杯」を積めばその点は幾ばくかは改善される。NP獲得量アップについては「HPが50%以下の時だけバフ付与」ではなく「HP残量で効果がON/OFFするバフを付与」する。スキル使用時にHPが50%を超えていても、被ダメで50%を割れば効果を発揮し始める(ちなみに、HPが51%以上の時にこのスキルのバフ表示を見ると、暗く表示されている)。
『七つの冠』は自身の攻撃力&防御力アップ(3ターン)に加え「クラス相性の防御不利を打ち消す状態を付与」というこれまた初出の効果となっている。具体的に言うとキャスターの弱点を突いてくるクラス、つまりライダー・バーサーカー・アルターエゴ・ビーストからのダメージを等倍に戻すというもの。このスキルの効果中はどのクラスからも2倍ダメージを受けなくなり、こちらにとって有利な相性はそのまま残す。あくまで防御不利のみ打ち消す為、ライダーとビースト相手には攻撃不利のままではあるが、それでもライダー交じりの混成パーティ相手にも安心して出ていけるのはうれしい。何より、バーサーカー相手に等倍で受けられる利点は大きいため、不意のクリティカルによる事故死を心配しなくていい。攻防バフとしても最大レベルで30%と十分な性能を持っている。
『死なずのマグス』は味方単体にガッツ付与(1回)&攻撃力アップを3ターン付与する効果。
自身の強化にも味方の補助にも使える汎用性の高いスキルであり、特に攻撃力アップ値は最大で50%と非常に高い。上述の『七つの冠』と併用すると3ターンの間80%もの攻撃バフを生み出すことができ、これが水着ネロの宝具未強化(しかも全体宝具)のキャスターとは思えない火力の元となっている。ガッツの回復量は1固定なので呪いや火傷に注意したいが、1しかない事を逆手に取ることで、土方歳三やアン&メアなどのHP減少によって宝具威力が増すサーヴァントと組ませる運用も可能である。単純な火力バフとして見ても、自身に集中して使ってアサシンを蹴散らすもよし、自身は「七つの冠」のみのバフでザコを蹴散らしておき、「死なずのマグス」は後に出てくるボスに対して有利をとれる味方にかける、等と言うサポートも含めた柔軟な運用が可能となり得る。
宝具『誉れ歌う黄金劇場』は自身に無敵貫通(1ターン)&宝具威力アップ(1ターン)を攻撃前に付与した上で放たれるBuster属性の全体攻撃。宝具威力アップはOCで効果が上昇する。後続に寄与する効果は無いので宝具チェインを行う時はトリを飾りたい。とはいえOCの伸び自体はそれほど良い訳ではないのでそもそも宝具チェインを狙うよりもスキルの高倍率ATKバフと相まってブレイブチェインの方を積極的に狙うべきサーヴァントと言えよう。また無敵貫通は自身に1ターン付与される形となるので、1ターン回避・無敵といったスキルをかけた相手に対して、それらを無効化してブレイブチェインを叩き込むなどといった使い方もできる。これに「七つの王冠」と「死なずのマグス」を付与した場合、全体宝具キャスターとは思えない大ダメージを叩きだす(下手すると特攻抜きでならば全クラスと比較しても宝具未強化ながら上位クラスの位置に立つ可能性もある)。
総評すると、とにもかくにも宝具の運用とその火力に重点を置いた力押しキャスター。キャスターとしての宝具回転率にキャスターとしては規格外の宝具火力が合わさった強力なアタッカー。運用としてはキャスターというよりも、アルトリアのような典型的なセイバーに近いと言えよう。火力アップスキルがすべて3TなうえNP効率の優秀さ、「暴走特権」のおかげで大火力の全体宝具を味方の補助無しでも連発可能。二重バフがかかった状態であれば素殴りすら強烈な威力を発揮する。
キャスターはクラス補正による都合で本来アタッカーとしては不向きなクラスだが、ネロの場合それを自前で覆すほどの爆発力を秘めており、全クラスで見てもアタッカーとして優秀。特に『七つの冠』によりバーサーカー相手には滅法強く相手の布陣がバーサーカーメインなら最強の戦力となる。バーサーカーに有利なフォーリナークラスの登場により、該当サーヴァントが増えつつあるが、それぞれ個性があるため棲み分け自体は可能であり、依然として戦力になってくれる。
弱点としては、火力面がバフ頼りの性能のためバフが切れると一気に性能が大人しくなる点。スキルレベルを極力あげておく、スキルのリチャージを進める、ネロのスキルの切れ目には他のサーヴァントメインで攻める等、うまくフォローしていきたい。また、クエスト周回に圧倒的に便利な適性を有しているが、本人の宝具は全サーヴァント中1位の演出の長さであるため、効率を突き詰めるならば、彼女以外で間に合うならそれを使った方が早い。逆に演出が非常に短いあの子とか。
後、意外にもブーディカが天敵だったりする(相性・スキルのダブルパンチ)。
関連人物
契約したマスターにして、将来における結婚相手(予定)。
レースに優勝して彼/彼女の心と体をゲットしようと奮闘する。
同チームを組んだ相手。元クラスだとセイバー繋がりでもある。
マスターの主導権を奪うために、協力しながらも出し抜き合う関係。
前年度に水着となった因縁の相手。相変わらず対抗心満々である。
濡れたシャツを恥知らずと称しながらも、形振り構わない面は高評価。
露出度が高いビキニアーマー姿であるため、水着と勘違いしている。
格好自体は高評価だが「ウナギのような肢体」など褒め方が微妙である。
マイルームでは「太陽のような笑顔」「余と少し似ている」と高評価。
しかし、因縁深い冷血メイドと同一人物だとは気づいていない模様。
お馴染みの伯父上にして、先々代皇帝。通常時から引き続き尊敬している。
一方彼からは「服を着ろ」と狂化を押さえつけられてまで注意されてしまった。
イベント『ミスティックアイズ・シンフォニー』にて共演したキャスタークラス仲間。
赤色が好きなこちらと黄色が好きな彼とで、花畑の色を変えまくる争いを繰り広げた。
余談
実装イベントである『デッドヒート・サマーレース!』における台詞の発言者欄においては、ただ単に「ネロ」表記(コンビを組む黒王のほうは「アルトリア・オルタ」)で、ゲーム中でも〔ブライド〕がない「ネロ・クラウディウス(キャスター)」表記となっている(水着黒王は「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕(ライダー)」)。また、イベント中ボイスで「月の海」について言及する。
ただし『深海電脳楽土 SE.RA.PH』において、通常のネロが花嫁姿になった後の発言者欄で「ネロ・ブライド」と表記された例もあるため、両者を区別する絶対的根拠というわけではない。
また『デッドヒート・サマーレース!』での「GWもあれだったしな」のくだりもまた、ゴールデンウィークに起こったセラフィックスでの事件に直接立ち会って無くても成り立つ発言ではある。こうした背景からイベントでの水着ネロは嫁ネロからの変化と解釈する事も不可能ではなく、英霊召喚で加入しプレイヤーが指揮できる水着ネロと別個の存在かもしれない、とする解釈もある。
『Fate/EXTRA CCC』に露出・強な赤いスリングショット水着コスがあったりする(もし採用されてたら、全年齢向けではなくなってただろうが……)驚くべき事に、キャスタークラスになってもステータスはセイバークラス時と一切変わらない(宝具除く)。愛車はレッド・ヴィーナス。
なぜ車にヴィーナスの名称を付けたのかは『Fate/EXTELLA』を参照にしていただきたい。
また『Fate/EXTELLA LINK』ではDLCでの追加衣装として登場を果たしている。
状態は第1段階の縞ビキニ&ツインテール姿になっている。キャスタークラスとなって男装の麗人の仮面さえ脱ぎ捨てた彼女は、最早天下御免な夏の魔法少女。プリヤのコラボイベントで声優が同じジャックだけ呼ばれた無念も一緒に晴らすかの如く、装備や攻撃方法、宝具演出の見栄切りに至るまで、別方面からのアウト判定が来ないのが奇跡なレベルのやりたい砲台……もとい放題である。
また、スキルの説明欄には何やら不穏な説明が有るが、この意味は果たして……?
2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負!』にも登場。この時の水着は第二再臨時の赤一色のキャミソールタイプの水着で登場。この水着剣豪七色勝負の復刻時には、宝具演出時のアップになるネロの解像度が修正され、かなり綺麗になっている。2020年水着イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』でも登場し、この時の水着は縁のある某女神を彷彿させる第三再臨のものである。
装備としているパイプオルガンの歴史は古く、古代ギリシアの時点で既に水圧を利用して空気を送り込む「ヒュドラウロス(水オルガン)」と呼ばれる代物が登場していた。史実のネロもこの水オルガン(ラテン語では『ヒュドラウリス』と呼ぶ)を好んで演奏したと言われており、今回の装備はこの逸話に由来していると思われる。なお、パイプ部分は分離したりしないのであしからず。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder 水着サーヴァント キャスター(Fate) セイバー(Fate/EXTRA)
なんか似てる気がするもの(主にBuster攻撃)
艦娘:実は赤生@チャンネルにて実況プレイを担当した事があり、もしかしたらその時の経験がこの姿に活かされている……のかもしれない。なお、例の実況プレイから月日が流れ、イタリア艦が来たのは有名な話。またコハエースにて長門と共演したり、自身が『なんちゃって艦娘化』しており、この時の経験にインスピレーションを得た……可能性もある。実際、彼女の礼装は戦艦艤装を彷彿させる。