データ
身長/55.8m
体重/2618.0t
闇獣/シェルガ
邪面/ハエジゴク→葉を二つ折りにして獲物を捕らえる地球の食虫植物
ハッシュタグ/#ハエジゴク #パクッてするなー #カイワレ頭の邪面獣 #超重機ドリジャン #ヨドンヘイムはいいぞ #昭和の男
概要
クランチュラが、タニシに似た闇獣・シェルガに地球の食虫植物「ハエジゴク」の邪面を被らせた邪面獣。
邪面は巨大なウツボカズラの中から無数のハエジゴクが突き出た様な外見。さながら牙を剥いたクリーチャーに見える一方で仮面としての顔が存在しておらず(おそらくは邪面から左右に伸びる二本の大きなハエジゴクがシェルガの特徴である「触覚のような目」に当たる部分と思われる)、シェルガが食虫植物に寄生された様にも見える不気味さを含んだ外観となっている。
シェルガの特性である地中潜行能力で本体が地下深くに潜み、頭頂部のハエジゴクを地上に伸ばす事で人間を捕食する。伸ばしたハエジゴクの排除自体はそう難しくないが、先端を潰してもすぐに新しい物を生やして捕食行動を再開するので、地下深くに潜む本体を叩かない限りキリが無い。
また、邪面から伸びるハエジゴクの蔦をムチの様に振り回して攻撃する事も可能。
おそらくは幼体の状態で地球に送られ、地底から人間を襲い闇エナジーを収集して成長させていた模様。
また、能力的に自力で闇エナジーを集められる為、対になる邪面師を必要としない。
活躍
経緯は不明だが既に地球へ召喚されていて、地下深くに陣取った後人間の捕食を開始。しばらくして日中の街中でハエジゴクを伸ばした事でCARATに察知されキラメイジャーが出動してくるも、何処からともなくベチャットの大群を呼び出して牽制、それを突破されるとハエジゴクを引っ込めてその場をやり過ごす事を繰り返す。
そうして何度かイタチごっこを演じる羽目となったキラメイジャーだったが、その内にキラメイブルーが先端を潰したハエジゴクの一本を掴んで引っ張ったのに反応して残った茎を引っ込めた事で、相手に地下へ潜伏しているのを勘付かれてしまう。
それから次の迎撃時、ハエジゴクを粗方潰して民間人の安全を確保したキラメイジャーはショベローを呼び出し地下へ掘り進もうとするが、そこでキラメイシルバーが超重機ドリジャンを操り地下深くへ一気に潜行、ハエジゴクシェルガの陣取る地下空間に乗り込む。
イエロー「こいつが各地のハエジゴクの正体か!」
すぐさまシルバーはドリジャンのドリルでハエジゴクシェルガを突いて怯ませ、続け様に展開したアームで蔦の腕を掴み、天井に伸ばしていたハエジゴクの触手を引き千切りつつ近くの岩壁へと放り投げた。
更にドリジャンが作った道を辿る格好でファイヤ・ショベロー・マッハも駆け付けて参戦、3機が合体したランドメイジと交戦する。しかし大した抵抗は出来ず圧倒され、最後は乱入して来たガルザとシルバーが戦闘する背後でランドラウンドスマッシュを叩き込まれて敗北・爆散した。
余談
邪面のモチーフとしては唯一、純粋な生物(植物)が採用されている。
『完全読本』によれば、オーダーは「ハエジゴクのような宇宙生物」だが、ウツボカズラの意匠も組み込まれて分かりやすいデザインとした旨が語られている。
また同書には、「設定上はインセキ邪面に紐づく邪面獣」とK-SuKe氏から語られているが、作中では一切語られておらず、本編ではボツ設定になったと見ていいだろう。
ハエジゴクモチーフの戦隊怪人は非常に久しぶりで、バトルフィーバーJのハエジゴク怪人、ハエジゴクロボット以来になる(ハエジゴクロボットの方は巨大戦力である共通点も持つ)。
劇中、その襲撃からキラメイシルバーによって助けられたカップルの名前はそれぞれ「みなみ」「こうたろう」。
ドリジャンを追って地底に突入したファイヤは「地底GO!GO!GO!」と叫んでいる。
関連タグ
ジャグチヒルドン:同様に対になる邪面師が存在しない邪面獣。
デスワーム(キュウレンジャー):地中を高速で掘り進み、地上の生物を捕食する生態を持つ危険生物。身体のサイズを自在に伸縮可能な事から巨大戦力として用いられる個体もいる。
ドーラガズラー:同じく食虫植物をモチーフとした戦隊怪人。