『こんちゃーっ! ハイカラニュースの時間だよ!』
『ぬりたく〜る・・・テンタクル‼︎』
CV:いとうりな
彼女の作品を作るときには「ヒメ(スプラトゥーン)」のタグをつけることを推奨。
概要
『スプラトゥーン2』に登場する二人組のアーティスト『テンタクルズ』の一人。
他のインクリングに比べて身長が低いためか可愛らしい印象を受けるが、その外見とは裏腹にクレイジーで毒舌な天才ラッパー。字を書くのは相当下手なご様子。
不敵さと人相の悪さを絶妙なバランスで兼ね備えた特徴的な目つきをしており、イラストでの再現はかなり難しい。
ハイカラニュースとフェスの司会も務めており、ニュース中は専用の椅子にゆったりと腰かけている。
その姿は正にわがままなお姫様といった雰囲気で、最後の決めの時に立ち上がる。
設定画集『ハイカラウォーカー』やサウンドトラック『オクトチューン』のブックレットによると、フルネームは「ホウズキ・ヒメ」。由来は世界最小のイカ『ヒメイカ』と、世界最大のイカ『ダイオウホウズキイカ』から。
よく幼稚だと喩えられるが、実年齢は21歳(5年後のスプラトゥーン3では26歳)であり、パートナーのイイダやシオカラーズの2人よりも年上。イイダは彼女の事を「センパイ」と呼ぶ。
海外名は『Pearl』。『サイドオーダー』で明かされた英語版のフルネームは「Pearl Houzuki」。
容姿
ピンクのグラデーションが入ったショートボブのイカで、白い冠をかぶっている。
右の口元には艶ぼくろがある。虹彩はいわゆる目がしいたけ、シオカラーズの2人やウツホと同様のハイライトである(彼女らは共通してインクリングであるため、イカの足の本数である漢数字の「十」がモチーフと思われる)。彼女の場合は十字部分が瞳より薄くなっているが、イカのアイドルでは唯一のパターンである
ピンクの部分は自身の体内インクの色で、フェス開催中は応援している勢力のインクの色に変わる。
白いワンピースにボトムスの姿で、ワンピースのファスナーには十字の穴が空いている。
また衣装はオーディオスペクトラムのように光る仕様になっている。スプラトゥーンのフェスやハイカライブ、テンタライブのパフォーマンスでワンピースの右側が光る。
人物
歌声
彼女の最大の特技(?)は何と言ってもその歌声。声帯が発達しているためか、歌声が衝撃波をきたすとされ、ひとたび歌えば全てを破壊してしまう。例えば、
- 幼少期に出場したちびっこ民謡選手権において音響設備を破壊する。
- 海女美術大学でのライブで石像を粉砕する。
- バッテラストリートの橋をデスボイスで崩落させる(スイッチ体験会では木製だった橋が試射会以降から石橋になった理由)。
……と逸話が絶えない。それゆえに『ライブハウス荒らしの白い怪物』という肩書きが付いているが、ヒメ本人はそれらの事にあまり自覚がない様子。
ただ、そのせいかイイダに出会うまでは中々売れずに悩み、グレてギャングスタ並みに振る舞っては放送禁止の歌詞をブチまける(歌詞が入るべき部分に自主規制音が入っている)時期があったようだ。しかしその時リリースした曲『※$%@れたやつは※$%@して寝ろ』はディスクとダウンロード合わせても1000本すら売れず、本人にとっては今や黒歴史である。
また『2』のBGMを担当したバンド「SashiMori」はかつてボーカルを追放した過去があるが、この元ボーカルの特徴は「自己中心的で独裁君主、若くて小さくてデスボイス」で、特徴からしてヒメではなイカ?と囁かれている。公式も否定せず「そこはご想像にお任せします(笑)」とボカしているが、真相やイカに。
一方で音楽の才能自体は元から天性のものがあるようで、サイド・オーダーの秩序の塔エレベーター内での会話では、イイダがかつて作った音ゲー(ミズタ曰く思い出すだけでハキそうな鬼畜難易度で仲間内でもミズタしかクリア出来なかった)の難易度アップ版をあっさりクリアしたらしい。本人曰く「あんなの音聞いてボタン押すだけだろ?どこがムズいんだよ?」とのことで、それを聞いたミズタを絶句させた。
元からの才能もあり、機械に強いイイダと出会ってからはイイダによる音響設備を駆使した制御により、自身の声を制御することに成功。才能を開花させた。
また『イカすアートブック2』によると、歌声そのものも音響心理学的側面から注目されており、というのも彼女の歌声には通常の2,000倍のホネヌキ波なるものが含まれるとされるため。これがどういうものかはイマイチ不明だが、サイドオーダーではイイダとミズタが「ヒメの声にはタマシイを揺さぶる力がある」との推測をしている。
実際、サイドオーダーのエレベーター内での会話でもミズタが、深海メトロで洗脳されていた頃に後述するオクト・エキスパンションでのヒメの声を聴いた覚えがあるという旨の話をしている(洗脳されていたにも拘らずである)。さらに設定集『バンカラウォーカー』でも、ワールドツアーで訪れた港町にてヒメの声から出る周波数の影響で漁獲量が倍増させるという珍事が語られている。
それだけでなく、後述のオクトやサイドオーダーにてヒメの歌声は重要な役割を担うことなる(後述)。
お嬢様
じつは大富豪の娘である。既に仕事で収入を得ているはずだが未だにおこづかいを貰っているらしい。これまでのステージ紹介でも、
- 誕生日プレゼントにはマンタマリア号を貰ったことがある
- 家の庭から化石が発掘される(デボン海洋博物館)。
- 家庭菜園にスプリンクラー付きのヘリで水巻き(モズク農園)。
- 買い物は常にお手伝いさんが行ってくれる(ザトウマーケット)。
- モンガラキャンプ場は父親がオーナーをやっていて、昔ヒメが設計した。
さらには、
- 自宅のオーブンはタコツボベーカリーと同じモノを使用している(オクトのメガモリス・イー津駅での会話)。
- 庭に自家用機が駐機している=庭に飛行場がある(サイドオーダーのエレベーター内での会話)
等々、会話のトンデモエピソードからヒメがかなりの大金持ちの娘ということが窺われる。もしかすると名前の通り本当に良家のお嬢様なのかもしれない。
……なお当のモンガラキャンプ場、アオリ曰く納得いくまで何度も作り直したそうでホタルから迷惑な設計者呼ばわりされたらしい。
また、ファミ通のインタビューで公開された作中世界の地図にヒメの実家が写っているが、周囲を堀で囲まれており、相当な豪邸であることが分かる。ところでこの地図、我々の世界の関東周辺に酷似しているのだが、関東でお堀に囲まれたお住まいと言えば、まさか……とは思うが位置が違う気もするので真相不明。
その他キャラクター像
公式設定かは怪しいが、『イカすアートブック2』の設定画のメモ書きによると身長145cm。背が低い事にコンプレックスを感じており、タチウオパーキングやフジツボスポーツクラブ等高所に登れるステージが好き。他人(主に背の高いイイダ)を見下ろしている時は満面の笑みになるとの事。ドローンで飛んだ際も高所に飛べることに喜びを露わにしていた。
シオカラーズ同様、他人に紛れてナワバリバトルにも参加していることがハイカラニュースから確認できる。持ちブキは、抜群の機動性を持つマニューバーである模様。
高所からの急降下による奇襲攻撃にシャイニング・バシュール(恐らくマニューバーのスライドで急降下すること)と名付け、流行らせようとしているがイイダに呆れられている。
実はシオカラーズと同じシオカラ地方の出身で、実質彼女らにとっても先輩にあたる。
ヒメ自身は2人を「ライバル」と呼んでいたが、ハイカライブで何度も共演したこともあってかすっかり打ち解け素直に彼女らを評価している。イイダのCHAT★ROOMでは、イイダも含めた4人でプライベートでも仲良くしている様子が写真に写されている。
ただし、出身地はシオカラ地方だが、前述した実家はハイカラ地方にあるため、生まれ故郷と育ち故郷が異なるようである。
絶対に船酔いしない体質らしい。
サイドメニューのポテトが好物で、スロッシャーを持ち出し「これにポテト大盛りで!」と注文することからアオリに負けないポテト好きであることが窺われる。ちなみにイイダが頼むナゲットをよくつまむが、本人曰くすぐにお腹いっぱいになるから一個で十分らしい。
第二次きのこたけのこ戦争フェスでは、キノコの山派。
持ち武器故か動きやすさを重視し、冬は着ぶくれしないインナーを好んで着る。
また自転車には乗れないらしく、まだ補助輪が取れていない。ニュースではイイダに「極秘の練習」をしようと提案している(その時点でバレバレ)。
7月のフェス終了の時点では、一個補助輪を無くすことに成功したらしいが、合計で5つ付けていたようでまだ残り4つ補助輪があるらしい……補助輪とは(情報を聞いたイイダも困惑していた)。
コンブトラックの紹介でペダルに足がつかない片足ケンケン状態でマトモに走っている他の自転車を追い抜けるというとんでもない話があるため、「あまりにも瞬発力があり過ぎてバランスがついていかない」のかもしれない。
また、第20回フェスでモンガラキャンプ場の隣に広大な(イイダ達タコDJが野外ステージと勘違いするくらい)自転車の練習場があり、自分の自転車が置いてあるとか。
なお、それを見たイイダは、よくわからない乗り物と称している。
また、テンションを高めるときは反復横跳びをする。
2回目から7回目までのフェスでは、ヒメの方を選んだお題は連敗続きだった。そのため「花vs団子」フェスの告知では、フェスの後は「楽しかったな!」とは言ってたものの、実際は連敗続きの結果に不満を持っていたらしく、その気持ちをニュース中にぶちまけた模様。
関連イラスト
関連タグ
オクト・エキスパンションでは
ゲームを開始してしばらく後、ナンタイ山で3号が落とした無線機を偶然拾ったことでアタリメ司令と会話が通じてしまい、これを切っ掛けにイイダと共に8号を地上からサポートするようになった。同じラッパーということで、作中でアタリメ司令と仲良くなっている。
この偶然が後に重要な意味を持つことになるのだが……
1や2のヒーローモードと同様、ミッション攻略中にも無線でサポートしてくれる。
(イカ、ネタバレ注意)
8号が地上に出る際には、「ヘリで迎えに行く」と言ってここでも金持ちぶりを発揮するが、実際に8号が地上に出てみると最低でも20機のヘリからなる大編隊で出迎えるという豪勢な出迎えをしてくれる。
特にヒメとイイダはタンデムローター構造の大型ヘリに乗っており、しかも他の何機かはイイダ特製の巨大ボム「イイダボム」の発射器を吊り下げた武装ヘリになっている。
一見するとただの戦力過剰にも見えるが、ミッション内でネル社の異常性や武器を多数保持していることは解るため、戦闘になることも想定してこれだけの大部隊を引き連れて来たのかもしれない。
ただ、中にはアレイスピーカーを吊り下げて音楽を流しているだけのヘリも多くいる(『ハイカラウォーカー』によれば移動用兼広報用らしい。パイロットは専属のクラゲ)
その後、姿を現したラスボス「ネルス像」との戦いでは(8号の活躍とイイダボムによって弱体化していたとはいえ)世界を滅ぼす威力を持つネルス像の主砲に対し、自身の声を利用した超強化版メガホンレーザー「センパイキャノン」で正面から迎撃、そのままネルス像内部まで貫通させて大量のインクを流し込み、完全破壊した。
なお、「センパイキャノン」の効果を最大限に引き出すにはテンションを十分上げておく必要があるらしく、8号がネルス像と相対している間中ヒメはヘリの機内で反復横跳びをしていた(実際のゲーム画面でもよーく見るとちゃんと反復横跳びしている)
さらに余談であるが、この「センパイキャノン」はその後テンタクルズ定番のパフォーマンスになったらしく、2019年1月の闘会議で行われた「テンタライブ」と同年10月のNintendo Live2019で行われた「ハイカライブ」でこのキャノンをブチかまし、ライブ観客を昇天させた(こちらも使用前にちゃんと反復横跳びしている)
そしてスプラトゥーン2でのファイナルフェス「混沌vs秩序」の最終日に登場したミステリーゾーン「DEAR SENPAI」でも試合残り1分前にヘリからヒメがステージ中央に降り立ち、ヒメに触れたプレイヤーは実際にキャノンを使って攻撃する事も出来た。仕様は1のメガホンレーザーと同等。もちろんここでもテンションを高めるためにヘリの中で反復横跳びをしている。
「マ゛ーーーーーーーーーッ!!!!」
スプラトゥーン3では
「ビジー・バケーションfeatテンタクルズ」として活動。ジャケットではマイクを握りしめて絶叫している。
どうやら、突然宇宙進出を宣言し、宇宙服モチーフの新衣装を作ったらしい。宇宙でも使用可能な珍しい素材をふんだんに使い、世界的デザイナーの手により彼女用のオートクチュールが生まれた。衣装の制作費は200,000,000G以上は下らないのだとか。
サイド・オーダーでは
追加コンテンツ第2弾「サイド・オーダー」にも登場する。
1stトレーラーでは赤いバイザーをつけてこちらを見下ろしているイラストが一瞬映っていたが、これが意味することとは…。
などと言っていたら、2ndトレーラーにて、小型のドローンの姿になってしまっていることが判明。ヒメやイイダの遠隔操縦ではなく、謎の純白のハイカラスクエアの中でのヒメそのものである様子。
プロペラと吸盤付きのゲソ型ウイングで常に浮遊しており、十字星を光らせる液晶画面と眉毛代わりの丸いパーツが顔を成している。
同じくこの世界に囚われたハチをサポートしながら、脱出の手がかりを求めてデカ・タワーのような建造物「秩序の塔」を登っていくことになる。