概要
1972年に開局。神奈川県域において、民放キー局の系列に属さないいわゆる独立局。正式名称はテレビ神奈川
リモコンIDは3。局のマスコットはカナガワニ。
神奈川県全域の他に奥多摩を除く東京都の大部分で受信でき、東京都民にも馴染み深いローカル局である。
サブチャンネルで放送が終了した場合「この時間はtvkメインチャンネル(031)でお楽しみください」と、メインイラストのカナガワニの下に表示され無音となる。
番組
土地柄から、音楽番組(もしくはアーティスト関連番組)が非常に多い事が特徴。
かつて県民の朝の顔であった『sakusaku』(現・夜帯の『関内デビル』)をはじめ『音楽缶』『月刊トーンバード』『洋楽天国』『伊藤政則のROCK CITY』など、独自の番組を多く制作している。
また、横浜DeNAベイスターズ、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレなどの地元スポーツチームの応援にも力を入れている。
tvkプロ野球中継 横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE
tvkの主力コンテンツ。中継はTBS制作の球団公式映像を使用しているが、スコア表示はDeNAのチーム名表記が「De」ではなく「横」になるようにオリジナルの物に差し換えている。近年は大口スポンサーであるノジマのロゴが入るようになった。
アニメ
かつてはUHFアニメを盛んに放送していたが、2000年代後半以降は(旧)角川書店UHFアニメを中心とした作品のごく一部やショートアニメを放送する程度にとどめ、2017年4月以降はその(旧)角川書店UHFアニメすら放送されなくなってしまった。ただし、それ以外のUHF深夜アニメは一応年数作程度放送してはいるほか、2020年以降はTBSの深夜アニメを放送することもある(もちろん“再放送”)。
それ以外では日曜の夜にニチヨルと言わんばかりに旧作アニメを集中放送しており、旧作アニメファンのゴールデンタイムとなっている。
2021年6月にはゆるキャン△をドラマ版2期が終盤を迎えるタイミングで、アニメ1期の再放送を開始したことがあった。そしてアニメ第2期も引き続き再放送を行った。
なお、土曜の深夜に深夜アニメを集中して編成していたことがあり、ファンの間からは「tvkアニメマラソン」と呼ばれていた。
また、2016年には3カ月遅れの「マクロスΔ」、「装甲騎兵ボトムズ」、第2期も放送が確定したことで1期の再放送を行う「響け!ユーフォニアム」と日曜深夜に集中させる編成を組んだことがあった。
さらに2008年から2015年にかけて(ただし2011年は休止)「tvkアニメまつり」を開催した。
後に「銀河鉄道999」「北斗の拳」「タッチ」などの長編アニメを全話放送したり、2023年には「ドテラマン」などを放送したこともあったが、5月には日曜の時間に「魔法騎士レイアース」、「装甲騎兵ボトムズ」(こちらは再放送)、「スペースコブラ」、「機動戦士ガンダムSEED」を放送する事になった。コブラに関しては、まさかの放送とも言えるだろうか。
2024年には「美味しんぼ」や「姫ちゃんのリボン」なども再放送を実施、再放送以外では「2.5次元の誘惑」を放送している。
2025年には、舞台的な関係で「想星のアクエリオン」を放送することになった。
ネット上ではniceboat.を放送した局としても一部で知られている。
放送局概略
番組供給系列 | 全国独立放送協議会 |
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略称 | tvk |
コールサイン | JOKM-DTV |
コールネーム | テレビかながわデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 3 |
親局 | 横浜18ch |
親局は横浜市鶴見区にある三ツ池公園に設けられている。
平塚デジタルテレビ中継局が開局した時には視聴者が送信偏波面が垂直偏波であることを知らずに垂直偏波非対応の簡易アンテナを購入し、受信できないと訴えるクレームが続出したために家電量販店に「平塚局は垂直偏波です」と書かれた張り紙が出される騒ぎがあった。
久里浜、逗子、みなとみらいの各中継局は方角別に偏波面が異なるという珍しい中継局である。
出来事(山下町時代)
- 初期は大文字でTVK(Kはカモメがデザイン化されていた) 現社屋に移転の際に小文字のtvkになった。
- 朝の放送開始はかなり遅く、かつ午前中はNHK教育テレビかと錯覚するような教育放送が主であった。 のびる子きょうしつ をはじめ小学校高学年までの教育番組が多かった。
- 川崎、横浜~平塚、厚木、相模原は東京タワーからのVHF波が直接受像ができたことからUHFアンテナを設けない家が多く当初は視聴者獲得に苦労した。逆に小田原などは東京タワーからの直接波ではゴーストがひどく難視聴だったため早いうちからUHF中継所が設けられており、元々がUHFアンテナとなるため視聴者取り込みは容易であった。東京都内でもTOKYOMXが開局するまではUHFアンテナを神奈川方向に向けて視聴するケースがあった。
- 熱海から伊東までの静岡東伊豆地域では平塚中継局、小田原中継局に高性能アンテナを向けることでTVKが受像できた。また、デジタル放送でもケーブル局の一部ではtvkが見られるところもある。
- 海外の音楽プロモーションビデオの放送を行い、国内でのMTV(MusicTV)の走りの番組を何本も送り出した。(VJ:ビデオジョッキーという言葉も生まれた) 初期のリクエストランキングにはコモドール vic1001の出字のRF信号をダイレクトに乗せていた。英文字テロッパーには当初充分だった。
- 新車情報というメーカー横断(特定メーカー推しではない)、高速道、山坂道などを実際にその車で走り満タン法の燃費、走行安定性、安全性、荷室の広さなどを実際にスタジオに車を入れての評価を行った。(提供は車部品メーカー)ただ、現社屋では外とつながるスタジオがないことなどで同じような構成での放送ができなくなったためメイン司会者との軋轢が生じこのスタイルでの放送は終了した。軽自動車から普通車、海外メーカ 軽トラックまで同条件で走行したため次に乗る車の参考につながった。
- ドメイン取得の際にtvk.co.jpを取ろうとしたが、先にケーブルテレビ局のテレビ岸和田に取られていたため、やむなくtvk42.co.jpを取得した。現在はtvk-yokohama.comを使用している。
関連タグ
SchoolDays アニメ版地上波放送時のキー局、最終回の放映中止の判断を下したのはtvk。詳細はniceboat.参照