キュアブロッサム
きゅあぶろっさむ
大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!
CV:水樹奈々
『ハートキャッチプリキュア』に登場するプリキュアの1人。花咲つぼみが変身香水「ココロパフューム」を使いプリキュアに変身した姿。第1話から登場。パートナー妖精はシプレ。イメージカラーはピンク。(→桃キュア)
プリキュアオールスターズでは通算16人目のプリキュアとなる。名目上では2010年代初のプリキュアとなるが、実情とは異なる部分がある(後述)。
力の属性は「大地」、デザインのモチーフは「桜」。(本気モードになる)決め台詞は「堪忍袋の緒が切れました!」
「キュアブロッサム」の命名はつぼみ本人によるもの。名前決めの必要に迫られた際、その場に咲いていた満開の桜から命名した(プリキュアシリーズでは「勝手に名前や決め台詞を名乗ってしまう」が通例だが、本作は「変身者が自分で名前を決める」設定となっている)。
こころの大樹の妖精と彼らを追ってきた砂漠の使徒に遭遇し騒動に巻き込まれてしまい、素質=こころの大樹の夢を見ていたつぼみはその場を切り抜けるためシプレとコフレに言われるままやむを得ず変身してしまった。しかし力を制御できずに自滅、謎の青年に救われなんとかその場を切り抜ける。
その後、先代プリキュアのキュアフラワーである祖母花咲薫子から世界の砂漠化という敵の目的を聞かされる。再度襲ってきたデザトリアンから薫子や来海えりかを助けるため再び変身。
相変わらず弱かったが、苦しむえりかやデザトリアンに散らされた花を見て、初 「堪忍袋の緒が切れました!」。
以降は力を制御できるようになった。
それからは、こころの大樹やこころの花を守るために砂漠の使徒と戦うことを決意。
何かと他のプリキュアの足を引っ張ることもあるが、みんなに暖かく見守られながら成長していく。
第38話でハートキャッチミラージュの力でスーパーシルエットのスーパーキュアブロッサムに2段変身できるようになった。
プリキュアオールスターズDX2でキュアレインボー、DX3でスーパーキュアブロッサムに変身。
キュアレインボーは当時デビューしたての時期に公開されたDX2の限定フォームなので、その成長度は歴代屈指である。
ちなみに、スカート下にはショートのスパッツをちゃんと履いている。
(第28話などを参照。本作の他メンバーも同様)
なお、これまでは主人公が最初に変身していたが、ブロッサムの場合は初変身前にキュアムーンライトが覚醒・登場済みであるため、シリーズ初の(メインのプリキュアで)覚醒が最初ではない主役キュアとなった。
よって、2010年代に最初に登場したプリキュアはムーンライトとなるが、ムーンライトはレギュラーとしては後半からの登場なので、レギュラーとしての登場順ではブロッサムが2010年代初のプリキュアということで正しい。
史上最弱のプリキュア (以降ネタバレ注意)
初変身した時に、「敵を恐れ逃げ惑う」「力を制御できず自滅」といった姿を見せ、敵幹部サソリーナから「史上最弱のプリキュア」呼ばわりされてしまった。
のちに力を制御できるようになり、戦力の一人として普通に敵と戦えるようになったものの、キュアマリンよりも体力不足な描写があったり、キュアサンシャインとは戦力的な差があった(一人だけ戦力の抜きん出たキュアムーンライト復活以降は差が霞むが)。
性格においても控えめであり、他の仲間のように自分のコンプレックスを克服していなかったため、第37,38話の試練では一人だけ心を揺さぶられ挫けそうになり試練の突破が大きく遅れたりした。
しかし優しく感受性の強い性格でもあるため、プリキュアの絆や使命をとても大事にしており、プリキュアとして触れてきた人々の心から、どんな人も悩み苦しみを抱えながら光を求め生きていることを学んでいった。
最終決戦では、大切な仲間や家族、友達のいる大好きな世界のためにみんなの心を必ず守ってみせること、史上最弱のプリキュアでもその気持ちは誰にも負けないことを言い切って、ダークプリキュアに苦戦するムーンライトの心を奮わせた。
さらに、格上のダークプリキュアの攻撃から戦意をなくしたゆりを守りきって励まし、憎しみに飲まれたゆりを叱ってプリキュアとしての決意と使命を取り戻させるなど、憧れの存在であるムーンライトを支え並び立つまでに成長した。
またオールスターズでは声を担当してる水樹奈々が大人気な為か、次作のスイートプリキュアの主人公二人ですら台詞がない回があったにもかかわらず、未登場だったDXを除く全ての作品では必ず台詞があるなどスタッフから優遇されている(これには相方のキュアマリンが狂言回し的存在であることもあるだろう)。
ピンクのポニーテールに花の飾りをつけた髪留めをしている。
白とピンクを基調とした服を着ており、花弁を模した形のスカートにロングブーツを履いている。
全身スタイルでは、かなり短い丈のスカートを穿いている。通常は隠れて見えないが、パンツは短パンくらいのスパッツで、アクションやアングル次第で見えることがある(フィギュアやショーなどでも確認可能)。これは『メイン視聴層である女の子の立場に立ち、素肌や下着などの露出は極力抑える』という制作側のスタンスに基づき、全シリーズにおいて徹底されていることでもある。
ブロッサムタクト
キュアブロッサム専用のフラワータクトの名称。初登場は第2話。
胸のハートから取り出すタクトと言うには大沙汰すぎるタクト。
くるくる回るクリスタルドームがついており、ここを回して必殺技を発動する。
必殺技がヒットしたらクリスタルドームを回して浄化する。
その動作から視聴者からマニ車と呼ばれたことも。
単独技
プリキュア・ピンクフォルテウェイブ
ブロッサムタクトからピンクのエネルギー弾を飛ばす。浄化技だが攻撃にも使える模様。
でかい相手に対しては一発では足りない。
必殺技だが燃費が良いのか割とバンバン撃てるようだ。
合体技
プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ
キュアマリンとの連携で放つタクトを使った必殺突進技。
相手の背後で「ハートキャッチ!」の掛け声と共に決めポーズをとった瞬間、爆発が起きる様は完全にヒーローアニメである。
その後のタクトクルクルタイムがちょっと締まらない。
基本的にプリキュアが二人居ればできるようで、第48話ではムーンライトとのコンビで放っている。
プリキュア・シャイニング・フォルティシモ
マリンとキュアサンシャインとの連携で放つ強化必殺突進+合体浄化技。
サンシャインが作り出した太陽に突っ込んで金色にコーティングされたフォルティシモ。
強化デザトリアンを倒せるがダークプリキュアには通用しなかった。
それぞれくわしいことはこちらを参照。
他にも、飛行用アイテムとしてシプレが変身した妖精マントがある。色は薄いピンク色。
変身前の身体能力が変身後に反映されるため、ブロッサムの身体能力はハートキャッチのプリキュアの中で一番低い。(それでも常人を凌駕しているが)
しかし遠距離・近距離ともに色々な技を編み出し、臨機応変な戦い方ができる。
なかでもおしりパンチの存在感は凄まじく、本作品における「○○パンチ」シリーズを生み出す契機となった。
最初はスペック・技ともにマリンに遅れをとっていたが、第8話以降次々と技を編み出し、我武者羅で力任せなマリンと差別化されてきている。
エネルギーの色はピンク。
単体技の一覧
名称 | 内容 | 初出 |
---|---|---|
ブロッサム・おしりパンチ | 高速でおしりから相手につっこむ打撃技 | 第6話 |
ブロッサム・シャワー | 手から桜吹雪のようなエネルギーを放つ技 | 第8話 |
ブロッサム・フラワーストーム | 桜吹雪を身にまとって竜巻を起こす技 | 第8話 |
ブロッサム・インパクト | エネルギーを掌に込め、敵に叩きつけたり敵に向かってエネルギーを解き放つ技 | 第11話 |
ブロッサム・ダブルインパクト | それぞれの手にプリキュアパワーを集中させて同時に放つ掌底 | 第11話 |
ブロッサム・スクリューパンチ | 拳から桜吹雪を螺旋状に放つ技 | 第22話 |
ブロッサム・ぜんぶパンチ | 体を大の字に広げ体当たりする技 | 第25話 |
ブロッサム・シュート | 両手から小型弾を連射する技 | 第41話 |
連携・合体技一覧
名称 | 内容 | 初出 |
---|---|---|
プリキュア・ダブルシュート | 掌大のエネルギー弾をマリンとの連携で一発ずつ発射する技 | 第9話 |
プリキュア・大爆発 | マリンとの連携、手を繋ぎ二人のプリキュアパワーを周囲に放出 | 第10話 |
プリキュア・インパクト | 一箇所に集まったプリキュア達がプリキュアパワーを集中し全員同時に放つ掌底 | 第30話 |
プリキュア・からだパンチ | マント状態で空中から全員で体当たりする技、ぜんぶパンチとそっくり | 第40話 |
ダブル・からだパンチ | マリンと同時に行ったからだパンチ | 第40話 |
プリキュア・クリスマス・インパクト | マリンと共に二人の手足を使ってハートの形を作り、そこからハート型のエネルギーを敵に向かってビームのように解き放つ技 | 第44話のみ |
プリキュア・ダブルインパクト | サンシャインと一緒にエネルギーを込め、同時に片手を敵に叩きつける技 | 第45話 |
(名称不明) | ムーンライトとダンスの様に向かい合って片手を繋ぎ、お互いの空いている手をくっつけハート型のエネルギーを設置、そこに繋いだ方の手を叩きつけ光線を放つ技(プリキュア・クリスマス・インパクトと似ている) | 第48話 |
プリキュア・こぶしパンチ | 格段にパワーアップしたブロッサムのパンチ技。猛烈なパワーで敵をやっつける | 第49話 |
※基本的にプリキュア全員(その時点で)で行う技はプリキュア、2人だとダブル、 個人だと技の発動者の名前がそれぞれ技名の頭につく。
- キュアレインボー(キュアブロッサム)
映画『プリキュアオールスターズDX2』で登場したパワーアップフォーム。
コスチュームに飾りが増えて背中に黄金の羽が生える。
映画 『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』で初登場したパワーアップフォーム。
後にTV本編でも第38話より登場した。天女の羽衣を思わせる装飾が追加されるのが特徴。
映画『プリキュアオールスターズDX3』では上記のキュアレインボーでなくこちらが登場した。
最終話に登場した最強フォーム。4人のプリキュアが合体融合した形態なので、厳密にはキュアブロッサムのフォームチェンジというわけではないのだが、声優がブロッサム役の水樹奈々が担当しているので便宜的にここに記載する。
- 髪を留めているリボン部分が壊れると色はそのままのロングヘアーになる。(劇場版)
- 第48話では、つぼみとゆりの組み合わせでの変身を初披露した。
プリキュアに変身した後の姿しか描かれていないイラストに対して、変身前の姿である『花咲つぼみ』等のタグを付ける行為は、変身前の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアブロッサム』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
コメント
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