白井黒子
しらいくろこ
「ジャッジメントですの!」
「レベル4」の空間移動能力を持つ風紀委員(ジャッジメント)。
真性の百合であり自他共に認める真性の変態の向こう側。お姉様LOVE。アストラル・バディの様子からして白井のこれは常盤台では教師、生徒の間では割と共通認識らしい(とは言っても両者共にドン引きしていたが)。
それゆえに御坂美琴が自分以外とイイ雰囲気になっていたり、上条当麻に対する彼女の態度を見ると嫉妬に狂い始めたりもする(アニメ版ではツインテールがウネウネと荒ぶっていた)。
とはいえ、大覇星祭にて(諸事情で)黒子が美琴の事を忘れた際、美琴から優しくされた時の反応からして実はツンデレタイプかも……? 普段はデレデレだけれどね!
また、その際に「気安く人の名前を呼ばないでくださいまし」と言っているが、反面で親しい友人から名前で呼ばれないと拗ねるということも。つまりツンデレ説は高い。
但し、百合・変態属性はあくまで美琴個人に対してのみであり、ソレが絡まない環境に於いては至ってノーマルな人物である。誤解され易いが…「異性の目を気にする」「嫁入り前の体に傷がつく事を気にする」等、本当の意味でのガチレズと言う訳ではなく、所謂「男なんて不潔!」タイプの性格ではない。
あ、でもアニメでは素で紐ビキニセレクトしていたな……。しかも本人評価は「大人しめのデザインでイマイチ」。
その他、携帯電話等を含めて未来未来しているアイテムが好きである様子。
御坂美琴とは元々ルームメイトではなかったのだが、本人曰く同居人に丁重にお願いして代わって貰っている。
また、幽霊が苦手という意外な一面もある。
ちなみに実家はホワイトスプリングホールディングスというコンビニや輸入雑貨スーパーなどを取り扱う企業らしい(常盤台の制服デザインにも一枚噛んでいるのだとか)。父親からは黒子ちゃんと呼ばれている。
自他共に認める変態では有るが、成績・素行等は優良。
公私をキッチリと分け、ジャッジメントとして行動する際は一切その素振りは見せず確実に任務をこなす等、非常に優秀な人物でも有る(美琴が絡まなければ、下記の始末書物の越権行為以外ではほぼ完璧人間である)。被害者以外に加害者の心を救おうと行動することもある。
前述にもあるが、基本的には至って真面目な女の子であり、特にジャッジメントの活動では人情からすぐに首を突っ込んでくる美琴に度々釘を刺している。
ただし、本来校内のみが管轄のジャッジメントにおいて他の地域にも頻繁に手を出す黒子の行為は完全に越権行為であり、毎回始末書を書いてるのだとか。
もっとも本人はそれで済むなら構わないと思っている節があるが……。
また美琴のお節介焼きで熱しやすい性格も熟知しており、ジャッジメントとして行動中は、出来るだけ美琴との接触を避けて、彼女をトラブルに巻きこまないよう配慮している(厳密にいえば首を突っ込ませないよう配慮している)。
そして何より人として正義感、度胸や根性なども人一倍強い。
普段の飄々とした態度からは分かりにくいが、当麻や美琴に負けないレベルで熱血な部分を隠し持っている。そのため仮に「学園都市の治安を脅かすというならば、相手がお姉様(美琴)であろうと対応は変わらないですの!」と明言している。
そして禁書目録の無印八巻では、上条さんが登場するまではヒーロー役をやったりしている。
『とある科学の超電磁砲』であれば天賦夢路編での活躍が特に彼女らしさが分かりやすいと言える。
何かと美琴と一緒にいる印象が強いキャラクターではあるが、原作では共闘したシーンは意外にもほとんどなかったりする。
これはもちろんジャッジメントとしての義務感であり、美琴を巻き込ませないという強い信念もあるからなのだが、それ抜きにしても共闘機会には何かと恵まれない。
一度に飛ばせるのは距離にして81.5m・質量にして130.7kgまで。
自身を連続で転移させる際には1秒ほどのタイムラグが発生する。
移動速度はタイムラグ込みで時速にして288kmと新幹線並みの速度が出ている。
当作品のテレポート系能力の特性として、既に物体Aが存在するところに物体Bをテレポートさせると、物体Bが物体Aを内側から押しのけて出現する。
これには物体間の強度は問わないため、その気になれば紙切れ1枚あればダイヤモンドだろうが切断可能というチート能力である。
主な戦闘方法は、太ももにホルスターを巻いて忍ばせた金属矢(寸鉄)を、テレポートさせ相手を壁や地面に縫い付けたり、相手の頭上にテレポートしてドロップキックを見舞ったりする。
風紀委員として実戦経験も豊富であり、システムスキャン上「レベル4」に分類されるものの、本気でかかれば一部の「レベル5」とも互角に近い戦いができるものと思われる。
尚、テレポート可能なものは自身か若しくは自身が『触れている物』に限られる。
また移動地点への演算のために強い集中力を要するため、集中力を切らせると本来使える状況でも能力の行使が危うくなってしまう(下着や水着が過激なのは一応、このためである……趣味の面も多きそうではあるが)。
そして視覚を誤認させたり、超高速で動く相手にはめっぽう弱く、特に『幻想御手(レベルアッパー)事件』で「偏光能力(トリックアート)」使いには苦戦を強いられていた。
その他予知能力の類いとも相性は悪く、対戦相手に自分以上の上位能力者が多いことも手伝って、彼女自身の戦績は相対的に黒星が多いという結果に甘んじている。
そして原作の話ではほぼ戦闘の度に満身創痍であり、入退院を繰り返している。
ちなみに作中内設定ではなく作者のメタ設定として、レベル5の能力の条件として「白井黒子よりも見た目とインパクトが『派手で強い』」ことがあるんだとか。
因みに御坂美琴に対してはセクハラのために用いられることが多い(例:下着のみをテレポートさせる、いきなり現れて抱きつく、等)。
電撃文庫FIGHTINGCLIMAXIGNITIONにてプレイアブルキャラとして出演。
テレポートを利用した戦法は上手く繋げばループすることも可能。
キャラとの掛け合いでは、アスナにヴァーチャル世界での子作りの仕方を教えてもらおうとしたり、深雪を相手にした時は「わたくしはお姉さまをピー……しております!」というまさかの伏字発言をするなど相変わらずの変態ぶりだが、その一方で不登校のアコに注意を呼びかけたりなどジャッジメントとしての一面も見られる。
ただし、里見蓮太郎を幼女を連れまわしてると勘違いしたり、遊佐恵美の魔王の監視をストーカーと思い込んだり、挙句の果てに、折原臨也の嘘にコロッと騙されて静雄に勝負しかけるなど、どこか抜けてる面も多々ある。
なお、お兄様には能力のほとんどを分析されて面喰っていた。
「レベル0といい、レッテルなんてあてになりませんのね……」
美琴を相手にして勝利すると、スキあり!っと言わんばかりに飛び掛かろうとするが、
その寸前でリザルト画面に移行するので、その後の状況は誰にも分からない……
その他
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