新・紋章の謎
しんもんしょうのなぞ
概要
正式タイトルは「ファイアーエムブレム 新・紋章の謎~光と影の英雄~」。
SRPG作品ファイアーエムブレムシリーズの第3作目「ファイアーエムブレム 紋章の謎」の第二部・英雄戦争編(副題「紋章の謎」編)のリメイク・リニューアル作品。
前作「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」の直接的な続編でもある。
また、過去にサテラビューで放送された「BSファイアーエムブレム アカネイア戦記」のリメイク「新・アカネイア戦記」も収録されており、本編とは別にプレイすることが出来る。
ストーリー
かつて、暗黒戦争と呼ばれた戦いがあった。
人々を絶望に陥れた暗黒竜メディウスの軍勢を亡国アリティアの王子マルスが、オレルアン公ハーディンら心強い仲間たちと共に打ち倒した戦いである。
その1年後─。
ひとりの若者が、アリティア城を訪れていた。英雄マルスのために戦う騎士を目指して。
(公式HPより引用)
リメイクによる変更点
ストーリーの流れとしては根本は変わっていないが、追加要素でかなり変わった印象を与えている。
兵種変更
前作と同様、自軍ユニットを好きなように兵種変更できるシステム。
難易度選択
今作では「ノーマル」「ハード」「マニアック」「ルナティック」「ルナティック'」(隠し)の5つの難易度がある。ハードくらいまでならごり押しだったり、中盤~終盤の参入キャラを積極的に起用しても十分攻略できなくはないが、ルナティック等となると、1章から早速モブ敵が銀装備とごり押しさせない気満々なのと、終盤になると一般兵も錬成武器を持ち込むようになり、命中回避の計算の仕様上、大ダメージになりうる攻撃が高確率で命中することになりやすいため、マップによっては迎撃中心の戦法では数の暴力に負けて詰みかねないなど、開発側の本気を垣間見ることもできる。
また、シリーズ元来の死んだ仲間が二度と戻ってこない「クラシックモード」に対して、
仲間が倒されても次の章で戻ってくる「カジュアルモード」が追加され、難易度ごとに選ぶことができる。
マイユニット
プレイヤーの分身として、マイユニットが戦いに参加する。
名前や性別、兵種、外見などを自由に変更でき、自分だけのユニットキャラクターを作れる。
マイユニットはもう一人の主人公「影の英雄」として、「光の英雄」主人公マルスを守る近衛騎士となり仲間たちと共に戦うことになる。
デフォルト名はクリス。このマイユニットが完全主人公のチュートリアル的な前日談が、プロローグとして序盤に8章追加されている。
みんなの様子
拠点に追加されたシステム。仲間たちの様子が見れる。
訓練によって経験値を得てきたり、特別な武器や道具を拾ってきたりする。この拾い物、○○の剣(主にアリティア軍関係者の名前)といったものから、強力な威力を持つが使用回数は3回のみのガラス武器、物干し竿とかフライパンなどのどう見ても戦場で振り回すような代物ではないようなネタアイテムまで様々。
新キャラクター
「暗黒竜と光の剣」(「紋章の謎」第一部のみ)のキャラ、
「アカネイア戦記」限定のキャラや「新・暗黒竜」の新規追加キャラが仲間にできる。
他、今作でも完全新規のキャラクターが数人ほど(そのうち味方キャラはマイユニットを除き一人)登場する。
これにより、紋章の謎より自軍ユニットは大幅に増えている。
しかし、1マップあたりの出撃数が人数に対してかなり少なく、加入したはいいが出撃させる余裕がなく、そのまま放置だったり、戦闘前後の会話を飛ばしていたりしてたら新規加入してたのに気がつかなかったというケースもしばしば。
外伝
特定の章で、いくつかの条件を満たすと外伝マップがプレイできる。
基本的に「紋章の謎」第二部では登場しなかったキャラが登場する。
トライアングルアタック
これまでトライアングルアタックといえば主に同じ兵種の三姉妹(歴代ペガサス三姉妹など)のものだったのが、本作ではついにサジマジバーツという別に血縁でもなんでもない野郎3人でぶっぱできるようになった。
元々はFC版暗黒竜の頃から存在した同人・二次創作ネタで、エニックス(現スクウェア・エニックス)刊行の『ファイアーエムブレム 4コママンガ劇場』でも第一次産業トライアングルアタックとかネタにされていた。
そもそもはFCの表現能力と当時のROMの容量の限界から、サジとマジはまったく同一、バーツはその色違いのグラフィックが使用されていたために発生したネタだったが、
まさか公式がこんな形でクローズアップするとは誰も予想していなかった。ちなみに3人とも加入時期が早いため、本家よりも使い勝手はいいかもしれない。
登場キャラクター
自軍ユニット
(参入順に記載、※付きのキャラはリメイク前ではリストラ、アカネイア戦記のみに登場、新・暗黒竜からの新キャラ等の理由により味方ユニットとして使用できなかったキャラ)