図鑑データ
「オレの名は天龍。フフフ、怖いか?」
概要、水雷戦隊、出撃するぜ!
DMM.comで配信中のブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する艦娘の一人であり、オレっ娘。
序盤から建造やドロップで入手できる上、彼女を龍田などの他の艦娘と組ませるクエストがあることなどから、彼女をゲーム初期の主戦力にする提督は多い。
しかしながら、史実での同艦は太平洋戦争時には既に旧式化していた事もあってか軽巡洋艦の中では龍田共々低めのステータスで、他の軽巡、特に最終ステの高い球磨や長良、雷撃特化型のハイパー北上さま等に比べるとどうしても劣ってしまう。
相手を挑発しておきながらミスを連発したり、大破してドックを長時間占拠したりと、敵艦が強くなる中で使い続けるには愛と根気が要る。
それを萌えポイントと捉えられるかは提督次第。
ちなみにこの勝ち気で威勢のいい性格は、プロデューサーの田中謙介氏がイラストレーターの彩樹氏に天龍のイラストを発注した際、伝えたイメージ以上に強そうな姿で上がってきたことで「この個性もアリ」と判断し、当初の設定を転換して出来たらしい。(『Febri vol.19』のインタビューより)
また、実戦以外の場面では、彼女と龍田は「弾薬の消費量が他の軽巡洋艦より少ない」という理由で遠征担当に回される事も。
天龍田+第六駆逐隊(もしくは燃費に優れた睦月型駆逐艦)を遠征固定部隊として運用する提督も多い。
そんな見た目に反してゲームでは残念な性能の天龍だが、天龍田+第六駆逐隊をメインとしたコミック『水雷戦隊クロニクル』ではほぼ単独で空母ヲ級Eliteを撃破したり、演習で夕立改二と激戦を繰り広げるなど八面六臂の大活躍をしている。彼女の勇姿に興味のある方はおすすめである。
天龍様の容姿だ!うっしゃぁっ!
服の上からでも分かる見事なプロポーション、龍の角のような頭部の装備、刀型の武器と眼帯、勝気で姉御肌な言動とツボを押さえたキャラクター性で、姉妹艦の龍田共々人気が高い。
ただし、あくまで現実の艦船に則した装備を使うゲームなので、手に持った刀は使われない。
(一方、メディアミックスのコミカライズなどでは、絵的に見栄えがいいためか割と頻繁に使用している)
刀は見ての通り艦首を模したもの。
峰が一段落ちているのは、一部では後檣(コウショウ:後部マスト)を意匠に取り込んだ可能性が指摘されている(天龍の後檣は中間で継ぎ足され、対する龍田の後檣は一本で薙刀は竿と刃の峰が一直線)。
背中にはやや大型の艤装を背負っており、14cm単装砲二門が艦橋を模した構造物を挟んで対称に並んでいる。また、彩樹氏がデザインした艦娘には「謎の発光機」を身に着けているという共通点があり、天龍の場合は頭の飾りと艦橋の窓部分、そしてトレードマークの眼帯が紫に発光している。色彩的に解りづらいが、中破時には赤く点滅する。
性格突入!ビビってんじゃねぇぞ!
「夜戦をするならオレを外すなよ」と公言する程の夜戦バカなのだが、川内ほどキョーレツではない為、そう扱われる事はない。
ただし、史実の天龍は三川艦隊として太平洋戦史屈指の夜戦が繰り広げられた第一次ソロモン海戦に無理矢理参加している。
この際に探照灯を破壊されたのだが、これが彼女が眼帯をかけている由来ではないか?と考察している提督もいる(眼帯の下も同胞がそうであったようにオッドアイ説もあるが真実は闇の中)。
一方、スパルタンな武闘派のオレっ娘の軽巡洋艦という点は木曾と被っており、公式4コマでもキャラ被りが理由で大喧嘩していた。とは言っても気が合う面もあり、特に掃除の時などゴキブリ捕獲で協同戦線を張り駆逐艦達から頼りにされている(ただし、両者とも生きたゴキブリを入れた袋をそのまま持ち歩くのでその点は違う意味で恐がられている)。また、改二の衣装が木曾自身は大いに気に入る一方で姉四人からは不評だった中、こっそりそれに理解を示していると思わしき描写もあった。ちなみにこの両者の明確な相違として木曾は場所と時間をわきまえなくてもセクハラOKという点がある。
その他
2015年1月23日に実装された家具「鎮守府カウンターバー」が翌2月23日に補強された結果、意外にも天龍が下戸(17時~21時までジュース派)であることが発覚。一方、木曾は21時~朝5時まで提督と日本酒を飲み明かす酒豪であることが判明した。ついでに、龍田は21時からワインで提督との朝を迎えている。
なお、ファミ通コミッククリアで掲載されている『鎮守府通信 〜ちん通〜』では龍田や任務娘と共に進行役を担当。
第2回では二人揃ってスクール水着姿を披露した。
期間限定グラフィックとは無縁だった天龍にまさかの夏服(水着)グラフィックが実装された!!
黒の縁取りが入った眩しいくらいの白ビキニは、少し小麦色に焼けた肌とが相まって、爽やかかつスポーティーな印象を与えてくる。
何より通常グラフィックよりも数段むちむち度が増しており、健康的でありながらなんともKENZENな雰囲気を醸している。
画面では見づらいが、左手にボディーボードを携えており、泳ぎを楽しむ気満々である。
同時に新規ボイスも実装されたのだが、とにかくテンション↑フルスロットル↑状態。既に戦意高揚になってませんか、天龍ちゃん?(汗) 浜辺に駆逐艦達を集めてボール遊び(セリフからしてビーチバレー)をさせようとしており、その時にネットの高さをわざわざ駆逐艦の基準に合わせるといった気配りを見せている。
のちに相方の方にも夏服が実装されている。
艦これRPG
TRPG版では固有アビリティ「溢れる自信」により、スペシャル(クリティカル)を量産する頼もしい(!)姿が見られる。
ただし、もれなくアクシデント表(いい事も悪い事も起きる)がついてくる為、ある意味「怖い」キャラになっている。
pixivでの天龍
先述の遠征隊の引率訳に抜擢される事が多いという面を反映してか、口こそ悪いものの面倒見の良い姉御肌な性格を指して仲間想いな面が強調されているイラストも多く、特に駆逐艦と一緒にいるシーンが描かれやすい傾向にあり、公式4コマ6話でも姐さんぶりを発揮している。
海上自衛隊には彼女の名を受け継いだ訓練支援艦「てんりゅう」がいるので、その影響とも思われる。
この「駆逐艦の世話役」という立ち位置は、前記の夏期限定ボイスにも反映される結果となった。
他にもビッグマウスの割にそこまで強くない事と相方がドSである事からいじられキャラになったり、そのプロポーションからアダルト方面でお世話になったり、大破入渠時の「死ぬまで戦わせろ!」と言う台詞から単なる戦闘バカではない悲壮な面が想像されたりと、シリアス・ギャグ・アダルトいずれの方面でもネタに事欠かない豊かなキャラを持つ為、艦娘の中でトップ5に入るほどのイラスト量を誇る。
軽巡洋艦としては規格外の胸部装甲に恐れを成す提督も多い。
一方で、語尾が「だぜ」であり全体的に男らしい台詞が多く、他のキャラとの絡みでは兄貴風を吹かせたり、戦闘時には勇猛果敢に戦う事から、おっぱいのついたイケメンとして描かれる事も多く多様な側面を見せている。
わかっているだろうけど、断じてこっちの天龍ではない。
そしてデンリュウでもない。
・・・そのうちメガテンリュウなんて出てきそうである。
また、自己紹介時の台詞を略して「フフ怖」と呼ぶ提督がいるとかいないとか。
怖くて関連イラストも出ねぇかァ?オラオラ!
関連タグだ、ちゃっちゃと読め。
艦隊これくしょん(艦これ) 艦娘 天龍型 軽巡洋艦娘 天龍田 艦ぱい
巨乳 オレっ娘 俺女 眼帯 ブラックヒロイン おっぱいのついたイケメン
天龍いじめ 眼帯のかわいい方 艦これ名物天龍幼稚園 天龍型の白が眩しい方
天龍田←龍田と一緒に描かれたイラストに付くタグ
そう来なくっちゃあな、史実だ!
史実では日本海軍が保有していた軽巡洋艦の中でも最古参である。
BBAとか言った奴は後で工廠裏ね。
艦名の由来は長野県の諏訪湖から太平洋に向かう天竜川で、地元ではたびたび氾濫をおこす有名な“暴れ川”。「大天龍」「暴れ天龍」と呼ばれ、治水の整った現在でもまだまだやんちゃ。
完成当時は、本人が自慢するように世界基準越えの高性能艦(英国製の同クラスの軍艦を凌ぎ、国内でも筑摩型防護巡洋艦{筑摩さんの先代艦}を2倍以上付き離す戦力)だったが、小柄な船体が災いして改装の余地も無くどんどん後輩に性能を超され、昭和16年には戦艦大和の随伴防空艦への改修も検討された……が、やはり拡張性の無さが災いして計画のみに終わっている。
搭載している艦本式缶(ボイラー)も、重油・石炭混燃式という代物である(重油920t、石炭150t)。
ただし、天龍型軽巡洋艦が計画された当時は金剛の基礎となった戦艦レシャド5世も混燃式であり、後に生産された5500t型軽巡、特に川内型軽巡洋艦は海軍全体の重油消費量増大を見越して混燃ボイラーの比率を高めている為、決して艦本式缶のせいで時代遅れだったというわけではない。なお、同じコンパクトボディでも更なる鈍足艦はいる。
最初は第二水雷戦隊旗艦に就き、旗艦を降りた後も第一次ソロモン海戦等に参加し活躍した。
1942年12月18日、マダン上陸作戦支援の為、輸送艦を護衛している最中に米潜水艦の雷撃を受け沈没。
日本海軍初の潜水艦による軽巡洋艦喪失となった(太平洋戦争における日本の軽巡の戦没第一号は由良)。
その天龍を葬った潜水艦とは半年前に就役したばかりのアメリカ海軍のガトー級潜水艦7番艦のアルバコア。
大潮、漣、大鳳を初め、艦娘として転生した今もなお消える事のないトラウマを刻み付けた悪夢はここから始まった…
しかしながら、日本軍の数々の艦艇を没せしめたアルバコアの最期は呆気なく、1944年11月7日に三陸沖で機雷との接触により沈没している。