演者
田中秀幸(ULTRAMANアニメ版)
概要
『ウルトラマン』の主人公。劇中では主に「ハヤタ隊員」と呼ばれており、フルネームで呼ばれることはなかった。漢字表記は早田進。
科学特捜隊のエースパイロットであり、実質的な副隊長。後々の連中が密入国者やら自動車修理工やらパン屋やら無職やらだったことを考えれば生粋のエリートである。
アラシ隊員が一度落ちたとされる卒業試験を一位の成績で合格し、週刊少年マガジン掲載の裏設定によれば根性を鍛えるために昼夜ジェットコースターに乗り続けたり、暗所で1か月暮らしたりする試験にも合格したとされる。
竜が森上空をビートルでパトロール中に、ベムラーを追っていた赤い玉と衝突。命を落とすも、ウルトラマンの好意によりベーターカプセルを授かって彼と一心同体となり、平和のために戦った。
ウルトラマンがゼットンとの戦いで戦死すると、彼自身の意思によりゾフィーから新しい命を貰い復活。しかし、ウルトラマンと同化していた頃の記憶を全て忘れ去っていた。
そのため、後の作品で何度かウルトラマンが黒部進ソックリの格好をして地球をうろついていたとしても、それはハヤタ隊員ではなく、ハヤタの姿を借りて変身したウルトラマンである。実際ウルトラマンはハヤタの姿に愛着があるようで、何らかの理由が無い限り基本的にハヤタの姿を使っている。
その後のハヤタ(役としてクレジットされる黒部氏)
『ウルトラマンメビウス』では、Uキラーザウルスを封印するときにエネルギーを使い果たし、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンAと共に神戸の街に着陸、ハヤタの姿を借りて生活していた。その後、メビウスがガッツ星人により捕えられると、命の危険を顧みず弟たちと共に変身を慣行。その際にメビウスに対して放った「どんな困難にも決して諦めず、不可能を可能にする…それが、ウルトラマンだ!」というセリフは、本作を代表する名言として知られる。その後も、宿敵メフィラス星人と再び会いまみえたり、エンペラ星人が作り出した太陽黒点を焼き払ったりした。
ウルトラ銀河伝説などのように、メビウスと共に光の国に帰った後も、人間体としてハヤタの姿をとっていた。
また、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、なんとフジ・アキコと結婚しており、自転車屋を経営する(※1)おじさんとして「ハヤタ・シン」が登場した。レナ(※2)という娘がおり、彼女は後にティガとして目覚める横浜市役所職員のマドカ・ダイゴと恋仲になっている。
(※1)『ウルトラマンレオ』にて、黒部進が自転車屋の店長を演じていたことから。ちなみに同作ではフジ・アキコを演じていた桜井浩子が店長と恋仲になる怪獣ローランの人間体を演じていた。
(※2)黒部進の実娘の吉本多香美は『ウルトラマンティガ』にてヒロインのレナ隊員役を演じていた。勿論本作ではただの民間人である。
漫画『ULTRAMAN』のハヤタ
声 - 田中秀幸(アニメ) / 菅生隆之(モーションコミック)
『ウルトラセブン』以降のウルトラ世界とはパラレルワールドに当たる本作では、ハヤタは記憶を失ったまま科学特捜隊に在籍した後に日本人女性(フジ隊員ではない)と結婚、早田進次郎という息子を授かる。やがて現役を退き防衛大臣に就任する。
しかし、ウルトラマンと同化していた頃の名残(=「ウルトラマンの因子」)で強化された肉体は多少なりとも残っており、素手で鉄柱を曲げるほどの身体能力を持っていた。かつての同僚にして親友である井出光弘に見せられたある映像が原因で「自分がウルトラマンだった」事を思い出し、ウルトラマンスーツを着て悪の宇宙人と戦っていたが、肉体の衰えなどもあり、ベムラーとの闘いを契機に、成長した進次郎にその職を譲り渡すこととなる。
その後は、基本的に進次郎たちの戦いを見守る立場にあるが、エースキラーの一件では、改良されたプロトスーツを身に纏い、息子とともに前線で侵略者たちと戦いを繰り広げた。
ちなみに、「ウルトラマンと同化している(いた)人間は身体能力が強化される」というのは『帰ってきたウルトラマン』の設定の流用もしくはオマージュと思われる。
余談
意外に思われるかもしれないが、実は本編中でウルトラマンの正体だとバレていない。
イデ隊員が何度かハヤタがウルトラマンなのではと推測したことがあるが、確証までには至らなかった。
第33話禁じられた言葉では円盤内で対峙したメフィラス星人の目の前で変身しようとベーターカプセルを掲げた所をメフィラス星人によって動きを止められてしまい、あろう事かその状態のまま円盤に乗り込んできたムラマツキャップらに発見されてしまったが、すぐさま円盤内に捕らえられていたフジ隊員が助けを求めてきた事や、円盤が爆発寸前ですぐ脱出しなければいけなかった事もありじっくり状態を確認する余裕がなく正体に気付かれる事はなかった(ちなみに、この時ハヤタは助ける時間がないとして見捨てられたが、爆発の揺れで偶然倒れた衝撃でベーターカプセルが点火しウルトラマンに変身して脱出できている)。
『ULTRAMAN』のアニメ版で声を担当する田中秀幸は、実写シリーズではウルトラマン・ザ・ネクストとゾフィーの声を担当していることで有名。「ウルトラマングラフィティ」ではウルトラマンを担当していたため、つ
いに変身者であるハヤタも(両者とも本編とは別人だが)担当することになった。ちなみに本作のハヤタは初代ウルトラマンとは別にゾフィーとあるもので間接的に関わるので、その繋がりともとれるかもしれない。
関連項目
黒松教授 - 演者繋がり。通称「汚いハヤタ」
泉信吾、石動惣一…長い間人外に憑依され、その人外が『体から出て行っても憑依していた頃の自分の姿を愛用している』特撮キャラ。特に石動は「宿主側に、憑依されていた間の記憶がない」「とりついて来た人外が宇宙人である」という点でもハヤタと共通(宇宙ヒーローと凶悪宇宙人という違いはあるが)である。