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高機動型ザクⅡ

こうきどうがたざくつー

高機動型ザクⅡとは、メカニックデザイン企画『MSV』およびOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』などに登場するモビルスーツ。メイン画像は後期型のジョニー・ライデン専用機。

機体データ

改良型後期型
型式番号MS-06R-1AMS-06R-2
所属ジオン公国突撃機動軍第7師団第1MS大隊司令部付特務小隊(ガイア機、マッシュ機、オルテガ機)同第2方面軍特務中隊プリムス隊(ジョニー・ライデン機)
ジオニック同左
生産形態量産機試作機
頭頂高17.5m18.0m
本体重量56.8t58.2t
全備重量76.8t75.0t
出力1,012kW1,340kW
推力52,000kg60,000kg
装甲材質超硬スチール合金同左
携行武装ザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホーク、ジャイアント・バズ、クラッカー、ASR-78対艦ライフル(THE ORIGIN版)、ジャイアント・ヒートホーク(THE ORIGIN版・オルテガ機のみ)同左(THE ORIGINに後期型は登場せず)

概要

型式番号MS-06-Rジオン公国軍の空間戦用モビルスーツ

初出はムック『ガンダムセンチュリー』で、その後『SFプラモブック1 機動戦士ガンダム REAL TYPE CATALOGUE』で画稿が描き起こされた後、モデラーの作例が反響を呼び『MSV』の企画始動時に組み込まれた経緯を持つ。

ジオニック社が誇る傑作機『ザクⅡ』のバリエーション機の1つで、一年戦争の開戦から一ヶ月を経て南極条約の締結によって戦争の長期化が必至となったため、宇宙での戦力強化対策の一環として開発が進められた。(『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では開発時期が繰り上げられており、南極条約締結前のルウム戦役時から黒い三連星が高機動型ザクⅡに搭乗している。)

全体のシルエットこそF型等の量産機と大差ないが、背面に推力を強化した大型バックパックを新たに搭載し、脚部もスラスターを3対内臓したものに変更。さらにジェネレーターやフレームも一新されており、内部構造も含めれば事実上別のモビルスーツになっていると言える。

この代償として推進剤を著しく消耗するようになり、稼働時間がS型以上に短くなってしまった。加えて機体制御も繊細なものを求められるようになったため、実戦投入された機体の殆どはエースパイロットの専用機として個別にカスタマイズされた。

ザクシリーズの開発者であるエリオット・レム技術少佐を旗頭にプロトタイプであるRP型が開発されて以降、逐一改良が続けられたため複数のバリエーションが存在しており、後のゲルググの雛形にもなった。

生産ラインが乏しく、次期主力機として量産配備を目論んだ後期型もリック・ドムに主力機の座を奪われた事で生産数は少数に留まったが、基本性能自体はハイレベルなものであった為一部のエースパイロットなどからは好評であったという。

主なパイロットは黒い三連星ジョニー・ライデンシン・マツナガアナベル・ガトーなど。

基本的なバリエーション機

MS-06RP 試製高機動型ザクⅡ

高機動型ザクⅡの開発初期に生み出されたプロトタイプ。

宇宙での戦闘に特化したモデルとして、ザクⅡF型の後期型たるF2型とは別ラインで開発が進められた。

全身をオレンジ色に塗装されており、後頭部にブレードアンテナが付いている。

420mmと360mmの2種類のロケット砲の評価試験が本機で行われており、装弾数を増やしたうえで後者が標準兵装として採用されている。同口径のジオン製ロケットランチャーはジャイアント・バズの他に高機動型ゲルググが装備していた肩に担がず撃つ短砲身の物があるが、R型の多くがジャイアント・バズを携行していたことを鑑みると評価試験を行っていたのは恐らくそちらの原型。

テストパイロットはエリオット・レム。

MS-06R-1 高機動型ザクⅡ先行量産型

量産に向け本格的に内部構造を更新した高機動型ザクⅡ。

外見はアンテナを除けばRP型と大差ないが、肘装甲左右のリング状の突起やフロントスカート股間部寄りの部分に縦に並んだ2対の突起、ふくらはぎ動力パイプの上部などいくつか張り出した部分がある。また、右肩ブロックにはインテーク状の開口部が2ヶ所設けられており、左肩のスパイクアーマー外周には補強用のパーツが付いている。

改良型が出るまでに生産ラインを整備できた工場が少なく、初期不良が多発したこともあり総生産数は22機と少ない。

サンドイエローで塗装されたブレニフ・オグス機が判明している数少ないR-1型のパーソナルカラー機。

MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ改良型

シートを射出する脱出機構を搭載した他、脚部と背部のプロペラントタンクをカートリッジ式にし補給を簡便化した高機動型ザクⅡ。これにより専用の補給設備に頼らずとも推進剤の補給が可能となり、作戦行動中の換装さえ可能とした。

エンジンについてはその分野に一日の長があるツィマット社のものが採用されたともされている。

円筒形のカートリッジ式になった脚部プロペラントタンクはふくらはぎの小型スラスターから置き換わる形で外観からも確認できる他、フロントスカートの張り出しも撤去されている。(外見上殆どR-1型と変わりのないシン・マツナガ機など例外あり)

肘はR-1型同様にリング状の突起があるものと黒い三連星専用機のように突起が無い代わりに肘の装甲そのものが左右に張り出しているものがある。シン・マツナガの専用機は2機目の代替機が存在し、普段搭乗しているR-1型に似た仕様の物は肘が前者の形状、代替機は後者の形状となっている。

R型系列の中では一番生産数が多く、一般的に高機動型ザクⅡと言うとこのR-1A型のことを指す。それでも総生産数は80機程度と希少な機体であることに変わりは無く「サラミス級を一隻沈めるよりも高機動型ザク1機受領する方が難しい」と言われていた模様。

パーソナルカスタムも指揮官用ブレードアンテナを頭頂部に設置したマサヤ・ナカガワ機や左側頭部に設置したエリック・マンスフィールド機、ショルダーアーマーに髑髏を描き込みスパイクを二本角に見立てた位置に配置したロビン・ブラッドジョー機、スパイクアーマーを両肩に装備したシン・マツナガの代替機、逆にシールドを両肩に装備したTHE ORIGINミゲル・ガイア機など、搭乗したエースパイロットの数に比例して多岐に渡る。

MS-06R-2P 高機動型ザクⅡ後期型プロトタイプ

後述するR-2型の試作機。

R-1A型をベースに開発中のMS-11(後に開発の遅延から型式番号がMS-14にずれ込む)のジェネレーターを搭載したビーム兵器の運用試験機としての側面も持っていたが、満足のいく出力が得られず実戦配備型への実装は見送られた。

テストパイロットはRP型から引き続きエリオット・レム。

R-1型系列にあった左肩ブロックのスリットと右肩スパイクアーマーがF型同様に差し戻され、ふくらはぎ外側側面を覆う装甲が追加されている。

また後期型プロトタイプ独特の特徴として胸部左右ブロックが前後に少し延長されており、それぞれ突起が内側に伸びて胸部中央ブロックに重なっている点が挙げられる。

MS06R-2 高機動型ザク後期型

宇宙空間におけるザクⅡに代わる次期主力MS(開発が遅れているゲルググがロールアウトするまでの繋ぎ)として開発された高機動型ザクⅡ。

ジェネレーターはR-2P型から引き続きMS-11用の物が採用され、スラスターがR-1型から更に高出力化されている。

F型から様々な強化を経た末に得た性能は後に「ザクの皮をかぶったゲルググ」とまで謳われるようになる一方コストパフォーマンスが劣悪で、ツィマット社との次期主力MS採用を賭けたコンペティションではリック・ドムに敗れ、総生産数はたったの4機、実戦投入はその内3機しかされていない。

高機動型ザク全体から見ても抜群の知名度を誇るジョニー・ライデン専用機はこのR-2型であり、この機体もまたスタビライザータイプの指揮官用アンテナを装備している以外に、R-1型系列の外周を補強されたスパイクアーマーを基にスパイクを伸長したパーソナルカスタムを施してある。

この他ロバート・ギリアム、ギャビー・ハザードと実戦投入された3機のパイロットは全て明らかになっている筈ではあるが、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン 〜修羅の双星〜』では1Pとなる主人公のカート・ラズウェルがショルダーアーマーに髑髏を描き込みスパイクを一本角に見立てた位置に配置したパーソナルカスタム機を受領している。

特殊なバリエーション機

MS-06RD-4 高機動試作型ザク

OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した、ドム系列に似た裾広の脚部を装備したザクⅡ。宇宙用高機動試験型ザクとも呼ばれる。

リック・ドムのエンジンの試験用に制作された機体であり、肩部はザクⅠと同様スパイクが付いていないショルダーアーマーを左肩にのみ装備している。また、ランドセルが通常のザクⅡと同じ形状であることから根本的にR型とは異なる系列機の可能性がある。

MSD』では設定が練り直され、ザクⅡのライセンス生産を請け負っているツィマット社がその内の1機を改修した機体ということになっている。

この運用データはドム試作実験機の宇宙型に用いられドムの宇宙用改設計の円滑化に貢献した他、脚部そのものはサイコミュ試験用ザクに流用された。(ただし装甲内に2対配されていた脚部スラスターが外装式1対になっていたり動力パイプがザクⅡ同様に露出していたりと、MSV版サイコミュ試験用ザクの画稿と比べるといくつか相違点がある。)

劇中ではアイナ・サハリンが物語序盤に搭乗、初期型ジムとの交戦データを収集する為に連邦軍勢力圏内に侵入、3機小隊を壊滅状態に追いやるが中破したサンダース機にトドメを刺す前にシロー・アマダ少尉の先行量産型ボールの妨害を受け、相討ちとなり双方パイロット脱出後に爆散した。

MS-06R-3S 高機動型ザクⅡゲルググ先行試作型

M-MSV』で設定されたR-2型をベースに全面的な改修を施したゲルググの試作機。

詳細は当該項目を参照。

MS-06R-2 フルバレットザク

漫画『機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン』に登場。

ジオン軍におけるビーム兵器開発「プランA」が難航した場合の「プランB」として「1発で駄目なら100発の弾丸を以て相手を撃破する」というコンセプトでR-2型をベースに開発が進められていた「真のMS-06R-2」とも称される機体。

全身に多数の実弾火器を装備する一方でR-2型のスペックもあって機動力の低下は抑えられている。

また、ブレードアンテナの代わりに接近戦用の兵装としてヒート・ホークシンボルが頭部前面に据え付けられている。

ジョニー・ライデン専用のR-2型を改修した機体であり、フルアーマーガンダムとの戦闘で乗機の高機動型ゲルググを失ったジョニーが代替機としてこれを運用したとされ、「フルバレット」のコードネームもその際付けられたとされているが、戦後はその存在を疑問視する声もある。

他のメディアでも『ジョニー・ライデンの帰還』等ジョニー・ライデンの去就は様々に語られており、この作品が一つの解ではないことは付け加えておく。

MS-06R-2S ドズル専用ザク後期型

雑誌『模型情報』(掲載当時の誌名はMJ)の企画『F.M.S.(福地モビルスーツステーション)』に登場。ドズル・ザビ専用機としてソロモン工廠で開発が進められていた機体。原型となったのはR-2型だが胴体の形状はむしろFZ型のものに近く、統合整備計画の要素が取り込まれている可能性もある。

武装として専用マシンガンや左腕部の固定式2連装火器、ヒートホークと思われる格闘戦用武器の他、腹部に2連メガ粒子砲を有する。ただし、このメガ粒子砲の運用にはザク系列をベースにした専用のエネルギー・バックアップ用随伴機が必要になる。

機体の完成までは行ったようだが、ドズルがソロモン戦ではビグ・ザムを使用したため、この機体は実戦投入されることのないまま失われ、データのみが回収されたという。

近い時期に開発されたドズル専用機としては、後の『MSV-R』でリック・ドムが設定されているが、両機の立ち位置の兼ね合いなどは不明。

また、この企画自体が福地仁氏のオリジナルMSVとしての毛色が強く、公式としての信憑性はかなり薄い。

MS-06R サイコ・ザク

漫画及びそのOVA化作品『機動戦士ガンダムサンダーボルト』に登場。

義肢とモビルスーツを直結させる「リユース・P(サイコ)・デバイス」の実験機として高機動型ザクⅡをベースに試作された機体。

詳細は当該項目を参照。

MS-06R-AB ザクアメイジング

アニメ『ガンダムビルドファイターズ』に登場する主人公の先輩、聖鳳学園のユウキ・タツヤが高機動型ザクⅡをベースに改造を施したガンプラ。

詳細は当該項目を参照。

MS-06R-WW-1 ザク・マーナガルム

MS-06R-WW-2 ザク・アルヴァルディ

MS-06R-WW-3 ザク・クラーケン

アニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場する我梅(がばい)学院のチーム『ホワイトウルフ』のメンバーが駆る高機動型ザクⅡをベースに改造を施したガンプラ。

マーナガルムはシン・マツナガ機の通り名『白狼』の意匠を前面に押し出し、大型ヒートホークやエングレービングなど彼の敬愛するドズルの専用のF型の意匠も取り入れたカスタムが、アルヴァルディは近接戦特化の重装甲化やそれに伴うプロペラントタンクの増設が、クラーケンはサイコミュシステム初期試験型ザクやサイコミュ高機動試験用ザクの要素を取り入れファンネルなどサイコミュ兵器による攻撃に特化したカスタムが施されている。

旧キットでは1/144、1/100、1/60の3つのスケールで発売されている。

ザクマシンガンヒートホークが付属したグレー成型(箱絵は黒い三連星)の1/144はMSVシリーズのトップバッターを務め、金型は脚部装甲とザクバズーカを追加してジョニー・ライデン専用機にも使われた他、ザク・マリナーにもリデコされた。

1/100ではシン・マツナガ機とジョニー・ライデン機が発売。シン・マツナガ機の武装はザクマシンガンのみだったが、ジョニー・ライデン機にはジャイアント・バズが追加された。

1/60では黒い三連星仕様とジョニー・ライデン機が発売されたが、そのボリュームに反して武装はどちらもザクマシンガンのみと少々貧相。

更にはメガリミテッドという限定ブランドで現行のメガサイズモデル(1/48)すら凌駕する1/30というスケールのバブルキャストモデルが販売されていた。最初の1/144と同じくパッケージ写真は黒い三連星だが専用機としての成型色は無く、この大きさでもザクマシンガンが付属する。

HGUCでは2013年に黒い三連星仕様、シン・マツナガ機、ジョニー・ライデン機の3種が発売されている。

先行して発売されたザク・マリナーに近い規格で作られており、旧HGUCのザクⅡなどと比べると一回り小顔。

ザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホークが共通の武装で、ジョニー・ライデン機には更にジャイアントバズが付属する。武装は右肩部シールドに取り付けるウェポンラックにまとめて携行することが可能。

この武器パーツは一部手首パーツと共にランナーごとREVIVE版のシャア専用ザクⅡに流用されており、今後発売される成型色変更品のREVIVE版量産型ザクⅡにも流用される可能性が高い。

また、劇中同様本機種をベースとしたリデコキットとしてHGBFからザクアメイジングが発売されている。

HG THE ORIGINでは2015年に黒い三連星仕様がガイア機、マッシュ機のコンパーチブル仕様とオルテガ機の2種で発売。指揮官用ブレードアンテナ付き頭部も付属するのでMSV版のガイア機を再現することも可能。

MS用マシンガンとヒートホーク(展開状態と携帯状態の2形態)が共通の武装でガイア機、マッシュ機仕様にはMS用バズーカA2型、MS用対艦ライフルASR-78が付属する。

ガイア機はマガジンラックを兼ねているシールドを両肩に装備するので、バズーカの予備マガジンがザクⅡC型/C-5型などに付属する2つから倍の4つに増えている。

オルテガ機は本体の背丈を超え、刃だけでも頭から膝までの大きさがあるジャイアント・ヒートホークとそのエフェクトパーツ、そしてスタンドが付属する。このスタンドは歯車状の関節部を抜き差しすることで位置を決める方式なので自由度が低い分保持力が高い。スタンド側のジョイントはアクションベース2と共通。

HG THE ORIGIN MSDでは高機動試作型ザクがプレミアムバンダイ限定で2016年に発売されていた。

本体のパーツの殆どは受注直後一般販売されたドム試作実験機と共通しており、新規造形のパーツはメカディテール入りモノアイ、ショルダーアーマー、下腿部外装と足首となっている。

武装はヒートホークの他第08MS小隊版のザクマシンガン(ZMP-50D)が付属する。

ランドセルの造形がスラスターノズルの基部にバルジが付いたオリジン版のザクⅡそのままなのでベルト給弾式のザクマシンガンが装備できるが、気にする人は旧HGやFGの量産型ザクⅡのランドセルを移植すれば違和感を抑えられる。

1996年に発売されたMG Ver. 1.0ではジョニー・ライデン機とシン・マツナガ機が発売されたが、技術不足から色分けが設定画と違い通常のザクⅡと同じように胴体にのみ濃い色が集中したものとなっており、評価は芳しくなかった。

武装は2機ともザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホークで共通。

2008年にリニューアルされたMG Ver. 2.0ならびに2017年から発売が始まったRGでは進化した色分け技術も手伝って(それでもなお余剰パーツは相当数出ることもあるが)数多くのエースパイロット専用機がキット化されている。ただし一般販売で出回っている種類は少なくMG Ver. 2.0はHGUC同様に黒い三連星仕様、シン・マツナガ機、ジョニー・ライデン機の3種、RGに至ってはジョニー・ライデン機のみであり、他はプレミアムバンダイ限定となっている。そのラインナップだけ列挙していくと、

MG Ver. 2.0がユーマ・ライトニング機、アナベル・ガトー機、ギャビー・ハザード機、エリック・マンスフィールド機、ロバート・ギリアム機、シン・マツナガ機カスタムタイプ、マサヤ・ナカガワ機、ブレニフ・オグス機の8種、

RGがシン・マツナガ機、黒い三連星仕様、ギャビー・ハザード機、エリック・マンスフィールド機、ユーマ・ライトニング機の5種となる。

武装は基本的にザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホーク、ジャイアントバズで共通しているが、MG Ver. 2.0ではシン・マツナガ機カスタムタイプにドズル専用ザクⅡF型の物と共通の大型ヒートホークが付属していたり、ユーマ・ライトニング機にはジャイアントバズが付属していなかったりといった例外もある。

これらHG THE ORIGINとMG2種、そしてRGはそれぞれ量産型ザクⅡ系のキットがリデコ元になっており、旧キットやHGUCと違いそれぞれのブランドにおけるザクⅡと共通のパーツも多い。

余談

本機はレム少佐肝いりのプランであったらしく、開発時には統合整備計画を推進するマ・クベ中佐との政治的な対立も生じた。この対立は、痛み分け(本機の開発は限定的に採用し、統合整備計画も並行して推進)の形で決着したが、レム少佐はなおもザク系列の改良を諦めておらず、終戦時に進められていたザク系の機体は、一説によるとR2型の5倍以上のパワーを持っていたとされる。

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