基礎データ
概要
あの垂れた耳から伸びている糸のようなものは触覚であり、その触覚を使い相手の気持ちを読み取っている。
また、分類の「ヒヤリング」と「イヤリング」を掛けて耳の下のあの場所についているものと思われる。
名前の由来は、分類がヒヤリングポケモンである事から「多聞」と「多分ね」から来ているものと思われる。
いやしのこころとさいせいりょくといういかにもヒーラーらしい特性を持つ。
アニメ『ベストウイッシュ』ではそれまで登場していたラッキーのポジションになる。
その癒し系な見た目から一部の大きなお友達にも大人気と思われる。
倒すと同レベル帯のポケモンよりもたくさんの経験値をくれることにより、進化レベルが遅いポケモンであっても瞬く間に進化させる事が容易になるため、ポケモン廃人達に経験値稼ぎの為に利用された。
繰り返しになってしまうがとにかく倒した時にもらえる経験値が多いため、いの一番に狙われて殴られる事が多い。例によってこういう偏った印象に残るタイプのポケモンはネタ絵も多い傾向がある。マッチョとかネ。
XYでは、似た容姿のプリンやピクシーにフェアリータイプが付加されたため、タブンネにも同様のタイプ変化があると期待されたが、フェアリータイプはつかない事が確定してしまった為、強化は叶わなかった。
ちなみに同じポケモンセンターでのナース枠であるラッキーにもフェアリータイプはつかない。ラッキーはタイプが不利な分基本ステータスが高いため、対戦バランスの問題が考慮されたと思われる。
XY以降
XYではタブンネの出現場所が狭くなり、6番道路にしか出現しなくなった。しかも、草むらではなく並木道から飛び出す影に触れた時に低確率で遭遇するのみで経験値稼ぎの効率は悪くなった。
……とはいえ「経験値を沢山くれるポケモン」というポジションである事は変わっていないため、今作ではタブンネを使役するトレーナーが標的となった。
ミアレシティの「レストラン・ド・キワミ」ではトリプルバトルコースをオーダーすると2戦目でママンボウ・モロバレルと合わせたイッシュ地方統一パの一角として登場。技構成がまもる・いたみわけ・なかまづくり(夢特性のぶきようを移される)・マジカルシャイン(全体攻撃)とやや厄介だが、タブンネ以外にも15体のLv65と対決できるうえアイテムやOパワーがあれば簡単に黒字化できるためトレーナーたちの格好の餌食となったほか、バトルシャトーにてランクを上げると、ふりそでの女の子が高レベルのタブンネだけを繰り出してくるため、彼女との再戦狙いで館の出入りを繰り返す輩が多くいた。
それでもBW時代ほどの効率の良さは無いが、ポケパルレのハートを2以上、しあわせタマゴ、経験値パワーLv3でLv45のタブンネを1匹倒すと、親が自分のポケモンでも一気に1万を越す経験値が貰える。
更にお金を払って招待状を手配したら最大でLv65まで強化されより多くの経験値を貰える。
「野生産」のタブンネと戦いたいのならば、フレンド交換してフレンドサファリへ行けばノーマルタイプの2つ目の出現枠にLv30の個体が低確率で現れるのを待つ運ゲーをさせられる事になる。
ORASでは、その日のすれ違いの数によって出現する数や場所が変わるマボロシ島に野生で出現する。
「外敵が全く来ないであろう場所にタブンネが高確率で出現する」というまさにタブンネの楽園とも言える場所なのだが、出現するレベルはXYのフレンドサファリより高いとはいえLv38前後が基本値なので自分親+しあわせタマゴでも3000強の経験値が貰えるのみ。
ただしずかんサーチ持参で島に篭もるとなれば話は別。
色違いを狙うために必然的に数をこなすことになるので、気付けばこんなレベルだったなんて事にもなる。
もっとも、スーパーひみつきちにLv100ハピナスやタブンネからごっそり経験値を頂く事が出来るシステムがあるため、タブンネ島の方は調整用として利用される。
ポケモン剣盾ではリストラされてしまうも、『鎧の孤島』のラッキーに続いてエキスパンションパス『冠の雪原』で返り咲く。天候によりカンムリ雪原各所にて単独で生活している。
アニポケ
アニメベストウイッシュでは、以前のラッキーと同様ジョーイさんの助手としてポケモンセンターに登場することに。
そしてアニポケでの
ジョーイ「あなたのポケモンはみんな、元気になりましたよ」
タブンネ「(にこやかな笑顔で)タブンネ〜」
な台詞で一部からネタにされた。
アニポケXY&Z第3話ではドジっ子ジョーイさんのサポートとしてベテランタブンネが配属されていた。しかし些細な事でよくジョーイとタブンネは喧嘩しやすい様だ。
因みにこのシリーズでのタブンネには前述のタブンネ台詞以外の台詞が追加されていた。
このタブンネはジョーイが回収したメガストーンタブンネナイトとプラターヌ博士が持っていたキーストーンを使ってメガタブンネにメガシンカをした。詳しくとコチラを参照
メガシンカ
ORASの発売前から、次々と新しいメガシンカポケモンが登場したが、なんとタブンネにもメガシンカがある事が公表された。
こちらではフェアリータイプが付加され、タイプはプクリンと同じくノーマル・フェアリーとなる。
タイプにフェアリーが追加されたので、今まで苦手としていたかくとうタイプに対して強く出られるようになったのと引き換えに、どく・はがねと言う新たな弱点を抱える羽目になってしまったことに気をつけたい。上昇能力値は防御・特防がメインとなるので、非常に硬くなる。
因みにイッシュ勢でメガシンカが与えられたのはこいつのみとなっている。
対戦でのタブンネ
経験値ばかり目的にされるタブンネだが当然バトルもできる。
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
103 | 60 | 86 | 60 | 86 | 50 |
メインはサポート型。
自己再生系の技は無いが、特性「さいせいりょく」による繰り出しのしやすさが強み。
交代時の回復量が「最大HPの1/3」なのでそれなりにある耐久で攻撃1回分は楽に耐えてくれる。
というかシングルでのタブンネの生命線とも言える程の重要度でもあったりする。
「アンコール」を覚えられる中ではそこそこ遅いのが利点。「トリックルーム」で活用できる。
素早さ逆転後にアンコールで技を縛ってアタッカー降臨を狙うという形がやりやすい。
減った体力は「さいせいりょく」から交代で体力を回復でき、複数回トリルを仕掛け直す事が出来、
体力の減った終盤であれば「いやしのねがい」で自らを犠牲に味方に託せる。
差別化を考えるのであればこれらがかなり便利。耐性の関係でエルフーンとも差が出来る。
ただ、ピクシー等との差異はこの位でしかない。高威力多色技や、二枚壁などはどちらも当たり前にできるので変わらない。
ダブルではシングルよりもより特化した補助要員として活躍できる。
「いやしのはどう」、「シンプルビーム」による味方の要塞化と特性「いやしのこころ」で状態異常を直す特性が便利。
隠れ特性はぶきよう。マイナス特性なので基本的に選ばれない…と油断していると、一発耐えてからのなかまづくりで道具を封印される恐れがあるので注意。
タブンネ狩りの注意点
タブンネを甘く見て、経験値目当てにタブンネよりレベルの低いポケモンや耐久の低いポケモンで挑むと逆に狩られてしまう事もある。
野生に出るものは「メロメロ」でメロメロ状態や、「ひみつのちから」でねむり状態(出現場所の関係上、草むらばかりになるのでねむりの追加効果ばかりとなる)にされこちらの動きを制限されやすい。
クリア後のターゲットになる高レベルのものは、高威力の「すてみタックル」をかましてくるので割と厄介。「いやしのはどう」を覚えているものは、度々こちらに使って回復してくれる事もあるものの、場合によってはまったく使ってこない事もある。
ただし覚える技の関係で、ノーマルタイプの「すてみタックル」「とっしん」以外の攻撃技を忘れてしまっている関係上、ゴーストタイプならばレベルにかかわらず完封出来る事も覚えておこう。
関連イラスト
関連タグ
イエッサン:雰囲気が似ており、当初はタブンネのリージョンフォームなのでは?と呼ばれていた。
タブンネ狩り関連
ゴメンネ タブンネ保護団体 タブンネの逆襲 タブンネが倒せない
ビクティニ: リバティガーデン島のビクティニ道場師範。タブンネの師匠。
コリブリ メタルスライム はぐれメタル マルルゥ狩り:他作品での経験値稼ぎポジ
トンベリ:「かたきうち」に似た技「みんなのうらみ」を使ってくるトラウマモンスター。
タマゴグループがようせいだけどフェアリータイプじゃない単タイプのポケモン