曖昧さ回避
- 通貨単位の1つ→マルク(通貨)
- 西ドイツ時代の1948年から、1998年まで使われたドイツの通貨単位→ドイツマルク
- インドネシアにある州→マルク州
- フランス語圏などの男性名、姓。
- フランス人の有名な画家であるマルク・シャガール。
- フランス人の俳優・歌手、マルク・ラヴォワーヌ。
- フランス人の指揮者、マルク・ミンコフスキ。
- スペイン人のレーサー、マルク・マルケス。
- スペイン人のサッカー選手、マルク・バルトラ。
- 南アフリカ共和国出身で、チリ代表のサッカー選手、マルク・ゴンサレス。
- 『ジョジョの奇妙な冒険』第2部の登場人物。→マルク(ジョジョの奇妙な冒険)
- 『星のカービィ』シリーズの登場キャラクター→ 本記事にて解説。
概要
ピエロのような容姿の魔法使い。一人称は「ボク」で語尾に「〜のサ」をつけて喋る。
かぶっている二股の帽子には◯と△の模様があるが、公式イラスト、USDXのムービー、スターアライズ以外では省かれている。
各作品でのマルク
「やったぁ!上手くいったのサ!!」
「太陽と月がけんかしたのも、キミがこうして宇宙にいるのも、すべては、ボクの完璧な計画なのサ!」
「とにかく、ポップスターはボクのもの!」
「これでいたずら好き放題サ!ま、ゆるしてちょーよ!」
スーパーデラックス及びウルトラスーパーデラックス
ゲームモード「銀河に願いを」にて太陽と月の喧嘩を止める方法として銀河の果ての大彗星「ギャラクティック・ノヴァ」に願いをかなえてもらうようにカービィに提案する。
実はノヴァに「ポップスターを自分のものにしてもらう」ためにカービィを利用していた。
ノヴァ出現時にカービィに割り込んで自分の願いを伝え、上記の真実を伝えるとともに本性を現す。
最終決戦でその正体を表すと、靴やリボンの形が変わり、ハートの意匠をあしらった被膜のない奇怪な形の翼が生えているという異形の形態となる。
ノヴァはスターシップに乗り込んだカービィにコアを破壊されたことで機能を停止させられ、その後マルク自身がカービィと戦うが、最期はカービィに敗れ、吹き飛ばされた挙句ノヴァの機械部分と激突してノヴァもろとも爆散して滅びた。
ボスとしてのマルク
戦闘では瞬間移動を繰り返し、地面からの奇襲戦法(シャドウアッパー)も織り交ぜながらカービィを翻弄しつつ四方向に飛ぶ三日月型カッター(シューターカッター)、地面に落ちると2つに分裂する冷凍弾(アイスボウル)、身体から連射する無数の光矢(アローアロー)、空から落とす巨大な茨の蔦に変化する種子(シード攻撃)、そして口から発射する大規模な烈風(マルク砲)などラスボスらしく多種多様な派手かつ高威力の攻撃を連発してくる。
特に身体を2つに割って発生させる「ブラックホール」は吸い込まれると亜空間に飛ばされてHPの大半を奪われるマルク最大最強の攻撃である。
「銀河に願いを」ではノヴァと連戦になることから体力を消耗しての戦いを強いられることも少なくないので注意。本作では“コピーの元デラックス”のおかげでほとんどすっぴんでの戦いになることもないため、体力はなくとも残機に余裕があるなら1ミス覚悟で行くのも手。
ウルトラスーパーデラックス
『真・格闘王への道』では、ノヴァの力を吸収してマルクソウルとして蘇り、四天王の最後の一人として立ちはだかる。
データを100%にすると見られるボーナスムービーでは、普通に最前列の右端に座ってカービィダンスを見ていた。ちなみにかぶりつきを陣取っているのはメタナイト。
ちなみにスペシャル映像のNGシーン集では玉乗りをしているシーンで足を滑らせて転んだ。
あつめて!カービィ
ミニゲーム「カービィのたいけつ!ピンボール」の最終ボスとして登場。本編で使った様々な技をピンボールの盤面で使用してくる。下画面に現れる小さなマルクを倒すとカービィ(ボール)を二人増やせるので積極的に狙うべし。
ちなみにブラックホール使用時に、カービィと共に様々な雑魚キャラを吸い込むという演出があるが、バーニンレオやポピーブロスJr.など一部のキャラクターはこのゲーム中ここでしか登場しない。
星のカービィWii
コピー能力「ストーン」で変身した際にマルク型の石像になることがある。
データを100%にすると見られるボーナスムービーで、最前列から数列後ろの真ん中の席に座っているのが確認できる。ちなみにかぶりつきを陣取っているのはマホロア。
トリプルデラックス
コピー能力「ストーン」で変身した際に極稀にマルクとマホロアの金の像になることがある。
また、キーホルダーの絵柄も存在する。ちなみに種類は『マルク』と『マルクソウル』の2種類があり、ラスボスの姿である翼の生えたマルクとブラックホール時の真っ二つに割れたマルクソウルである。
データを100%にすると見られるボーナスムービーでは、1階席の最前列の真ん中に左からマルク・マホロア・ギャラクティックナイトと並んで座っている。ちなみにかぶりつきを陣取っているのはタランザ。
ロボボプラネット
コピー能力「ストーン」の変身パターンにマルクとマホロアの石像になることがある。また、レアステッカーの絵柄も存在する。(姿は変身前)
スターアライズ
デデデ大王やメタナイト・グーイ達と共に、ドリームフレンズとしてまさかのプレイアブル化を果たしたことが公式で発表された。
通常版
ヘイ、ヘイ、ヘーイ! 「スーパーデラックス」 から
ピエロのアイツが ついに きたのサ!
ま〜た ワルさを たくらんでる かもしれない
けれど⋯ゴハンを 食べればもう おともだちっ
まさにドリーム、あのラスボスと ありえない旅へ!
星のマルク 銀河に野望を
「ボクを さしおいて な〜に 計画してるのサ!」
おっほっほっほ と「スーパーデラックス」から
道化のラスボス、ゆるしてちょーよと まさかの参戦!
かなたの星からの アブナ〜イ ニオイを かぎつけて
ボクも まぜるのサ、と 銀河を目指し 玉のり進むっ!
もう一度言う。まさかのプレイアブル化である。
当然ながら、(デデデ大王を除く)ラスボスが操作可能になるのは前代未聞であり、しかもマルクの場合ソウル組でもあった為、ここまで大躍進した元敵キャラクターは初めてであった。
又、通常姿の3DCGモデルがゲーム中に登場するのも今回初(USDXのムービーでは登場済み)であり、それもあって本作では今までのシリーズとは違い完全に帽子の模様が描かれている。
あくまでファンサービスの『ドリーム』フレンズであるため、SDXでカービィに倒された際の生死は不明のまま(爆散しているため普通に考えれば死亡している)。
なお、同様の立場と言えるマホロアもまた2018年11月30日から無料アップデート第3弾でプレイアブル化している。この事から、構成次第ではデデデ大王orマホロアとラスボス同士、もしくはラスボストリオでカービィや他のヘルパー、更には他作品のドリームフレンズ達と一緒に冒険出来るようになった。
パッと見は昔とあまり変わっていないように見えるが、SDX時と比べるとデザインは意外とリファインされており、通常形態がよりあざとい可愛らしさのある雰囲気のになった。
また、頬の色が白から赤に、ボールの色が黄・青・白・赤の4色から青・白・赤の3色に変更された。
基本は普段乗っているボールをボムのようにぶつけたり相手を転がしたりして攻撃する。
飛行モーションは戦闘形態になり、ボール落としやシャドウアッパーを使える。また属性をつけると一部の攻撃が変化し、シューターカッター、アイスボウル、シード攻撃、アローアローなどが再現される。さらにブラックホール、マルク砲(せーのでドン!)も使用できるなど元ラスボスとしての特徴を存分に発揮している。
ニコーミフレンズでてくる回復アイテムは彼の靴にそっくりなフランスパン。
全体的な雰囲気はシャドウアッパーなど一部のシーンを除けばほとんどの場面において目の焦点が合っているため、かわいらしい印象に落ちついている。原作で玉乗りしていた頃の目つきがほぼ全編に適用されているのだ。言い換えればあざとい。
因みに、手が無いにも関わらず仕掛けの手下がりレバーをどうやって作動させるかというと、二股の帽子を手の変わりに使用している(魔法で手の代わりをしているのか、帽子の中に手の代わりになるような何かがあるのか不明)。
フレンズを操作するモード『星の○○○○』でのマルクのサブタイトルは"銀河に野望を"である。味方になっても全く懲りていないようである。
肝心の強さだが、技一つ一つのモーションがかなり速く、簡単にコンボが組めてしまう強キャラ。また、ブラックホールは攻撃モーションが長いため、雑魚散らしに最適であるうえ、並みのボス相手だと一気にHPを半分ゴッソリ持っていってしまう。その凶悪さ故に多くの強敵を赤子同然にひねりつぶし、彼を操作すると使い方次第ではゲームバランスが崩壊しかねない。のちに追加されたマホロアともタメを張る高スペック。
単純な攻撃スペックに関しては凶悪無比なアイスドラゴンを描けるアドレーヌが上なのだが、あちらは耐久力に難のある上級者向けのスペックになっているため、総合力はプレイヤーの腕前にかなり依存し、一概に言い切れるものではない。
さらに上を言えばアナザーと戦う事を前提とした超スペックを持つ三魔官シスターズがトップの座にいるのだが、彼女たちに関しては使用条件が厳しいため比較対象にはできない。
星の○○○○では、最終ステージとなる神降衛星エンデのマップが、銀河にねがいをのハーフムーン再現マップになっており、しかも風景は月面を思わせる荒涼としたもの。道中の風景にエンデの要塞内が一切使われていないのは彼とマホロアだけ。まるで別の惑星からハイネスの本拠地にダイレクト潜入したかのようなやりたい放題の一幕である。
後にゲーム雑誌「ニンテンドードリーム」で行われたインタビューで「強さのバランスには迷ったが、格ゲーと違う多様性のあるバランスの方が良いという判断になった」ことが明かされている。その中で、他より強くても納得できるのがマルクだったということらしく、この強さは意図されたものであることが分かっている。
マルクに限ったことではないが、ウェブ版の記述も含めて総合すると、「誰を選択するかという選択」は各コンテンツの隠れた形での難易度選択という役割を兼ねている。
なおマルクの2・3・4Pだが、それぞれ黄色・青・緑と他のフレンズ同様カラーが変化する。
メインストーリーにおけるエンディングの写真では、リック達と楽しそうに遊んでいる様子が見られ、改心したのか否かは曖昧になっている。
⋯⋯しかし、「アナザーディメンションヒーローズ」のグッドエンドにおけるスタッフロールにて、知ってたとばかりにカービィ達に牙をむいた(参考として同じくスタッフロールにて牙をむいて来るデデデ大王やメタナイトと違いジャマハートに操られていない)。
SDXにおける「銀河に願いを」の体力前半のものを技の順番まで含めてほぼ完全に再現されている。原作でコピーできるものは当然コピー可能。また、ボイスが地味にUSDX仕様になっている(フレンズ操作時はSDXのもの)。
再現度が高いのみならず、スタアラの画面レイアウトに合わせてスペックが調整されているなど「ボス」として丁寧な作りになっているのも特徴。
ちなみに上記PVで使われているBGMの曲名は「信じられる友がいる」。何の冗談だ!?
もしも本編でボスになっていたらこんな感じになったかも?
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
スマブラSPでは、カービィおよびロゼッタ&チコとインクリング、の勝ち上がり乱闘のファイナルボス、そしてアドベンチャーモードのボスの一体としてまさかの登場。ここでも何やってんだアンタ。スタアラのプレイヤーは2週間連続でサプライズを食らうことになった。
2020年12月にはセフィロスの参戦に伴い、彼の勝ち上がり乱闘にも登場するようになった。ファイナルではなくステージ3となる。
ロゼッタ&チコについてはさまざまな星を巡るというコンセプトであることからか。加えて、「銀河にねがいを」と「マリオギャラクシー」で銀河という共通点もある。
(でもそれだったら同じく宇宙、異星巡りがテーマのサムス、フォックス、オリマーではなぜ出てこないのか少し謎。)
イカについてはマルクソウルが追加で使う技でペイントをコピーできることからだろうか?あるいは羽の模様がカラフルなこともあるかもしれない。
戦闘BGMも勿論VSマルク。ただし原曲ではなくスマブラXからあった光田康典氏のアレンジによるものとなっている。まさに10年の時を得て本人のボス戦に使われるとは誰も予想できなかっただろう。
なお勝ち上がり乱闘のインクリングルートで戦う場合のみBGMがシオカラ節に変わる。何故だ。マルクと同じカービィシリーズ出身のこれの類なのだろうか?
2020年12月23日より追加されたDLCセフィロスの勝ち上がり乱闘のセフィロスルートでも登場するようになった。
瞬間移動を多用しつつ攻撃してくる点は原作同様で、アローアローを除くすべての攻撃を使ってくるほか新たに以下の3つの技を会得している。
- 両目からバウンドしつつプレイヤーを追尾する黒弾を複数発落とす
- 翼が生えていたところから血管のような管を出し、画面広域に張り巡らせる
- 両目が肥大化&細胞分裂のように増殖し、無数のビームを広範囲に放つ
どれもかなり見た目がグロテスクであり、不気味さで言えば歴代のマルクの中でもトップクラスと言えよう。比較対象がアレという時点で完全にホラー。
また、最初にひとたび戦闘形態に移ったが最後、顎の下に付けているかわいいはずのリボンがボロボロに。チャームポイントをかなぐり捨てた感のある敵意のハッキリしたデザインになっている。
まるで先述したスターアライズとは対象的である。 (ちなみに発売は偶然なのかどちらも2018年である。)
撃破すると断末魔を上げながら、翼の7色パネルをバラバラに散らしながらステージ中を吹き飛びまくり、最後は翼そのものが取れて本体が背景に落ちる。
その後は消滅はせずそのままフェードアウトする。
これほどのホラーでありながら、2020年12月18日に公開された【スマブラSP】セフィロスのつかいかたにて、この作品およびSDXのディレクターである桜井政博氏より「本当はもっと怖かったんですよね、年齢推奨制限に引っかかっちゃいまして。しょうがないから、マイルドにしてみたんですけど…個人的にはもうちょっと怖くしたかった。」と明かされた。どうやら仕方ないのでマイルドにしたようである。……これで?
マイルドにしたものでもみんなのトラウマになりかねないのだが、これより怖くしてみる予定だったとなると想像するだけでも恐ろしい。
「血管表現とかが特に怖い」「(目玉の肥大化が)今のもちょっとキモい」と述べたことから、元々はより血を彷彿とさせるようなデザインだったのかもしれない(なお、星のカービィ3は割と強烈な描写が見られるがバーチャルコンソールでもCEROはAである)。
今作のボスではリオレウスも流血と尻尾切断を年齢制限の都合で断念していることが明かされている(部位破壊は可能)。
スピリットとしては、HOPE級の投げ属性のアタッカーだが、超化することで羽を広げた真のすがたとなり、ランクがLEGENDまで上がる。個性は魔法攻撃強化だが、カービィシリーズのキャラとは相性が悪い。
ちなみにブラックホールでマルクが割れる時の効果音はどことなくSWITCHのJoy-Conを本体に挿した時のものと似ている。
スーパーカービィハンターズ
マジックビームの装備に彼を模した装備がある。また、スタンプとしても登場。
漫画「も~れつプププアワー!」
二次創作におけるマルク
初期のカービィシリーズのボスの中では珍しくセリフ付きの明確な性格付けがされていることや可愛らしい通常形態と狂気じみた真の姿にギャップがあることから結構人気が高い。
二次創作では、左目が青で右目が赤というオッドアイで描かれることがある。
(実際のゲーム画面では両目とも黒もしくは紫でオッドアイではない)
リボンは絵師の趣味によるが多いのは下にリボン特有のピラピラがついてるもの。
性格も絵師によって様々で一番多いのはツンデレだったりもする。
最近は、技に茨の攻撃が入っているからなのか薔薇と一緒に描かれたりしている。
(左から谷口マルク、公式寄り、二次創作で時々見かける描き方)
似た者同士
1.フランドール・スカーレット:狂気の魔法使い同士で、どちらも「〜のさ」口調を使う。翼の形状が似ており、羽は虹色。マルク(ドイツの旧貨幣単位)とフラン(フランスなどの旧貨幣単位)でお金繋がり。
2.クラウンピース:ピエロ繋がり。マルクの帽子と、クラウンピースの服とタイツの配色が同じで、半分は赤で、もう半分は青。
BGM動画
スーパーデラックス
作曲は石川淳氏
ウルトラスーパーデラックス
スマブラ
アレンジ担当はクロノトリガーなどで有名な光田康典氏
スターアライズ
石川氏によるセルフアレンジ
関連イラスト
関連タグ
星のカービィ スーパーデラックス ウルトラスーパーデラックス 銀河に願いを スターアライズ