基礎データ
全国図鑑 | No.620 |
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イッシュ図鑑第1版 | No.126 |
イッシュ図鑑第2版 | No.220 |
ぶんるい | ぶじゅつポケモン |
タイプ | かくとう |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 35.5kg |
とくせい | せいしんりょく / さいせいりょく / すてみ (隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Mienshao |
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イタリア語 | Mienshao |
スペイン語 | Mienshao |
フランス語 | Shaofouine |
ドイツ語 | Wie-Shu |
進化
コジョフー (Lv.50)→ コジョンド
概要
分類上はオコジョだが顔立ちはどことなくキツネっぽい。
カラーリングは冬毛のオコジョがモチーフになっている。その割にはタイプはかくとう単体、
折角2刀流可能な種族値なのでこおり・かくとうの複合タイプだったらなおよかったのだが…。
腕の長い体毛を鞭のように振り回して圧倒的な連続攻撃する。
体毛によってリーチを約二倍程にまで伸ばしており、実際の手は垂れ下がってる根本辺りにちょこんとある。
基本的に図鑑では腕の毛部分を武器にするという話なのだが、そういった技は特に覚えず、実質的な必殺技は短い足から放たれる飛び膝蹴りである。
如何にも空気抵抗がありそうな長い体毛を見るに、攻撃は大振りになってしまうのではないかと思いきや、確かにトドメの一撃こそ溜めてから放つと図鑑解説にもあるが、実際は目にも止まらぬ速さでのキックやチョップの連打攻撃が得意だと紹介されている辺り、そこまで扱いには苦労していない様子。また、コジョンドのあの独特の鳴き声はこの連打攻撃を出す前兆なのだという。つまりカンフー映画などで聞く怪鳥音の事である。
なお、ソード版の図鑑説明では「真の強敵との戦いには腕の体毛を噛みちぎり、より身軽な状態で臨む」というまさかの生態が明かされた。
性能面
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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65 | 125 | 60 | 95 | 60 | 105 | 510 |
高速アタッカー寄りの能力であり、素早さの種族値は105とガブリアスを彷彿とさせる絶妙に高い値となっており、登場時点ではかくとうタイプの中でゴウカザルに次いで素早かった。
対戦では、それを活かして「ねこだまし」→「とんぼがえり」で戦場をかき乱すタイプが主に使われている。特に「とんぼがえり」は苦手なエスパーを潰せる上に、特性の「さいせいりょく」との相性が抜群である。
みがわりに使用したHPを「さいせいりょく」で補充しつつ味方に身代わりを引き継げる。
ステータスでは種族値125の物理攻撃力が光る。BWで威力が130に強化された「とびひざげり」が非常に強力。
BW2以降隠し穴による出現で解禁された夢特性の「すてみ」で更に火力が上がる。
特殊攻撃の種族値も95あるため「くさむすび」等を覚えておけば思わぬ場面で役に立つことも。とびひざげりの存在から余り意味はないものの、必中技「はどうだん」も覚える。
ただ、耐久面は物理特殊共に60と低く、等倍の技であっても威力が高いとあっさり落ちることが多い。特性「さいせいりょく」とのコンボも、潰された「きあいのタスキ」の再利用や「みがわり」分のHP補充程度でしかなかったりする。
攻撃範囲もとても広いとは言えない。
「くさむすび」や「はどうだん」などを覚えると上述したが、実を言うと有用な特殊技は本当にこれくらいである(強いてもう一つ挙げるなら「めざめるパワー」か)。そもそも、特攻種族値がそこそこ高いと言っても、ゴウカザルのそれには及ばないので、より高い攻撃に割く努力値を削ってまで二刀にする必要性があるのかという意見もある。
物理のサブウェポンは「ねこだまし」「とんぼがえり」「ストーンエッジ」「どくづき」「アクロバット」など。弱点補完はある程度できるものの、ゴーストタイプ相手には効かないor効きづらい技が多いのが辛い所。特に、「とびひざげり」を喰らわせようと思ったらゴーストタイプに阻まれて逆にHPごっそり持ってかれた、なんてなったら目も当てられない。
ゾロアークとチームを組むとこの欠点はある程度ごまかせるようになり、ゾロアークをコジョンドに化けさせておくと「とびひざげり」対策で相手が繰り出したゴーストタイプやエスパータイプを「あくのはどう」で返り討ちにできる。
もっともこの組合せも「2匹とも紙耐久のポケモン」の組み合わせなので、S106以上のポケモンから一致等倍技でゴリ押しされるだけで崩壊する点が難点といえる。
タマゴ技でXYから強化された「はたきおとす」を覚えるのでゴースト・エスパー対策に覚えさせておくのも悪くはない。
ダブルバトル以上でのコジョンドはもう一つの「せいしんりょく」が主流となる。
重要な「ねこだまし」を無効化しつつ、自身もねこだましを撃つ事が出来、猫騙しと優先度が同じ「このゆびとまれ」「いかりのこな」も素早さが高い事からスカーフ持ち以外で猫騙しを吸われるのはワタッコのみでもある。
しかし「まもる」が標準搭載のダブル・トリプルではメインウェポンであるとびひざげりが非常に使いにくく、威力の低い「ドレインパンチ」や「けたぐり」に頼らなくてはならなかった。
この点は「インファイト」と「ねこだまし」が使えるゴウカザルには劣ると言えるだろう。
しかし剣盾で「インファイト」を習得し改善された。
全体的に、あともう一歩…な性能(火力は除く)であるコジョンドだが、「禁止伝説解禁戦」では予想外の活躍が期待できる。
単純に多くの禁止伝説より速いかくとうポケモンというのは需要がある存在であり、また重たいポケモンが多い禁止伝説解禁戦では「けたぐり」が威力120になるので上記のデメリットがほぼ解消される。
「せいしんりょく」+「ねこだまし」の他、カイオーガの「しおふき」やグラードンの「じしん」などの強力な全体攻撃を防げる「ワイドガード」や、守るを解除して相方の禁止伝説で殴らせる「フェイント」が使える所が強力な点である。
オフ会のBWGSルールでは既に活躍もしていた記録も残っており、全ポケモン解禁戦となる初のWi-Fi大会のクリスマスカップでは一般ポケモンであるにもかかわらず使用率で10位となった。
ポケモンGO
2021年7月現在、進化前のコジョフーはGOバトルリーグの報酬でのみ入手可能……だったが後に10kmタマゴから孵化するようになった。こいつ以外にも候補はかなりいるので確定で出すのは困難。数を重ねて集めよう。
原作同様攻撃に極端に割り振ったステータスであるが、技が悲惨。なんとゲージ技で「はどうだん」・「きあいだま」を覚えず、かくとう技で統一しようとするなら「けたぐり」・「かわらわり」の1択(「けたぐり」については原作でカウンターを覚えないという理由もあるのだが)。
高DPSを想定するなら「どくづき」・「くさむすび」・「ストーンエッジ」を採用するのもありだが、ばつぐんをとれる相手に限って等倍どころか弱点を突かれやすいという特徴がある。故に、ポケモンGOにおいてはコレクション用と言わざるを得ない不遇ポケモンである。
使用トレーナー
- レンブ / 四天王(イッシュ)
- ベル(トレーナー) / ライバル(ポケモン)
- トウキ / ジムリーダー(ホウエン)
- フラダリ / フレア団のボス
- マスタード / マスター道場の師範
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イタチ系ポケモン仲間