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おおさか東線の編集履歴

2022-12-20 18:01:20 バージョン

おおさか東線

おおさかひがしせん

JR西日本が運営する鉄道路線の一つ。

概要

久宝寺駅大阪府八尾市)から放出駅大阪市鶴見区)を経由し、大阪駅(うめきた地下駅)までを結ぶ路線である。2008年3月15日に放出〜久宝寺間が開業し、残る放出〜新大阪駅間は2019年3月16日に開業している。営業キロ20.3km。

JR西日本の新規開業路線としては、1997年のJR東西線以来11年ぶり。JR西日本のアーバンネットワークの一環として位置付けされている。路線記号はF


路線自体は戦前に開業した、片町線(現在の愛称は学研都市線)の貨物支線である城東貨物線で、これを旅客化した形であり、旅客化と同時に独立した線路名称が与えられる形となった。また、JR東西線同様の上下分離方式となり、第三セクターの「大阪外環状鉄道」が施設保有者となっている。旅客化後も百済貨物ターミナル駅への貨物列車や近畿車輛からの甲種輸送は継続して運転されている。

放出までの部分開業時は直通快速が学研都市線の北新地方面にJR東西線に入り尼崎駅まで乗り入れていたが、新大阪延伸以降は直通快速は新大阪行となり、両線の旅客運用は完全に分けられる形となった(ただし放出駅のホームの発着については完全には分けられていないので、現在もどちらかで遅れが出た場合は、お互いに影響を及ぼす可能性はある)。


ラインカラー

おおさか東線のラインカラーはブルーグレー。選定理由は、「先進都市をイメージさせる銀色とコーポレートカラー(青)を合わせた色」である。


駅一覧

関西本線大和路線)を経由、奈良まで直通運転する直通快速と、線内を各駅に停車する普通列車が運行されている。

久宝寺駅を除く全駅が特定都区市内制度の『大阪市内』エリアの駅に指定されている。

★印は特定都区市内制度の『大阪市内』の駅。

◎は停車、レは通過。


駅番号駅名普通直通快速乗り換え路線備考
JR-F01大阪(うめきた地下駅、未開業)--JR西日本東海道本線JR京都線/JR神戸線/JR宝塚線大阪駅の地下ホーム。将来はなにわ筋線(2030年代に開業)と接続予定
JR-F02新大阪
  1. JR西日本山陽新幹線/東海道本線(JR京都線
  2. JR東海東海道新幹線
  3. OsakaMetro御堂筋線
(JR-A45)東淀川-おおさか東線のホームはなし
JR-F03南吹田-
JR-F04JR淡路阪急電鉄京都本線/千里線 淡路駅
JR-F05城北公園通-
JR-F06JR野江
  1. 京阪電気鉄道京阪本線 野江駅
  2. OsakaMetro谷町線 野江内代駅
JR-F07鴫野
  1. 西日本旅客鉄道片町線学研都市線
  2. OsakaMetro今里筋線
JR-F08放出JR西日本:片町線(学研都市線)
JR-F09高井田中央OsakaMetro中央線 高井田駅
JR-F10JR河内永和近畿日本鉄道奈良線 河内永和駅
JR-F11JR俊徳道近畿日本鉄道:大阪線 俊徳道駅
JR-F12JR長瀬-
JR-F13衣摺加美北-駅名は「きずりかみきた」。2018年春開業
JR-F14新加美-
JR-F15久宝寺JR西日本:関西本線大和路線

補足

  • 新大阪駅から先、梅田北地区(うめきた地区)への1区間を2023年に開業させる予定。おおさか東線の終着駅は大阪駅の地下ホームとして開設される。2030年代開業を目指しているなにわ筋線との接続も視野に入れている。
  • 新大阪駅と放出駅、久宝寺駅除く全駅にそれぞれステーションカラーが設定されている。開業時から喫煙コーナーが設けられず終日全面禁煙となっている。また、ダイヤ乱れが生じた際に駅部での列車抑止を容易にするために、JR西日本で初めて抑止表示器が設置された。
  • 新大阪駅と放出駅、久宝寺駅をのぞき全駅ともみどりの窓口はないが、代わりにみどりの券売機がこれらの各駅に設置されている(鴫野駅はみどりの券売機プラス)。新大阪駅・鴫野駅・放出駅・久宝寺駅を除き、駅業務は株式会社ジェイアール西日本交通サービスに委託され一部時間帯で無人となる。
  • JR長瀬駅~新加美駅間は駅間距離が2.7kmと長いため、東大阪市大阪市との市境付近に新駅設置を要望しており、2011年3月には両市とJR西日本が新駅設置に合意し、2018年3月17日に営業を開始。駅名は「衣摺加美北(きずりかみきた)」となり、難読駅名となった。
  • 衣摺加美北駅新加美駅間の正覚寺信号場から平野駅、JR淡路駅~南吹田駅間の神崎川信号場から吹田貨物ターミナルへの貨物支線があり、吹田貨物ターミナル百済貨物ターミナル間の貨物列車のルートになっている。
  • 南吹田駅は東海道本線の吹田駅と東淀川駅の中間からやや離れた位置となるが、東淀川駅におおさか東線の駅が作られないこともあって、東海道線の京都側からおおさか東線に乗り換える場合はいったん新大阪駅まで出て折り返さなければならない。
  • 鴫野駅~放出駅間は片町線と別線扱い。片町線の駅として営業中の鴫野駅にも実質的には2008年3月15日の部分開業時から乗り入れ開始となっているが、この時点では停車する営業列車の設定は無かった。

使用車両

普通列車

2022年3月のダイヤ改正でデビューした、現在の主力車両。201系を置き換えるため、あらかじめ網干総合車両所からの転属で補充された上で導入された。

ちなみに201系が運用されていた頃も、貨物列車運休時の保安列車(いわゆる錆取り列車)として度々入線していた履歴はある。

吹田総合車両所奈良支所所属。

かつて運行されていた223系以来の2列+2列の転換クロス車になる。

201系より座席定員は増えるが、定員や立てるスペースが減少するため、ラッシュ時の混雑悪化を招く可能性もある。

大きな旅行カバンを持った利用客や短距離での利用客が多いため、この路線での使い勝手はあまりよろしくないかもしれない。

2023年のダイヤ改正で直通快速の運用が当形式に変更されることが明らかになっているが、8連での運転のため現在使用されている6連のNC編成以外の編成が使用される予定。


直通快速

直通快速にも女性専用車両の表記はあるが、大和路線、おおさか東線区間内は対象外になる。(車両とホームで掲示位置がズレるため)なお、片町線(学研都市線)経由で朝夕ラッシュ時などに奈良駅に乗り入れる207系、321系とは奈良駅での編成の向きが逆になるので、気づかずに乗ると放出駅で降りる時など、いつもと真反対の位置になるので注意が必要。

2023年度からは直通快速の運用から撤退するが、JR西日本によると「今後おおさか東線普通として運用される」というメディアへの回答があった。

4扉車である両形式の転用先は限られる上、奈良線複線化に伴う増発などで221系6連が必要な為、信憑性は高い。

網干総合車両所西明石支所所属。


その他

EF65EF66EF210EF510

DE10

貨物列車はコンテナ車両のみ。


過去の車両

開業時から普通列車で使用されていたが、経年・老朽化により2018年1月に運用撤退した。201系と共に北区間へ乗り入れることは叶わなかった。

大和路線と車両を共有している。新大阪延伸開業での運用増を賄う為、大阪環状線から撤退した車両を転属させ編成を補充した。2022年3月のダイヤ改正をもって221系へ置き換えられ運用終了。

吹田総合車両所奈良支所所属。

おおさか東線南区間の開業当時から定期運用があった最後の形式であり、201系の撤退により南区間開業時の旅客用形式は全ておおさか東線から撤退した事になる。

なお、おおさか東線は北区間、南区間ともに開業1番列車は201系で運転された。

直通快速(JR東西線経由時代)に使われていた。

だが、JR東西線に4ドア用のホーム柵を設置する事になり、3ドアの223系ではドア位置が合わなくなるため運用撤退。

新大阪延伸開業後、直通快速は新大阪発着になるためホーム柵の縛りは無くなったが運用は現在も復活していない。

百済貨物ターミナルの電化に伴いDE10使用の1往復を除き電気機関車にバトンタッチした。


臨時で乗り入れる車両

臨時特急「まほろば」として新大阪ー奈良間をノンストップで結ぶ。2019年11月から12月の土・休日を中心に1日あたり1往復を運転。その後も度々運行されている。上下線ともに新大阪駅で山陽新幹線との接続を念頭に置いたダイヤが組まれた。使用される車両は「くろしお」色グリーン車なしのモノクラス3両編成で、1,2号車が指定席、3号車が自由席。

吹田総合車両所日根野支所所属。


関連タグ

片町線学研都市線

関西本線大和路線

JR西日本 アーバンネットワーク なにわ筋線

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