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天皇賞(春)の編集履歴

2023-04-05 23:59:45 バージョン

天皇賞(春)

てんのうしょうはる

年2回開催されるJRA競馬のGⅠ競走「天皇賞」のうち、春季の京都競馬場で開催されるレース。古馬の超長距離の祭典。

※メイン画像は第107回天皇賞(1993年)の上位2頭(ライスシャワー号メジロマックイーン号)の公式版権擬人化イラスト。


データ

コース京都競馬場・芝3,200m(外回り)
条件4歳以上
負担重量定量
優先出走権阪神大賞典日経賞いずれかで1着(地方競馬所属は2着以内)

※2021-22年は京都競馬場の大規模改修工事により阪神競馬場で開催。


概要

八大競走の一角に数えられる、歴史と伝統のある由緒正しきGⅠ重賞競走である。

通称「春天」。

1905年に明治天皇による日本レース・クラブへの「菊花御紋付銀製花盛器」の下賜に伴い開催された、「The Emperor's Cup」を起源とする。


1936年に日本各地の公認競馬倶楽部が日本競馬会に統合され、翌年より春に旧阪神競馬場(現競馬場の前身)、秋に東京競馬場で「帝室御賞典」が開催される事になった。

春の「帝室御賞典」は、1944年には「能力検定競走」として京都競馬場で開催(以降原則こちらで開催)。

1945年は戦局悪化で中止、1947年は「平和賞」の名で再開するなどの紆余曲折を経て、1948年より現在の名称となっている。


1984年に天皇賞(秋)が中距離の2,000mとなり、現在春天は春季の長距離王決定戦として位置づけられスタミナ自慢の馬が出走する。

また3,000m超のGⅠ競走はこのレースと菊花賞のみで、どちらも同じ会場で開催される事もあって菊花賞と合わせて優勝した馬も多い。


2002年までは日本で最も堅いGⅠレースの一つとされていたが2003年頃より荒れやすくなり、これは純粋なステイヤータイプの馬が減り始めたため、または中距離の宝塚記念を重要視する陣営が増え始めたためと考察する見方も多い。

2017年の大阪杯のGⅠ昇格により、現在春古馬三冠競走の2戦目に位置づけられている。


過去の優勝馬

太字は菊花賞優勝馬。

(地)は「マル地」。

1984年以前の優勝馬は天皇賞を参照。


開催年性齢騎手備考
1984モンテファスト牡6吉永政人グレード制導入
1985シンボリルドルフ牡4岡部幸雄
1986クシロキング牡4岡部幸雄
1987ミホシンザン牡5柴田政人
1988タマモクロス(地)牡4南井克己秋も制し史上初春秋連覇
1989イナリワン(地)牡4武豊コースレコード(3.18.8)
1990スーパークリーク牡5武豊前年秋に続く史上初秋春連覇
1991メジロマックイーン牡4武豊
1992メジロマックイーン牡5武豊史上初の春連覇/武豊が春4連覇
1993ライスシャワー牡4的場均コース&レースレコード(3.17.1)
1994ビワハヤヒデ牡4岡部幸雄阪神競馬場で施行
1995ライスシャワー牡6的場均史上初の春隔年制覇
1996サクラローレル牡5横山典弘
1997マヤノトップガン牡5田原成貴芝3200mJRAレコード(3.14.4)
1998メジロブライト牡4河内洋
1999スペシャルウィーク牡4武豊秋も制し春秋連覇
2000テイエムオペラオー牡4和田竜二秋も制し春秋連覇
2001テイエムオペラオー牡5和田竜二史上初の天皇賞3連覇
2002マンハッタンカフェ牡4蛯名正義
2003ヒシミラクル牡4角田晃一
2004イングランディーレ牡5横山典弘
2005スズカマンボ牡4安藤勝己
2006ディープインパクト牡4武豊芝3200mJRAレコード(3.13.4)
2007メイショウサムソン牡4石橋守秋も制し春秋連覇
2008アドマイヤジュピタ牡5岩田康誠
2009マイネルキッツ牡6松岡正海
2010ジャガーメイル牡6C.ウィリアムズ
2011ヒルノダムール牡4藤田伸二初の親子制覇
2012ビートブラック牡5石橋脩単勝万馬券・3連単100万越えを記録
2013フェノーメノ牡4蛯名正義
2014フェノーメノ牡5蛯名正義春連覇
2015ゴールドシップ牡6横山典弘
2016キタサンブラック牡4武豊
2017キタサンブラック牡5武豊秋も制し春秋連覇/芝3200mJRAレコード(3.12.5)
2018レインボーライン牡5岩田康誠
2019フィエールマン牡4C.ルメール
2020フィエールマン牡5C.ルメール
2021ワールドプレミア牡5福永祐一阪神で施行
2022タイトルホルダー牡4横山和生阪神で施行

主な記録

騎手の勝利数
  • 武豊(8)
  • 岡部幸雄(3)
  • 蛯名正義(3)
馬の親子制覇
  • マンハッタンカフェ(02)→ヒルノダムール(11)
  • ディープインパクト(05)→フィエールマン(19・20)
  • ディープインパクト→ワールドプレミア(21)
騎手の親子制覇
  • 横山富雄(71)→横山典弘(96・04・15)→横山和生(22)

ゲームでは

アプリゲームウマ娘プリティーダービー』で本レースをモデルにした試合が登場し、シニア級4月後半に挑める。

ただ、距離が3200mということで全G1の中で最長距離を走ることとなるため、挑む際はスタミナB(600以上)とレア回復スキルで挑むことが推奨されている。

しかし、サービス開始直後長距離ウマ娘を育成した(ほとんどの長距離ウマ娘がクラシック級の有馬記念後の目標が天皇賞(春)の)ため、あまり有用なサポートカードを所持しておらず、またスタミナもC〜C+だったためスタミナ不足が原因で目標未達成育成終了することが多発している。


関連項目

JRA 競馬 天皇賞 八大競走

重賞 GⅠ 京都競馬場


天皇賞(秋) 菊花賞 阪神大賞典

春古馬三冠(大阪杯宝塚記念)

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