基礎データ
全国図鑑 | No.0748 |
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アローラ図鑑(SM) | No.114 (メレメレ図鑑:No.114 アーカラ図鑑:No.046) |
アローラ図鑑(USUM) | No.137 (メレメレ図鑑:No.137 アーカラ図鑑:No.046) |
ガラル図鑑 | No.308 (ヨロイ島図鑑:No.128) |
パルデア図鑑 | No.345 |
分類 | ヒトデナシポケモン |
タイプ | どく / みず |
高さ | 0.7m |
重さ | 14.5kg |
特性 | ひとでなし / じゅうなん / さいせいりょく(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Toxapex |
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イタリア語 | Toxapex |
スペイン語 | Toxapex |
フランス語 | Prédastérie |
ドイツ語 | Aggrostella |
韓国語 | 더시마사리 |
中国語 | 超壞星 |
進化
ヒドイデ→ドヒドイデ(Lv38)
概要
ヒドイデの進化形で、触手が大きくなっているが、本体は相対的に小さくなった。
ゲーム中の待機モーションでは前方に当たる部分の触手2本は上に持ち上げている。
どく・みず複合はクズモー以来。最終形態のみで言えばハリーセン(あちらは「みず・どく」だが)以来。
図鑑説明によると、サニーゴの頭の珊瑚だけでは食い足らずサニーゴ本体を貪り食うようになったようだ。
モチーフであるオニヒトデよろしく、通った跡に残るのは喰い殺したサニーゴのカスばかり。なんたるド級のひどいやつか!
さらに、ドヒドイデの猛毒に刺されると三日三晩激痛に苦しむどころか後遺症まで残ってしまうという。
触手は12本に増えたが、攻撃に使用するのは正面の2本のみ。
遠隔攻撃をする際も正面の2本の触手のみで身体を支え、これまた13本に増えた毒針を一斉に放つ。
また、ツノで潮の流れを察知して周囲を探る事ができる。
元ネタが暖かい海に住むオニヒトデなので寒さには非常に弱いが、餌としているサニーゴとは違って何とかガラル地方に定着する事に成功している。普段は脚を使って体をドーム状にする事で本体を覆い、体を温めているとの事。その内リージョンフォームにでも変化するのかもしれない。
第8世代では9番道路の草むらにシンボルエンカウント。雪の降るこの地域に住もうと考える彼らの努力は何とも涙ぐましい。なお、この地域には彼らと同じく元々暖かい地域の生まれであるナマコブシも生息している。
9世代のパルデア地方では温かな海流が流れ込む場所を巡ってハギギシリと激しく争っているが、あちらはエスパータイプが入っている為に分が悪い様だ。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
50 | 63 | 152 | 53 | 142 | 35 |
「ぼうぎょ」「とくぼう」に極端に偏ったステータスを持つ。また、第7世代ポケモンの特徴なのか進化前より「すばやさ」が下がっている。
ただしHPは進化前から一切上がっておらず、耐久が物凄く高いというわけではない。と言ってもギルガルド(シールドフォルム)並にはあるのでタイプ不一致の弱点攻撃では中々倒れない。
半減8タイプと耐性が多く、「じこさいせい」も使用できるため持久戦に向く。
攻撃面は貧弱だが、「どく」「もうどく」を浴びた相手に確定で急所に当たる固有特性「ひとでなし」があるので、「どくどく」などの技+「ベノムショック」で実質威力195が実現する。
もう1つの特性「じゅうなん」は元々鈍足でありマヒ状態はそこまで驚異ではないため残念ながらハズレ特性である。使い道はせいぜいマヒ状態による行動不能を防げる程度か。
隠れ特性は「さいせいりょく」で、交代を駆使したサイクル戦も展開でき、現在ではこちらの方が主流。
こちらは「ねっとう」や「くろいきり」(タマゴわざのみ)を採用して相手の火力をとことん削ぎ落とす。
専用技である「トーチカ」はそのターンの自分への攻撃を防ぎ、更に直接攻撃をした相手には毒を浴びせるというもの。「ひとでなし」とは非常に相性が良く、「さいせいりょく」でも物持ちに貢献する。
ただし戦法の大半が状態異常や変化技に依存する為、「ちょうはつ」などで発動を阻止されたり「みがわり」などで無効化されたりすると機能不全に陥る。
押し返すだけの火力はないに等しいので相手の戦法をよく見極めること。
ただ、その「ちょうはつ」の実行犯がミストフィールドを展開してくるカプ・レヒレだった際のやり返しにどくづき搭載者が増加傾向にある。
どくづきは特殊高耐久物理紙耐久のウルガモス]などへの遂行手段としても優秀。おにびが来たらごめんなさいではある。
大抵5回当たれば倒せるので、どんな事態が発生すると困るかで技を吟味しよう。
ただ、タイプ一致の大技に対する受けは無理が生じやすい。
特にカプ・コケコのでんき技やカプ・テテフのエスパー技、一撃必殺技が来られたら控えにそれらを軽減、無効化できるポケモンがいない限りもう死の宣告である。
また、上記のように素の火力が低く変化技の比重が大きくなりがちなので、8世代目の新要素であるダイマックスとの相性もあまり良くない。
一応「ダイウォール」込みで相手のダイマックスを振り切るのに使えなくはないが…。
ポケモンSVでも続投しているものの、
・ねっとう没収
・じこさいせいのPPが半減
・攻撃系のポケモンではないのでテラスタルも受け専用にしか使えない
・「くろいヘドロ」型の場合、テラスタイプが実質どくタイプで固定となる。
と、これだけでもかなりキツめの弱体化を受けてしまっている。
特に熱湯を奪われる事は事実上物理受けでの耐久が半減したという事にも等しく、ドヒドイデは今後方針変更を余儀なくされる事になるだろう。
以上のように、獰猛な設定とは裏腹に、直接自分で仕留めにいくよりも受けループ、仲間のサポートや起点づくりで真価を発揮するポケモンと言える。
まあ、設定と実際の性能がかみ合わないのはポケモンではよくあることであるが。
この世代で「ねっとう」を失った影響は大きく、「どくどく」、「じこさいせい」、「トーチカ」、「くろいきり」or「どくびし」というノーウエポン型も珍しくなかった。そのため、「ちょうはつ」が死活問題となり、「メンタルハーブ」型が目立つように。また、どくテラスタル以外が可能になるように「たべのこし」を持たせた型も。
テラスタルは「くろいヘドロ」と好相性などくに始まり、「キノコのほうし」対策のくさ、素のタイプ上呼びにくいはがねやどくを警戒せずに済む上に苦手がちなドラゴンに強くなれるフェアリー、弱点僅少のみず、ノーマル、じめん対策のひこう、でんき対策のじめんというのもある。中には「まとわりつく」での遂行速度を高められるむしというのも(テラスタル状態の時にテラスタイプと同じタイプの技が原則威力60以上保証となる仕様とまとわりつくが好相性)。
シリーズ2までこれといった相方に恵まれなかったが、シリーズ3になってチオンジェンが追加されるとそちらとの相性補完を活かしたサイクル型が主流化。
使用トレーナー
ゲーム版
- プルメリ:スカル団幹部
- グズマ:スカル団ボス
- ルリナ:ジムリーダー(ガラル)
- ジュバ:ジムチャレンジャー
- シュウメイ:スター団どく組チーム・シーボス
- ミモザ先生:パルデア教員
- ユウミ:テラレイドバトルサポートトレーナー
漫画版
- ルリナ(ポケスペ)
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- SM58話
- コジロウのヒドイデが惚れていたオスの色違いヒドイデ(通称「センパイ」)が、ヒドイデがをたぶらかしたと思い込んでコジロウを猛攻撃している最中にドヒドイデに進化している。なお、この色違いはゲームとは異なった色の違いとなっている。
関連イラスト
関連タグ
0747.ヒドイデ→0748.ドヒドイデ→0749.ドロバンコ