男嫌い(ミサンドリー)
男性に対して嫌悪感や不信感を抱いていること。あるいはそういう感情を抱く人。もしくは「男性恐怖症」とは違って病的というほどではないが、明確に嫌悪の感情を抱くさま。対となるのは「女嫌い」。ミサンドリーとも言われる。男嫌いになるのは必ずしも女性とは限らず、男性が自身の性への嫌悪を抱くこともありうる。
男性からの被害経験から男嫌いになる女性もいるが、そうした他者の被害に共感し、被害妄想を募らせて男嫌いになる女性も少なくないという。同様のことは女嫌い(ミソジニー)の男性にも多い。SNSを通じて男性不信を募らせ、男性に対して攻撃的になる者もおり、例えばTwitterにおいて男性叩きに走るツイフェミが問題視されている。
男嫌いにもかかわらず男性と結婚している人もいるが、独身志向・反出生主義になる人も多い。同性愛に走るものもいるが、大体は男性が苦手なだけで根は異性愛者なので、レズビアンコミュニティの中で長続きしない。男嫌いで子持ちの人は、特に息子に対する虐待に結びつくこともある。レズ(ガールズラブ)=男嫌いと描く創作もあるが、これは実態とはかけ離れている。
対義語は男好き…のように思えるが、必ずしもそうではない。男性を「性的な意味で好き」なだけで、男性と交際しながら男性を軽蔑している女性も少なくないからである。なのでいわゆるヤリマンの男嫌いというのも結構いる。
主な男嫌いなキャラクター
男性
※全員「自分以外の男が嫌い」の意。自身や、自身が男性であることを嫌っているわけでは無い。さらにいうと、この手のキャラはだいたい“ただのカッコつけ”でそう言ってるだけの場合もあり、実際には同性ともそれなりの付き合いがあったりする。
女性
- 清水美春(バカとテストと召喚獣)
- 乾紗凪(ましろ色シンフォニー)
- 誘宵美九(デート・ア・ライブ)※主人公は例外で大好きになる。
- 大庭ナオミ(タッグフォース)
- 柳生九兵衛(銀魂)※男性に触られると、反射的に投げ飛ばしてしまう点。しかし、自分から行く分には、ほんの僅かだが耐えられる。
- ソレッタ・織姫(サクラ大戦2)※日本人の父親が母を捨てた(実際は母方の祖父母・親戚筋に引き裂かれた)と見なし、「日本人の男」に対して憎悪を抱いていた。
- 花子(浦安鉄筋家族)
- 天道あかね(らんま1/2)※元来からこの設定で、とりわけ主人公に対しては虐待も辞さない。ただし、接骨院の先生と主人公を追ってきた者は例外。
- 染谷リリィ(女子高生の無駄づかい)
- 野村香純(あそびあそばせ)
- 井伊直虎(戦国BASARA)
- 茶柱転子(ニューダンガンロンパV3)
- 鳳かずさ(この音とまれ!)
- 紐手こころ(ひもてはうす)
- 蓮(このはな綺譚)
- エミリア(ラピスリライツ)
- 奈良田愛(かげきしょうじょ!!)
- 児玉翠(あずきちゃん)
- 宇佐見羽仁(SKETDANCE)
- シエロ(この素晴らしい世界に祝福を!)
- エウリノーム(ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。)※嫌いなのは成人男性だけで、重度の少年愛好者。
- アスタロッテ・ユグヴァール(アスタロッテのおもちゃ!)※直哉には途中から好意を抱き、老執事のオラフは年齢のこともあり最初から受け入れている。
- 火野レイ(美少女戦士セーラームーンシリーズ)※旧アニメは除く。
- 沙倉楓(けんぷファー)
- 黄蝶ヶ崎柚(恋愛暴君)※藍野青司に対してはツンデレな行為をする。
- 堀江青(淫らな青ちゃんは勉強ができない)※1名のクラスメイトには徐々に好意を抱き、後に恋人となる。
- ボア・ハンコック(ONEPIECE)※主人公と恩人2名は除く。
- エアグルーヴ(ウマ娘プリティーダービー)※初期設定のみ
- メジロドーベル(〃)トレーナーは除く。
- スキュラ(怪人開発部の黒井津さん)
- 男嫌いの聖女※有償依頼によって誕生したキャラクターという特殊な経緯を持つ。
- 日比野真琴(ボンボン坂高校演劇部)※幼児や同性愛者や人畜無害ナルシストやそう見なした男性だけは嫌わず、主人公は異性愛の対象として見るに至った。男性恐怖症との境界線が曖昧。