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15世代の編集履歴2023/10/23 15:20:08 版
編集者:teru
編集内容:牝馬、種牡馬を追記

概要

競走馬のうち、2012年生まれ、2015年に3歳の世代。現11歳。

菊花賞で頭角を現したキタサンブラックが大活躍したキタサンブラック世代。母父サクラバクシンオーの血統的不安を払拭すると、その後も長距離戦線で活躍した。

他には佐々木主浩氏の保有馬であるシュヴァルグランや、菊花賞2着馬で海外G1のリアルスティール、G1馬アドマイヤグルーヴを母に持ちルーラーシップの甥にあたる二冠馬ドゥラメンテが活躍した。

フェブラリーSなどGⅠ2勝を挙げたダート馬ノンコノユメや、クラシック三冠レース全てに出走経験を持ち7歳で障害に転向したタガノエスプレッソは10歳まで現役を続けた。二頭とも現役最晩年までGⅠを含む重賞戦線で好走し、タガノエスプレッソは2歳と10歳で重賞を制した初の日本調教馬となった。

各路線の推移

芝・牡馬

皐月賞日本ダービーの時点では超良血馬ドゥラメンテが主役で、他にリアルスティールサトノクラウンなどが奮戦を続けていた。しかしドゥラメンテは骨折してしまい、春の時点では上がり馬だったキタサンブラックがセントライト記念で重賞初勝利を挙げると菊花賞も優勝。

古馬になってキタサンブラックは負傷離脱した北村宏司に変わって武豊を主戦に据え、中長距離で存在感を発揮。クラシックで善戦を続けてきたリアルスティールも春のドバイ遠征でドバイターフを勝利。ドゥラメンテの僚馬で、クラシックでは結果がなかなか出なかったサトノクラウンも4歳末の香港ヴァーズでハイランドリールを撃破、5歳時にはキタサンブラックを宝塚記念で倒した。

芝・牝馬

この世代の牝馬はオークス秋華賞を制したミッキークイーンが主役であり、古馬路線でも堅実な走りを見せた。桜花賞を制したレッツゴードンキは一時期不振に陥ってたものの、ダート転身をきっかけに芝でもダートでもある程度の結果を残した。

のだが、この世代の牝馬は牡馬に押されがちの世代と言える。また、ゲート難の白毛馬ブチコはこの世代である。

ダート

ひとつ上の世代のコパノリッキーが台頭していたこともありこの世代のダート馬は地味ではあったものの、3歳時にJDDを勝ったノンコノユメが去勢後、6歳でフェブラリーSを優勝。現役晩年には大井に移籍して9歳で東京大賞典2着を記録するなど長らくダート戦線を盛り上げ続けた。他にもアポロケンタッキーがいる。

障害

2歳時に重賞勝ちがあり、クラシックにも皆勤したタガノエスプレッソが障害転向するとオジュウチョウサンを倒して重賞勝ち、その後もオジュウチョウサンのライバルとして活躍した。

他にはキタサンブラックの調教パートナーを務め、全兄妹2×2のきついクロスでも知られたマイネルレオーネもここで、入障後G1で3着2回を記録している。

海外

アメリカ

37年ぶりにアメリカ牡馬クラシックレースで三冠を達成したアメリカンファラオがこの世代の代表。ベルモントSで2着に入ったフロステッドは古馬になってG1を2勝している。

欧州

3歳時の凱旋門賞ゴールデンホーンが制すると、4歳時にはA.オブライエン調教師の手掛けたガリレオ産駒3頭、ファウンドハイランドリールオーダーオブセントジョージで上位独占という偉業を成し遂げた。ハイランドリールはその後BCターフを制し、香港ヴァーズでサトノクラウンと激闘を繰り広げ、5歳シーズンも中距離路線で活躍した。オーダーオブセントジョージは長距離路線で活躍したが、2つ下の世代のストラディバリウスが台頭するとやや霞み気味となった。

その他地域

オーストラリアには2017年創設の芝最高賞金レース、ジ・エベレストを連覇した初代王者レッドゼルがいる。同国での獲得賞金はウィンクスネイチャーストリップに次ぐ3番目の数字を誇る。香港では香港マイル連覇のビューティージェネレーション香港スプリント連覇のミスタースタニング、宝塚記念に来日し2着に激走したワーザーがいる。

種牡馬

ドゥラメンテは早世のため産駒がわずか5世代にとどまったが、初年度産駒となる21世代から菊花賞馬タイトルホルダー22世代23世代から二冠牝馬スターズオンアースや牝馬三冠リバティアイランドが登場。キタサンブラックもブラックタイドの後継として供用され産駒が22世代からデビューし、いきなり年度代表馬イクイノックスが出る上々の立ち上がり。23世代でも皐月賞馬ソールオリエンスが出ている。サトノクラウン産駒は23世代でデビューし、なんと初年度からダービー馬タスティエーラを輩出した。

既にこの3頭の産駒だけで八大競走を完全制覇しており、2023年にはソールオリエンス・タスティエーラ・ドゥレッツァクラシック三冠を分け合うなど、ターフを去ってなお覇権争いを続けている。また、リアルスティールからもレーベンスティールを輩出しており、なおさらこの世代の層を上げている。

アメリカンファラオは輸入産駒からダートGⅠ馬2頭を出したほか、仏GⅠ馬ヴァンゴッホが出るなど芝適性も高い。

そのアメリカンファラオを破ったキーンアイスの仔から、21番ゼッケンのダービー馬リッチストライクが誕生、父子揃ってアメリカを戦慄させた。フロステッドは結果が出ていない中で日本へ渡った産駒から重賞馬が出た。

勝利したGⅠ

この世代の日本調教馬によるJRAGⅠ、ダート交流JpnⅠ、海外GⅠ勝利数の合計:20

※2歳GⅠ、3歳GⅠは除く。

前述の通り、キタサンブラックを擁し、5歳時の2017年には6つあるJRAの芝中長距離GⅠを全てこの世代の馬が勝利した(キタサンブラック4勝、サトノクラウンシュヴァルグランが各1勝)。

反面、芝短距離では1歳上にレッドファルクス、1歳下にファインニードルがおり、GⅠ未勝利に終わった。同様に障害でも1歳上のオジュウチョウサンを筆頭に前後の世代が強力で、2022年末時点ではGⅠ未勝利となっている。

ジュニア~クラシック

レース勝ち馬
朝日杯FSダノンプラチナ
阪神JFショウナンアデラ
皐月賞ドゥラメンテ
日本ダービードゥラメンテ
菊花賞キタサンブラック
桜花賞レッツゴードンキ
オークスミッキークイーン
秋華賞ミッキークイーン
NHKマイルカップクラリティスカイ
全日本2歳優駿ディアドムス
ジャパンダートダービーノンコノユメ

シニア

中央20152016201720182019
大阪杯(2017-)キタサンブラック
天皇賞(春)キタサンブラックキタサンブラック
宝塚記念サトノクラウン
天皇賞(秋)キタサンブラック
ジャパンカップキタサンブラックシュヴァルグラン
有馬記念キタサンブラック
ヴィクトリアマイル
エリザベス女王杯クイーンズリング
高松宮記念
安田記念
スプリンターズS
マイルCS
フェブラリーSモーニンノンコノユメ
チャンピオンズC
地方20152016201720182019
川崎記念オールブラッシュミツバ
かしわ記念
帝王賞
南部杯
JBCクラシック
東京大賞典アポロケンタッキー
JBCスプリントブルドッグボス
JBCレディスCホワイトフーガホワイトフーガララベル

海外

レース20152016201720182019
ドバイターフリアルスティール
香港ヴァーズサトノクラウン

代表的な馬

馬名性別主な勝鞍
アポロケンタッキー東京大賞典
オールブラッシュ川崎記念
キタサンブラック菊花賞などGI7勝
クイーンズリングエリザベス女王杯
クラリティスカイNHKマイルカップ
サトノクラウン香港ヴァーズ宝塚記念
シュヴァルグランジャパンカップ
ショウナンアデラ阪神ジュベナイルフィリーズ
ダノンプラチナ朝日杯フューチュリティステークス
ディアドムス全日本2歳優駿
ドゥラメンテ皐月賞日本ダービー
ノンコノユメセンジャパンダートダービーフェブラリーS
ブチコ上総ステークス(1600万以下条件)
ブルドッグボスJBCスプリント
ホワイトフーガJBCレディスクラシック2連覇
ミッキークイーンオークス秋華賞
ミツバ(競走馬)川崎記念
モーニンフェブラリーSコリアスプリント
ララベルJBCレディスクラシック
リアルスティールドバイターフ
レッツゴードンキ桜花賞

種牡馬

日本関係

供用開始繋養地
ドゥラメンテ2017社台SS
キタサンブラック2018社台SS
サトノクラウン2019社台SS
シュヴァルグラン2020

2023年10月から放映されているアニメ3期・第3話までの時点で、ウマ娘として登場しているのは以下4名。

この世代で最初に登場したキタサンブラックはひとつ下のサトノダイヤモンドとの関係性が強調されているが、後にサトノクラウンやシュヴァルグランが登場。さらにキタサンブラックがアニメ3期の主人公に抜擢されたことでドゥラメンテも登場した。

なお、ゲーム版のキタサンブラックのシナリオではドゥラメンテの代理と思われるモブが登場していたが、アニメでは予告も事前情報もなしにドゥラメンテ本人がサプライズで登場することとなった。他にもリアルスティールの代理と思われる者も登場している。

関連タグ

    05世代

14世代 15世代 16世代

    25世代

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