「大丈夫大丈夫。一ちゃんてば無敵だから……なんてな」
プロフィール
真名 | 斎藤一 |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 178cm |
体重 | 77kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・中庸・人 |
好きなもの | 遊ぶこと、コロッケ蕎麦 |
嫌いなもの | 頭の堅い人 |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(原案)、池澤真(FGO) |
CV | 石川界人 |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
期間限定イベント『ぐだぐだ邪馬台国』で初登場し 期間限定枠で実装された。
元々土方歳三の幕間で名前だけは先に出ていたため実装の予測はあり、今回で遂に満を持しての登場となる。
また、存在自体は『帝都聖杯奇譚』の時点で示唆、というか実は登場しており、『誠の旗』で召喚され魔人アーチャーに牙突を行っていた模様。
召喚された当初は軍服と思われる黒コートに黒スーツ姿。
再臨すると、明治維新後は警察官となった経歴からか、ネクタイを締めた黒スーツ姿となる。
そして第三再臨では、新選組隊士としての服装――浅葱の羽織袴を披露してくれる。
一方で、それまで短髪だったのが一転して、ウェーブがかった長髪となる(時系列的には寧ろ逆に、長かった髪を短くしたと言うべきか)。また、首からは鉢金(鉢巻に金属板を縫い付けた防具)を下げている。それまで鞘に収めていた刀も常に抜いたままの二刀流の状態になる。
真名
幕末の京都を中心に活動した治安組織、新選組の三番隊隊長、『斎藤一』。
幕末の動乱期から明治の西南戦争まで数々の戦を戦い抜き、大正の世までその生涯を全うした数少ない新選組隊士。
一説には溝口派一刀流の使い手で左利きであったとか、無外流の使い手で居合の達人であったとか言われるが、具体的な流派は不明。また出自にも謎が多く、その正体には様々な憶測が飛んだ。
沖田や土方と出会った時期にも諸説あるが、本作では試衛館時代からの旧知であるとされている。
剣の腕前は隊内でも抜きんでており、一番隊組長沖田総司と二番隊組長永倉新八に並び「組内最強」と呼ばれた剣豪の一人で、永倉新八は沖田の剣を「猛者の剣」、斎藤の剣を「無敵の剣」と評した。
隊内の粛清役など表には出ない任務を数多く務めたとされ、また、明治維新後に改名して警視庁に奉職していることもあり(西南戦争後に警部に昇進)、一説には幕府や会津藩から新選組への間者であったとの説もある。
事実、新選組時代の行動には不審な点も多く、隊士の中ではある種、特別な立ち位置にいたと思われる。
戊辰戦争時には新選組隊士として旧幕府軍に従い、会津若松城下に至るまで各所で戦う。敗戦後に新政府側に投降、しばらくの間は謹慎生活を送っていた。
明治維新後は警視庁に入り抜刀隊として西南戦争に参加、退職後は東京高等師範学校の剣術指導兼守衛や東京女子高等師範学校の庶務会計などを務めた。大正4年9月没。
人物
一人称は「僕/俺/一ちゃん」。
一見するとヘラヘラした二枚目半であり、同僚の沖田からは「ヘラヘラ新選組」というあんまりなニックネームをつけられている。しかし本気の時は鋭い眼光の真剣味のある一面を見せ、仕事は確実に遂行する。
ともすれば時代錯誤な価値観に陥りがちであった新選組の隊士の中にあって、既存の価値観にとらわれない柔軟な生き方を信条としている。
「なーんて、僕は面白い方につくだけなんですけどね」とは本人の談。
マスターからの通称は「斎藤さん」、あるいは「一(はじめ)ちゃん」。
後者については召喚時、気軽に「一(はじめ)ちゃんと呼んでくれ」と言った直後に自分からやっぱり恥ずかしいからナシにしてくれと言ってくる。
が、バレンタインでは「一ちゃん」呼びに対して普通に接していたのでこの呼び方にも慣れたのかもしれない。
好きなものは醤油ラーメンなどの麺類。特に現界した時に食べたコロッケそばにハマってしまったらしい。なお、史実の彼もそばが好物だったと言われている。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | C | B+ | E | A | C |
保有スキル
対魔力(D) | 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 |
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単独行動(C) | 。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクCならマスターを失っても一日間現界可能。 |
無敵の剣(A) | 新選組の中でも一二を争う強さと言われた斎藤の剣を評した言葉。斎藤の剣は流派がはっきりせず、無外流とも一刀流とも言われたが、その実、何物にもとらわれない自由の剣であった。 |
抜刀自在(B) | 左右両手から繰り出される変幻自在の抜刀術。切っ先から縦横無尽に変化してゆく型のない剣術。見切りなどによる予測を極めて困難にする特殊な戦闘技術。「利き手?いや、その時その時で抜きやすい方で抜いてるだけよ、僕は。大体、んな事考えてる暇があったらさっさと斬れって話でしょ」 |
心眼(真)(B) | 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 |
宝具
無形(むぎょう)
- ランク:−
- 種別:対人魔剣
- レンジ:1~9
- 最大捕捉:1人
「見せてやるさ、無敵の剣。」
「形無きが故に『無形(むぎょう)』。流れるが故に無限――故に我が剣は、無敵!」
無敵の剣と評された斎藤一必殺の逆袈裟切り。型を持たない自由の剣。
純粋な速度とは異なる特異な踏み込みで接近、相手の時間認識と距離感を狂わせ、間合いを誤認させて瞬時に斬り伏せる。斬られた相手は絶対に届かないと思われた距離から斬り伏せられるため、気が付けば斬られているという錯覚に陥る。
およそ近接武器が相手であれば、槍であろうとなんであろうと、対象のリーチを無視し、あらゆる間合いから必ず先手で仕掛ける事が可能。
詳細は該当記事を参照。
なお、新選組隊長格が全員保有しているという設定の宝具『誠の旗』については、現状マテリアルに記載が無いため詳細不明。
『誠の旗』の詳細についてはこちらを参照。
ゲーム上での性能
最大HP | 11873(LV80) |
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最大ATK | 9425(LV80) |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Arts |
スキル1 | 抜刀自在(B) / 自身のArts&Busterカード性能UP(3T)&スター獲得 |
スキル2 | 心眼(真)(B) / 自身に回避状態を付与(1T)&自身の防御力をUP(3T) |
スキル3 | 無敵の剣(A) / 自身の攻撃力&クリティカル威力をUP(各3回・3T) |
宝具 | 敵単体のArt攻撃耐性をダウン(3T)&敵単体に超強力な攻撃&敵単体のクリティカル発生率をダウン(3T)〈OCで効果アップ〉 |
「騎乗」スキルはないが1枚だけのQuickカードの性能は良く、加えて「単独行動」スキルでクリティカル威力が常時UPする補正が入っている。
「単体Arts宝具を持ち、自ら殴ってスターを量産しクリティカルでNPをチャージする」という点ではランスロットや水着北斎と似ているが、攻撃特化の両者に対し「心眼(真)」で防御面が支えられている反面、クリティカル誘発に必要なスター集中バフとNPチャージを所持していないため、運用に当たってはこれらを補助する必要がある。
関連人物
生前
生前の同僚で試衛館時代からの仲間。「沖田ちゃん」と呼んでいる。
新選組時代より幾分か面構えが良くなったと感じ、試衛館時代を思い起こすらしい。
その剣才の異質さには土方以上に薄ら寒いものを抱いており、(稽古であっても)二度とやり合いたくないとの事。
因みに、史実においては沖田とは同年代でニ歳しか違わない。
生前の同僚で試衛館時代からの仲間。「副長」と呼んでいる。
苦手と称しており、死してなお「新選組」としての理想を貫かんとする彼を見て、その在り方を羨ましいとも哀しいとも感じている。
生前の同僚で試衛館時代からの仲間。「山南さん」と呼んでいる。
『ぐだぐだ邪馬台国』では共に行動した。
近藤勇
生前の同僚で試衛館時代からの仲間。「局長」と呼んでいる。
他の隊士達と同じく、彼の思想を信じて走り続けていた。
一説によれば斬首された彼の首を持ち帰り、土方歳三の元に届けたのは斎藤一という説がある。
井上源三郎、永倉新八、原田左之助、藤堂平助
生前の同僚で試衛館時代からの仲間達。
新選組ではそれぞれ、六番隊、二番隊、十番隊、八番隊の隊長を務めていた。
藤田時尾
生前の妻。会津戦争の時に出会い戊辰戦争終決後に結婚する。
彼女との間に息子を2人授かる。
初代局長。近藤達と新選組の主導権を争った人物。
生前からいい印象はなかったのだが、さらに傲慢さが増した劇中の有り様を嫌悪していた。
一方の芹沢も、斎藤が自分に本気で従ってはいない事に勘づいていた。
伊東甲子太郎
生前の同僚で参謀を務めた人物。近藤&土方の命令で彼の作った御陵衛士に間者として潜入した。
この一件から『ぐだぐだ邪馬台国』で土方から「斎藤一が新選組を裏切る事はねぇ」と言われるほど信頼されていた模様。
松原忠司
生前の同僚で、四番隊の隊長を務めた。バレンタインイベントで言及される「自分が斬った男の未亡人の面倒を見ようとしてそのまま心中してしまった隊士」は彼の事と思われる。
武田観柳斎、谷三十郎
生前の同僚で、五番隊、七番隊の隊長を務めた人物達。
一説では、彼らを粛清したのは斎藤だといわれている。
Fate/Grand Order
契約したマスター。「マスターちゃん」と呼ぶ。
副長と同じく、個人の身に余る重責を背負い逃げる事も折れる事も許されなくなった者。
斉藤は普段ヘラヘラした態度で接しているが、時折秘められた本音を見せてくれる。
劇中では「盾の姉さん」と呼ぶ。
隙をついたとはいえ、彼女の絶対防御を突破するというとんでもないことを成し遂げている。
マイルームにて「剣は天才だが世渡りは下手」と評価している。
出会って早々彼をけなすなど相性は悪い。しかし、その借りは早々に返される事になる。
彼女も「沖田総司」であるのだが、全然違う容姿に加えて、人知の越えた概念によって生まれた存在である為か、さっぱり理解できない様子を見せる。
結果身内として同一視できないものの、女性としては気に入っていた様で、しれっとナンパしている。
『聖杯怪盗天草四郎』にて敵側に雇われたサーヴァントとして共演。
第二再臨の服装から「リーマン」呼ばわりされていた。
同じく霊基再臨すると若返るサーヴァント。
もっとも、あちらは若返りどころか子供になっているのだが……
『ぐだぐだ新邪馬台国』で登場するキャラクター。イベント内で斎藤と絡む。
余談だが、斎藤のイラスト担当池澤真氏はシュシャのイラスト担当津留崎優氏と夫婦関係である。
その他
第三再臨の髪色およびウネウネ感がそっくりと話題になっている。
余談
実装時は斎藤一と言えば『るろうに剣心』の悪・即・斬の人があまりにも有名だったことや、帝都時に旗召喚された際に牙突とモロに使われていた為、ファンからは「牙突」が宝具じゃないの!?と冗談交じりに言われていた。
実際の所は『FGO』での彼の宝具は「回天剣舞六連」のパロディ(暗転の斬り込み時の動きがそれ)であり、牙突をパロディしているのはむしろ沖田さんの方である。
ちなみにあっちの斎藤一もこっちの斎藤一も蕎麦が好きである。
セイバークラスでありながら『単独行動』を保有しているのは、壬生浪士組→新選組→斗南藩(会津松平家)→警視庁……というように所属組織を転々としていた為だと思われる。尚、新選組はそもそも会津松平麾下であり、彼自身は戊辰戦争で容保の降伏に従っている上に、他所に就職後も容保の死を悼んでいるので、経歴で受ける印象ほどドライではない。
むしろ忠義の人といっていい人物で、『コハエース』での「はじめちゃんはとても不器用」という評価は、掴みどころがない・わけがわからないという誹りを厭わず主君容保に従い続けたいう意味においては言い得ていたりする。
実際逸話の中には、斬首された近藤局長の首を土方の元へ届けたのは斎藤一とする、彼の人物像を反映させたかの様な説が存在する。
年齢については史実で沖田と同い年説と、その2歳年下説が存在する。今作では第三再臨で新選組時代の浅葱羽織姿になる事で再現されているのだろう。なお偶然にも、中の人同士の関係に非常に近い(沖田役の悠木碧女史は斎藤役の石川氏と同じく元々はプロ・フィット所属〈現在は悠木氏が青二、石川氏がステイラックに所属〉で、かつ2歳上)。
別の話では坂本龍馬暗殺事件の真犯人ではないか…という俗説もあり、とある幕末を舞台にしたゲームでは斎藤一と坂本龍馬が同一人物というトンデモ異説が使われている。なお、そのゲームにおいて斉藤一はとある人物から「一ちゃん」と呼ばれている。
実装の翌年である2021年はどういうわけかイベント出演が多く、『聖杯怪盗天草四郎』を皮切りに『ハロウィン・ライジング!』、『ぐだぐだ邪馬台国』復刻ライト版、さらに『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』と出ずっぱりになった。特に、ハロウィン以降は李書文共々3連続出演となり、Twitterのタイムラインには「社畜」「過労死」「はじめちゃんに休暇(有給)を」などの言葉が並んだ。
さらに『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』開催発表当日の『カルデア・ラジオ局』のボイスゲストは、偶然にも石川氏だった。
2022年にはホワイトデーイベント『15人の理知的なメガネたち』に登場。ホワイトデーイベントに2年連続で出演し、またもや社畜の予感が……
また石川氏は後にクリプターの一人であるデイビット・ゼム・ヴォイドを演じることとなる。
関連動画
担当声優の石川界人は自身のYouTubeチャンネルにて斎藤一を引くまでガチャを回し88連目で出た。ちなみに、同動画では卑弥呼を引くまで追加で引き264連目で出た。
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フォムト・バーガー:第一・第二再臨時の外の人つながり。自分の属していたグループの中で唯一最後まで生き残ってしまったという点も共通している。なおバーガーの中の人はエミヤである。