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概要編集

死亡フラグに聞こえるが決してそんなことはない。

元ネタは『仮面ライダー剣』の名シーンの一つ。


相川始=ジョーカーの中に芽生えた優しさと人間への愛を垣間見て、彼を救うことを決意した仮面ライダーギャレンこと橘朔也

だが最後の上級アンデッドギラファアンデッドは得意のバリアで悉くギャレンの銃撃を阻み、じわじわと追い詰めていく。ジャックフォームに強化変身するも通用せず、空中で捕まり岩肌に叩きつけられてダウンしてしまう。


そんな彼に、今度こそ(ケルベロスアンデッドのラウズカードを封印する能力を利用し、ケルベロスのカードでギャレンの変身に必要なチェンジスタッグのカードを封印して)引導を渡そうと余裕たっぷりに歩を進めるギラファ。

しかし次の瞬間、橘はカードを押し付けようとして油断していたギラファの腕を捕まえ、その土手っ腹にギャレンラウザーを押し付けて上記の台詞を言い放つ。


「この距離なら、バリアは張れないな!!」


ほぼゼロ距離から銃撃を何発も撃ち込まれ、悶絶するギラファ。しかしギラファも負けじとギャレンの頭部を何度も殴りつけ、仮面を破壊してしまう。

しかしその傷も顧みずになおも弾を撃ち込み続け、ついにギラファのバックルを開かせることに成功する。


「俺は全てを失った…。信じるべき正義も、組織も、愛する者も、何もかも………」

「だから最後に残ったものだけは、失いたくない!信じられる、仲間だけは!!」


橘は満身創痍のギラファを逃さないよう捕まえ、ギラファを巻き込んではたき落とされたブランクカードめがけて崖から飛び降り、そして──────




このシーンは今もなお伝説の名シーンとして語り継がれており、『仮面ライダー剣』のみならず、平成ライダー全体を通しても屈指の名場面だったとの呼び声が高い。

pixivでは、このシーンを模したイラストや零距離射撃(接射)をしているイラスト、キャラクター同士が至近距離にいるイラストにこのタグが付くことが多い。


なお、『スーパーヒーロー大戦GP』でも、終盤で橘がギャレンに変身する際に、上記の台詞のセルフオマージュとして「俺は全てを失った…仲間だけは信じられる」という発言をしていたりする。


関連イラスト編集

当シーンを模した例編集

この距離なら(ry(仮面ライダーW6話)

※この相手はギラファではなくナスカ・ドーパント(『仮面ライダーW』)。実際に仮面ライダーダブルヒートトリガーで零距離射撃を行った場面に由来。


零距離射撃(接射)をしているイラストの例編集

【版権】がっ!?

零距離射撃


キャラクター同士が至近距離にいる例編集

ロンパーズ

取っ組み合い


余談編集

当シーンが描かれた回は新年最初の放映回でサブタイトルが「ギャレン、消滅」であり、前作の新年最初の放映回でライダー変身者が死亡していた(サブタイトルは「雅人、散華」)&始の「橘が…死んだ」という発言からその生存が絶望視されていたが、橘自身は最終回で無事生還を果たしている(ギャレンバックルが損傷したために変身は出来なくなっており、サブタイトル自体は間違っていない)。


ライダーシステムのせいで身体がボロボロになったと言い訳したり(実は気のせい)とか、アンデッドを前に怯えて絶叫したり、気味の悪い海洋植物の中毒になったりとちょっとカッコ悪い場面が多かった橘さんだが、恋人を喪った悲しみや、かつての先輩との対決など、多くの試練とバトルを乗り越え、一人の戦士として成長した彼を印象づける場面といえよう。


なおゲーム作品に置いて『クライマックスヒーローズ』では零距離射撃がギャレンの投げ技として実装されており、その際の台詞は『この距離なら避けられないな!』。『仮面ライダーバトライドウォー創生』ではギャレンの当身技として再現されている。


ちなみにアニメ機動戦士Zガンダム』最終話でハマーンに対して「これであの武器は使えまい!」と似たような台詞を吐いて機体を大破し、行方不明になったシャアこと(クワトロ)もまた生き延びている。ある意味生存フラグなのかもしれない。


関連項目編集

仮面ライダー剣 名台詞 零距離射撃

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