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「死は全く怖くない 一番恐れるのはこの怒りがやがて風化してしまわないかということだ 」


CV:日髙のり子(パイロット版)、甲斐田ゆき(フジ系『ハンター×ハンター』1999年)、 沢城みゆき(日テレ系『HUNTER×HUNTER』2011年〜)

この項目は、コミックス最新巻以降の内容を含みます。

概要

4月4日生まれ、登場時点で17歳、AB型。

ルクソ地方出身。幻影旅団によって滅亡した「クルタ族」の最後の生き残り。

同胞の仇を討ち、仲間達の奪われた眼球を取り戻すためハンターを志す。

ハンター試験合格後、マフィアの令嬢ネオン=ノストラードの護衛を経て、ノストラードファミリー若頭としてマフィアに所属。現在B・W号でワブル王子・オイト王妃の護衛に就く。


容姿

緋の目

金髪に大きな目が特徴的な、中性的な容姿。

普段は髪に隠れて見えないが両耳にイヤリングを付けている。

暗黒大陸編で着用している黒スーツはやや袖が長くなっており、手を隠せるようになっている。


性格

冷静沈着、頭脳明晰。メイン4人の中で最も知的なポジション。

非常に頭の回転が速く、洞察眼と判断力に優れる。突発的な事態にも機転を利かせ対処しながら、複雑な状況下でも的確な判断を下す。相手の目を見ることで、嘘や目論みを瞬時に見抜く(この特性は後述の薬指の鎖の能力に生かされている)。


思考は冷徹だが、感情面での繊細さを併せ持つ。気を許した相手には情に厚く、他者に誠実に相対しようとし、弱者に対する哀れみを持つ。自身の感情と冷酷な理性が相反し、自身が酷く傷ついている事も多い。利他的な性質から損をする性格。他者の命には敬意を払うが、自分の命の優先度は低く、時に大胆な行動に出る。


猜疑心と警戒心は極めて強く、目上の者に対する礼儀はあるものの、初対面で品性を欠く者や強欲な強者には非常に冷たい。弱者、年少者、誠実な者には優しい。プライドは高いが公正を重んじ、自分が間違っているとわかれば非を認め謝罪する。

レオリオや(一応)師匠のイズナビには信頼を寄せているようだが、あえて冷たく接している節すらあるほど塩対応


幼少期は今のゴンを思わせる純真な性格だったが、過酷な体験を経て非常に警戒心の強い性格に変貌した。仲間の眼の奪還に命を懸ける一方で、凄惨な過去から再び仲間を失う事を恐れており、潜在的に孤独感を抱えている。


しっかり者だがやや天然、完璧かと思えば様々な弱点を抱えている。だがそれ故に他者を惹きつける、複雑でアンバランスな人格を持つ人物。


生い立ち

recollect

クルタ族とはルクソ地方に住む少数民族。手練揃いの一族だったが、128人全員が惨殺された。


クルタ族は感情が昂ると瞳が燃えるような深い緋色になるという特異体質を持っており、この状態で死ぬと緋色は褪せずにそのまま残る。緋色が刻まれた眼球は「緋の眼」と呼ばれ、その色は「世界七大美色」の一つと評され闇市場で高額で取引きされている。

また、緋の眼になると興奮状態になり戦闘能力が向上することから「赤い瞳は悪魔の使い」などと謳われ、差別や偏見の目にさらされてきた歴史がある。トップクラスの武闘派であるウボォーギンが「強かった」「大仕事だった」と語るほどの高い戦闘力を持つ一族であった。

これらの理由から、クルタ族は人目を避け山奥で暮らしていた。


怒りや悲しみによって達する緋の色が最も深く鮮やかであるという特性のため、襲撃の日、クルタ族は賊から凄惨な拷問を受け虐殺された。

残された遺体の状態は無残さを極めたものであったという。家族は向かい合わせに座らされ、生きたまま体中を刺され、首を切られていた。外から入村した者や、子供ほど傷が多く死体が無残であったが、これは純粋なクルタ族に家族の苦しむ様を見せつけ、より鮮やかな緋の眼を発色させようと目論んだためと思われる。


クラピカ(当時12歳)は偶然その6週間前に集落を離れていため難を逃れ、ただ一人何も知らない外の世界で生きていくことになった。

本編開始までの過去についてクラピカは「金儲けしか考えてない奴は沢山見てきた」と端的に述べ、多くを語っていない。


年齢的には一応未成年だが、ゴンやキルアと違い周囲からは完全に大人として扱われる。どの職場でも周囲からリーダーに押し上げられ、様々な人物から注目される。結果的に次々と難題を押し付けられているが、義理を重んじ役目を全うしようとするため、何かと矢面に立たされる事が多い。


クラピカの文語体口調は幼少期に語学の参考書替わりに用いた冒険小説の影響による。一人称は「私」だが、幼少期はクルタ語で「オレ」を使用していた。その後も独白では「オレ」だが、まれに独白でも「私」を使用するなど一人称が混在している。


メインキャラの中では唯一名字が発表されていない。


「ジャンプ流!vol.21」出演時の作者の言では、「クラピカ」の発音は「ミサミサ」に近い。


念能力

クラピカ

具現化系に属する念能力者。

瞳が赤くなるとオーラの絶対量が大幅に増え、特質系に後天的に変化する特異体質。


「発」に相当する固有能力は右手に具現化した5本の

鎖は指ごとに異なる効果を持っており、先端にはそれぞれ異なる形の楔が付いている。

どれも対人戦を想定した念能力であり、クラピカの頭脳と合わせ強力な効果を発揮する。


具現化系能力

通常の状態。

5本の鎖は具現化系能力によるもの。

鎖の先に固有の楔が付いている。

実在する鎖を操作するのではなく具現化した鎖であるため出したり消したりが可能だが、「実在の鎖を操作している能力である」と敵に誤認させるために平常時でも常に具現化したままで過ごしている。


名称能力楔の形状絶対時間
癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)自然治癒の強化十字架
奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)標的のオーラを吸収し念能力を奪う注射器ドルフィンには必要
束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)捕えた旅団員を強制的に「絶」状態にし拘束鉤爪
導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)集中力を強化しダウジング効果を発揮・防御用
律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)標的に掟を宣告した上で遵守させる短剣必要

  • 癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)-十字架

自然治癒力の強化

他人の治癒も可。

ノーリスクで使用可。

「絶対時間」中に使うと骨折が一瞬で治るほどに格段に回復力が上がる。


  • 奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)-注射器

ヨークシンシティ編時点ではクラピカの師匠の忠告により一つ能力を空けていた為、使えなかった。


鎖を刺した対象からオーラを継続的に吸い取り、同時に念能力(「発」)を一時的に奪う。

オーラを吸い取り続けることで対象を「絶」と同様の状態にすることもできる。

「束縛する中指の鎖」と比べてかなり緩い条件で「相手を強制的に絶に追い込む」と言う結果を実現しているように見えるが、「鎖自体の強度が無い、対象者が針を自力で抜いてしまう事が容易に可能、そもそも吸い取り終わるまでに時間がかかる」等の使い勝手の不便さを抱えている可能性が高い。


吸い取った「発」は注射器の中に残る。能力を奪った相手が死亡しても消える事は無い。

ただし奪った能力を後述の「人差し指の絶対時間」で消化するか何らかの方法で放出して注射器を空けるまで「対象からオーラを吸い取る」事ができなくなる。


ここまでは「絶対時間」を併用しなくても平常時のまま使える。


「人差し指の絶対時間(ステルスドルフィン)」


ここからは「奪う人差し指の鎖」と「絶対時間」の併用技。

発動すると、クラピカにしか認知できないイルカ型の念獣が具現化される。


イルカの能力は「注射器の中にある発をセットすることで、奪った発の解析および使用が可能」というもの。

念能力をセットすると自動で解析し、能力名や効果、使用する際の制約などがクラピカに伝えられ、その後一度限りだがその能力をクラピカ自身が使えるようになる。

イルカに能力をセットした時点で注射器の方は空になるため別の能力を吸い取れるようになる。


この「奪った能力を使える状態」は第三者に渡す事が可能で、注射器を刺す事で他人に能力をセットできる。

セットされた相手はその時点からイルカを視認できるようになり、能力の使用権を得る。

この対象は念能力者でなくても良いが、念能力者でない人物にセットした場合、副次効果としてその人物の念能力を覚醒させる。


自分・他人いずれの場合でも、奪ってセットした能力が何らかの制約や誓約を持つものであった場合、それらも全てクラピカまたはセットされた対象が満たす必要がある。

なので困難な発動条件を持つ能力をセットしてしまった場合、いつまでも能力を使えずセットしたままになってしまう。



そして重大なリスクとして「人差し指の絶対時間」はセットした能力を使い終わる事でしか解除不可能というものがある。

能力を使って消化しない限り、例えクラピカが疲労で昏倒しようがどうしようが強制的に「絶対時間」が維持され続けてしまうため、後述する「絶対時間」そのもののリスクも発生し続ける事になる。

そして上記の通り「発動困難な条件を持つ能力」をセットしてしまっていつまでも能力を発動できないケースがあり得るため、奪う能力を気軽にセットする訳にはいかない。

このリスクはクラピカは当初把握しておらず、これが発覚したことでクラピカは「想像より遥かに危険な毒」と余裕を失っていた。



  • 束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)-鉤爪

捕えた旅団員を強制的に「絶」状態にし拘束する。

「旅団員以外に使用しない、もし使用すれば死ぬ」という制約と誓約を定めたことで、通常の念能力の範疇を大きく超えた水準に達している。

ただ敵の身体に巻きつけるだけという非常に緩い制限で相手を一切の抵抗を許さず「絶」に追い込むという尋常ではない効果を持つ上、鎖自体の強度も筋肉バカであるウボォーギンですら全くどうにもならないほど強靭。

それでいて鎖使用中には直接的な制限は他には一切生じないという、能力バトルにおいて反則的な能力。


詳しい相互作用などが未だ不明であり、ヒソカのような「旅団所属を名乗っていたが実際は違った人物」に対して使ったらどうなるのかはわからない。

ちなみに「巻きつけただけで絶」とは言うが、ウボォーギンとの戦闘時にウボォーギンが鎖に巻かれてから「凝」を使うシーンがある。


  • 導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)-

集中力を強化しダウジング効果を発揮・防御用。薬指の鎖は探し物の発見や相手の嘘を見抜くことができる。

おそらく普段のクラピカの「相手の目を見て嘘や目論みを見抜く」という特技を強化したもので、仕組みはクラピカ自身も完全には理解しておらず、「極限まで集中することで自己認知を超越した無意識下の直感が鎖に伝わる」との仮説を立てている。

「跳んでくる銃弾を探す」という使い方で銃弾を受け止めて弾く防御にも使える。


ノーリスクで使用可だが、他の例に漏れず「絶対時間」中に使うと精度と範囲が広がる。

人間の嘘を見抜く場合、平常時であれば直接対面している必要があるのが、「絶対時間」中であればカメラの映像越しでも可能になる。ただしクラピカによるとあくまでも、「相手がどんなに訓練して隠してもその嘘を見抜ける能力」だと言い「相手が嘘を自覚してない場合、おそらく鎖は動かない」とミザイストムに言っている。

実際、ハンター試験においてビヨンド側のスパイを見抜いてあぶり出す役目を任された時、ビヨンドやパリストンから直接送り込まれた人員は全てあぶりだす事に成功したものの、「そもそも目的を知らされていなかった」カキン王国の護衛からハンター試験に参加したものはあぶり出す事ができなかった。


  • 律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)-短剣

標的の心臓に刃を刺し、掟を宣告した上で遵守させる。

さらに具現化した鎖でありながら自分の体から離された状態でも効果が持続するという、放出、操作系との複合能力。

本来クラピカは具現化系であり最も苦手な放出系の能力との複合ということもあり「緋の目」発動時しか使用できない。

小指の鎖は除念されるとクラピカにも分かるようになっている。


この能力は自分自身にも使用されており、「束縛する中指の鎖」の制約はこの能力で実現されている。

当初は苦手な系統の能力の複合であることを補うために「束縛する中指の鎖」と同様に「旅団員以外に使うと死ぬ」制約を付ける事を考えていたが、その制約を付けるためにこの能力を自分自身に使う必要があり、「制約のために自分自身に使う事が制約に違反するのか」という自己矛盾が判明したため、制約によって補強する事を断念し、「絶対時間」との併用を前提とすることに変更した。


なお、「絶対時間」との併用が必須なのは発動して鎖を刺す時だけで、一度刺したものは「絶対時間」が解除されてもそのまま残る。

クラピカが自分自身に刺しているものは自分の体内である=放出系能力の要素が必要ないため事情が異なる可能性があるが、クロロに刺したものはその後クラピカは絶対時間を維持していない。


特質系能力

【ハンター×ハンター】クラピカ

クルタ族特有の特異体質状態。

「緋の眼」発動時のみ特質系に変化する。

絶対時間(エンペラータイム)

「緋の眼」発動時に使える能力。

オーラの絶対量が増える上、全系統の威力を100%引き出すことが出来る。


念能力全般に言えることだが、天性の系統でない能力は

「そもそもレベルの高い能力を習得する事ができない」

「習得できても、同じレベルの能力を天性の系統の能力者が使う場合と比べて威力・精度が落ちる」

という二重のハードルがある。

「絶対時間」はこのうち後者のハードルを無くすものであり、前者には一切影響しない。

こう書くと大したことが無いようにも聞こえるが、念能力世界には「習得することだけなら簡単な能力だが、その威力が使い手次第で天と地ほど違う」と言うような能力は山ほどある、と言うよりよほど複雑な複合能力でない限り、威力と精度だけが問題の能力の方が多い。


その決定的な強さゆえ反動も激しく、長時間使用すると数日寝込む程の疲労に陥り、発動中は痛みにさいなまれる。

ヨークシンシティ編では反動で2日間寝込み、センリツの笛での回復も効果がなかった。

さらに364話にて、クラピカは「発動時一秒につき一時間寿命が縮む」という凄まじい制約をかけている事が判明する。

約2時間半の発動で寿命が1年縮み、1日中発動し続けるとそれだけで約10年分もの寿命が失われる計算となる。

369話では、絶対時間の継続は3時間が限界でその3倍の9時間失神してしまった。

この時間は奪った能力の威力により変化するかもしれず、正確なことはクラピカ自身も把握できていない。

制約を設けても体の負担は軽くならず、わずかなミスが命取りになる猛毒の両刃であることが判明する。


ゴンが衝動的に命を賭けたのに対し(ゴンさん)、クラピカは計画的に命を賭けているとも言える。

まさに死と隣り合わせの力と言える。


戦闘力

オーラのコントロール力は驚異的であり、念の存在を知ったのはゴンとキルアよりも後だが、少なくとも半年以下で「発」「凝」「隠」「流」「硬」などを会得している。

五感と身体能力も常人離れしており、念なしでヒソカとある程度善戦している。

強化系を極めた旅団戦闘員であるウボォーギンを翻弄するスピードと、小型ミサイルに匹敵するウボーの最大攻撃に骨折程度で耐える耐久力など、体術に優れる。


ただし、試しの門では1の扉(4トン)までしか開ける事ができず、念なしでの単純な筋力はメイン4人内では比較的劣ると推察される。

念能力者でありながら効率性を重視し、ブラフに銃器も使用する。


性別

_

原作は一貫して男性扱いをしており、公式も男性である。


過去に行われてきた原作に基づく所説(願望やファンタジー色の強いものを除く)は主に以下が挙げられる。


女性説

  • 顔の約半分が目という少女漫画風の風貌。
  • 単行本14巻(海外版)の表紙では、括れたウエストが確認できる。⇒

参考画像

  • ヨークシン編では旅団から「鎖野郎」と呼ばれている事を逆手に取って女性の姿に変装し、周囲から全く違和感を持たれない。
  • 変装状態で会話しても完璧に女性として見られている事から、声変わりもしていないと思われる。
  • ヨークシン編では他の組の者から、性的な揶揄をぶつけられる場面がある。
  • メイン4人が海にいる扉絵(2004年掲載)で、上半身裸を見せていない。

男性説

  • 単行本14巻の表紙では、胸のない裸が描かれている。
  • 三次試験のタンクトップ姿での対戦では、平らな胸・細腰の体型が確認できる。他にも原作で胸の膨らみが確認できる描写は一切ない。
  • ヨークシン編でのクロロを捕らえた車中では、男性だとすると自然な会話をしている。
  • 幼少期のクルタ語での一人称が「オレ」であり、心の中では自分のことを「オレ」と呼んでいる。
  • いい男に目がないビスケが容姿を褒められた際、頬を染める描写がある。
  • 作中では「ボウヤ」「彼」「鎖野郎」と呼ばれ男性扱いをされている。王位継承戦では複数の人物が「彼」と呼んでおり、最新刊である36巻の登場人物紹介にも「彼」と記載がある。
  • 暗黒大陸編では男性用スーツを着用している。ボタンの位置からシャツもメンズであることが確認できる。
  • 週刊少年ジャンプ2013年2号に掲載された「クラピカ追憶編(後編)」のあらすじには、「少年」「彼」と書かれ前編の物語が紹介されている。⇒

参考画像


所説を見ると見た目以外に女性だとする根拠はなく、男性だとする描写はいくつも存在することが分かる。特に女性説は初期の内容であるのに対し、男性説は新しいものも多い。


公式は男性

初期(フジテレビ版)の公式では作画を含め曖昧な描写も存在したが、現在のアニメやゲームの公式媒体では男性である。

  • 2013年公開の劇場版HUNTER×HUNTER「緋色の幻影」の公式パンフレット及び特典である0巻クラピカ追憶編の序章には「少年・クラピカ」と記載されている。⇒

参考画像

  • 2019年発売のジャンプ系作品のクロスオーバーゲームである「ジャンプフォース」では、女性相手にまともに攻撃できないサンジが一瞬女性と勘違いするものの戦闘時は普通に攻撃している(なお他の女性には本当に攻撃できない)。

ただし表記ミスや記述変更があったものも存在するため、一面だけを見ると混乱する場合がある。

・テレビ情報誌に「彼女」と記載される⇒後に公式サイトで「クラピカ」に変更される。

・劇場版「緋色の幻影」公式プレサイトに「ハンターになった男・クラピカ」と記載される⇒後に「ハンターになったクラピカ」に変更される。


作者のコメント

作者本人は週刊少年ジャンプ1999年44号で、クラピカについて「自分が想像していた以上に、男性か女性かわからないキャラになってしまったようです…。」と、読者の反応に向けたコメントをしている。⇒参考画像

このコメントの掲載時期は、1999年に行われた第1回人気投票(単行本7巻収録)で、男なの?女なの?が載っていた頃と同時期であり、まだ情報が少なく性別に疑問を抱く読者もいた初期の話である。


作者のコメントに関しては、言葉を切り取って引用し意味合いを変えられることがある。実際ピクシブ百科事典の記事も長い間、作者の原文と異なる作為的な文章になっていた。作者のコメントを捏造したり、誤りを拡散したりするのは自重し、正確な情報を共有しよう。


ただしこの論争自体が一部の層によるものである。

個人の解釈は自由だが、男性以外の設定で二次創作をする場合、タグ付けや注意書きで節度ある棲み分けを行うのが望ましい。


再登場

BOSS

作中のメイン人物であるが、ヨークシン編を最後にGI編・キメラアント編とストーリー上絡みがなく、最後の出番は2002年の第149話(15巻)であった。登場巻数はゴンとキルアの半分以下にすぎず、一時は死亡説すら流れた。

選挙編では過去の登場人物が勢揃いするなか、ひとり姿を見せず行方が知れなかったが、ついに2012年の第339話(32巻)で3コマ映り、10年、17巻ぶりの再登場を果たした。


暗黒大陸編

2014年6月の343話(33巻)から本格的に再登場。

ヨークシン編終了の13巻が2001年発行、暗黒大陸編開始の33巻が2016年発行となるため、単行本派からすると約15年、20巻分ぶりの本格的な活躍となる。

ありがとう冨樫先生。


ゴンが色々あった末にほぼ物語から退場させられたこともあって、これまでとは打って変わり、暗黒大陸編における事実上の主人公として活躍する。


娘の予言能力を失い心を病んだライト=ノストラードに代わり、若頭としてノストラードファミリーを取り仕切る。財源を合法的な賭博用心棒に切り変え、納税もするなど組を立て直していた。

緋の眼奪還も進めており、その所有者は塾講師、弁護士音楽家、投資家、牧師医師詐欺師、企業役員、資産家、教祖、政治家芸術家王子と様々。奪還のためには手段を選ばない。

取り戻した仲間の眼は地下霊廟に安置され、手厚く献花されている。


十二支んからジンとパリストンが脱退したことを受け、ひょんなことからハンター界で信頼を得たレオリオの強い推薦と、自身が調べられない大量の緋の眼の持ち主が知れて、その人物とB・H号に乗れると言うことから、十二支んの「子」として加入を了承する。協会チームの一員として暗黒大陸渡航に挑む。情報班として頭脳と念能力を用いてハンター協会に貢献。パリストンからも「ぼくの替わりに十二支んに入った人が相当優秀」だと称されており、特にミザイストムと協力することが多い。


王位継承戦

B・W号では、最後の緋の眼を所有するツェリードニヒ王子との接触を図るべく、ワブル王子の身辺警護に就任。王位継承戦という名の″殺し合いの旅″から無事脱出するというオイト王妃の依頼を引き受ける。

念獣が出現した際、念能力が介在する戦いであることを船内アナウンスで護衛ハンターたちに周知させたことで、他勢力から注目を集めることになる。

パリストン経由でワブル王子の護衛についたビルと行動を共にし、最弱の親子を護衛しつつ、念の情報をもとに他の王子と連携して継承戦を停滞させようと目論んでいる。


0巻読み切り

憧れ

新アニメ映画「ファントムルージュ」公開に伴い、劇場特典としてクラピカの過去を描くHUNTER×HUNTER0巻クラピカ追憶編」が配布された。2012年12月の週刊少年ジャンプでは特別読み切りとして「クラピカ追憶編」が掲載された。

また、ヨークシン編で存在を匂わされたクラピカの親友『パイロ』の人物像も明らかとなった(11年ぶり)。

なお、映画では大々的にクラピカを中心とした宣伝が行われたが、蓋を開けてみれば出番は少なく扱いは軽く、中心となるのは別。クラピカの本格的な活躍は叶わなかった。


なお、ヨークシン編でクラピカは「私は良い仲間を持った」とゴンとキルア、レオリオに向けて語っており、仲間の大切さを認識した。…かと思いきや、

それ故に仲間を奪われる悲しみや苦しみをまた味わうかもしれないという恐れを覚え、「一人で戦い抜く」という選択をしていたのだ。


また、0巻(クラピカ追憶編)でのインタビューで冨樫先生はクラピカや幻影旅団について「全員死にます。」と答えている。


0巻は2023年7月に電子版が発売された。


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