データ
別名 | 古代怪獣 |
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身長 | 40m |
体重 | 2万t |
出身地 | 王ヶ岳 |
概要
第22話「惑星が並ぶ日なにかが起こる」に登場。
3万年前に氷河期を生き延びる為に地中に移住したとある爬虫類が、地熱などの影響により進化を遂げた姿。
そのため、名前にⅡとついてはいるが、ウルトラマンと戦った初代ゴモラとは姿が似ているだけの別種である。
なお、上記の“とある爬虫類”とはゴモラのオリジナル(ゴモラザウルスか或いはその祖先)であり、種分化により独自の進化を辿ったとする説と、真逆にゴモラとは全く異なる別種で収斂進化してゴモラと似た姿になったという説の2つがあり、(『80』本編では詳しく触れられていないのもあって)ゴモラとの正確な関係は不明である。
再編集ビデオ『ウルトラ伝説 怪獣博物館』ではゴモラの同族が地熱等の影響で超能力を持ったものとなっているが詳しい原因は謎らしい。またファイヤーマンに登場したラノザウルスと合わせて、これらの怪獣はゴモラザウルスかそのアーキタイプを共通祖先に持つとされている。
大まかな外見はゴモラに類似しているが細部が異なり、鳴き声も初代ゴモラと別物(アイロス星人とタッコング(初号プリント版)のアレンジ)。
首はやや前に突き出た形のゴモラと比べ上にまっすぐ伸びており、口の先端に嘴状の一本キバがなく、鼻の角は少し小さい。ゴモラのトレードマークである三日月型の角の後ろには更に2つ下向きの角が生えている。また、どういうわけか目の集点が合っていない。
ゴモラの手の指は5本であったがゴモラⅡは4本で(足の指は同じ3本)、体に生えている鱗のような物はゴモラよりもやや範囲が広い。ゴモラに見られた肘と踵の突起物は生えておらず、体表ははかなりデコボコしており色以外はゴモラというよりもレッドキングのそれに近い。
なお、身長及び体重は初代と同一。
角から発する三日月ビーム(『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』で“シャノンビーム”と命名)と破壊光線、両手からロケット弾と拘束光輪を発射するなど、格闘戦を主としていた初代ゴモラとは対照的に遠距離での攻撃を得意する。
だが、近距離戦が苦手なわけでは無く、むしろ80を苦しめるほどの怪力を持ち他のゴモラと同様に長大な尻尾を使った攻撃も行う等、遠距離・近距離共に隙がない強豪怪獣。
活躍
当初、地中に眠っていたが、地底人を攻撃する為に出撃した地球防衛軍の戦闘機群による爆撃により眠りから覚まし、戦闘機群や地底宮殿のある地底空洞を攻撃するなど、暴れだした。
80と戦い、長大な尻尾や上述の多彩な武器で80を苦しめるが、最期はウルトラスイングで岩山に叩きつけられた後、サクシウム光線を頭部に受けて絶命、陥没した地面に引きずり込まれるように地中の中へ消えていった。
余談
上述の数々の超能力から「何者かに改造されたのではないか?」とする説が紹介された事もある。
『ウルトラマン超闘士鎧伝』ではダークベンゼンの出光のCMに因んだⅡのつく配下が登場するが、ゴモラⅡはいない。他の二代目及び再生に比べて別物感が強いためか。
あるいは一対多い後部の角に節で覆われた体のため鎧をまとっても効果的でないためとも考えられる。
『ウルトラマンメビウス』ではGUYSのアーカイブドキュメント「ドキュメントUGM」にゴモラ名義で記録されている。
よくも悪くも初代ゴモラがあまりにも人気・知名度が高過ぎるためか、以降のシリーズにおいてももっぱら再登場するのは初代オマージュのゴモラであり、映像作品でもゴモラⅡチックな外見のゴモラが登場したことは殆どない。それに伴って商品化の機会にもあまり恵まれておらず、フィギュア数でも初代とは大きく差を付けられているのが現状である。
無論、一切フィギュア化されなかった訳ではなく、ウルトラ怪獣シリーズにて人形が発売されたりウルトラ怪獣消しゴムシリーズにおいてはミニサイズの人形が販売されていた。また、2021年では「ガシャポンHGX 円谷プロ壱~樋口真嗣セレクション~」にて久しぶりの立体化、なんと三日月状の光線エフェクトまで同梱という異例の優遇を受けた。
どういう意図で撮られたのかは不明だが、前の回に出てくるガモスと戦っているスチール写真が存在する。この写真はウルトラマン80DVDボックスのブロマイド写真にも使われている。
居村慎二の漫画版ウルトラマン80でもバルタン星人が操る怪獣として登場しているが、外見は初代ゴモラに似ている。
ゴモラⅡに攻撃する戦闘機の映像は『ウルトラマンA』第1話からの流用。
関連タグ
ベロクロン:腕からのミサイル、拘束光線など共通点が多い。