概要
『仮面ライダーアギト』に登場する、ジャッカルに酷似した姿をした超越生命体(アンノウン)。
その為なのか、どことなくエジプトの冥界の神・アヌビスにそっくりな姿をしている。
劇中では2体が登場し、どちらも強靭な脚力を活かして高速で疾走しながら(アヌビスは現世と冥界を一瞬で移動できる程足が速いとされており、納得の身体能力である)、手にした武器を使って真空状態を作り出し、所謂鎌鼬現象を発生させてターゲットである超能力者たちを次々に斬殺していった。
各個体
スケロス・ファルクス
身長 | 207.0cm |
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体重 | 146.0kg |
特色/力 | 時速440kmで走る脚力、断罪の大鎌で真空を作り出す |
第15話「罠の始まり」~第17話「捕獲作戦!」、『仮面ライダーアギト 3大ライダー超決戦(バトル)ビデオ』に登場。
個体名の意味は“大鎌の犬”。
その個体名が示すように“断罪の大鎌”(だんざいのおおがま)と呼ばれる大鎌を武器としており、時速440kmを誇る強靭な脚力で大地を飛ぶように駆けながら“断罪の大鎌”を振るって真空状態を作り出して妖怪・鎌鼬の様に標的を切り刻む能力を持つ。
また、両腕から伸ばした鎖を使って相手の身動きを封じてから鋭い牙で噛み殺すという残虐性を秘めているとされる。
劇中、ある親族を根絶やしにした後、榊亜紀をターゲットとして狙うもそれを感知した仮面ライダーアギトと交戦し、狭いトンネル内の壁を利用して圧倒し、再びターゲットに定めた榊亜紀を狙うも、今度は仮面ライダーギルスに発見された為にやむを得ず逃走する。
その後、ギルスと再び居合わせてしまうものの、彼との交戦の最中に北條透が指揮する「アギト捕獲部隊」が出現。
その混乱に乗じて再び逃走に成功するが、その最中に今度は橋の上で津上翔一と遭遇し、彼が変身したアギトと交戦を開始。アギト フレイムフォームと互角の戦いを繰り広げるものの、最後は「セイバースラッシュ」を受け爆死した。
『3大ライダー超決戦(バトル)ビデオ』では、ハイドロゾアロード ヒドロゾア・イグニオやスネークロード アングィス・フェミネウスと共に再登場し、てれッピの命を狙う。
てれッピを守る為に出動した3人ライダーの内、仮面ライダーG3-Xと交戦。G3-Xの多彩な武装に翻弄された挙げ句、最期はGG-02「サラマンダー」の射撃を受け爆散した。
スケロス・グラウクス
身長 | 209.0cm |
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体重 | 150.0kg |
特色/力 | 贖罪のコムラビ、時速500km超の走力 |
第40話「共同戦線!」に登場。スケロス・ファルクスの上位種である、ジャッカルの姿をした超越生命体。
個体名の意味は“青灰色の犬”。
同種族であるスケロス・ファルクスよりも足が速く、時速500kmを超えるスピードを誇るとされる脚力を持つ。ターゲットを仕留める際や戦闘の際は“贖罪のコラムビ”(しょくざいの-)と呼ばれる鎖鎌を使って相手をすれ違いざまに両断し、相手が切られた事を認識する隙も与えずに瞬殺する戦法を得意としている。
上記の脚力を活かした高速移動で次々にターゲットを襲い、更に現場へと駆けつけたアギトとG3-Xの攻撃をことごとく回避して逃走するが、マシントルネイダー スライダーモードに乗って追跡して来たアギトとG3-Xに追いつかれてしまい、最後はG3-XのGX-05「ケルベロス」から放たれた銃撃を受け爆散した。
演じた人物
『小説 仮面ライダーアギト』
スコーピオンロードから逃げ果せた風谷真魚を襲撃したが、乱入して来たギルスに肩を食いちぎられ、トドメにギルスクロウで貫かれて血を撒き散らしながら爆散した。
余談
デザイン画には「裁きを司るロード」と書かれている(『完全超悪』p18より)。
クロウロード コルウス・カルウスの「骸の鎌」はファルクスの「断罪の大鎌」の流用と思われる。
関連タグ
アヌビス:モチーフの1つ。
ファイティングジャッカルレイダー:ジャッカルがモチーフのライダー怪人。こちらも足が速い上に大鎌が武器である。特にスケロス・ファルクスと共通点が多い。
メ・ガリマ・バ:前作に登場した、大鎌を用いて標的を斬殺するライダー怪人。
ブーメランジャッカル:出渕裕がジャッカルロードの前にデザインしたジャッカルの怪人。
外部リンク
Web archive「仮面ライダーアギト」公式サイト スケロス・ファルクス
Web archive「仮面ライダーアギト」公式サイト スケロス・グラウクス