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スチールアイキャッチジャック

たのしいときをつくるきぎょうからのいんぼう

旧作アニメ版「聖闘士星矢」(白銀聖闘士編中盤~~聖域十二宮編ラスト)にて発生した玩具スポンサー側の暴挙。
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突然現れた謎の三人組

アニメ版聖闘士星矢にて星矢たち青銅聖闘士をサポートするため、城戸光政の指令で養成された非正規の聖闘士であるアニメオリジナルキャラクター…それが鋼鉄聖闘士である。(その存在は沙織にも知らされてはいなかったため、当初は敵か味方かわからない謎の戦士として扱われた)

…がその初登場シーンはあまりに唐突であった。
旧作アニメ第25話、サントール星座のバベル(原作ではケンタウロス)との戦いで苦戦する青銅聖闘士ら(特に氷河)の前に(しかも番組放送時間終了ギリギリというとんでもないタイミングで)、如何にも主役っぽいBGMと共に三人の少年が流れ星のように飛来。更にその後に赤、青、黄の某変形機械生命体のようなものが現れ、聖衣のように分解すると彼らの肉体に装着された。(装着完了と共にその回は終了)

この時、原作の主要キャラ全員がポカーンとした表情になった。そして当時の視聴者らは「別番組になった」「放送事故が起きた」などと動揺し、突然の展開に唖然とした。

…原作を読んでいる当時の星矢ファンなら誰もが思い込んだだろう。「誰だよコイツらは!!?」と。

暴挙の始まり

続く第26話、劣勢を強いられる氷河を暫く見定めた後、鋼鉄聖闘士の三人は初めて戦いに参加し、コンビネーション技“スチール・ハリケーン”でバベルの技を封殺した。
バベル「この俺に盾突く気か!?」
潮「スチールセイント・マリンクロスの潮!」
大地「同じく、ランドクロスの大地!」
翔「スカイクロスの翔!」

…バベルからの啖呵を華麗にスルーして自己紹介をする彼ら三人組。連中の繋がらない掛け合いをしている間に、体勢を立て直した氷河が(ほぼ不意打ちに近い形で)ダイヤモンドダストを放ってバベルを追い込み、オーロラサンダーアタックをぶちかまし、バベルを撃破した。(臨終の際、バベルは沙織こそ真のアテナであることを諭る)
既に、鋼鉄聖闘士はいつの間にか姿を消しており、一輝は「黄金聖衣を狙っているのは聖域だけとは限らない」と、鋼鉄を味方と認識するのは軽率、と示唆する。そりゃ、突然戦いに乱入して得体の知れない機械を用いて白銀聖闘士の技を封じれば、警戒されても無理はないだろう。

そして前半終了

…が、次の瞬間!!

soul of steel~鋼鉄聖闘士~


チャチャーーン♪ ジャーラーン♪

Aパート新アイキャッチにてなんと例の三人組が、レギュラーである星矢たちより前に立っていた。明らかに玩具販促のために!
その煽りを受けてか、立ち位置的にが沙織の後ろに隠れてしまい、視聴者からの視点ではほぼ見えなくなってしまった。(この時、全国の瞬ファンはどのような気持ちだったのか、考えるだけでも慟哭し血の涙が流れてしまう。)

その後、色々あって鋼鉄の正体は生前の城戸光政が麻森博士の手で密かに準備させていた科学の聖闘士であることが判明した。
(…が、2003年に発売された「冥王ハーデス十二宮編」第一巻の映像特典であるテレビシリーズ総集編では、“予期せぬ援軍”というナレーションで、その存在を暈されている)

鋼鉄の更迭

それから1クールほど白銀聖闘士らとの戦いは続いたが、黄金聖闘士である獅子座のアイオリアが派遣されたことで、沙織は聖域に乗り込む覚悟を決める。

そして星矢、紫龍、氷河、瞬も戦う意志を固め、それぞれ聖域に乗り込む準備を始めた。しかし、出発の日に、瞬が聖域側の刺客となった兄弟弟子・レダとスピカ(アニメオリジナルキャラ)に襲撃される。不安に思った沙織は、鋼鉄ら三人に調査と救援を命令するが、それを最後に彼らは物語からフェードアウトした。
当然、十二宮での戦いには参加していないし、その後のアスガルドやポセイドンの戦い、およびハーデスとの聖戦にも姿を見せていない。とはいえ、聖域十二宮編に話が移ってもAパートアイキャッチに彼らは出張り続けた。(スタッフにとっては、変えたくても変えられなかったのでは…と、慟哭してしまう。)

そしてアスガルド編に突入し、アイキャッチがAパート&Bパート共に新規変更になった事で、彼らの存在は(ほぼ完全に)アニメから抹消された。…はずだった。

時は流れて2013年10月

TVオリジナル新作「聖闘士星矢Ω(新生聖衣編)」にて、を筆頭に鋼鉄聖闘士たちがレギュラー化し、鋼鉄聖衣も量産化されていた。
そしてパラスベルダに戦場は移り、牡羊座の黄金聖闘士を継承した貴鬼が最前線で戦う聖闘士らの聖衣を修復するために赴いた際、二級パラサイト・ディオネが襲来。だが貴鬼は修復のために動くことはできない。…がその時、26年の時を超えて初代鋼鉄聖闘士が戦線に駆け付けた!

そしてCMに入る際、視聴者たちは唖然とした。
(チャーン♪チャチャチャ チャーン♪)
レギュラーメンバーを差し置いて出張る初代鋼鉄聖闘士たち。

今になって74話ネタ


…それはまさに一瞬の出来事であった。しかもBパートもほぼ同じ構図なため、当然CM明けもオッサンになった初代鋼鉄に占領された。スタッフは全員、幻朧魔皇拳でも食らったのだろうか?

その後ディオネをある程度食い止めた初代鋼鉄は、貴鬼に出番を譲り、指先一つでディオネの刻衣を粉砕した後、ムウより受け継いだ「スターライト・エクスティンクション」で撃破した。
ちなみに成人した貴鬼の声は翔と同じ中原茂氏であるため、星矢シリーズでも珍しい血の繋がらない赤の他人キャラの兼役が行われた。

そして初代鋼鉄はパラスベルダに設けられたアテナ軍の前線基地を守るため、貴鬼や旧青銅二軍、シャイナたちと残った。…しかしコイツらに再び出番が割かれるのか、それは誰にもわからない。

…と思ったら、新OPでもそれなりの存在感を発揮し、『Ω覚醒編』の初回ではシャイナや旧青銅二軍らと共に生き残りのパラサイト兵を蹴散らしていた。
…なんというかもう“毒食らわば皿まで”といった状況である。

そして2014年3月

サターンが完全覚醒を果たし、天地崩滅斬の欠片で奇跡的に復活したエーギルとサターン直属のパラサイト兵が、パラスの城に襲来。エマを筆頭に、結束を固める鋼鉄聖闘士たち。それでもパワーアップしたエーギルを食い止めるのは至難の業であった。しかしその時、オリジナル鋼鉄聖闘士が駆けつけた。

当初はエーギルに対して優勢であった3人だが、Aパート終盤でスチールハリケーンを仕掛けた際に突如3人の鋼鉄聖衣にトラブルが発生。

そしてCM入り、…だがまたしても彼ら三人によるアイキャッチ占領が!
しかも新しいアイキャッチは、前半が星矢紫龍レジェンド組アテナ、後半が光牙ユナエデン次世代青銅組であるため、メインキャラの殆どが彼らの影に隠れてしまうというトンデモナイ事態に陥った。

そしてBパート冒頭にて鋼鉄聖闘士がなぜ旧作アニメ版より唐突に消えたのか、その理由が後付的に説明された。(オリジナル鋼鉄聖衣は装着する度に使用者に負荷が掛かる、というG4システム初期イクサみたいなもの。)財団Bの転んでもタダでは起きない姿勢がうかがえる。)

その後、生き残った鋼鉄聖闘士の全員がΩの片鱗を発揮し、エマが強烈なブローと零距離スチールボルトアローをエーギルの新生刻衣に叩き込んだ。…しかし、ここぞという時にスチールボルトアローがオーバーヒートし、逆に追い詰められるエマ。
だがそこへユニコーンを模した鋼鉄聖衣を纏う邪武が駆けつけ、先程エマが連続零距離射撃を入れて脆くなった刻衣の部位に、ユニコーンギャロップを集中的に叩き込み、見事エーギルを撃破したのであった。

…ちなみにこの回の脚本は、以前にも鋼鉄聖闘士が主役のエピソードを描いたあの人である。

制作上のあれこれ

初代鋼鉄聖闘士は、当時のメインライターですら最初からスベることを予想しながら
スポンサー様でもある財団Bの横槍で仕方なく作ったようなキャラクターであり、小山のインタビューによると、初登場回からテレビ朝日に抗議が殺到したためこのような形の更迭となったとのことである。所謂「無印」星矢アニメの前半期は色々とカオスなキャラクターエピソードが多かったのだが、視聴者の抗議で降板になったのが明確なのは彼らのみである。そのため無印前半のカオス状態を語るときの代表格のようなネタにされ続けていた。

「Ω」二期のブルーレイ付録のインタビューにより今回のオリジナル鋼鉄聖闘士起用の言い出しっぺは、2期キャラデザ担当の市川慶一であることが判明、このアイキャッチの絵を描いたのも市川である。
また聖闘士星矢Ω二期のSDである長峯達也はこの無印放送当時高校生で一視聴者であり、後にアニメ業界入りしスタッフとして参加したハーデス編OVAのED映像の演出に当たり、無印アニメ前半の名物怪シーンとして鋼鉄と並び称される「フェニックス一輝が聖衣姿でオレンジジュース乾杯」「映画邪神エリスにてキグナス氷河がスイカをお土産に持って来る」のネタを反映し、浜辺で佇む青銅一軍の傍らにジュースとスイカが置かれているという小ネタをやった前科がある。
また、オリジナル鋼鉄3人の退場理由を拾う提案も上記のスタッフインタビューによりサブライターの小山真(無印メインライターの小山高生の息子)の発案であったことが判明している。
言わば無印「星矢」世代時に少年だった制作スタッフ総掛かりのオマージュネタである。



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