今日では「ヴァンパイアロード」と表記されることが多く、pixivでも「バンパイアロード」タグの用例は少ないが、一部作品ではこちらが正式表記となっている。
誘導
この記事では「バンパイアロード」を正式表記とする作品のキャラクターについて記述する。
『パズル&ドラゴンズ』のキャラクターについては『ヴァンパイアロード』の記事を、
『ロードオブヴァーミリオン』のキャラクターについては『ヴァンパイアロード(LoV)』の記事を参照。
wizardryのバンパイアロード
FC版『狂王の試練場』におけるカナ表記はバンパイアロードであり、FC版Ⅲ、外伝Ⅰ、外伝Ⅱ、外伝Ⅲでも引き続きバンパイアロード表記。
リルガミンサーガ、ニューエイジオブリルガミン、外伝Ⅳ、DIMGUIL、エンパイアシリーズ、BUSINシリーズ、ルネサンスではヴァンパイアロードと表記されている。
なお、フランス語版の "Sorcellerie" ではCOMTE DRACULA、すなわちドラキュラ伯爵となっている。
第六位階までの魔術師系呪文と麻痺攻撃、HPの自動回復に加え、対象の生命力を奪い取りレベルを下げてしまう(一時的な弱体化ではなく、経験値が減少する)エナジードレインを使用するが、バンパイアロードのドレインは一撃で4レベル分のエナジーを奪う(配下のバンパイアは2レベル、悪魔王マイルフィックでさえ3レベル)。
紛れもなく強敵中の強敵なのだが、呪文無効化能力がないのでZILWANの呪文一発で斃れるという弱点もある。
末弥純によってデザインされたFC版のバンパイアロードは金髪に紅い瞳、群青の衣に深紅のマントを羽織り、この分野における美形モンスターの草分け的存在としても有名。なおこれ以前の版においては単純な骸骨であったり、霧状のモンスターであるグレイブミストの画像が流用されたりしていた。
『狂王の試練場』ではラスボスであるワードナの供としてのみ、バンパイアを率いて出現。ただし一部の移植では特定条件でワードナが出現せず、バンパイアロードが留守を任せられていることがある。
『ダイヤモンドの騎士』では地下六階でランダム出現。アークデーモンなどの新たな強豪も出現しているため、前作に較べ弱冠影が薄くなっている。
『ワードナの逆襲』ではLv10召喚モンスター。呪文無効化能力が追加されているが、能力的には若干の不安が残る。それでも、ワードナ様の供にはやはりヴァンパイアロード!というこだわりがあるなら喚んであげよう。
以降の和製wiz各作品でも強敵ポジションでの登場が多く、一部では呪文による召喚も可能になっている。
wizardry関連作品
ベニー松山の小説作品において重要な役割を演じ、特に『不死王』はまさにバンパイアロードのための物語といってもいい。不滅の存在であるバンパイアロードが、定命の者であるワードナに付き従っている理由についても描かれている。
『風よ。龍に届いているか』では、『ダイヤモンドの騎士』におけるバンパイアロードは前作のバンパイアロードの能力を模して作られた偽者とされており、百年の歳月を超えて二人のバンパイアロードが邂逅することになる。
石垣環による漫画版ウィザードリィでは、仲違いの末に意外な手段でワードナに造反することになる。
ファイナルファンタジーのバンパイアロード
第1作目のみの登場で、過去のカオス神殿で出現する。
攻撃は通常攻撃のほか、ファイラ、サンダラ、ブリザラ、補助技でバファイ、サイレスを使用してくる。
ランダム遭遇の雑魚敵なので単に「バンパイアの上位種」とみたほうがよさそうだ。つうか、下位種であるバンパイアは(雑魚としての出現もするが)イベントが用意されているボス待遇であったりする。
聖剣伝説2のバンパイアロード
ヴァンドール四天王の一角・タナトスの配下で、獣人のような容貌が特徴的。マナの要塞・エリア1の最奥に立ちふさがる。
下位種のバンパイアも固定出現のボス待遇。