「気をつけろ! 俺に水をかけるなバカモノ!!」
「落ちてしまえ!ライダー!」
登場話:第18話「化石男ヒトデンジャー」
概要
特殊な武器は無いものの、身体は鋼鉄よりも硬く、岩は勿論、ライダーキックすらも弾き返す強靭な防御力を誇る。体を回転させて飛行することも可能で、硬い体を生かした体当たりを得意とする。
弱点は水。理由は水を浴びると体が柔らかくなり攻撃が通用してしまうからである。
ちなみに足型はなんと星形。
活躍
霧が岳の山中にある建設中のミサイル基地を守るのが使命で、次々とミサイル基地に近づいた者を捕えていた。山登りに来た田所大輔、田所まさるの兄弟は偶然にもミサイル基地に近づいたため、ヒトデンジャーに襲われる。ヒトデンジャー一味は大輔を捕えるのに成功するが、まさるが逃げたため一文字隼人こと仮面ライダー2号に感づかれてしまった。
滝和也と合流した一文字と対峙するヒトデンジャーは、その圧倒的な防御力でライダーキックを無効化、2人共々ダムの底へ叩き落とした。
滝と藤兵衛を捕え、ライダーの死体を探すヒトデンジャーだが、一文字は先に基地に潜り込み、捕えられた人達(大輔、滝、立花藤兵衛など)を解放し、火薬庫に火をつけ火事騒ぎを起こす。ヒトデンジャーは火を消そうと戦闘員と共に消火活動に取り組むが、戦闘員が誤ってヒトデンジャーに水をかけてしまい、一文字に弱点を知られてしまった(この時発したのが冒頭の台詞である)。
捕虜を逃がされ、おまけにミサイル基地が爆発し計画がパーになったヒトデンジャーは、ダム付近でライダー2号に最後の戦いを挑む。
川辺で戦う中、水が体に多く含んでしまい弱体化。ライダー2号によってダムの底へ転落してしまう(その最期は崖を掴んだ2号ライダーの手を踏んで崖底に落とそうとしたら足を滑らせて自分が転落、水没してしまうというあまりにも間抜けなもの……ではなく、該当シーンが短いので判り難いが、コマ送りしてみると2号ライダーが踏まれている逆の手で足払いをかけている、結局マヌケな絵面に変わりはないが)。
それでも立ち上がり降りてきた2号に詰め寄るものの、途中で力尽きて倒れ、絶命した。
余談
- この回からナレーションの中江真司によるタイトルコールが始まった。
- 本来ヒトデは海に住む生物で水に強いのだが、このヒトデンジャーは作中で先月発見された大きなヒトデの化石の改造人間であるため水に弱かったとされる。
- リクルートの求人誌『ビーイング』のCMにも登場している(流れているシーンは劇中で戦闘員に水をかけられるシーンである)。その際に「戦闘員の胸中」を表すかの様に「ちくしょう。タイミングさえ合えば、いつでも転職してやる。」とテロップが付せられている。
- OPのクレジット表記では「ヒトデンヂャー」と表記されている。「オレンヂビル」のように誤記では無い。
- 漫画『シージェッター海斗』作中にて悪の科学者が罰として改造された姿、やっぱりヒトデンジャー。
- アメトーーク「仮面ライダー芸人」回ではドラマパートでビルの屋上から転落しそうな仮面ライダーエグゼイドの手を踏んで落とそうとする戦闘員が足を滑らせて自分が転落してしまっている。
関連タグ
仮面ライダー ショッカー ショッカー怪人 シージェッター海斗
ジャミラ:同じく水が弱点の元人間
守護神ワーラー/女王パンドラ:本体が大きなヒトデで、こちらは綺麗な真水が無いと生きられないという弱点である。