概要
同作アニメ化決定後なせいか、衣装デザイン等どことなく同じ制作会社で有名な魔法少女アニメを思わせる。
特に後述のスピンオフ版の単行本宣伝ページでは、「奇跡も、魔法も、あるんだよ」等の文言が堂々とジャンプに載っていた。
元々は単行本のオマケとして掲載されていたのだが、小説版2巻で本作を元にした短編『マジカル』が収録され、さらに独立連載に至った。
スピンオフ版
少年ジャンプ+にて、2014年12月1日~2016年9月26日まで連載。作者は後に『ぼくたちは勉強ができない』を手掛ける筒井大志で、単行本は全4巻。また、単行本1巻発売の際には週刊少年ジャンプへ出張掲載された。
設定は番外編版や小説版からある程度踏襲しているものの、基本的に独立している。
公式からお色気シーン多めと宣伝されているように、変身シーンを始め何かと全裸になることを要求されたり、パンチラなどのきわどい描写が多く、単行本ではアレが解禁されている。毎話。
アニメ版
アニメ第2期『ニセコイ:』第8話にて番外編版(8~15巻分)をアニメ化。
専用オープニング+Aパートでガッツリと放送され、スピンオフ版の作者である筒井大志がエンドカードを担当した。
また、第21巻限定版同梱のOVAには続編(18~21巻分)が収録された。
主な登場人物
魔法少女関係者
小野寺小咲/マジカルパティシエ小咲ちゃん(CV:花澤香菜)
ご存知一途少女。この作品の主人公。ルーリンに、半ば騙される形で魔法少女になる。マジカルスイーツや巨大な調理器具を用いた、中~遠距離からの魔法攻撃を得意とする。
ちなみに3人娘は眼鏡を着用している。世界一有名なヒーローのオマージュだろうか?
桐崎千棘/マジカルゴリラ千棘ちゃん(CV:東山奈央)
ご存知ツンデレ少女。魔法少女に憧れていたため、ツグミャーからのお願いを二つ返事で引き受けて魔法少女になったが、衣装のデザインが気に入らなかったため、最初はやる気がなかった。「魔法少女」だが、攻撃方法は物理。
橘万里花/マジカルポリスまりかちゃん(CV:阿澄佳奈)
ご存知おてんばお嬢様。原作同様、楽にゾッコンな魔法少女。目立ちたがり屋で、羞恥心が無い。魔法手錠(マジックカフス)で「取り締まる」ことによって、対象を弱体化させるのを得意とする。また、空飛ぶパトカー型の乗り物に乗って、高速移動も出来る。
奏倉羽/マジカルティーチャーかなくらゆい(CV:堀江由衣)
かつては魔法少女として数々の悪と戦った伝説の人であり、現「魔法王女」。「19歳は年齢的にギリギリ」という理由から魔力によってロリ化している。たまに噛む。
小野寺春/マジカルショコラティエ春ちゃん(CV:佐倉綾音)
小咲の妹。マジカルパティシエのファンだが、それが姉とは知らない。後にウィンドルに乗せられて魔法少女になる。
Dr.マイコーが「女体練成」で造り出したホムンクルスの魔法少女。銃火器を生成する力を持ち、小咲達3人を同時に相手出来るほど強いが中身は幼い。特定の女性を敵対視している。
咲のパートナーのネズミ。大事な事に限って、後から説明する。好物はチーズ。本人の自覚はないが、小咲達よりも(とんでもなく)強力な魔法が使える。
千棘のパートナーのネコ。いかにも魔女っぽい衣装の人間に変身できる。その際は男勝りな性格(原作と同じ感じ)になり、魔法CQCでの白兵戦で、バトルも強い。よくイジメられるのでルーリンが苦手。
万里花のパートナーのフェレット。寡黙に付き従っている。
一般市民
大企業の御曹司で生徒会長。頭脳明晰・スポーツ万能な上、超絶イケメンで基本敬語と本編とだいぶ違う。番外編及びアニメOVAでは、ラストに登場している。
マジカルパティシエに恋しているが、それが小咲ちゃんだと気づいていない原作以上の鈍感。
小野寺姉妹の母。本作では洋菓子店を営む。
千棘の母。本編ほどではないが多忙な様子。
万里花の父。短気なためすぐ仕事クビになるマルでダメなオッサン。
闇の勢力
アレな理由で世界征服を目論む、悪のマッドサイエンティスト。普段は小咲の学校の理科の先生。
マイコーと結託する闇のバイヤー。実は桐崎家の隣に住んでいる。
余談
先述の通りスピンオフ作品ではあるのだが本編での小野寺の迎えたラストが(小野寺派を中心に)議論を呼んだという経緯があるため、そういった層からは「こちらこそが正史」という意見もある。
関連タグ
ぼくたちは勉強ができない…作者繋がり。もっともこちらの主人公と『マジカル』の一条とは恐ろしいほど境遇が違うのだが…。