リオン(ポケモン)
りおん
CV:釈由美子
『水の都の護神』に登場するゲストキャラ。
コジロウ曰く、彼女たち姉妹は「盗みの世界においてはナンバーワン」と称されるほどの実力者らしく、裏社会の人間でその顔と名を知らぬ者はまずいないようだ(その割には、ムサシとニャースは知らなかったが、まあアニポケではよくあることである)。
泥棒としては頭脳派で、ノートパソコンを持ち歩きデータ解析をしたり、偵察機の操作などを行う。
理知的な言動が目立つが、姉妹喧嘩では姉にからかわれてすぐにムキになってしまうなど子どもっぽい一面も。
怪盗(泥棒)という身でありながら金品に対する興味はあまりなく、姉よりも野心的な性格。
「こころのしずく」を狙う点では姉と同じだが、彼女の場合は「こころのしずく」よりもそれによって動かせる古代装置の力に興味を示している。
作中「こころのしずく」を盗み出し古代装置の起動を成功させた際は、その力を使ってアルトマーレの街や世界の征服を画策した。
しかし、この野心が最終的に古代装置の暴走を引き起こす一因となり、さらにはアルマトーレの街そのものが消滅しかねないとんでもない事態を引き起こしてしまう。
彼女自身も装置の内部に閉じ込められて絶体絶命の危機に陥るが、サトシ一行や、ラティ兄妹の奮闘により何とか難を逃れている。
エンディングでは姉妹そろって警察に逮捕されたことが明かされ、その後留置所において姉妹で本を読んでいた。
その本には『ルギア爆誕』のゲストキャラであったジラルダンが確認でき、ザンナーと共に懲りもせず彼を新たなターゲットに定めていた。
プテラ&カブトプス:古代装置を起動させたことでリオンが操ることになった化石ポケモン(そのため厳密には手持ちポケモンではない)。アンデッド的存在であり、通常よりも大型で能力も優れる。目は白目で、恐らく自我は存在していないと思われる。最終的に古代装置が機能停止すると同時に2体とも消滅し、元の化石に戻った。
クサイハナ→ラフレシア:幼稚園の頃に持っていた(今で言うキープポケモンに当たるのだろうか?)とされるポケモン。本当はたいようのいしでキレイハナに進化させるつもりだったらしいが、姉が勝手にリーフのいしでラフレシアに進化させたらしい。作中では彼女の台詞でのみ登場。
「劇場版のゲストキャラ」という極めて限定的な存在でありながら、姉のザンナーとセットで当時のトミーからフィギュアが全国のポケモンセンター限定で発売された。
限定販売とはいえ、当時のポケモンで女性キャラのフィギュアが発売されるというのは極めて異例である。
担当声優による撮り降ろしのボイスが流れる専用台座も付属した、なかなか力の入った商品であった。
スケール自体はノンスケールだが、当時トミーから発売されていた「モンスターコレクション」のエーフィ、アリアドスと並べてもサイズ比に違和感がない大きさとなっている。
また、劇場の物販ではザンナーとリオンのモンスターボールを象ったカプセルに入ったエーフィとアリアドスがセットになったモンスターコレクションの限定セットが発売されていた。
リオンを演じた釈由美子は、映画公開の18年後の2020年に、鳥取県でポケモンキャラを使ったマンホールの蓋「ポケふた」を設置する発表会のゲストに招かれる予定があった。
イベントそのものは残念ながらコロナ禍の影響で中止となってしまったものの、久々のポケモン絡みの仕事だったと言える。
ちなみに、釈とマンホールとの関係についてはこちらを参照。
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