前後のストーリー
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不快不可解ゴミあつかい! | 今カイ! | ドアtoドアで別世界?! |
概要
「本作唯一のシリアス枠」とも称されるステイシーの初登場回。
しかし、そんな真面目な回でも例外なくゼンカイ脳は襲ってくる…。
予告
「おい、何でこんな事すんだぁっ!?」
「君人間ちゅわん?」
「もしかして有名人?アイドル?」
「知りたいです!」
あらすじ
ゼンカイジャーの前に現れた謎の少年・ステイシー。
彼はギアトリンガーに似た「ギアトジンガー」という武器を使い、ステイシーザーに変身。
そして歴代戦隊の偽者を呼び出し、ゼンカイジャーに戦いを挑んできた!
ゼンカイ脳
- 介人とステイシーの追いかけっこ
我よ我よと現場に向かう二人。何気にステイシーが絡んだ数少ないギャグシーンでもある。
- 幻の『ボウケンジャーVSマジレンジャー』・悪夢の実現
ステイシーがゼンカイジャーを倒すためにゴレンジャーを、更に追い詰めるためにボウケンジャーとマジレンジャーの二戦隊を実体化した。
苦戦を強いられるゼンカイザー達を救援するために遅れて駆けつけたゼンカイガオーンだが、何も事情を知らない彼はフェイク戦隊を本物のスーパー戦隊と思い込んでしまい混乱、更にフェイクを召喚したステイシーに直接攻撃を仕掛けようとしたゼンカイジュランを妨害、しかしその拍子にゼンカイジュランの手からジュランソードが弾かれてしまい(上記両戦隊の1号ロボをそれぞれモチーフとした)ゼンカイマジーヌとゼンカイブルーンに命中、二人は戦闘不能となりゼンカイジャーは撤退を余儀なくされてしまった。
これだけだったなら普通にゼンカイジャーが物量に押されて窮地に陥られるシリアスなシーンだったのだが、Twitterでは、
『これどう見てもボウケンジャーVSマジレンジャーじゃん』
『幻となったVSが最悪な形で現実になってしまった』
と、寧ろこっちの方で話題になっており、悲壮感があまり感じられないコメントが広がっていた。
事実、『ボウケンジャーVSマジレンジャー』に相当する映像作品は海外版を含めても製作されておらず、VSシリーズが本格的になってからのケースに絞るとVS以外の例を含め現役と前作の(現地含めて少なくとも初期メンバーの)オリジナルキャストが揃って(新規アフレコのみでの出演のケースを入れて)共演・共闘がされていないのは、実はこの二戦隊が唯一であり、それは未だに破られていない。
しかも、先にボウケンジャーを実体化する辺り、完全にそれを意識している様にしか見えなかったりする。
因みに余談だが、ゼンカイガオーンのモチーフであるガオキングの初出であるガオレンジャーは前作とは日本では直接共演出来なかったがのち直ぐに海外で実現しており、ゼンカイジュランのモチーフである大獣神の初出であるジュウレンジャーもVSでは無いが一部の役者が先にジェットマンにゲスト出演しており、翌年のダイレンジャーとも互いに一部キャスト込みでスーパー戦隊ワールドで共闘している(先述のジェットマンとはこちらではガワのみ共演だったが)。
ついでに、後述する巨大戦でもフェイクのダイボウケンとマジキングが合わせ技を繰り出すという、これまたVSならば胸熱の展開もゼンカイジャーを追い詰める手段に使われており、更に子供達(と、当時「ボウケンVSマジ」を渇望していたファン)の心を抉りまくる事態が起きている。
…のだが、これ以降のカイ!ではこれなど比にならない程エグいブラックなネタがやたらとぶち込まれる事など、この時はまだ知るよしも無かった…。
- まさかの手抜き
偽ゴレンジャーを倒すためにゼンカイザーはゴレンジャーギアの力を発動し、ゴレンジャーハリケーンならぬゼンカイジャーハリケーンを繰り出した。
そんなゼンカイジャーに対抗し、偽ゴレンジャーもゴレンジャーハリケーンを繰り出す…のだが、ゼンカイジャーはちゃんとパス回しをしていたのに対し、偽ゴレンジャーは何とパス回しを端折り、アオレンジャーがいきなりラストのアカレンジャーにゴレンジャーハリケーンを差し出してシュート体勢に入っていた。
オリジナルと違い、感情の無い偽物である事を証明する描写ではあったが、ロマンも何も無いさみしい光景である。
- まさかの巨大化
ステイシーザーが実体化した大獣神、ガオキング、マジキング、ダイボウケンの前に中々歯が立たず、合体解除にまで追い込まれたキカイノイド達は更に巨大化しようとギアトリンガーのレバーを回すと何故かギアトリンガーが巨大化。
そしてゼンカイザーがただ投げただけのフラッシュマンギアも何故か巨大化。これを使った『ギアトリンガーバズーカ』でフェイクロボ達を一掃した。
しかし、この後通常サイズのフラッシュマンギアが映像作品で使われることは一度も無かった(TV本編のみのケースを含めるとルパンレンジャーギアも該当)。
- フェイク1号ロボ軍団の中にしれっと混ざる龍星王
ステイシーザーは上記四体のフェイクロボが倒された後、直ぐにタイムロボα、ギンガイオー、アバレンオー、バイオロボ、ダイデンジン…と、無数のフェイクロボを実体化した。
その多くが各戦隊の1号ロボ…なのだが、ダイレンジャーからは何故か大連王ではなく、その素体ロボである龍星王が立っていた。
しかも次話でも次々とフェイクロボを実体化したのだが、ゴーバスターズから選出されたのはゴーバスターエースではなくゴーバスターオーであり、結果としてただ一体だけ浮く事になってしまった。
メタ的に言うと大連王のスーツは現存しておらず、龍星王のスーツも大獣神共々ゴーバスターズVSゴーカイジャーの撮影の為に、ダイデンジンとバイオロボもパチンコの為に新造された物であるという事情があるのだが、一部の視聴者は
「龍星王こそがダイレンジャーの1号ロボと定義しているのでは?」
と解釈している。
実際、大連王の強化形態は存在しない(パワーレンジャーに至っては、キバレンジャー以外のメンバーのスーツは当時採用されなかった関係上、ある意味大獣神の強化形態扱い)のでそう捉える事は出来るが、他に新造された1号ロボでは駄目だったのだろうか。
- 何故かハブられたジュウレンジャー
今カイ、ステイシーが実体化したフェイク戦隊はいづれもゼンカイジャーのモチーフになった物ばかり…なのだが、何か物足りない。何処か物足りない。
- ゴレンジャー(ゼンカイザーのモチーフその1)
- ガオレンジャー(ゼンカイガオーン)
- マジレンジャー(ゼンカイマジーヌ)
- ボウケンジャー(ゼンカイブルーン)
…お分かりいただけただろうか。
そう、ゼンカイジュランのモチーフになったジュウレンジャーが実体化されていないのだ。
そして、後のエピソードではステイシーによってジャッカー電撃隊(ゼンカイザーのモチーフその2)、オーレンジャー(リッキーのモチーフ)、シンケンジャー(カッタナーのモチーフ)が続々と実体化されているのだが、結局ジュウレンジャー(と、ツーカイザーのモチーフであるゴーカイジャー)はステイシーによって実体化される事は最終カイに至っても無かった(後にゼンキラセンパイにて、ゼンリョクゼンカイキャノンでタイガーレンジャーだけは実体化されたが)。
関連タグ
赤い戦い!オール戦隊大集会!! 今カイと前カイの間に位置する、いわば第6.5カイと言った感じのエピソード。ここでの出来事をきっかけにゼンカイジャー(特にキカイノイド組)が歴代戦隊の存在を知る事になる。