路線データ
路線愛称 | 福北ゆたか線 |
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路線記号 |
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ラインカラー |
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路線区間 | 黒崎〜博多 |
正式名称 |
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路線距離 | 66.6km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 29駅 |
電化区間 | 全線:交流20,000V |
複線区間 |
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単線区間 |
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最高速度 | 100km/h |
閉塞方式 |
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保安装置 | ATS-DK |
運転指令所 | 博多総合指令センター |
大都市近郊区間 | 福岡近郊区間:全線 |
ICカード乗車券エリア | SUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリア |
第一種鉄道事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
(※1):運行系統上は桂川〜博多間は篠栗線
(※2):正式には鹿児島本線旅客線と貨物線の複々線
(※3):中間〜鞍手間は遠賀川橋梁補修工事の為暫定的に単線運用中
(※4):吉塚〜博多間は正式には鹿児島本線の複々線と篠栗線系統の単線による三線並列
概要
九州旅客鉄道(JR九州)の運行系統に付けられた愛称である。黒崎駅(福岡県北九州市八幡西区)と博多駅(福岡市博多区)を直方駅(直方市)経由で結ぶ。
正式な路線名は以下の通り。
運行系統上吉塚駅〜博多駅間は篠栗線として扱われる。
福岡市及び北九州市と、両市のベッドタウンとなっている直方市をはじめとする筑豊地区を繋ぐ重要な動脈である。
2001年(平成13年)10月6日の篠栗線及び筑豊本線折尾駅〜桂川駅間の交流電化時に、運行形態に合わせて愛称が制定された。
全線が大都市近郊区間の福岡近郊区間及び、交通系ICカード乗車券「SUGOCA」の福岡・佐賀・熊本・大分エリアに設定されている。
車両基地
直方駅近隣に直方車両センターがあり、特急型電車と一部形式を除く殆どの車両が所属している。
直通運転
以下の区間で直通運転を行なっている。
沿革
- 2001年(平成13年)10月6日:筑豊本線折尾駅〜桂川駅間及び篠栗線の交流電化に合わせて愛称使用開始。
- 2005年(平成17年)4月1日:日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物列車廃止に伴い、同社の折尾駅〜直方駅間の第二種鉄道事業廃止。
- 2009年(平成21年)3月1日:交通系ICカード乗車券「SUGOCA」を全線で導入。
- 2018年(平成30年)9月18日:全線で駅ナンバリング導入。
- 2022年(令和4年)3月12日:折尾駅高架化完成に伴い、鹿児島本線〜筑豊本線間短絡線上のホーム及び折尾駅鷹見口改札廃止。
- 2022年9月23日:遠賀川橋梁補修工事の為、中間駅〜鞍手駅間で暫定的に単線運用開始。
運行形態
一部列車を除き、直方駅で運行系統が分かれている。
特急かいおう
通勤時間帯に直方駅〜博多駅間で1往復運行される特急。
列車愛称は直方市出身の力士・魁皇(現・浅香山親方)に由来する。
詳細は当該項目を参照。
快速
折尾駅・直方駅〜博多駅間で運行される。運行開始当初は全線通しの運行も存在したが、現在は下り折尾発博多行の1本を除き全て直方駅〜博多駅間の運行。
夕方以降は毎時1〜2本、それ以外の時間帯は毎時1本運行される。日中時間帯は篠栗駅〜博多駅間は各駅に停車する。
- 停車駅
(折尾から直方までの各駅) - (小竹〜筑前大分間の各駅) - 城戸南蔵院前 - 篠栗 - 門松※ - 長者原 - 原町※ - 柚子 - 吉塚 - 博多
※:日中のみ停車
普通
直方駅を跨ぐ列車は朝と夜に運行される下り3本、上り1本のみで、その他は全て直方駅で運行系統が分かれている。
- 折尾駅〜直方駅
日中は若松線若松駅発着と鹿児島本線門司港駅発着の列車が毎時1本ずつ交互に、計2本が運行される。
その他の時間帯は折尾駅折り返しや小倉駅発着の列車も存在する。
- 直方駅〜博多駅
日中は直方駅・新飯塚駅発着の列車が毎時1本ずつ、計2本が運行される。
その他の時間帯は上述の直方駅を跨ぐ列車や、篠栗駅〜博多駅間の区間列車が設定されている。
一部列車は九郎原駅を通過する。
駅一覧
使用車両
所属の記載のないものは全て直方車両センター所属。
南福岡車両区所属の特急型電車。特急「かいおう」で運用。
- 813系0・500・200・1000番台・817系1500・1600・2000番台
福北ゆたか線用電車。全線で運用。
- BEC819系「DENCHA」
若松線用蓄電池電車。若松線運用の他に817系VG編成と併結して福北ゆたか線で運用されるが、稀に単独で運用する事もある。
熊本車両センター所属の電車。主にラッシュ時に運用される。
過去の使用車両
- 783系「ハイパーサルーン」
南福岡車両区所属の特急型電車。一時期特急「かいおう」で運用された。
大分車両センター所属の電車。主にラッシュ時に運用された。
- 817系3000番台
南福岡車両区所属の電車。2022年(令和4年)まで定期運用が存在した。