ストリートファイター
すとりーとふぁいたー
『ストリートファイター』は、カプコンが1987年に開発・発売した2D対戦型格闘ゲーム、およびこれを第1作とする対戦型格闘ゲームのシリーズである。
解説
誰もが知るであろう、2D対戦型格闘ゲームの金字塔。
こんにちにおいて、格ゲーがゲーム界に一大ジャンルとして存在するきっかけとなった、老舗タイトルである。
初出媒体はファミリーコンピューターだが、こちらはマイナー気味。
この頃は単純にアクションゲームでしかなく、対戦要素はオマケ程度でしかなかった。
しかし1992年に登場した『ストリートファイターII(ストII)』の登場により、プレイヤー同士の対戦に重点を置いた格闘ゲームとしての地位を確立。以降、タイトルを重ねていき、現在でも第一線で格闘ゲーム界に君臨する「KING OF 格ゲー」といえよう。
ゲーム性
「一撃をいかに決めるか」に重きを置いた、駆け引き重視の正統派格闘ゲームであり、その草分け的な存在。
現在でも、昨今に台頭するコンボ型格ゲーや3D格ゲーに媚びない姿勢を(多少コンボ性能やゲームスピードは上がったが)貫いており、王道格ゲーとしてどっしりとした構えを見せている。
その一方で、ゲーム性に見合った進化や新要素の研究も貪欲におこなっており、単なる古参タイトルではなく、今なお進化を続ける「挑戦者」でもある。
大いなる原点
波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚からなる『格ゲー三種の神器』や、投げキャラ・イロモノ・中華枠・女性キャラといったキャラクターの多様化、待ちガイルなど、格ゲー業界に多大な影響を及ぼした幾多の要素を備えており、特に『ストリートファイターII』は現在の格ゲーの開祖的な立ち位置にある。
コミカライズとの連動
キャラクターの設定を中平正彦氏によるコミカライズ板から流用することが多く、特に『ストリートファイターZERO』や『ストリートファイターIII』といった作品のコミカライズ版からは、主人公リュウを筆頭に多くのキャラクターの設定が流用されている。