ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

魔王獣の編集履歴

2017-11-27 22:03:44 バージョン

魔王獣

まおうじゅう

ウルトラマンオーブに登場する怪獣の名称。

概要

ウルトラマンオーブ』に登場する、世界を滅ぼすと言われる怪獣たちの総称で、物語を通しての敵勢力


遥か昔に突如地球に現れ、世界を滅ぼそうと破壊の限りを尽くしていたが、事態を察知して結集した光の巨人ウルトラマンたちとの壮絶な戦いの末にすべての魔王獣が封印されたとされる。

しかし、現代になってジャグラスジャグラーの手によって復活を遂げて再び破壊活動を開始し、オーブクレナイ・ガイが地球を訪れるきっかけとなった。


「世界を滅ぼす」という設定通り、通常の怪獣たちより格上の存在であり、破壊活動の規模も街で暴れるだけでなく、地球規模で異常気象を誘発させたり、広範囲の建造物を一気に崩落させて大地に大穴を開けたりと途轍もないスケールを誇っており、生物というよりかはむしろ「人類の叡智を超えた“自然災害”そのもの」に近い描写がなされている(作中ではリアリティを与え過ぎないようにという配慮なのか特に言及されていないが、被害の状況を見る限りでは、間違いなく一度の破壊活動で夥しい数の死者や行方不明者を出しているものと思われる)。

そのため、地球の一生物として多少なりとも人類との共存の可能性を模索できた前作『X』に登場する怪獣たちとは異なり、人類とは共存不可能な邪悪な存在としての側面が強調されている。


こうした設定は商品展開にも表れており、ソフビはいずれもウルトラ怪獣オーブシリーズよりも大柄な、ウルトラ怪獣DXからの発売になっている(ウルトラ怪獣DXは中ボスやラスボスといった極めて強力な怪獣がラインナップされることが多い)。


なお、第4話で6体全てが倒されたが、ジャグラーやガイの発言によると、魔王獣たちを束ねる更に強大な敵:大魔王獣マガオロチが存在する。6体の魔王獣の封印が解かれることにより出現するのがマガオロチであり、6体すべてが撃破された今それはもう叶わない事がガイのセリフから読み取れるが、“黒き王”=ウルトラマンベリアルと魔王獣カードの力を使うことで復活させることができるらしく、ジャグラーと惑星侵略連合が激しいカードの争奪戦を繰り広げることとなった。

また、後にマガオロチはまだ幼体に過ぎなかったことが判明、真の姿である超大魔王獣マガタノオロチとしての姿を現し、地球を危機に陥れることになる。


特徴

外見上の共通点として、頭頂部に赤い結晶体のような部位:マガクリスタルが存在している(ゼッパンドンは除く)。この部位は魔王獣が能力を行使する際に発光するほか、絶命すると同時にマガクリスタルが明滅する描写があることから、魔王獣の生命活動と深い関わりのある部位であると思われる。また、封印に使われているウルトラ戦士の力もここに宿っており、魔王獣との闘いに勝利することで、オーブはこのマガクリスタルの破片から魔王獣の封印に使われている歴代ウルトラ戦士の力をウルトラフュージョンカードという形で入手しており、同様にジャグラーも倒された魔王獣の力をダークリングを通して怪獣カードとして入手している。


このため、オーブ、ジャグラーのいずれにおいても魔王獣は戦力強化のためにも避けては通れない存在という一面も持っていると言える。


魔王獣の外見は様々で、大きく分けてマガバッサーやマガジャッパのような完全新規の怪獣と、マガゼットンやマガグランドキングのような既存の怪獣の発展型の2種類に大別される(後者は今のところ過去作でラスボスを務めた怪獣たちで占められているという共通点があるが、過去に出現したオリジナルの怪獣とどういった関係にある存在なのかは不明)。


正体

『ウルトラマンオーブ超全集』によると、その正体は、地球に寄生した大魔王獣マガオロチのエネルギーが地球のエレメントと結びつき誕生した、謂わば「大魔王獣の子供達」であり、同時に「歪められた地球の分身」。


その性質上、地球の環境に与える影響が大きく、ウルトラマン達が殺害ではなく封印と言う形に留めたのも、魔王獣が失われる事で当時の不安定な地球環境に大きな影響を及ぼしてしまうのを避けるためであったとされている。


事実、元となった怪獣は出自が不明な一体を除けば全て宇宙から来た怪獣であり、文字通り地球生まれの宇宙怪獣ということになる。


一覧

存在するのは全部で9体。それぞれ四大元素に光と闇を加えた6種の属性が割り振られているが、マガオロチとマガタノオロチは「」という少々特殊なカテゴリーに分類されている(これは、完全体であるマガタノオロチがすべての魔王獣の能力を行使できるためと考えられる)。


魔王獣の名前は、ゼッパンドンを除いて必ず最初に「マガ」という接頭語が付き、別名もマガオロチ,マガタノオロチ,ゼッパンドンを除いて「○(属性名)ノ魔王獣」というものになっているという法則性がある。

なお、完全新規の怪獣に元となる怪獣が存在するのかは不明(存在する場合、「バッサー」や「ジャッパ」、もしくはマガタノゾーアの例から「ガバッサー」や「ガジャッパ」という名称だと思われる)。


※話数は初登場したエピソードのみを記載。


話数別名名称元になった怪獣対応カード
1ウルトラマンオーブ怪兽图鉴12ノ魔王獣マガゼットンゼットンウルトラマン
1ウルトラマンオーブ怪兽图鉴1ノ魔王獣マガバッサー(なし)ウルトラマンメビウス
2ウルトラマンオーブ怪兽图鉴2ノ魔王獣マガグランドキンググランドキングウルトラマンタロウ
3ウルトラマンオーブ怪兽图鉴4ノ魔王獣マガジャッパ(なし)ウルトラマンジャック
4ウルトラマンオーブ怪兽图鉴5ノ魔王獣マガパンドンパンドンウルトラマンゼロ
4ウルトラマンオーブ怪兽图鉴15ノ魔王獣マガタノゾーア ガタノゾーアウルトラマンティガ
11ウルトラマンオーブ怪兽图鉴7大魔王獣マガオロチ(なし)ゾフィー
16ウルトラマンオーブ怪兽图鉴11合体魔王獣ゼッパンドンゼットン、パンドン、マガオロチ(なし)
24ウルトラマンオーブ怪兽图鉴16超大魔王獣マガタノオロチマガオロチ(なし)

カードとしての登場のみ。現時点で本体は未登場。


余談

  • 最初から中ボスクラスの怪獣を出すという想定で設定づけられている。また、子どもたちへのわかりやすさを意図して属性が明確化されている。
  • 新規怪獣のデザインは、監督の田口清隆氏が関わっていたドラマ版『MM9』で怪獣デザインを務めた楠健吾氏が手掛けている。
  • 過去の魔王獣出現について記された古書「日本太平風土記」は、前作『ウルトラマンX』第1話でもデマーガ出現について記録している書物として登場しているが、同一の物かは不明。なお、太平風土記の絵は越知靖氏が手掛けている。

ウルトラ怪獣擬人化計画

魔王獣ログセンシティブな作品

『オーブ』を代表する怪獣であるためか、円谷公認のプロジェクト「ウルトラ怪獣擬人化計画」でもマガバッサーとマガジャッパがラインナップ入りを果たしている。世界を滅ぼすとされる魔王獣たちが可愛らしい少女に擬人化された姿は、色々な意味で必見である。


なお、平成ウルトラマンのいわゆる“第2期シリーズ”(『コスモス』以降の作品)の怪獣のラインナップ入りは、(昭和からの再登場組を除けば)魔王獣が初の快挙であった。


デザインは、『デュエル・マスターズ』や『パズル&ドラゴンズ』のキャラクターデザインでお馴染みのNINNIN氏が手掛けている。NINNIN氏の擬人化計画への参加は今回が初であり、著名デザイナーのまさかの参加は大きな話題となった。

ちなみに、魔王獣のデザインを手がけた楠健吾氏は、NINNIN氏がtwitter上で告知をした当初は特に反応を示しておらず、自分のキャラクターが擬人化されていたことをまったく知らなかった(…というより今回の一件まで擬人化計画の存在そのものを知らなかった…?)模様。


2018年1月から放送開始予定のアニメ『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』では、なんとマガバッサーとマガジャッパの2体が新キャラクターとして登場することが決定(恐らく、同時期にテレビ東京で放送開始予定の『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』との連動および宣伝の一環と思われる)。

本作では、純粋に怪獣の特性を受け継いだ人間少女怪獣娘)という設定になっており、さらに2人とも組織の新人(見習い)であるなど、怪獣の中でも格上の存在として扱われていた原典とは奇しくも正反対の立ち位置になっている。

声優は、マガバッサー役を寺田晴名、マガジャッパ役を近藤玲奈がそれぞれ担当する。


関連項目

ウルトラマンオーブ ウルトラ怪獣

超獣 円盤生物 超古代怪獣 スフィア合成獣 根源的破滅招来体 スペースビースト - 過去作品における似たようなポジションの怪獣

デスガリアン - 作中で明言されてないがその破壊活動で甚大な被害や多数の死傷者を出しているであろう特撮作品の敵繋がり


楽しいマガ一家 - 魔王獣を題材とした二次創作作品。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました