注意
執筆者が個人的に好きな人物・作品等の傾向を書くのはご遠慮ください。
主な勝利フラグ
- 辞めるつもりで挑む
現実でもよくあるフラグ。いわゆる背水の陣
現実世界での例は『宇宙の騎士テッカマンブレード』に出演していた頃の子安武人であり、何を演じても、『天空戦記シュラト』の夜叉王ガイのイメージが付きまとうことに苦悩し一時は引退することを考えていたため「技に伸び悩む時期が続いていた自分が声優生命を賭けて演じ切った」と語っている。
現実での似たような例には『LASTEXILE』のオーディションを受けていた頃の斎藤千和、『ミュージックレイン』の声優としてオーディションを受けていた頃の戸松遥、『エルシャダイ』のオーディションを受けていた頃の竹内良太、『ガールズ&パンツァー』のオーディションを受けていた頃の渕上舞、『恋愛ラボ』のオーディションを受けていた頃の水瀬いのりがいる。何れもそれまでは役や仕事に恵まれず引退覚悟でオーディションに挑みそして見事に役を勝ち取っている。
声優以外では、「ヒーロー役を演じなかったら来なかったら辞める」と考えて『特捜戦隊デカレンジャー』でデカブレイクを演じた永徳、『干物妹!うまるちゃん』がヒットしなかったら自ら命を絶とうと考えていたサンカクヘッドが該当する。
シリーズの打ち切り・会社の倒産の危機で作った作品・商品も当てはまり、成功しなかったらシリーズ打ち切りになることを覚悟した鳥人戦隊ジェットマンとゲゲゲの女房やスクウェアの最後のゲームとして制作されたファイナルファンタジーが該当する。
- ファンから期待されていなかったチームや選手
相手チームや選手が強かったり、昨今の試合で負けが続いていたりするなど、明らかに勝てる可能性が低く、ファンですら勝てないと思われていると、思わぬ勝利や好成績をつかむことが多い。
1992年バルセロナ五輪の岩崎恭子選手、2010年と2018年ワールドカップの日本代表や、2015年ラグビーワールドカップの日本代表(ブレイブブロッサム)、2016年プロ野球セ・リーグの広島東洋カープ、平昌五輪の宇野昌磨選手と女子カーリングの日本代表、2018年度の夏の甲子園における秋田代表金足農業高校などが好例だろう。
科学的に実証されているわけではないが、一説には「期待されていないが故に、却ってファンやマスコミの期待からくるプレッシャーが比較的少なく、いくぶん楽な精神状態で試合に臨める」ため、という考察もある。
作品編
- 製作陣があまり期待しなかった作品
製作側は別の作品に期待をしていたり、スタッフが弱気な発言をしている場合、思わぬ高評価を得ることが多い。
逆に、製作側が過剰に宣伝したり、スタッフが強気な発言をする場合、評判がガタ落ちするという負けフラグが立つ。
例:
(実写ドラマ編)
フジテレビに企画を持ち込むも断られた過去がある『孤独のグルメ』
放送当時のトレンドだった恋愛要素を入れる予定だった『踊る大捜査線スポンサー泣かせの内容からぴんとこなの方を推された半沢直樹
(アニメ編)
アニメ放送を待たずに初代アプリ版がサービスを終了した『けものフレンズ』(一期)
実は直前の電撃G'sマガジン本誌ではビビッドレッド・オペレーションの三分の一しか誌面を使わせてもらえなかった『ラブライブ!』(一期)
ヒットを想定していなかったあまり衝撃の最終回を考えていたアニメ版ポケットモンスター
(特撮編)
「仮面ライダー同士が殺し合う」という壮絶な内容から新聞から叩かれた挙句に藤岡弘、からも難色を示された『仮面ライダー龍騎』
一度はアイディアを断られた過去がある『仮面ライダーエグゼイド』
スーパー戦隊が冬の時代だったと同時にメインライター・井上敏樹の起用を「態度が悪い」という理由で反対された鳥人戦隊ジェットマン
(邦画編)製作委員会にTV局や大手広告代理店が関わっておらずCMや番宣が殆ど無く、更に8月末という夏休みを外した封切り日となった『君の名は。』
過去に手がけた実写作品が低評価・酷評された庵野秀明、樋口真嗣両氏がダブル監督の為に商業的な成功が疑問視された『シン・ゴジラ』
(漫画編)
「ジャンプは時代劇が受けない」と編集部から連載を反対する意見が多かった『るろうに剣心』
スポーツカーを題材にしている内容から編集から難色を示された『サーキットの狼』
(ゲーム編)
当初はスクウェアの最後のゲームになる予定だった『ファイナルファンタジー』
日本の成人男性だけをターゲットにするというコンセプトから当初はセガ社内でも否定的な評価が大半だった『龍が如く』(1作目)
9・18事件や2・24事変の後遺症が残る中リリースされた『アイドルマスターシンデレラガールズ』、諸事情により発売当初は積極的なセールスが控えられ、クソゲーを取り上げた雑誌で紹介されるほどだった『大乱闘スマッシュブラザーズ』
(自動車編)
日本ではスポーツカーが売れないという理由で企画を断られたことがあるトヨタ・86
- 史実や偉人を題材にした作品において、マイナスな印象が強い偉人やマイナーな偉人の扱いが良い
大河ドラマを初めとする史実や偉人を題材にした作品において、悪者や無能のレッテルを貼られた人物や知名度が低い人物の扱いが良いと成功しやすい傾向がある。
これは最新の歴史研究が反映されていると同時に、史実と真正面から向かい合っている他、その偉人のイメージアップを行っているからである。
逆に、その偉人をイメージ通りにマイナスに描いてしまうと、その偉人のゆかりの地から苦情が殺到したことがある。
例(()は再評価された偉人):真田丸(武田勝頼、北条氏政、豊臣秀次)、無双シリーズ(李典)、ドリフターズ(島津豊久)、秀吉(明智光秀)、毛利元就(陶晴賢)、黄金の日日(石田三成)、樅ノ木は残った(原田甲斐)、新撰組!(山南敬助、芹沢鴨)、おんな城主直虎(小野政次、今川氏真、築山殿)
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