概要
アーマードライダーが戦極ドライバーにスイカロックシードを装着する事で変身する形態。
他のアームズと異なり鎧が巨大マシンになっており、アーマードライダーが乗り込み操る形で使用する。
変身に使用するスイカロックシードは他のロックシードと比較して希少種であるらしく、実際に紘汰と光実の持つ物は、ユグドラシル所有の物を持ち出す形で入手している。
変身時の音声は「大玉ビッグバン」。
展開前の姿は巨大なスイカそのものであり、頭に被るのではなく全身をすっぽりと覆う形で変身する。
本体の複眼の色は赤。後頭部は各ライダーの素体と同形状になっている。
エネルギーの消費が激しいのか、使用するとしばらくロックシードの色が無くなり起動できなくなるという欠点を持ち、連続で使用する事は出来ない。
しかし、そのパワーは強大でありランクSのエナジーロックシードを使うゲネシスライダーと対決した際には(その時点で対峙した相手に手加減されている可能性があるものの)、力押しで互角の戦いを繰り広げている。
また、大玉モード、ジャイロモード、ヨロイモードの三形態へ変形可能であり、これを駆使した戦いが可能。
後に、鎧武外伝にてプロトタイプのウォーターメロンアームズが登場しており、その時点では他のアームズと同サイズだったが、変身者への負担があるという欠点があった。
その後、変身者への負担を軽減するためにこのサイズまで大型化されたものと思われる。
初登場は第7話。仮面ライダー龍玄から渡されたスイカロックシードを用いて鎧武が変身。
以降も度々、戦極ドライバーを使うライダーたちの切り札のような用途で活躍する一方で、無人機が立ちふさがったり、(恐らく)黒影トルーパーが使うものが実験で大破された様子で映されているなど様々な形で出番に恵まれている。
何気に鎧武関連の映画での登場率も高い。
アームズチェンジをするライダー自体が少なく、更に他者の使用したロックシードを使うのはほぼ鎧武の特権ともいえる中では、メタ的にも作中でも他のキャラが使用する理由が明確にあるためか、多くのアーマードライダーが使用している。
一方で、メインキャラクターたちが手に入れたスイカロックシードは、TV本編で明確に確認されたのは二つであるため、
貴虎のカバンから光実がとる→紘汰が使用→光実に返却される(その後使用描写はなし)
ユグドラシルから紘汰がとる→戒斗に渡され使用→ザックに渡される→(一時的に?)城乃内→ザック
…といった具合で盗難、借りパク、又貸しが多発している(もっとも、責めるような事態なのはそんなにないが…)。
形態
大玉モード
いわゆる果物形態。
全身を覆うという都合上、この状態でも転がることで移動でき、相手を追跡したり突進攻撃を行える。
その威力は上級インベスですら撥ね飛ばし、圧し潰せる程。
またこの形態では防御力が大きく向上する為、火縄大橙DJ銃の砲撃でも傷一つつける事が出来ない。ブラーボが鉄骨でスイカアームズを割ろうと試みても切り身から直ちに再生するなど破壊対策も万全。
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』では仮面ライダーウィザードとの合体技で武神鎧武に致命打を与えた。
ジャイロモード
全高 | 2.37m |
---|---|
全幅 | 4.13m |
重量 | 523kg |
最高飛行速度 | 247.0km/h |
飛行形態。バルカン砲を装備しインベスを殲滅する事ができる。
この形態のため、アームズの中では実は唯一の飛行能力を持つ。
ヨロイモード
身長 | 311cm |
---|---|
体重 | 523kg |
パンチ力 | 33.2t |
キック力 | 51.8t |
ジャンプ力 | ひと跳び3m |
走力 | 100mを9.8秒 |
人型形態。巨大な薙刀「スイカ双刃刀」を武器に戦う。
ただ、後述の例を見ると武装は固定ではなく、使用するアーマードライダーが変身の際に使用しているロックシードのアームズウェポンに近い武装に変更されるようである。
一応スイカ双刃刀は極アームズでも召喚できるらしい。
必殺技
双刃割り
「スイカスカッシュ」で発動。スイカ型のエネルギーに相手を閉じ込めたあとスイカ双刃刀で連続で斬る。
※余談だが紘汰(=鎧武)は初使用の際、「輪切りにしてやるぜ!」と言っているが明らかに乱切りである。放送時は特に触れられることはなかったが、2017年放送の「日曜もアメトーーク」『第三回仮面ライダー芸人』にてメインMCの宮迫博之に「輪切りちゃうやん!」と言われてしまった。オレンジ、パインと輪切り続きだったから仕方ないのかもしれないが…。
5作後ではこのオマージュとして、主人公の力を継承した形態が「細切れにしてやるぜ!」と言いながらも輪切りに切り裂くシーンが登場している。
鎧武以外の使用者
アーマードライダーならもちろん誰でも使えるはずであり、前述の理由もあってか使用者が複数いる。
そればかりか、アーマードライダー以外が運用しているケースも複数みられる。
使用形態はヨロイモード。第19話で使用した。
武器はスイカ双刃刀ではなくスイカバーを連想させる巨大な槍。
使用形態は大玉モード。第34話で使用した。
しかし、うまく使いこなせず、大玉モードからヨロイモードやジャイロモードに変形できなかった。
そのため、転がされる形で使われることに…。
使用形態はヨロイモード。第39話にて使用した。
グリドンとは違い一度見たことがあるためか使いこなしていた。
武器はスイカ状のグローブ。
使用形態はジャイロモードとヨロイモード。小説仮面ライダー鎧武で使用。
武装は鎧武と同じくスイカ双刃刀。
また、最初に使用した鎧武の使用するスイカロックシードは前述の通り、本来は貴虎の所有物であり、過去にも斬月がスイカアームズを使用した可能性がある。
また、プロトタイプであるウォーターメロンアームズを使用したこともある。
- 黒影トルーパースイカアームズ
使用形態は大玉モードとヨロイモード。HEROSAGAのオーズの世界にて大量に登場。
S.I.C.としてのアレンジも加わったためか、頭部から装飾が減り、肩アーマーに連装砲塔がついているなど、同じくアレンジされた通常のスイカアームズと比べると少ない差異だがいわゆる量産機感や軍用機のような印象が強い。
使用武器はスイカを模した影松に似た大型槍。
更には自爆機能も搭載している。
また、本編でも有人であろうスイカアームズは彼らが搭乗していると思われ、後述の無人機と区別がつきにくいシーンもあるのだが、作中でも設定でも明言されたことはない。
そちらの武器は鎧武と同じスイカ双刃刀。
第24話に初登場。仮面ライダーシグルドがシドロックシードを使い操作する。
計3体登場したが所詮は無人機、カチドキアームズにはかなわず、1体はマシンガンモードの連射、もう2体は大剣モードで切り裂かれ爆散した。
第30話では戦極ハカイダーの戦力チェックとして登場するが、ハカイダーショットで破壊されてしまう。
第39話にも登場。戦極凌馬が内緒で作ったユグドラシルタワーへの隠し通路の中で、侵入者対策用無人迎撃システムとしてチューリップホッパーと登場。オートシステムだからか、目が黄色になっていた。第一陣がバロン、マリカ、ナックルに撃破された後、第二陣が登場し、計4体が登場した。
- 軍隊
劇場版に登場。凰蓮・ピエール・アルフォンゾが率いる軍隊の数人が登場。
アーマードライダーでないのにどうやって装備しているかは不明である。
『S.I.C HEROSAGA 仮面ライダーディケイドエディション オーズの世界』にて、ライダーロボとの戦いの最中、グローイングフォームにまでパワーダウンしてしまったため黒影トルーパーが使用していたものを使った。やはりアーマードライダーでもないのにどうやって装備しているかは不明。
- その他
第1話の合戦シーンではバロンの西軍にジャイロモード、斬月の北軍にヨロイモードが登場。誰かしらが乗り込んでいる様に見えるが詳細不明。
バトライド・ウォー創生
今作より鎧武の超必殺技形態として登場(カチドキアームズとの選択式)。豪快で効果範囲の広い技を持ち雑魚戦に向くがボス戦では少し扱いにくい。
また敵リーダーの黒影トルーパーが搭乗していることもあり、アーマー効果と高い耐久力で戦闘員の中でも厄介な存在である。
ネタ
やはり、このアームズにも名前繋がりで「東方Project」の伊吹萃香とのネタやコラボ的なイラストがある。⇒東方果実鎧
他にもスイカといえば…
(ちなみにこのイラスト、スイカアームズ登場前の投稿である)
関連イラスト
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ウォーターメロンアームズ:プロトタイプ
パワーダイザー:ある意味ではこれには近いかもしれない。
コダマスイカアームズ:5作後に登場した派生形(但しミニサイズ)