概要
6代目三遊亭円楽(前名:楽太郎)は桂歌丸が隣の席の回答者だった頃から「ハゲ」だの「死体」だの暴言やいじりが絶えず、そのたびに「腹黒」と言い返されたり、当時司会だった自分の師匠に飛び火したり、逆に先手を打たれやり返したりと応酬が絶えなかった。このやり取りは歌丸が司会になってカウンターが座布団の没収になってからも変わらなかったが、その中にあったのが「やるかジジイ」である。
因みにこのいじりネタを最初に持ちかけたのは歌丸師匠ご本人の方から。
当時新入りで(また加入6年後には自分の師匠が司会になったこともあって)主に日和見キャラだった楽太郎に対し、今後はどう場を沸かすか悩んでいたところに「俺のことをネタにしていいから」と持ちかけてくれたそう。以降たびたびネタにしては、収録後に舞台裏で謝罪していた。…しかし本項の「やるかジジイ!」を初めて使った時(下記の「先輩に逆らって…」)は収録後、さすがにマジギレされたらしい(実際、回答が出た直後に歌丸は怒って見台を乗り越えて楽太郎の席の近くまですっ飛んでいき、楽太郎はあまりの勢いに思わず自分の席を離れ、舞台袖(山田のいる方)まで逃げ出していた)。
なお、このセリフが出た場合、円楽はほとんどが座布団大量没収に至った(場面次第で没収された座布団が少数だったり、そもそも座布団が全くないためスルーや愚痴・貶し文句でやり返すだけだったことも多い。1枚もない場面でいじられた歌丸が「(座布団を)取りたくても取れない」と嘆いたり、「帰ってもらって」と帰らせようとしたこともあった)が、このセリフで「歌丸ジェノサイド」と呼ばれる全員一斉の総没収が発動したのはたった1回だけである。
用例
- 楽太郎「押守!誰でもいいからかかってこい!」→歌丸「すごいねぇ!」→楽太郎「やるかジジイ!」
- 楽太郎「(「北斗の拳」のケンシロウに扮して)歌丸!お前はもう死んでいる!」→歌丸「なぜだ!」→楽太郎「うるせえ!やるかジジイ!」→歌丸「ただ、ただ自分の、自分の腹にあること言ってるだけじゃねーか。山田くんみんな持ってっちゃえ!」
- 楽太郎「先輩に逆らって何が悪いんだ!」→歌丸「悪いよ!」→楽太郎「やるかジジイ!」→総没収
- 楽太郎「(補導された不良少女に扮して)私たちブラック団3人でお年寄りをカツアゲしてごめんなさーい」→歌丸「それだけじゃないだろ!?」→楽太郎「やるかジジイ!」
- 昇太「今私にできることは、歌丸師匠を尊敬することです」→歌丸「できないことは?」→昇太「そんな師匠に向かって『やるかジジイ』と言うことです」→1枚没収→楽太郎「『やるかジジイ』って言ってみ」→昇太「『やるかジジイ』…意外と言えるね」→昇太がさらに1枚没収
- 昇太「ブラック団から僕が外されました」→歌丸「どうなりました?」→昇太「嬉しかった」→歌丸「昇太さん、あーいうもんからは早く足を洗った方がいいですよ」→楽太郎「やるかジジイ」
- 楽太郎「♪骨が出た出た 骨が~出た あーよいよい(「炭坑節」の替え歌)」→1枚没収→歌丸「もうね、『骨』とくりゃ人のこと言うに決まってんだから」→楽太郎「やるかジジイ」→歌丸「なんだこの腹黒野郎」
- 楽太郎「(離婚したい老夫婦の妻に扮して)お願いですから、離婚届にハンコを押してください」→歌丸「今さら何を言うんだい」→楽太郎「反抗的ね!やるかジジイ!」
- 楽太郎「(冬眠明けの熊に扮して)くぁー」→歌丸「よく寝たかね?」→楽太郎「うるせえな、俺は寝起きが悪いんだから、やるかジジイ!」→直前に歌丸いじりをやった昇太もろとも総没収
- 楽太郎「ほーら白エビが獲れた!白エビが大漁だ!」→歌丸「すごいね!」→楽太郎「この白エビ食えば腹も白くなるかな?」→歌丸「まあ無理だね」→楽太郎「やるかジジイ!」→歌丸「楽さんどうしたの?脚崩したりなんだりして」→楽太郎「(座布団ないから脚が)痛いの!」→歌丸「え?」→楽太郎「痛いの!!」→歌丸「脚が?医者行った方がいいんじゃない」
- 歌丸「(狼に扮して)食べちゃうぞー」→楽太郎「(赤ずきんに扮して)やるかジジイ!」→1枚没収
- 楽太郎「婆さん、何度もすまんけど、(たい平と)2人が敷いてた座布団知らんかね?」→歌丸「さあ見かけませんでしたね」→楽太郎「やるかババア!」→歌丸「あんたたち2人は当分座布団ないね」
- 歌丸「(佐々木小次郎に扮して)遅いぞ武蔵!」→楽太郎「(宮本武蔵に扮して)やるかジジイ!」
- 楽太郎「俺さ、司会者に逆らってるからいつも座布団ねぇんだよ」→歌丸「無鉄砲だね」→楽太郎「やるかジジイ!?」→1枚没収
- 歌丸「メンバーの皆さんね、今年自分が犯した罪をですね、あたくしですとか視聴者の皆さん方に詫びてください。あたくしが『それだけじゃないだろ!』と怒りますので、さらに続けていただきたいのです」→楽太郎「だって反省することないもん」→歌丸「今年自分が犯した罪」→楽太郎「いや、ないもん」→2枚没収→楽太郎「やるかジジイ!」→1枚没収
- 楽太郎「ダメだ…いくらやっても何年やっても、ちっとも落語がうまくならない」→歌丸「(妻に扮して「あんたって不器用ね」と言う所を)本当にあんた下手だよな、この頃な!あのね、あんたの落語ってのは荒削りでダメだよ。もっと丁寧にやんなきゃダメよ!?」→楽太郎「こら!やるかジジイ!?そんなに言わなくたっていいじゃない!」
- 歌丸「(柔道の寒稽古という設定で)だーっ!」→楽太郎「やるかジジイ!」→総没収
- 楽太郎「(西部劇のガンマンという設定で)俺のこと腹黒と言ったのはてめえか?」→歌丸「それがどうした!」→楽太郎「やるかジジイ!」
- 円楽「(闘争心剥き出しの表情)」→歌丸「どうしたの?」→円楽「やるかジジイ!」→1枚没収
- 円楽「(パンチを繰り出しながら)この野郎!」→歌丸「どうしたの?」→円楽「やるかジジイ!」
- 歌丸「(織田信長に扮して)おのれ、裏切ったな!」→円楽「うるせえ!やるかジジイ!」
- 歌丸「(剣道の稽古という設定で)みんな、かかってこい!」→円楽「よし、みんな立て立て…やるかジジイ!」→歌丸ジェノサイド発動
…と、使用回数が多い。
同じようなセリフ・メンバー別の主ないじりネタ
ほぼ同一の内容で複数回使用が確認されている物は太字で表記する。
5代目三遊亭圓楽に対して
主に面長なのにちなんだ馬面・馬扱いするネタ、若竹(圓楽が多額の借金をして開設した寄席だが、わずか数年で閉鎖された)のネタが多い。他には「弟子への小言が長い」「本番中に本当に居眠りしたことがある」「座布団10枚の賞金を着服した」ネタなど。
- 桂歌丸:「どーこの馬の骨だか」「馬頭観音」「(葬儀の参列者に扮して)それはそれは眠っているような死に顔でした。とにかく、笑点の司会やりながら死んじゃったんですから」「回答者の皆さん、圓楽さんが司会をやらずに帰ってしまったことくらいでクヨクヨするな!あんな物は誰がやったって同じなんだから」「(「○○ん、△△ん」のフレーズを作る)司会者の座布団の基準です。とにかく杜撰、その日の気分」「(「~止まらない」のフレーズを作る)司会者です。座布団取ったら止まらない」「(この人にお似合いの車とは)圓楽さん=馬車」「(大石内蔵助に扮して)三遊亭圓楽殿お覚悟!えい!(刀で斬る仕草)来週から笑点の司会はあたし、桂歌丸が務めることになりました」「(圓楽の「黙って俺についてこい!」に対して)と、圓楽さんは叫んだが、あそこの弟子は誰一人ついていかなかった」「(トナカイに扮して)うえーん!(泣)振り返ってみると、今年の大喜利は、未亡人のカツラをかぶらされたのを皮切りに、巡礼の娘のカツラ、白鳥、今週がトナカイ、かぶる俺たちの身にもなってくれ!司会者は、司会者は、司会者はただ長い馬顔をさらけ出して喋ってるだけじゃねーか!」「(問題で僧侶に扮するためにハゲヅラをかぶった時に)圓楽さん、いろんな物かぶせたけど、俺は恨むからねこれね」「(木久蔵が圓楽のフリや返しを飛ばして回答を言った時に)圓楽さんにそれくらい言わせてあげないとさ、それ以外なーんの役にも立たないんだから」など→多くは総没収
- 三遊亭小遊三:「(西部の保安官に扮して)気をつけなくちゃいけねぇぜ!面は長げぇけど気は短けぇからよ!(総没収)」など
- 「面は長いけど気は短い」は、その後の似たような設定の問題(江戸時代の岡っ引き)で歌丸が使用したことがある。また歌丸はこの時にも「どーこの馬の骨だか」を使用したが、この時は1枚獲得していた
- 三遊亭好楽:「(西部の保安官に扮して)変わった野郎でさぁ、賞金がつくって知ったらその金欲しさに自首してきやがったんだよ!(総没収)」「師匠!地方公演に行く時だけは、同じ車両に乗ってくださいよー。グリーン券キャンセルして普通車に乗るのやめてくださいよあれ」など
- 三遊亭楽太郎:「馬は黙ってろ!」「馬が喋るな!」「戦艦大和、タイタニック、寄席若竹。沈んだ物のリストです」「(圓楽の「どうなってんだ!?」に対して)私に怒鳴られても困ります、借金したのは師匠なんですから」「(圓楽が鞄の中を見ているのに対して)はー、ずいぶん藁詰めましたね。お昼(ご飯)ですか?」「(恩師に謝罪する卒業生に扮して)先生、いろいろと顔つぶしてごめんなさい。つぶしたらこんなに長くなっちゃって」など→多くは総没収
- 下記の歌丸に対する回答と似たような内容を、自分の師匠に対してもやったことがある。「(日頃溜まっている鬱憤を言う問題で)そうっすよね…まったく『師匠、師匠』ってこれだけ立てて尽くしているのに小言ばっかり言いやがって。それで『小言言ったら酒買うべし』ってことも知らず盛り蕎麦しか奢らなくって、借金屋敷の若竹行って、1000円くれて、俺なんか喉が痛くて本当にふざけてやがる…(圓楽曰く「おい、座布団全部取れー!バカモノー!本当のこと、全部言っちまいやがってー!」)」
- 林家こん平:「(西部の保安官に扮して)噂によると江東区で借金を踏み倒し、中野区に逃げ込んだ奴よ!(総没収)」「(圓楽が鞄の中を見ているのに対して)ずいぶん人参が詰まってますねー。おやつですか?」「(同じ問題で)ずいぶん札束の山が入ってますねー。なるほど、座布団10枚の賞品削ったヤツだな?」など
- 林家たい平:「(「ヒロシです」にちなんだぼやき漫談の問題で)たい平です…圓楽師匠が時々、私の名前を忘れるとです…」など
特に「どーこの馬の骨だか」と「馬は黙ってろ!」「馬が喋るな!」の使用回数は「やるかジジイ」並みに多い。
- 圓楽「そいつは何者だね!?」→歌丸「(西部の保安官に扮して)どーこの馬の骨だかwww」→総没収
- 歌丸「(遺跡の発掘調査中という設定で)団長!若竹の跡地から、動物の骨が出てきました」→圓楽「大発見だ!」→歌丸「どーこの馬の骨だか」→総没収
- 楽太郎「私は、馬の調教師です」→圓楽「だけど無免許ですって?」→楽太郎「馬は黙ってろ」→圓楽「あれどこの弟子?(総没収)」
- 楽太郎「おい!この競馬場の責任者呼べ!」→圓楽「どうしました!?」→楽太郎「馬は黙ってろ!」→歌丸が「今の回答に拍手していた」という理由で3枚没収
- 楽太郎「おーい、そこの馬に乗ってる人ー!」→圓楽「私ですかー?」→楽太郎「馬が喋るなー!」
- 楽太郎「(戦国武将に扮して)早馬にて密書を届けし者はおるか!?」→圓楽「はっ、私めにてございます」→楽太郎「馬は喋るな!」→歌丸が楽太郎と握手し、それをこん平にバラされて2人仲よく総没収
桂歌丸に対して
主にジジイ・年寄り扱いするネタ、ハゲネタ、死にそう・葬式ネタ、冨士子鬼嫁ネタが多い。
- 三波伸介:「(こん平の「男がスカートを穿くようになったら、仕事がないので皆ブラブラしてます」という回答に笑ったのに対して)あんたブラブラするほどねーじゃねーか。あんたのへばりついてるじゃねーかw」など
- 三遊亭小圓遊:「(新しい英単語を作る問題で、歌丸の「小圓遊=フランケンブルドッグ」に対して)歌丸=ハゲ」「歌丸さん、ハゲましておめでとう」「ボーナス袋、下町の人情、歌丸の頭、最近薄くなった御三家です」「(歌丸の「あたしの女房は日本一美しい富士山の冨士子」に対して)遠くからだときれい。でも、近寄ると汚いもんねw」など
- 5代目三遊亭圓楽:「(歌丸はざんばら髪に)ならないよ、風が吹いたらなくなっちゃうもんw」「(歌丸は)枯れ木のようだからよく燃えるよ?」「仏さんてのは必ず座布団敷いてんだ」「年寄りはね、ボンボン動かさないと危ないの。じーっとしてたらそのまんま冷たくなっちゃうよ」「(歌丸が回答をど忘れした時の、こん平の「とうとう(隣の黄色が)伝染っちゃったよ」という発言に対して)違うんだよこん平さん、あのね、普段(髪が)薄いからサーッっとしてる訳。スッキリしてる訳。(カツラを)かぶっちゃうと蒸れておかしくなっちゃうんだよw」など
- 春風亭昇太:司会者時代の「(他メンバーの歌丸いじりネタに対して座布団を没収した時に)歌丸師匠、取っておきましたよ!」などの報告ネタ、回答者時代の「歌丸会長(注:当時歌丸は落語芸術協会の会長だった)、今日は無礼講でパーッといきましょう!会長会長って、威張るなハゲ!」「(歌丸がご飯のおかわりを求めるのに対して)『おかわり、おかわり』って…栄養が骨と皮ばかりで、肉と毛に行かないんだから!」など、他に「一生懸命盗もうとしても盗めないですねえ、歌丸師匠の芸は」「(歌丸の「空席が目立つね」に対して)そりゃそうですよ。隣町内で歌丸独演会やってますから」「(木桶で水をかぶる仕草)歌丸師匠の家が火事なんでね!命を懸けて助けに行くんです!」などのヨイショネタも
- 三遊亭小遊三:「(悲しい歌をなぜか笑いながら歌う)♪髪の乱れに手をやれば~w こりゃどうも失礼しましたw」「(「東尋坊」にちなんだ「○○ぼう」のフレーズを作る)お隣さんです。死亡」「(歌丸に寄りかかり、歌丸の「ちょっとあんた!」に対して)おお、生きてら!」など
- 三遊亭好楽:「(歌舞伎風に見得を切りながら)こいつぁ春から、縁起がいいわえ~!『次の司会はお前がやれ』とプロデューサーに言われたわい~!」「(司会席の方を見ながら膨れっ面をする)早く司会譲ってよ」「(歌丸に小道具の札束を差し出す)どうでしょう。どうぞ。これで次の司会は俺だな!」など
- 林家木久扇(木久蔵):「ハゲチャビン」「理科室の骸骨」「あなたがお探しの桂歌丸様でございますが、墓地に埋葬されたか、生ミイラとして標本になったか、ご自身でお探しください」「(様々な組織やグループから外された物と、結果どうなったか)笑点の司会者から歌丸師匠が外されました。私が司会者になりました」「そこの歌丸さんちを拝んでるお婆ちゃーん!まだ生きてるよー!」「私、桂歌丸師匠が怖いんです。とても生きてるとは思えないんです」「私に取って嫌な人。私が答えようと思ってる答えを(先に)答えちゃうこの人(隣の歌丸を指差す)」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):(「やるかジジイ」以外に)「(駆け込み寺は)ありますよあのほら、つるみ(鶴見)の総ジジイ(総持寺)って」「歌丸出棺でございます」「(他メンバー全員を誘い、竹笊を手に安木節を踊る)誰だ、この川に歌丸を散骨したのは?(歌丸ジェノサイド)」「(箸や掃除機を使いながら)歌丸の骨揚げ」「(犬の飼い主に扮し、飼い犬役の歌丸が吠えるのに対して)何?毛が抜けて困る?」「『会長、会長』って立てたらいい気になりやがって」「(『ハンカチ王子』や『ハニカミ王子』などのフレーズが出た時に)ハゲカケ王子」「(歌丸が問題で老人に扮するために白髪のカツラをかぶった時に)それおかしい、(髪の量が)増えてる、若返ってる」「(この人にお似合いのお菓子とは)歌丸師匠に。仙台銘菓ハゲの月(萩の月)」「(歌丸に寄りかかり、歌丸の「ちょっとあんた!」に対して)骨が刺さった!」「気をつけよう これ(隣の歌丸を指差す)より抜けたら ツルッパゲ」「脈がない 南無阿弥陀仏 隣だよ」「(人間ドック帰りの夫に扮して)いやあ、憂鬱な気持ちだよ。俺は大丈夫だったけど一緒に行った歌丸師匠が今月いっぱい持つかどうか…」「私は若いからいいんですが、これからの高齢化社会このお爺さんが…(隣の歌丸に毛布をかける)」「ヨボヨボと 歌丸師匠 楽屋入り」「♪まんまる坊主の禿山はー いつでもみんなの笑い物ー(お山の杉の子)」「(警官に扮して指名手配のポスターを模したフリップを示す)署長、このジジイ指名手配にしてもなかなか捕まらないんですよ。もう仏になってるかも知れません」、歌丸の死後の「今は亡き、歌丸師匠がお札になりました。紙(髪)が薄くて、印刷が剥げて(禿げて)ます」「(小道具の折り畳み傘を見ながら)あれから…早いもんで…もうすぐ1年か…。歌丸師匠も…骨と皮だけだったな…」など
- 「『会長、会長』って…」は、「(コップ酒を手に上司の悪口を言い、同僚役の歌丸の「後ろ!後ろ!」に面白く続ける問題で)てやんでーバカヤロー!先輩面しやがってろくな物食ってねーからガリガリで頭薄くて光ってやがって、女房が怖えのかなんだか知らねーけどペコペコペコペコ、会長だ会長だって立てたらいい気になりやがってあのバカジジイがふざけやがって何だと思ってんだ本当に!(総没収)」及び、「(歌丸の「俺の目を見ろ!」に対して)会長会長って立てたらいい気になりやがって。女房には頭上がんねーで。ほんとにろくなもん食わしてもらってなくて痩せこけやがって。うるせえジジイで小言ばっか言っててなんだと思って座布団も1枚もくんねーくせに。何が『俺の目を見ろ』だ、目なんか見られるかほんとに、冗談じゃねー(歌丸曰く「当分あんたには座布団やんないからね」)」で使用された
- 「仙台銘菓ハゲの月」は他に「(二度ともらいたくないお土産とは)仙台銘菓萩の月の偽物のハゲの月」で使用された
- 林家こん平:「圓楽さん、あのカツラかぶる問題が多いんだけど、そろそろあれやめましょうよ。喜んでるのは歌丸さんだけですよ?」「(「○○ん、△△ん」のフレーズを作る)2人の噺家につけられたニックネームです。歌丸老人、圓楽名人」「(この人にお似合いの車とは)歌丸さん=霊柩車」「『命が少ない』と書いて、歌丸さん」「♪もういくつ寝ると~(圓楽の「どうなるの?」に対して)歌丸さんが死ぬんです」「ピカピカと 光り輝く 歌丸さん」「(これにお似合いの物とは)桂歌丸さんにはお線香と菊の花がよく似合う」「(この人にとっての命取りとは)歌丸さんにとって。冨士子さんに逆らったら命取り」など
- 林家たい平:「ハゲって呼んで何が悪いんだ!(歌丸「悪いよ!」)ツルw」「(歌丸の「俺の目を見ろ!」に対して)俺の毛を見ろ?(1枚自主返納)」「(「崖の上のポニョ」にちなんだ、「○○の上の△△」のフレーズを作る)歌丸師匠とってもお似合いですよ。顔の上の白い布」「(歌丸に寄りかかり、歌丸の「ちょっとあんた!」に対して)冷たくて気持ちいい♥」など、他に「(円楽を棒で叩く仕草)歌丸師匠から『頼むぞ』って言われてるんです」などの仇討ちネタも
- 自虐パターン:「悲しいとき~ タクシーを止めようと思って手を上げたら素通りされたとき~(もっと悲しいときは)後から来た霊柩車が止まったとき~」「ダイレクトメールなんかやめちまえ!俺の所に来るのは墓地や霊園ばかりじゃねーかー!」「(耳を塞ぎながら)おい!俺の前でもってお経上げんのはやめろ!俺まだ生きてんだよ!」「我が妻よ 挙げた拳を下ろすから 許してちょうだい 許してちょうだい」「女房の冨士子を突き落とそうと思った。でも…(「運命」の一節が流れる)体をかわされて俺が落ちた」「フサフサと 昔はあった 頭の毛」「(海岸に立つ訳ありの美女に扮して)♪髪の乱れに手をやれば~ あたしゃ乱れようがないんだ!(カツラを取る)」など
特に「ハゲチャビン」の使用回数は「やるかジジイ」並みに多い。
- 歌丸「静かにしてください」→木久扇「(酔っ払いの演技)何~?『静かにしてくれ』だとぉ、見てくれよこの返品のラーメンの山、え、これが静かにしていられるかってんだ、ハゲチャビン」→総没収
- 木久扇「『ハゲチャビン』と『生ミイラ』で検索しました」→1枚没収
- (全員一斉ジェノサイド発動直後に)円楽「あの方が理不尽なクソジジイです」→歌丸「私が理不尽なクソジジイです」→木久扇「それでハゲチャビンです」
- 昇太「(海賊に扮して)木久扇海賊!この土瓶と茶瓶は俺の物だ!」→木久扇「俺の物だよ!」→歌丸「俺の物だ!」→昇太「うるせーな!このバカチャビンにハゲチャビン!」→3枚没収
三遊亭小遊三に対して
主に出身地の大月ネタ、下ネタ、エロ・変態ネタ、犯罪ネタ(窃盗、銀行強盗、食い逃げ、賽銭泥棒、女湯覗き、指名手配中、刑務所、前科持ちetc…)が多く、他に「ギンナン拾い・自動販売機の下から小銭を漁る」ネタや「お尻のような顔」と言われる、「天野」と本名で呼ぶネタも。
- 5代目三遊亭圓楽:「(他メンバーの犯罪ネタの回答に対して)小遊三さんのために弁解しときますが、あれはもうやめちゃったよね」など
- 桂歌丸:司会者時代の「(指名する時に)はい下ネタ」「(下ネタの回答に対して)ケツから離れろよ!」「(上記の「みだれ髪」を笑いながら歌う回答に対して、座布団総没収を言い渡した後)うちの協会の副会長だと思って我慢してればいい気になりやがって、ざまあ見ろホントにもう!」など、回答者時代の「タバコはタバコでも小遊三さんの好きなタバコはなんだろな?豚箱」「(本を読みながら)かわいそうに、世の中にはこんなに哀れで、惨めな奴もいたんだなあ。小遊三の日記読んでんですよ」「(「○○てる、△△てる」のフレーズを作る)あ、小遊三だ。脅してる、たかってる」「小遊三さんがバチが当たった時。賽銭箱に手を突っ込んで抜けなくなった時」など
- 春風亭昇太:司会者時代の「(「他人の自転車や宅配牛乳を失敬する」内容の回答に対して)持ってっちゃダメでしょ!」「(下ネタの回答に対して)上半身でお願いします」「バカなんじゃないの!?」「(「ペペロンチーノ」を「ペペチン」と言い間違えたのに対して)普段からそんなことずっと考えてるから!間違っちゃうの!」など、回答者時代の「(タクシードライバーに扮して)お客さん!ここがね、仙台の大崎八幡宮ですよ!そしてね、あの賽銭箱に手を突っ込んでるのが小遊三さんなんです!」など
- 三遊亭好楽:「(下ネタの回答や「~と言いながら財布を抜く(好楽の懐に手を伸ばす)」などに対して)よせよ!」「(弁護士に扮して)検事さん!この人が銀行強盗に見えますか?パンストかぶってるのは…趣味なんですよ」「(旅館の主人に扮して)うちでは、三遊亭小遊三師匠がお泊まりになりました。案の定、覗きで捕まりました」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):「(圓楽の「静かにしてください」に対して)お?その声は同級生の天野じゃねーか、隣の独房にいんのかぁ?」「(この人にお似合いの車とは)小遊三さん=護送車」「(海岸に立つ訳ありの美女に扮して)♪髪の乱れに手をやれば~ 沖を行く島流しの舟に、夫の小遊三が乗ってるんです」「(「食」の字の入った四字熟語を作る)小遊三が捕まりました。無銭飲食」など
- 林家こん平:「小遊三さん 人の鞄を開けながら 許してちょうだい 許してちょうだい」「あなたが楽屋でなくした財布は、楽太郎さんが拾ったか小遊三さんが盗んだので出てきません」など
- 林家たい平:「(二度と食べたくない給食とは)4時間目が終わると槍を持たされ、猪を獲るように言われる大月の給食」「(旅館に二度と来てほしくない客とは)ギンナンを拾ってきて部屋で自炊をしている、大月の客」「おい大月の天野」「(「他人の行動を制止している」という設定で)小遊三師匠!落ち着いて落ち着いて、ダメです!あれは着替えのために裸になってるマネキンです!」など
- 自虐パターン:「便所でお尻を拭く(副)会長(注:当時小遊三は落語芸術協会の副会長だった)」「♪年の初めのこの寒さ~(泣)やっぱりダンボールは冷えるな~」など、他に自身を木村拓哉、福山雅治、ヨン様、アラン・ドロン、ジョニー・デップなどに例えるナルシストネタも
三遊亭好楽に対して
主に「貧乏・仕事がない・アルバイトしてる」ネタ、「歌の歌詞を忘れて途中から『♪ラララ~』と歌う」ネタ(これは「ここまで来たら止めて」の合図も兼ねているらしい)、「落語が下手・つまらない」ネタ、隣に振るネタが多い。
- 桂歌丸:司会者時代の「『歌は禁止だ』って言ってるのに」など
- 三遊亭小遊三:「いやぁ、お客さん。聞いてくださいよ!この好楽さん、アルバイトのおしぼり配りが本採用になったんですよ」「(弁護士に扮して)検事さん!この男が銀座で豪遊するような男に見えますか?銀座のクラブに行ってるのはおしぼり配達に行ってるんです!」「(旅館の主人に扮して)こないだ、笑点の好楽さんが泊まっていきました。『ここで働かせて下さい!』って泣いて頼んでました」など
- 林家木久扇(木久蔵):「お爺さんね、コソ泥をやるんならもっと研究しなくちゃダメ!お金がある訳ないでしょう、好楽さんちは!」「(弁護士に扮して)検事さんね!この人が一万円の偽札を作るような人に見えますか?一万円札なんか見たことないんですよ!?」「(ネタを振られた後に)やらせんなよ!」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):「素人落語家」「圓楽になれなかった人」「池之端しのぶ亭(自宅に併設した私設の寄席)が取り壊される」「それではここで予選通過者の発表です。(ドラムロールが流れる)好楽さんです!素人落語選手権、7位通過です」「(女性役の歌丸の「あなたのそばがいい」に対して)悪いけど、今そんな気分になれないんだ。好楽の保証人になって痛い思いを…」「鍋で嫌われる奴。『みんなで食材を持ち寄ろう』と言ってるのに、箸だけ持ってくる好楽」「(歌丸の「大入りだね!」に対して)ま、私の会はいつもこうですが、好楽独演会は寂しいですね」「(お中元の箱を手にして、表書きを見ながら)ん~っ?…何?…お中元?誰から?…あら~、好楽さんからか。…着払いかあ」など
- 自虐パターン:「ダメか~!」「♪ああ~ 好楽は~ 今日もダメだった~(「長崎は今日も雨だった」の替え歌)」「(「○○まる」のフレーズを作る)あたくしの独演会のお客です。…寝静まる」など
林家木久扇(木久蔵)に対して
主にバカネタ、「脳ミソがない・頭が空っぽ」ネタや木久蔵ラーメンネタ(まずい、食べたら腹を壊した、客が来ない、返品の山、保健所の調査員が来た、弟子に販売員をさせているetc…)が多いが、たまに高尚な回答を出した時に「頭の配線がつながった」と言われる、両隣の好楽や昇太や三平からたびたびものまねネタ(河童や雨乞い師など)を振られるパターンも。また近年ではボケ老人・徘徊ネタも多い。
- 三波伸介:「木久!おい1枚持ってけこれ!板の間に座らせて羽織脱げ!電車賃やるから三鷹(の自宅)へ帰っていいよもう!」など
- 5代目三遊亭圓楽:「寄席のソクラテス」「竹を割ったような頭」「(仕草で笑いを取った後回答の内容が滑ったのに対して)なんか言ったらつまんなくなっちゃった」「最初は面白かったんだよね。なんか考えちゃいけないんだ、考えるとつまんなくなっちゃうんだ」など
- 桂歌丸:司会者時代の「(上記の「ハゲチャビン」に対し)バカチャビン」や「○○(「やーねー」「ゴキローさん」など)ってんだろ?」などの回答つぶし、回答者時代の「(圓楽の「誰もいないね~」に対して)いつもこうなんですよ木久蔵ラーメン店は」「そこの木久蔵ラーメン食べてるお婆ちゃーん!命は惜しくないのかー!」「人食い鰐がいきなり目の前で大きな口を開けたんで、木久蔵ラーメン放り込んでやったよ。鰐の野郎即死だよ」「蘭は蘭でも隣の人みたいな蘭はなーんだ?頭が空ーん」「(この人にとっての命取りとは)木久ちゃんにとって。手を挙げたのが命取り」「(「他人が入っているトイレのドアを開けてしまった」という設定で、片手で尻を押さえながら)あらー、あんたも木久蔵ラーメン食べたの?」など
- 春風亭昇太:司会者時代の「(座布団をくれるのを期待して勝手に席を立つ行為に対して)立たない!勝手に判断しない」「たくあん色の人何か言わないでください!」など、回答者時代の「(木久扇の耳元にレジ袋の口をあてがいながら)あーあ、大変だ。耳から脳ミソが出てる!」など
- 三遊亭好楽:「(福井での収録回での、越前蕎麦を食べる仕草で昇太の「おいしそうだね」に面白く続ける問題で)これが越前蕎麦。(もう一度麺をすする仕草をして)あっ、これは信州蕎麦。(麺をすすった後吐き出す仕草をして)木久蔵ラーメン」「(「扇子を使って一言」という問題で)蕎麦(扇子を箸に見立てて持ち、麺をすする仕草)。うどん(麺をすすった後丼を持ち上げて麺つゆを飲む仕草)。木久蔵ラーメン(一口食べた後吐き出す仕草)。オエ~!」など
- 林家三平:「今年こそ魔の林家を抜けようと思ったんですが諦めました。魔の林家の親分が放してくれないんです。それでは魔の林家の親分の登場です!(木久扇に振る)」「(足軽に扮して)殿!猿軍団が攻めてきました!その親分が、こちらです!(木久扇に振る)」「お客様の中に、脳外科の先生はいませんか?このおじさん、変なんです!」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):「木久扇は 知恵もなければ 脳もない」「あとわずか 脳ミソあれば よかったね」「(この人にとっての命取りとは)司会者にとって。木久蔵さん指したのが命取り」「木久蔵ラーメンから出てきた人に聞きました。66人:まずかった!33人:二度と来ない!1人:救急車を呼んでくれ!」など
- 林家こん平:「菊は菊でもバカみたいな菊はなーんだ?木久蔵ー!」「あたしの尊敬する木久蔵師匠です。脳ミソ控えめ」「(葬儀の参列者に扮して)木久蔵さんが死ぬ間際に言ったんです、『あんな木久蔵ラーメンなんかやらなきゃ死なないですんだのに』って(泣)」「(問題で通学帽をかぶって全身黄色一色になったのを見て)これこそ肥溜めに落っこったみたいだ」など
- 林家たい平:「昨日食べた木久蔵ラーメンに当たった」「木久蔵ラーメンを食べるとバカになりますよ」など
- 自虐パターン:「『バカだバカだ』って、バカのどこが悪いんだ!」「(「バカ」と言われて)あんまり褒めるな!」「(回答が滑ったのを察して)受けねえじゃねーか(座布団を自主返納)」など
木久蔵ラーメンは、2005年11月の司会代行時に出した「木久蔵ラーメンがもっと売れる方法を考える」という問題でもさんざんいじり倒されていた。またその中で、木久蔵自身も問題の内容を「簡単な問題。木久蔵ラーメンはなぜまずいか…あっ、違うw」と言い間違えるなど、進行自体がグダグダになっていた。
- 歌丸「無理」→木久蔵「山田くん座布団1枚取ってください。売れるように考えてください」
- 小遊三「3杯食べたら2杯タダにする」→木久蔵「それは、それは原価割れするからダメ!」
- 楽太郎「袋に『週1回食べないと不幸になる』と書いとく。不幸のラーメン」
- たい平「木久蔵ラーメン、今はここ(木久蔵ラーメンのパッケージを指差す)に『生』と書いてありますけども、ここに『タダ』と書く」→木久蔵「山田くん、2枚取ってください。ちっとも売れないよそんじゃ」
- 好楽「『亭主を毒殺したい』と思っている女性にだけ売る」→木久蔵「山田くん2枚取って。毒じゃないんだから、ね。食品なんだからさ、作ってる工場の人が怒っちゃうんだから。僕だってまとまりがつかないよ」
- 木久蔵「はい副会長」→小遊三「えー便所でお尻を拭く(副)会長…何を言わせんですか!w」→木久蔵「小遊三さん、小遊三さん面白いじゃん、ね。そういう話俺好きだよ」→小遊三「死刑を廃止して…」→木久蔵「え?」→小遊三「死刑を廃止してこのラーメン食わせる」
- 歌丸「小泉総理に頼んで木久蔵ラーメンを食べない人は、除名処分にしてもらう(注:郵政民営化法案に反対した自民党の国会議員が除名・離党勧告処分にされたという時事ネタ)」
- 楽太郎「武部幹事長に食べさせて安全性をPRする(注:狂牛病問題で、農林水産大臣だった武部が牛肉を食べるアピールで騒動の沈静化を図ったという時事ネタ)」→木久蔵「かいわれ(注:O157食中毒事件で、厚生大臣だった菅直人が同様にかいわれ大根を食べるアピールで騒動の沈静化を図ったという時事ネタ)じゃないんだからさ。でもずいぶん武部さんも…」→楽太郎「(観客席に木久蔵ラーメンのパッケージを投げる)」→木久蔵「捨てるなよ!ねえ、全部取って座布団!何問目だかわかんなくなってきちゃったよ」
春風亭昇太に対して
主に結婚前は「独身・結婚できない・女にもてない」ネタ、孤独死ネタ、結婚後はバカップルネタ、この他に滑舌悪いネタ、チビネタ、主に円楽がやる司会者狙いネタが多い。また、回答を言う時に噛んで座布団を自主返納することもよくあった。
- 桂歌丸:「なるほど嫁が来ねえ訳だ」「だから早く嫁もらいなさいよ」など
- 三遊亭小遊三:「(「火」と「水」の文字を使って小咄を作る)『昇太さんと一緒ならたとえ火の中水の中』な~んて言われたことねーだろこの独り者!」など
- 林家木久扇(木久蔵):「(弁護士に扮して)検事さん!彼がですね、牛乳を盗み飲みするような男に見えますか?盗み飲みしていたら!もっと身長が伸びてるはずです!」「(旅館の主人に扮して)うちはね、春風亭昇太師匠が泊まりに来たんです。意外と小さい方なんですね。『お風呂入る』って言ってお椀にお湯をたくさん入れて入ってました」「そういう了見だから昇太さん、あんたん所に嫁は来ない(注:もともとは自分の師匠・林家彦六の「お前さんがそんな了見だから圓生さん、あんたの所にゃいいお弟子さんが育たない」というネタ)」「(昇太の「家族って何?」に対して)独りって何?」「(ネタを振られた後に)やらせんなよ!」など
- 林家三平:「独身チビ野郎」「(昇太のグッズを考える問題で)昇太トウモロコシはいかがでしょうか?商品名は『嫁がコーン(来ーん)』」「(昇太の「片づけなさいよ」に対して)嫁もらいなさいよ」「(昇太の「暇そうですねぇ」に対して)寂しそうですねぇ」「(上司の家を褒める部下に扮して)いや~昇太部長、核シェルターを地下に造るなんてすごいですね。一人で生き延びて何がしたいんですか?」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):「(帰省した息子役の昇太の「母ちゃん、今帰ったよ!」に対して)嫁連れてこい!」「三が日 寂しく過ごす 独り者」「メガネチビ 嫁を探して 駆け巡る」「(意地っ張りな人とは)『結婚できないんじゃなくてしないんです』と涙目で訴える五十過ぎのメガネチビ」「立て続け 弟子が結婚 高くつき」「新婚ボケ」「座布団くれねえチビメガネ」「消去法で司会になった」「あなた~、『一緒に寝てんだから、ハッキリした寝言を言うのやめて』って何度も言ってるじゃないのー。昨日も寝言でもって『司会は円楽に譲る』って言ってたわよ」「見てくださいよ、日本テレビから司会の内示が来たんですよw」「(歌丸ジェノサイドにちなんだ問題で、昇太の「全部持ってきなさい!」に対して)昇太が言うと軽くなるのは、♪なんでだろ~なんでだろ~ なんでだなんでだろ~ さあ皆さんご一緒に!(「なんでだろう」を歌いながら踊ってこれに全員が便乗、結果昇太2度目の全員一斉ジェノサイド発動)」「(歯に扮して)俺たち歯並び治そうと思ってるんだけどホント歯並び悪いよな。歯科医(司会)が悪いんだろうな」「(「様々な物の値切りを要求する」という設定で)NHKの受信料まけてくれないかな。俺昇太の大河なんか見たくねーんだよ」「(「大」と「小」の文字を使って小咄を作る)大河ドラマに出ただけでもってよぉ、スター気取りなんて、へっ、小さな奴よ」「(お中元の箱を手にして、表書きを見ながら)笑点の…司会の…昇太からか。『幸せのお裾分け』?いらねえや(箱を無造作に目の前に投げ捨てる)」など
- 林家たい平:「みっともない 五十になっても 独り者」「『年を取ったなあ』と感じる時。一番仲よくしていた世田谷の先輩の落語家が、孤独死をした時」「(ドタキャンされた結婚式場という設定で)初老の独身の落語家なんですが、相手も決まっていないのに予約だけ入れてきたんですよね」「(昇太の「アホなんだって?」に対して)結婚できないんだって?」「(匿名トークという設定で、片手で目元を隠しながら)ちっちゃい男(ちなみに山田と合わせてたい平と背比べをしたところ、昇太は頭半分くらい、山田は頭一つほど低かった)」「(クリスマスの時期に)♪きっと嫁は来ない 一人きりのクリスマス・イブ(「クリスマス・イブ」の替え歌)」「(あくびをして昇太の「失礼じゃないか!」に対して)先代の圓楽師匠、歌丸師匠の司会に比べたら、緊張感がなくてね~(全員が便乗して大あくび、結果全員1枚ずつ没収)」「(歯に扮して)俺は一番奥に生えてる親知らず。お前は嫁知らず」「(花見に来たちょい悪爺さんに扮して)桜の花でよぉ、昇太の花占いやってやったぜ!(小道具の桜の花びらを毟り始める)結婚できない、できる、できない、できる…(中略)…できない…悪かったなぁ爺さん!」「(アイドル志望の少年に扮して)『僕、昇太。大きくなったらアイドルになって東京に大きな豪邸を建てて暮らすんだ』その後、一人ぼっちで大きな豪邸に住んでいることをこの時の昇太少年はまだ知らない」「(足軽に扮して)殿!殿の奥さんが攻めてまいりました!『(結婚発表の)記者会見の似顔絵が不細工すぎる』と怒っています!」「(節分を控えた鬼の妻に扮して)『初めて2人で迎える節分だから離れたくない』って、可愛いんだから昇ちゃん♥」「(太陽に扮した昇太の「暑いだろう!」に対して)暑いよねあにさん、新婚だもんね~アッツアツだよね~。『ただいま、昇ちゃん帰ったよ』『あっ、お帰り、今日何?』『今日、何、もう作ってくれてるの?』『今日はね、昇ちゃんの大好きな鯖の缶詰』『やった~!手作りの鯖の缶詰だね~!いただきま~す』『食べて鯖の缶詰♥』(ここで昇太が遮るように締めの挨拶に入る)」など
- 尾崎里紗:「(2017年5月の日テレ女性アナウンサーとのペア大喜利での、「しょう○○、てん△△」のフレーズを作る問題で)たい平師匠が裏でこんなことを言っていました。『昇太最近、天狗になってる』」
- ラルフ鈴木:「(2019年7月の日テレ男性アナウンサーとのペア大喜利での、ペア相手を褒めて相手が「ありがとう」と言うのに面白く続ける問題で、ペア相手の円楽を「本当に笑点を引っ張るまさにリーダーですよね」と褒めた後、司会席を指さしながら円楽に対して)なんであの人が司会やってるんですか?」
- 井ノ原快彦:「(24時間テレビ内のジャニーズチームとの対抗大喜利での、相手チームのメンバーを指名して「笑点メンバーorジャニーズに入れてほしい」と頼む問題で)昇太さん、僕を笑点に入れてもらえませんか?そろそろ笑点の司会がやりたいんです」
- 自虐パターン:司会者時代の「(上記のたい平の「奥さんが『記者会見の似顔絵が不細工すぎる』と怒っている」という回答に対して)うるせえwホントに怒られたんだから、俺w」など、回答者時代の「(問題で歌丸が妻や子供に扮したのに対して)俺は独り者、お前誰なんだよ!」「(運動会で成績の振るわなかった子供に扮し、親役の歌丸の「なんで負けたんだ!」に対して)借り物競走のカードに『嫁』って書いてあったんだもん」「(姫君に扮し、殿様役の歌丸の「これ、嫁に行ってくれ」に対して)嫁探してくれ」「(歌丸の「暇そうですね」に対して)そうなんですよ。家に帰ってもなーんにもやることがないんでね、もらった里芋を煮て、一人で剥いて…やかましいわ!」「一人新婚生活やりました。『ただいま』『あらお帰りなさい、ご飯できてるわよ』『ホントに?今日は何かな?』『肉じゃがよ』ってこれじゃいつもじゃねーかよ!」「ほらー!そこで人生を無駄遣いしてるあなたー!いい歳して結婚しないでフラフラフラフラ暮らして、後輩呼んで毎晩飲んでバカヤロー!」「(警官に扮して指名手配のポスターを模したフリップを示す)いやぁ、こいつですよ。こいつがね、女装して結婚詐欺を働いた野郎なんですよ!そしてその私が、その被害者ですぅ(泣)」など
特に「そういう了見だから昇太さん、あんたん所に嫁は来ない」と「ちっちゃい男」の使用回数は「やるかジジイ」並みに多い。ただし、「そういう了見だから…」は複数のバリエーションがある。
- 昇太「(佐々木小次郎に扮して)遅いぞ武蔵!」→木久扇「(宮本武蔵に扮して)遅いって言ったってねぇこの年寄りが瀬戸内海を漕いで渡ってきたんだ。相当な苦労をしてるんじゃねえか。そのぐらいのことを察しることができねえというおめぇのその了見じゃあ嫁は来ない」→昇太「やかましいわ!長々と!1枚持ってってもう!なんでそんな長く喋んないといけないんだそれ!」
- 木久扇「(老人に扮してよじ登る仕草)よぉし、もう少しじゃ」→昇太「頑張れ!」→木久扇「『頑張れ』だと?芸歴60年、笑点50年、ラーメン党の総裁、『世田谷区平和を守る会』会長、その人間に向かって軽ーく『頑張れ』だと?そういう了見だから昇太さん、あんたん所に嫁は来ない」→昇太「もういいです!(観客に対して)拍手もいらない!」
- (24時間テレビ内のチャリティー大喜利で)石原さとみ「木久扇さん、勇気を出して!」→木久扇「何?『勇気を出して』だと?笑点50年落語家生活60年、24時間テレビの相談役のこのあたしが、一生懸命大喜利で面白いことを言っているのに、昇太の奴ぁ楽をしてこんな若い娘に『勇気を出して』?そういう了見だから昇太さん、あんたん所には嫁は来ない」
- (24時間テレビ内のチャリティー大喜利で)木村佳乃「木久扇さん、変えてみませんか?」→木久扇「何?『変えてみませんか』?笑点51年、落語家生活60年、そして(この回のマラソンランナーの)みやぞんの後援会会長のあたしが一生懸命面白いことを考えているのに…」→昇太「(遮るように)はい山田さん1枚持ってってもう」
- 木久扇「東京と大阪の移動が短くなりました」→昇太「どうなりました?」→木久扇「そんなに急がなくたっていいじゃあねえか。昔は馬か駕籠で旅をしたもんだバカヤロォ。そんな了見だから昇太さん、あんたん所に嫁は来ない」→昇太「時短と全然関係ないでしょ?」
- 昇太「全部持ってきなさい!」→木久扇「何?『全部持ってきなさい』だと?笑点50年落語家生活60年、『桂歌丸をこの世に戻す会』相談役のこのあたしが、一生懸命答えを考えている。それを簡単に『全部持ってきなさい』?お前さんの出した問題なんか、やらないよ~!」→昇太「すいません、結局答えできてないじゃないですか!」
- 木久扇「(小道具の湯呑みを手にして)あ~っ、お茶熱い!」→昇太「どっ、どうしたの?」→木久扇「何ぃ? 『どうしたの?』だとぉ?笑点50年、落語家生活60年。広瀬すずを茶飲み友達として、一生懸命やっているのに 『どうしたの?』と。そんな軽いことを言うような了見だから昇太さん、このたびの結婚、おめでとう」→昇太「なんだよそれwwwそれ何にでも使えるんですね、それねえ」
- 木久扇「(子供に話しかける父親に扮して)おい昇太、できるだけ家の中にいなくちゃだめだぞ」→昇太「やろうやろう!」→木久扇「『やろうやろう』っててめえ、『家の中にいなくちゃダメだ』って言ってるのにやるもんじゃあねえじゃねえか。落語家生活60年、笑点50年、この経験者のあたしが一生懸命家の中に我慢しているのに、『やろうやろう』と言うそういう簡単な了見。だから昇太さん、あんたの嫁は朝ご飯を作らない」→昇太「ちゃんと作りますよwww」
- たい平「(「手で顔を隠しながら一言」という問題で、片手で目元を隠す)」→昇太「どうしたの?」→たい平「私、昇太さんとつき合ったことがあるんですけども…安っぽくて…チンケな男でした!」→円楽「(たい平に便乗)私も、私も、昇太に誘われて、一度だけ間違いを犯したことがあるんですけども…」→たい平「安っぽい男よね」→両者3枚ずつ没収→円楽「だってデート代割り勘よ!」→たい平「(座布団が)なくなっちゃったわ」→円楽「じゃあかわいそうだから1枚あげる」→円楽&たい平「チンケな男ね」→昇太「やめなさいもうそれは!」→円楽「人間がちっちゃいわ(注:これが初出)」→昇太「やかましい!」
- 昇太「俺昨日誕生日だったんだ」→たい平「(匿名トークという設定で、片手で目元を隠しながら)『俺、昨日誕生日だったんだ』なんて、公共の電波を使って言うあの男。ちっちゃい男でした。別れてよかったと思っています。ちっちゃい男」→昇太「山田さん、1枚持ってって」→たい平「(引き続き片手で目元を隠しながら)座布団も取るちっちゃい男」
- たい平「ふぁ~あ(女性の演技であくびをする)」→昇太「失礼じゃないか!」→たい平「あくびしたくらいで『失礼じゃないか』なんて、(匿名トークという設定で、片手で目元を隠しながら)やっぱりちっちゃい男」→昇太「やかましい!2枚、2枚持ってって!」
林家三平に対して
主に回答がつまらない、回答を言う時に噛む、愛妻家ネタ、ボンボンネタが多い。また現在のメンバー最年少かつ一番メンバー歴が浅いこともあって、メンバー歴40年越えの大ベテランの両隣からちょっとした公開ダメ出し・説教をされたりもする(そして司会の昇太に「そこ!世間話しない!」と突っ込まれるのがお約束)。
- 春風亭昇太:「(のろけネタに対して)こっち見てニヤつきながら言ってんのが腹立つわ」「ごめん、パパの気持ちがわからないから」など
- 林家木久扇:「三平はつまらない」「(「30」の数字にちなんだ様々な物を挙げる)30点。今の三平さんの答え」「三平さんの座布団の枚数をずっと追ったドキュメント映画です。『永遠のゼロ』」「お客様の中に、梨農家の方、いらっしゃいませんか?こちらのお兄さんは、洋梨(用なし)です」「(「大谷は二刀流、俺は二流」の自虐ネタに対して)一流って気持ちでやらないと。自分で下がっちゃダメ、前へ前へ」「(「ジェットコースターに乗っている」という設定で)三平、大喜利っていう物はね、うわー!噛まずにやんなきゃダメだよ。これは『説教(絶叫)コースター』といいます」「(ネタを振られた後に)やらせんなよ!」など
- 三遊亭円楽:「三平・昇太よ 噛まずに言えよ それを言っちゃあ おしまいよ」「一大事 この三平に 弟子が来た」「(二度としたくない肝試しとは)笑点の後楽園ホールで三平に喋らせて、背筋がゾーッとして、お客様がしらける肝試し」「そんな簡単な答えじゃダメ」「そんな変化球よりもちゃんとやんなさい」「(今、三平が)『めがけて』っつったの。ちっちゃいことだけど、『めがけ』んじゃない。『目指して』。ちょっと(間違ってる)。(我々落語家は)日本語使う商売だから。ちょっと細かいけど」など
- 月亭八方:「(2019年の正月スペシャルの東西大喜利での、相手チームのメンバーを面白く紹介する問題で)え~…親の裏金で笑点のメンバーに入った、三平さんです。それが落語界では『海老名判定』といいます」
- 春風亭昇也:「(『笑点特大号』の三平司会の若手大喜利で、大岡越前に扮して)その方か、偽林家三平というのは。本物の三平であれば『どうかご勘弁くだせえ』ではなく『どうもすいません』であろう」
- 桂宮治:「(『笑点特大号』の三平司会の若手大喜利で、大岡越前に扮して)その方、嫁が美しいそうだな。姉が汚いから許してやる!」
- 春風亭ぴっかり:「(『笑点特大号』の三平司会の若手大喜利で、大岡越前に扮して)笑点の新メンバーになったというのはその方だな。で?本当のところ、いくら使ったんだ?」
- 自虐パターン:(上記の「大谷は二刀流、俺は二流」以外に)「どうもすいません」「(タクシードライバーに扮して)この間ね、先代の三平師匠の家族乗せたんですよ。あの家族はどこに向かってんでしょうね?」「(殿様に扮して)噺家は3代続けることを禁止する。3代続くとこうなってしまう(自分を指差す)」など
三遊亭円楽(楽太郎)に対して
主に腹黒ネタ、「師匠の悪口を言った」ネタ、「友達がいない」ネタ、昇太の司会就任後は「司会者になれなかった」ネタが多い。
- 5代目三遊亭圓楽:「(「圓楽師匠が『俺の後はお前だぞ』と言ってくれたんで嬉しくて嬉しくて…」に対して、「そりゃあ結構だ」と言う所を)そりゃあ嘘だ」の回答つぶし、司会就任初期の「はい、楽太郎はダメ、笑点また来週」などのしつこく容赦ないダメ出しなど
- 桂歌丸:司会者時代の「(円楽の「機嫌悪い?」に対して)悪いよ!」「はい悪太郎」「なんだこの腹黒野郎」「(自身の死にそう・葬式ネタを満面の笑顔で出された時に)笑いながら言いやがって」「誰か他にいない?」「帰っていいよ」「山田くん、黙ってきれいにしちゃいなさい」「(主に好楽に対して)圓楽はあんたが継ぎなさい」「今から約束しておきます。今年いっぱいあいつに座布団やりませんから」など、回答者時代の「こんな悪い奴はいないねえ!」「ブルータス、明智光秀、三遊亭楽太郎。人を裏切る奴のリストです」「師匠に絶対に見放される弟子です。初期:青臭い理屈を言う、中期:真っ赤な嘘をつく、末期:腹が黒くなる」「(「○○なし、△△なし」のフレーズを作る)腹黒い楽太郎さんです。反省なし、処置なし」「このリンゴとかけて、根性の曲がった楽太郎と解きます。(その心は)どちらも芯(真)は食えません」「(タクシードライバーに扮して)この前ね、楽太郎師匠乗せたんですよ。乗ってから降りるまで圓楽さんの悪口ばかり」「(この人にとっての命取りとは)圓楽師匠にとって。これ(楽太郎を指差す)がいるから命取り」「(上記の「お山の杉の子」の前後で)♪まっ黒けのけー そらまっ黒けのけー(まっくろけ節)」「(葬儀の参列者に扮して)とにかく、焼いてまでもまっ黒けでした」「(「他人が入っているトイレのドアを開けてしまった」という設定で)なんだい楽さん。アレも真っ黒じゃねーか」「(楽太郎に木桶で何度も水をかける仕草)黒いのちっとも落ちねーんだよね」など
- 三遊亭小遊三:「(タクシードライバーに扮して)こないだね、襲名披露帰りの新円楽さんを乗せましたよ。マネージャーにね、『これで圓楽(の名)は手に入った。後は笑点の司会だけだ』って言ってましたよ」など
- 三遊亭好楽:「(桜の木に扮して)時代は変わったもんだなぁ~。桜の木の下で鰻弁当食べているのが好楽一門で、風下で匂いを嗅いでるだけが円楽一門だもんなあ」「(タクシードライバーに扮して)こないだね、新円楽さん乗せたらね、後ろで稽古してましたよ!『眠くなるからやめてください』って言っておきました」「それでは発表です!(ドラムロールが流れる)今年一番サインを求められたのは、円楽師匠です!それもほとんどがあたしの連帯保証人のサインでございます」「(「○○ぽん」のフレーズを作る)先代の圓楽と今の円楽です。月とすっぽん」「(お中元の箱を手にして)あの尊敬する円楽師匠からのお中元だ。黒酢…黒豚…黒ニンニク…真っ黒だなあ」など
- 林家木久扇(木久蔵):「楽太郎さんのいい所は、腹黒を直そうと、努力していることです。(悪い所は)直らないことです」「(タクシードライバーに扮して)こないだ新円楽さんを乗せて後楽園ホールまで送ったんですよ。えー、なんだか『たまには笑点を観に来な』って言って、チケット2000円で売りつけられました(注:笑点の観覧は基本的に無料)」など
- 2018年4月のエイプリルフール企画において上記の彦六ネタを使ったこともあったが、この時は回答を言い間違えて座布団を1枚没収されていた。木久扇「(小坊主に扮して)あ~あ、いい答えを考えついて金メダルをもらいたいなぁ」→円楽「(住職に扮して)修業が足らん!」→木久扇「何?『修業が足りない』だと?落語家生活51年、笑点が61…あっ、逆だ」
- 春風亭昇太:司会者時代の「(円楽の不倫発覚直後の回で)自己紹介の前に…山田さん、円楽さんの座布団、全部持ってっちゃって!」「(司会者狙いネタに対して)危なくてしょうがないわ」など、回答者時代の「(弁護士に扮して)検事さん!この男がですよ、師匠圓楽の名前を汚した男に見えますか?汚したんじゃないんです!小さくしたんです!」「本当はいい人なのに、友達もたくさんいるのに、腹黒キャラを演じ、笑点の人気を支えてくれる円楽師匠ありがとう。『そう言え』って1000円渡されました」「(タクシードライバーに扮して)この間ね、新円楽さんを料亭の前で乗せましたよ。バックミラーで見たらね、店の人が塩撒いてました」「(意地っ張りな人とは)どうせかかってこないのに携帯(電話)を持ち続ける友達のいない落語家」など
- 林家三平:「(エイプリルフール企画での、円楽のグッズを考える問題で)あの、円楽ソースっていうのはどうでしょうか?缶の中に入ってまして名前が円楽ソース缶(総スカン)。開けると真っ黒!」「(同じ問題で)円楽ブーメランってどうでしょうか?根性と一緒でかなり曲がってます」など
- 林家こん平:「悪い奴だよ!」「楽太郎 真白き心 なかりけり」「(「お婆さんの健康自慢合戦」という問題で、楽太郎の「私は足腰が丈夫だから車に轢かれそうになっても素早くよけられた、危なく死ぬ所だった」というフリに対して)ヘヘヘヘ…そのまま死んじゃえばよかったのに!」「(「○○てる、△△てる」のフレーズを作る)笑点での楽ちゃんです。年寄りをなめてる、からかってる」「(バチが当たったと思う人とは)圓楽師匠の悪口を言って、馬に蹴飛ばされた楽ちゃん」「いや~楽太郎さんが『本当は師匠のことを尊敬してるんです』っていうのを本人の口から聞いて嬉しくって嬉しくって。でも腹じゃ何を思ってるかね~」など
- 林家たい平:「(弁護士に扮して)この人が、友達を裏切るような人に見えますか?裏切る訳ないでしょ、友達がいないんだから!」「一日『友達がいない人を救う会』会長をやってみました。もう懲り懲りです!」「(タクシードライバーに扮して)こないだ新円楽さん乗せましたらね、『山の奥の方へ連れてってくれ』って言ってましたよ。緑色の着物を着せた藁人形に五寸釘打ってました」「運のいい人は、後から入ってきたのに司会者になれる。(運の悪い人は)ず~っとやってるのに、司会者になれない」など
- 自虐パターン:「(タクシードライバーに扮して)いやぁ、こないだね、襲名披露が終わった円楽師匠をお乗せましてね。『襲名おめでとうございます』って言ったら『そう言ってくれるのは君だけだよ』って涙流してました」「私、円楽を見守ってくれているファンの皆様、ありがとう。見守るだけではなく、友達になってください」「(人間ドック帰りの夫に扮して)いやあ、バリウムずいぶん飲まされちゃった。いくら飲んでも腹白くなんねーんだよ」など
林家こん平に対して
主に出身地のチャーザー(千谷沢)村ネタ(人口より肥溜めの数が多い、未だ電気がない、未だ物々交換なので現金がいらない、ダムの底に沈んだetc…)、肥溜め絡みが多い下品なネタ、「声が大きい・うるさい」「食いしん坊・食い意地が汚く、食い逃げや飲み会などで勘定を払う際に便所に隠れるなど、隙あらばタダ飯を食おうとする」ネタなど。
- 5代目三遊亭圓楽:「肥溜めのこんちゃん」「(たまに高尚・風流な回答を出した時に)たまーに柄にもないこと言うんだよね」「(高尚・風流な回答の後に下品な回答を出したのに対して)日本の将来を憂えたと思うとね、途端にああなるんだよ」など
- 桂歌丸:「(圓楽の「手伝いに来たよ」に対して)よく来てくれた。今こん平が肥溜め落っこったとこなんだ」「(木桶で何度も水をかぶる仕草)肥溜めに落っこったこん平がそばへ来やがってよ…」「(人間ドック帰りの夫に扮して)やっぱりドックは大病院でなきゃダメだな。チャーザー村の病院じゃ馬も牛も一緒なんだもん」「号外になるのは名古屋大学の野依博士のノーベル賞受賞、ならないのはこん平の大食い大賞」「こん平さんのいい所は、誰にでも気軽にサインしてあげることです。(悪い所は)勘定書きにサインしないことです」「(「○○たがる、△△たがる」のフレーズを作る)こんちゃんたらふく食いたがる、勘定する時逃げたがる」「(これにお似合いの物とは)こん平さんには肥桶がよく似合う」「(二度と行きたくない結婚式とは)肥溜めの臭いがなかなか抜けないチャーザー村の結婚式」「(二度と呼びたくない落語家とは)帰りがけに『鞄の中には若干の余裕がある』と言う噺家」「第一圓楽さんね、日本の将来を思う人が『チャラーン』なんてやらないよ」など
- 三遊亭小遊三:「(「食」の字の入った四字熟語を作る)こん平師匠には関係ありません。断食道場」など
- 三遊亭好楽:「(「食」の字の入った四字熟語を作る)こん平師匠です。快食快便」「こん平師匠のいい所は若手の落語家の結婚式に必ず参加することです。(悪い所は)お祝い持ってこないで、引き出物持っていくんです」など
- 林家木久蔵:「気をつけよう ご飯時来る こん平さん」「蘭は蘭でも変種の蘭はなーんだ?チャラーン」「(日本全国「チャラーン!」ブームの謎かけで)壊れたスピーカーと解きます。(その心は)ただうるさいだけ」「灰皿、楊枝入れ、胡椒の瓶。こん平さんが食堂に来た時なくなる物です」「(葬儀の参列者に扮して)こん平さんね、生前よく言ってたんですよ、『バカは死ななきゃ治らない』って(泣)」など
- 三遊亭楽太郎:「耳障り なんとかしてよ 隣をば」「恥ずかしい チャランでごまかす ご挨拶」「(日本全国「チャラーン!」ブームの謎かけで)ドブに投げ込んだ金と解く。(その心は)ただ無駄なだけ」「(出そうで出ない物とは)『ここは俺が払う』と言った時のこん平さんの財布」「(「食」の字の入った四字熟語を作る)こん平さんです。無芸大食」「(本を読みながら)友あり、遠方より来たりまた楽しからずや(泣)飯時に来るこん平なんか友達じゃねえ!(泣)」「(98年にたい平が一日座布団運びをした回で)一門でうるせーんだ」「(この人にとっての命取りとは)こん平さんにとって。一食抜いたら命取り」「(二度と呼びたくない落語家とは)日本中『ここが故郷だ』と言う噺家」「(耳を塞ぎながら)おーい、テレビのボリュームもっと下げろ!こん平の答えは声がでかいだけで面白くもねーんだよ!」「(バチが当たったと思う人とは)こん平さんのことでもいいですか?食い逃げがうまくいったのに、テーブルに財布忘れてきた奴」など
- 自虐パターン:「(本を読みながら)故郷は遠きにありて思う物…(泣)そこらじゅうで『第二の故郷』って言っちゃってるから本当の故郷がわかんなくなっちゃったんです(泣)」「(マリリン・モンローに扮して)畦道をモンローウォークで気取って歩いてたら、肥溜めに落っこっちゃったの(泣)」「(石原裕次郎に扮して)俺ってバカだな、また肥溜めに落っこっちゃった。♪俺は臭ってるぜ~」など
林家たい平に対して
主に出身地の秩父ネタが多いが、他に「師匠に毒を盛った」ネタ、恐妻家ネタ、昔の浮気ネタなど。カレーや自身のCD「芝浜ゆらゆら」を発売した頃はそれもネタになった。なお2005年の代役出演期間中は、掛け持ちで出演していた『BS笑点』の若手大喜利コーナーでも「1人だけ地上波に行った裏切り者」とネタにされていた。
- 桂歌丸:「あのね、歌のCDなんか出さずに、落語のCD出しなよ」「(打ち上げ花火の音まねをやった時に)ただやかましくてホコリ立てただけ」「(「この有名人のこんな弟子に名前をつけるとしたら」という問題で、楽太郎の「林家こん平の弟子なんですが、毒を盛るのが得意なんです。林家たい平」という回答に対して)たい平さん、あれだけはよしなさいよ」など
- 三遊亭小遊三:「(二度と食べたくない給食とは)前の日学校に現れた熊を出す秩父の給食」「(旅館に二度と来てほしくない客とは)大月のアーバンライフが似合わない秩父のお客」「たい平くんち。隙間風 家中ビュービュー 駆け巡る」「それでは!こん平師匠の病気の全快を祝しましてお手を拝借!よー!(全員で一本締め)たい平くん、秩父へ帰りたまえ」「(上記の「おい大月」に対して)なんだよ秩父」など
- 三遊亭好楽:「たい平くんさ、千華ちゃんだろかみさん。たまにはズバズバっと言ってやれ!『せめて犬小屋に毛布ぐらい入れろ』って言ってやれ!」など
- 林家木久扇(木久蔵):「たい平カレーがまずいんです」「(「30」の数字にちなんだ様々な物を挙げる)30個。1年間に売れるたい平カレーの数」など
- 春風亭昇太:司会者時代の「(前の問題の形式を持ち出した回答に対して)終わってんだから、それは!」など、回答者時代の「(木桶で水をかぶる仕草)いや、たい平はね、家へ入る時いつもこうやって女の子の匂い消してるんです」「踏み出せない!たい平夫婦を見てたら結婚に踏み出せない!」「結婚し 自由がなくて 哀れなり」「(アイドル志望の少年に扮して)『僕、大きくなったらアイドルになってきれいな優しいお嫁さんをもらうんだ』そう言っていたたい平少年はあんな嫁を持つとは思わなかった」など
- 林家三平:「たい平あにさん、宿題やっといて(注:三平の中学生時代、海老名家で住み込み修行中だったたい平は実際に宿題の手伝いを頼まれてやっていた)」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):「(弁護士に扮して)検事さん!この人がですね、浮気をするような男に見えますか?全て本気で口説いてるんです。札幌、鹿児島、長野、青森の池袋のスナックのママ」「くじけない 女房の尻に 敷かれても」「子供が親に言ってはいけない一言。『ママ、お父さんは鹿児島の錦江湾で何かあったの?』」「一日千華の亭主をやりました。『二度とやりたくない』と思いました」「(かかあ天下だと思う夫婦とは)女房が『おい!』って言うと亭主が『はい、千華様!』って言ううち」「こん平さんの病気全快を祈るため笑点メンバー全員で天満宮でお参りをした。でも…(「運命」の一節が流れる)たい平は来なかった」「(石原裕次郎に扮して)たい平が、街歩いててようやく声かけてもらえるようになりましたぜ。♪こん平~休んで~ありがとう~」「こん平さんに毒を盛ったのはこいつです」「師匠の治療費を出してない」など
- 自虐パターン:「(酔ったタクシーの乗客に扮して)『ごめんなさい。許して下さい。もうしません。勘弁してください』玄関開けた時の練習」「(「火に当たっている」という設定で、両手を頭上で組んだポーズで)千華許して~。火炙りの刑にされてるんです」「(「事件の事情聴取を受けている」という設定でアリバイを述べる)その時間は妻の千華と一緒にいました。はい、この目の所の痣がその時できた物です」「すまん!黙って畳を替えてしまって。毎日土下座をしているもんだから、畳が擦り減っちゃって…」「(愛妻家と恐妻家の違いとは)愛妻家は家庭を安らぎの場だと思っている。恐妻家は家庭を修業の場だと思っている」など
山田隆夫に対して
主に座布団運びクビネタ、子作り・貧乏の子沢山ネタ(注:実際前妻と現妻の間に計3人の子供がいる)、チビネタ、ずうとるびネタが多く、近年ではチリチリパーマの髪型をネタにするパターンも多い。一番多用していたのがこん平&たい平師弟で、他に歌丸や円楽(楽太郎)もかなりの頻度で使っていた。これをやると、たいてい山田はネタをやったメンバーをどつき倒したり座っている所から無理矢理引っこ抜くなどして、勝手に座布団を没収していく(下記の昇太の発言に対して、司会席まですっ飛んでいって昇太をどつき倒し、司会席の座布団を没収していったこともあった)。また座布団を持ってきて席に置いたと思ったら、持ってきた以上の枚数を没収していくパターンもある。なお歌丸の司会者時代は、歌丸の指示で山田が勝手に没収した座布団の数に1枚足した数の座布団を与えることが多くなり、この際山田はたいていブツクサ文句を言っていた。
- 5代目三遊亭圓楽:「山田くんは生活かかってるんだからw」「彼は『動くバイアグラ』って言われてんだからw」「もう山田くんは子供だけ作ってなさい!」など
- 桂歌丸:司会者時代の「(全員一斉ジェノサイドを発動した時に)早く持ってけよ!グズグズすんじゃない!」「(8枚もの座布団を一度に運ぼうとしたため重くてなかなか持ち上げられないのを見て)もう山田も長いことねーなぁ、あれもな」など、回答者時代の「山田隆夫くんの新居とかけまして、車の多い道路に飛び出した蛙と解きます。(その心は)すぐペチャンコになった」「皆様方の前ですが、あれは邪魔ですな。♪山田よ~(「枯葉」の替え歌)」など
- 春風亭昇太:司会者時代の「(ゆりやんレトリィバァがゲストの座布団運びをした回での、たい平の「今のように落ち着いてやっていれば来週からずっと座布団運びだから」という回答と、それに怒ってたい平をどつき倒した山田に対して)ここまでなってくると、来週は誰が座布団運びになるのか、まだわかりませんw」など
- 三遊亭小遊三:「笑点の山田隆夫様、他のお客様のご迷惑になりますので、売り物のベッドの上での子作りはおやめください」など
- 三遊亭円楽(楽太郎):「移動性座布団です。運ぶ奴いらないんです」(「匿名トークで他人の秘密を話す」という設定で、磨りガラスの板で目元を隠しながら)いつも笑点見てるんですが、座布団配りの人がクビになるそうですよ。プロデューサーがそう言ってました」「(警官に扮して日記を読む)なんという時代だろう。交番の前に今日は5人も捨て子がいた。名札を見たら『山田』と書いてある」「(春の珍事とは)山田が何もしてないのに恵子ちゃんに子供ができたこと」など
- 林家こん平:「(「静岡市」にちなんだ、最初と最後に「し」がつくフレーズを作る)山田隆夫くんの将来です。死んだ方がマシ」「山田隆夫くんです。立ってよし、座ってよし、いなくてもよし」「かわいそうだよ 座布団運び もうじき番組 クビになる」「(海岸に立つ訳ありの美女に扮して)♪髪の乱れに手をやれば~ 座布団運びをクビになった山田くんが、ここから飛び込んでもう1年経ったのね」「巨人軍長嶋監督、横綱曙関、山田隆夫先生。もう後がない3人です」「(この人にとっての命取りとは)山田くんにとって。子作りしすぎて命取り」「運のいい奴は座布団10枚もらってパラオで撮影ができる(注:前年に小遊三が獲得)。運の悪い奴は座布団運びで生涯終わる」「(二度と行きたくないコンサートとは)ビートルズだと思って行ったらずうとるびが出てきたコンサート」など
- 林家たい平:「(「匿名トークで他人の秘密を話す」という設定で、磨りガラスの板で目元を隠しながら)私知ってるんです、笑点の座布団を横流ししてる男がいるって。間もなくあそこから出て…出てきました!横流ししてる男です!」「(同じ問題で、円楽の「私は山田隆夫が大嫌いです」を受けて)私もあまり好きではありません」「(この人が笑点メンバーになったらどうなったか)ついに悲願の山田隆夫さんがメンバーになりました。なぜか突然、笑点も終わってしまいました」「(「仲の悪い兄弟のことを話す」という設定で)あんな我が家の面汚しはいねえな!働かねえでヘラヘラ座布団ばっかり運びやがって!」「(富士山に扮して)僕は日本一高い山だ!あいつは日本一チビの山田!」「(コロッケに扮して、山田を隣に呼び寄せた後)コロッケパンには、なぜか必ずパセリがついてくるんだよな」「二度と行きたくないコンサート。ずうとるびのコンサート(注:同様の問題で、師匠とほぼ同じ内容の回答)」など
同時に複数人に対して
例は少ないが、一つの回答内で同時に複数人に対してのいじりネタが出されたケースも存在する。多くは3人お詫びシリーズに見られ、また主に円楽(楽太郎)・歌丸・たい平が多用していた。
- 楽太郎「圓楽師匠~、座る場所変えてくれませんか」→圓楽「まあ、いろいろ事情があってねえ」→楽太郎「ジジイくせえ(歌丸を指差す)しウンコくせえ(こん平を指差す)んですよ」→こん平「悪い奴だよ、『ジジイ』は許せるけど、『ウンコ臭い』は許せねえ!」
- 楽太郎「(蕎麦を食べる仕草をしながら)あー、引越し蕎麦か、俺の両隣も引っ越さねーかなぁ」
- 楽太郎「税ちゅう物は広く浅くなくてはなんねえで、イニシャルの『K』というのがついてる人間から税金取んべ」→圓楽「うまくいくべか」→楽太郎「小遊三・好楽・木久蔵・こん平…行けー!」→圓楽「言うねーw」→楽太郎「これ(歌丸を指差す)はええだよ、『桂』でも『K(毛)』がねえからw」
- 圓楽「ハゲ、腹黒、大食い…ろくなもんじゃないw」
- 楽太郎「(大石内蔵助に扮して)両隣のハゲとデブ覚悟!」→圓楽「嫌じゃ!嫌じゃ!」→楽太郎「お前たちが、俺の出世の邪魔なんだ!」
- 楽太郎「アチョー、アチョー、アチョー、アチョー!(ヌンチャクで他メンバー全員を次々と叩く)」→圓楽「どうしました!?」→楽太郎「こいつら楽屋で師匠の悪口言ってた」→こん平「言わないよ!(怒って歌丸&木久蔵&好楽&山田と一緒に楽太郎を袋叩きにする)」
- 楽太郎「(モグラ叩きのハンマーで両隣を次々と叩きながら)ブラック団の掟だ!」→歌丸「何やってるの?」→楽太郎「出る杭は打つ!」
- 楽太郎「(チャールズ・リンドバーグに扮して)翼よ、あれが昇太の家で、こっちがたい平の家だ!」→歌丸「本当ですか?」→楽太郎「昇太ん所は嫁がいなくてシーンとしてるが…たい平んとこはうるさい嫁がいてギャーギャー言ってる!」
- 圓楽「キョロキョロするな!」→歌丸「右を見ても、左を見ても、バカと腹黒ばっかりだ」
- 歌丸「我々の落語会が不評を買ったことをお詫びいたします(両隣と一緒に頭を下げる)」→圓楽「それだけじゃないだろ!」→歌丸「噺をやらずにラーメンばかり売り(木久蔵を指差す)、こいつ(楽太郎を指差す)は圓楽さんの悪口ばかり…」
- 歌丸「あのー、有名人のですね、3Kに囲まれている、これは物件なんですよ」→圓楽「へー、なんでそんなに安いの?」→歌丸「3Kったって小遊三、木久蔵、こん平なんですけどね」→楽太郎「ムチャクチャな3Kw」→圓楽「この3Kはダメだwはい1枚持ってきなさい」
- 歌丸「並び順変えようよ~」「これ(腹黒)とこれ(バカ)の間だもん」
- 昇太「(タクシードライバーに扮して)いやぁ、お客さん。ここが松島、日本三景ですよ!」→ 歌丸「ホント?」→「それからね、こっちがね、小遊三・好楽・木久扇と、バカの3Kです」
- 昇太「圓楽師匠に毒を盛ったのも こん平師匠に毒を盛ったのも みんなブラック団が悪いのよ」
- たい平「(外国人に扮して)皆さん!私の隣のこの3人は、イタリアからやってきた、タランティーノ三兄弟です」→木久扇&昇太&楽太郎「我々はイタリアから来た、タランティーノ三兄弟でーす!」→たい平「はーい、優しさがタランティーノ(楽太郎を指差す)、嫁さんがタランティーノ(昇太を指差す)、脳ミソがタランティーノ!(木久扇を指差す)」
- 円楽「(タクシードライバーに扮して)ここがね徳山動物園ですよ」→ 歌丸「ホント?」→ 円楽「見てください。チビメガネザル(昇太を指差す)、アホウドリ(木久扇を指差す)、ナマケモノが2匹(好楽&小遊三を指差す)にハゲタカ(歌丸を指差す)ですよ」
- 円楽「(子供に扮して)お母さん、ゴールデンウィークさ、あの動物園連れて行ってよ」→昇太「お母さん仕事なのよ」→円楽「じゃあ笑点見に行こうか、ほらアホウドリ(木久扇)、ナマケモノ(好楽)、エロダヌキ(小遊三)、チビダヌキ(昇太)」
- 円楽「あのさあ、伝統芸能鑑賞とか言って、学校寄席って落語来るけどさあ、あれ要らねえよな」→歌丸「だよな」→円楽「この間はユーモアない好楽でさあ、その前がさあ、なんだかわからねえけど死にそうなジジイが来てさあ、『真景累ヶ淵』なんて訳わかんねえ話やってきやがったよぉ!」
- (全員一斉ジェノサイド発動直後に)昇太「なんでー!?問題だからしょうがないじゃん!」→歌丸「早く座りなさい!はい、礼」
- たい平「(円楽の背後で)♪黒いやっちゃ黒いやっちゃ」→円楽「♪ヨイヨイヨイヨイ」→たい平「(三平の背後で)♪噛むやっちゃ噛むやっちゃ」→三平「♪ヨイヨイヨイヨイ」→たい平「(木久扇の背後で)♪アホなやっちゃアホなやっちゃ」→木久扇「♪ヨイヨイヨイヨイ」→たい平「(好楽の背後で)♪暇なやっちゃ暇なやっちゃ」→好楽「♪ヨイヨイヨイヨイ」→たい平「(小遊三の背後で)♪エロいやっちゃエロいやっちゃ」→小遊三「♪ヨイヨイヨイヨイ」→たい平「(司会席の前まで行って)結婚できなくって一人で死んでくやっちゃ、♪ヨイヨイヨイヨイ」→全員「♪独身 独身 独身 独身(阿波踊りを踊る)」→三平「♪きれいなかみさんもらってみろよ」→昇太「山田さーん!山田さーん!ぜ、全員の全部持ってって!みんな持ってって!(昇太初の全員一斉ジェノサイド発動)」
- たい平「(熊本での収録で、ゲストのくまモンに○×クイズを出す)くまモンのように愛称の下に『モン』がつくと人気が出る。『○』か『×』か?」→くまモン「(「○」のプラカードを出す)」→たい平「正解!ちなみに『笑点』のメンバーもみんな『モン』がついてるよ。いいかい?邪魔モン(山田を指差す)、悪モン(円楽を指差す)、偽モン(三平を指差す)、バカモン(木久扇を指差す)、暇モン(好楽を指差す)、エロモン(小遊三を指差す)。そして一番向こうが…」→全員「独りモン!」→昇太「一緒になって…一緒になって言わないでよ!」→円楽「(観客に対して)それでは皆さんご一緒に、せ~の!」→全員「(観客と一緒に)独りモン!」→昇太「やかましい!もう。なんで熊本の今回の放送みんな参加すんの?答えで。もうおしまい!もう」
- たい平「(七夕の短冊を書きながら)笑点が、100周年を迎えられますように」→昇太「願いが叶ったら?」→たい平「願いが叶ってもさぁ…小遊三さんは…獄中で死んだし…好楽さんは餓死だったし…木久扇さんは笑い死にしたし…三平は早死にだったし…円楽さんは…謎の死を遂げたんだよね…」
- 木久扇「ふぁ~あ(あくびをする)」→昇太「失礼じゃないか!」→木久扇「好楽と三平の二人会はつまんないよな~」→好楽「あ~よかった三平がいて。俺一人だと思った」
- 円楽「(イカに扮して)卒業証書、林家三平殿。あなたは笑点の全課程を修了したことを証します」→昇太「いかにも」→円楽「好楽殿、以下(イカ)同文」→好楽「バカヤロウ!バカ!」
備考
- 同じ出身地ネタの大月秩父戦争とそのルーツといえるチャーザー村ネタは、大月秩父戦争の「熊や猪や猿が出る」「家は竪穴式住居」「靴やレジ袋などの文明の利器を知らない、木の棒と板で火起こしをする」「追い剥ぎや神隠しに遭う」など「秘境・未開の地」のイメージ(その派生で、自分の故郷を「朝はカプチーノやエスプレッソを飲む」など「シャンゼリゼのようなおしゃれなハイソサエティの街」と表現するネタもある)に対し、チャーザー村ネタは上記のように肥溜めに代表される「田舎・農村(「俺ら東京さ行くだ」の歌詞のイメージに近い)」のイメージが強い
- 歴代司会のイメージはだいたいこんな感じ。談志:ガキ大将 前田:お殿様 三波:牢名主orヤクザの親分 圓楽:商家の大旦那 歌丸:長屋のご隠居 昇太:問題児クラスの新任教師
- 歌丸の冨士子ネタはもともとは小圓遊がいた頃の名残で、両者の妻の名前の読みが同じ「ふじこ」だったことが始まりらしい(椎名冨士子と関根藤子)
- 最近たい平がよくやる「前の問題の形式を持ち出す」手口のルーツは三笑亭夢之助らしい
- 好楽は林家九蔵時代は兄弟子の木久蔵との「バカ兄弟」キャラで、木久蔵と九蔵の連続バカネタに司会の三波がよく頭を抱えていた
- 夢之助は答えのうまさよりも一発ギャグなどの突飛な面白さを重視するタイプで、桂才賀(古今亭朝次)は「キザで上品」キャラで「スケベで下品」の小遊三とのいじり合いが多かった。またその強面の容姿から小遊三同様に犯罪ネタが使われていたが、こちらは出刃包丁や強盗などの暴力系が多かった
- 同じ下ネタ担当でも、小遊三はケツやオッパイなどエロ・変態系が多いのに対して、こん平は肥溜めの他野グソやションベンなど汚物系が多かった
- 「単細胞→貧乏→泥棒→死亡」の連続いじりの展開は以前からしばしば見られた。好楽「(木久蔵に槍を突き立てる)殿、アホウドリを捕まえました」→木久蔵「(歌丸に槍を突き立てる)殿、ハゲタカを生け捕りにしました」→楽太郎「(こん平に槍を突き立てる)殿、野豚を取り押さえました」→歌丸「(司会席に行き、圓楽に槍を突き立てる)殿、駄馬を捕まえました(総没収)」
- 3代目司会者の三波伸介は恰幅のいい容姿からしばしば豚扱いやデブネタでいじられており、「与三郎役の三波の『いやさお富、久しぶりだな!』に対して面白く返す」という問題ではいわゆる時間差ジェノサイドが起きたことがあった。回答の内容は以下の通りで、全員が三波をいじるネタの回答で座布団を没収されているが、音声のみで映像が残っていないため、枚数指定で没収された木久蔵とこん平は全部没収されたのかは不明。また当時の視聴者の証言によると、「回答者が阿波踊りを踊って三波が『何やってんの?』と訊くのに面白く返す」という問題で、歌丸が全員に一緒にやらせて「今三波さんの死骸担いでるんですよ」と回答、怒った三波が全員の頭を次々と扇子で叩いて「こいつら全員の座布団全部取れっ!」と当時の座布団運びの松崎真に命じたケースもあったという
- 木久蔵「あら、顔色が悪いわね、野菜を摂らにゃダメだにゃー」
- 楽太郎「あーら、与三郎かと思ったら与太郎じゃない」
- こん平「そんなことしたらお前村中の笑い者になるよ、稲刈りするのにそんな恰好して!」
- 夢之助「まあ、方々で楽をなすったんだねえ、そんなに太って」
- 小圓遊「久しぶりじゃ困るのよ、ゴミの収集は!」
- 歌丸「海に放り込まれたんだってねえ、それでこんなに水膨れかい」
- 上記以外のメンバーに対する主ないじりネタ
- 歌丸「おい、小圓遊が殺されたらしいぞ」→小圓遊「小圓遊を殺した歌丸が捕まったらしいぞ」→歌丸「小圓遊を殺した歌丸が情状酌量の余地で無罪放免になったぞ」
- 歌丸「お客様方の中の圓遊師匠に申し上げます。小圓遊の落語が始まっても、耳を塞がないでください。全部あなたの責任です」→三波「おーい、3枚やれよ!それを言っちゃあおしまいだよwでもホントに合ってるから3枚やろう」
- 歌丸「ご来店中の小圓遊様、当店には顔のスペアはございません。お引き取りください」
- 三波「ちょっと、何時です?」歌丸「朝の6時ごろですな」→三波「どうして?」→歌丸「ええ、朝次が仕事から帰ってきて出刃包丁横に置いて札束勘定してんですよ」→三波「朝次、まだやめねえのかお前はw」
- 圓楽「いいなあ、2人(牽牛と織女)は年に一度会うだけで。こっちはお化け(小圓遊)と毎週会ってら」→三波「ハハハ、1枚やってくれwホーントに、お化けと毎週会う辛さなんてわかんないよホントにみんなw」
- (2020年の正月スペシャルの、たい平司会のスーパースター大喜利で)木久扇「うぉー!」→藤原竜也「大丈夫か!?」→木久扇「何?『大丈夫か』だと?落語家生活60年、笑点に出て50年…」→たい平「これが始まったら休憩です皆さん」→木久扇「稲垣選手を笑わせる会の相談役のこのあたしが、一生懸命考えているんじゃねえか。それをそばにして『大丈夫か』?そんな軽い了見だからの藤原さん、あなたは日本一のスーパースターだ」
終焉
2018年7月2日に、歌丸は81歳で天国の高座へと旅立っていった。その約一週間後に追悼大喜利が開かれ、その3問目で円楽は「ジジイ!早すぎるんだよ!」という言葉を贈り、ここにジジイ・腹黒罵倒合戦は永遠のものとなった。
関連動画
3番目の用例より
笑点メンバー罵倒集
8:23と12:28が問題のシーン
13:28が問題のシーン
関連タグ
三遊亭小圓遊:やり取りの先代的な人物(ただしこのキャラや「ボクちゃん」「巷では」などと口にするキザキャラを苦に感じたストレスで酒浸りになり、それが祟って早逝してしまった)。健在であれば同じ展開で座布団を持っていかれた(実際、「喧嘩両成敗」として歌丸もろとも座布団を取られたことがしばしばあった)可能性の高かった存在。
最後に
追記、修正しろ!!やるかジジイ!!