概要
pixivユーザーわるい草月氏が不定期で連載している、イッシュのライモンシティに在住するエルレイド・サーナイト夫妻を主役に置いた一話完結式の二次創作四コマ漫画。2011年5月13日に原型となるエルサナ夫妻の一枚画(タイトル画像)が公開され、その5日後の5月18日に第1話が公開された。
元々はシュバルゴとドレディアを主役に置いた「シュバドレ劇場」からの派生作品だったが、現在では投稿数が逆転し、2021年5月で連載10周年、通算200話まであと「5」(2020年2月15日現在)という超人気シリーズとなっている。
13からコマのアスペクト比が変更され、それすらネタにしている。
(ちなみに本編ではないが同作者のこの漫画で更にアス比は変化している。)
派生作品にサン・ムーンの時期から「かんこうきゃくちゃん劇場」もあるが、かなりえっちいので閲覧に注意。
主要キャラクター
大半が左利きである。
エルレイド
シンオウ地方出身。サーナイトの旦那。新婚夫婦の設定なので子供はまだいない。
バトルサブウェイのシングルトレインの主力として仕事している。気さくな性格なので仕事仲間からは慕われている。
愛妻家であり恐妻家。所々天然ボケな所や鈍感な所があり、嫁の見ている所で他の女に興味を注いだり、嫁のアプローチをスルーする事もしばしば。それが原因で嫁の嫉妬による喧嘩や暴走を招いている(喧嘩した後の描写が3話で描かれているため、喧嘩フラグの立った回や喧嘩している回では、コメントに「3話へ戻る」と書かれたりする)。
容姿端麗ではあるが、よく藤子◯二雄キャラのような顔芸を披露する。
バトルでは物理技と変化技を織り交ぜた堅実な戦い方が得意。
サーナイト
ホウエン地方出身。エルレイドの嫁。
エルレイドに一途で少し淋しがり屋・料理上手と理想的な良妻だがわがままな一面もあり、ロトム電化製品を始めとして食べ物やゲーム機などをよくおねだりする。また、バカップルの素質があり、外出中でもイチャつきがったり、何の遠慮も無く惚気話をする。そのせいでコジョンドには若干冷たい目で見られる事も。
食いしん坊な上、面倒事をテレキネシスに代行させるため運動不足気味で、よく体重を気にしている。以前は数値をねんりきで誤魔化していたが、旦那が悪タイプの体重計に買い替えてからはお手上げな模様(その割に努力はしない)。
怒ると(精神的に)怖い。基本的には拗ねる・妬く程度なのだが、下手すると一人で実家に帰ってしまう(60話参照)。
特性がシンクロだったりトレースだったりするポケダン仕様。ラブラブボールに収まっており、時折自ら旦那に召喚される。
キリキザン
性別は♂。同じくシングルトレインの主力のためエルレイドとは腐れ縁。独身。
人手不足でダブルに回された時に初めて会ったコジョンドに惚れており、よく食事等に誘っては断られる。
黙っていれば格好良いのだが一言余計な事を言ってしまう癖があり、その度にコジョンドに4倍弱点を突かれる。だがめげない。
なかなか嫉妬深いようで、コジョンドと他のポケモン(♂)が親密にしているのを見ると怒る。58ではエルレイドが、61ではジュペッタ&ムウマージ(後述)が餌食となった。
バトルではハサミギロチンを好んで使うのだが、外して返り討ちにされる事も多い。一応、堅実に戦えば3人抜きも夢ではない程強いのだが…
ちなみに、コジョンドとの絡みが多い回には「キリコジョ劇場」のタグがつけられる事も多い。
コジョンド
性別は♀。10話から登場。エルレイドやキリキザンより年上の姐御。好物は中華料理と酒。甘い物は苦手。ちなみに仕事仲間の中で唯一運転免許を持っていない。
キリキザンから惚れられている。コジョンド自身の生真面目な性格もあり、当初はあまり彼の事を良く思っていなかった。が、現在では家に上げる事に抵抗が無いほどには満更でもない様子。
キレると(物理的に)怖い。キリキザンにからかわれては容赦無くはどうだんをぶち込んでいる。はどうだんが効きにくいエルレイドにキレた際には包丁を投げつけた。
特に他のキャラより年上な事や独身なのを気にしており、それを指摘されるとマジギレする。基本的にキリキザンが餌食になるが、彼以外では94で技「ちょうはつ」を使った際に「年増!」と彼女を煽ったヤミカラスなども餌食になっている。
そんな怖い一面もある一方、素直に褒められたりおだてられる事には弱く、表情には出さないもののよくしっぽを振っている可愛い一面も。また、異性事にも弱い。
22にて、ルカリオが嫌いなことが判明。理由は「自分を差し置いてスマブラに出たから」。
キャラは間違いなく彼女が一番立っている。
戦闘スタイルははどうだんをメインとした特殊型。
マニューラ
性別は♀。17より登場。
最初は店員やギアステーションの景品引き換え担当で出ていたが徐々に出番を増やしレギュラー化。オノマトペが可愛い。
コジョンドと行動を共にしていることが多い。また、悪タイプとは思えないほど良い子で、コメントでは「実はフェアリータイプなのでは?」と言われ、主役回には「こおり/フェアリー」「もはや悪タイプじゃない」などのタグが付く。甘党。
普段からニコニコしており、何かを凝視する時以外は目を開かない(2021年2月現在、開眼が確認できるのは101と160の2話のみ)。性格は気配り上手かつ引っ込み思案で、自分から進んで意見するケースは多くない。でしゃばることがないからか視聴者人気も高く、111で「レギュラー女性陣の中で一番可愛いと思うのは?」というアンケートが取られた際にはぶっちぎりで優勝を果たしている。
キリキザンが好きなのだが、あまり相手にはされていない様子。頑張れ!
レギュラーメンバーでは最速でダイマックスによる巨大化を経験するなどバトルに出る機会もそれなりにあるが、元々は個体値が低くあまりバトルは得意ではない(作者の分析では「個体値の低さ故に戦闘要員ではなくなった結果穏やかになった」という)。それ故に、戦いに参加する時は専らねこだましやこおりのつぶて等によるサポートをしている。相手の変化技を封じたいときはちょうはつではなく「説得」をする。
ロトム
家電として様々なシーンで登場する。
ダゲキ&ナゲキ
「シュバドレ劇場」の頃から登場しているモブ。
登場回数はかなり多く、バトルトレインやTV画面、街角など様々な場面でその姿が見られる。
ハピナス&レジスチル
18から登場。バトルトレインの常連。
藤子◯二雄キャラのような顔のハピナスのゆびをふるに苦労人(?)レジスチルが巻き込まれる。
後にこいつらも主役にしたレジハピ劇場も描かれている。
その他登場キャラクター
チャレンジャー軍団
毎回登場する個性派たち。舞台は第1話からずっとイッシュ地方で統一されているが、現実世界で新作が出るたびに「ルール改定」を行って新作に合わせているので、アローラガラガラやストリンダー、オーロンゲなどのBW以降のポケモン達もたまに参戦する。
サーナイト(色違い)
6にチャレンジャーとして登場。自分の嫁に似ていることからエルレイドが戦意喪失したためキリキザンが代わりに応戦、処理される。その時の凄惨さたるや、横から見ていたエルレイドが完全に精神をへし折られる程であった。
サーナイト自身にとってもこの敗戦は余程トラウマだったのか、何とこの戦いを最後にバトルから引退、いかがわしいビデオに出演するようになってしまった。そのDVDはあろうことか本家「シュバドレ劇場」に逆輸入され、アギルダーが入手した。
さらにその後、「エルサナ」の16でアギルダーが捨てたDVDをキリキザンが拾い、さらに70でエルレイドの手に渡るが、エルレイドは隠すのが下手だったのか即刻サーナイトに発見されてしまい、釘バットの刑を喰らう事となった。
メロエッタ
エルレイドが推しているアイドル。写真集を出しており、これを巡ってサーナイトが嫉妬することがしばしば。
66にて超弩級の大失言(実は現実世界における元ネタあり)をしでかしたのを最後に出演が途切れたため「干されたか!?」と心配されたものの、151話でバーチャルポケチューバーとして91話ぶりに復帰、写真集を出すまでにカムバックした。
ヨノワール
シングルトレインの常連。似たような立場にローブシンもいる。
パンチ技を主体に戦う物理型ゴースト。滅茶苦茶強く、あくタイプ持ちで相性的に不利なキリキザン相手ですら互角にやりあい、エスパータイプ持ちで相性上有利なエルレイドに至っては毎回無慈悲にボコされている。
ジュペッタ&ムウマージ
25から登場。自分たちが「上玉」だと判断したポケモンたちを襲撃している。そのため、おそらく性格は♂。
初登場時はサーナイトを狙うも、ロトムが潜り込んだ掃除機でルイージマンションのオバキュームよろしく撃退される。
31で酔いつぶれていたコジョンドを襲った所を逆に捕らわれそのまま居候になる。
ズルズキン&ノクタス&ヤミラミ
サーナイトやコジョンドをナンパする悪タイプ三人組。ただし一番タイプなのはマニューラ。
ズルズキンは原作に近いデザインだが、あとの2匹は頭身がかなり増えている。
初期はサーナイトが使うあやしいひかりによる混乱でかわされるケースが多かった。165ではしんぴのまもりを張ることで混乱を克服した(しかし、この中にしんぴのまもりを使えるポケモンはいない)が、それでも諦めなかったサーナイトの「セレクトボタン連打攻撃」を食らい、どえらいことになる。
181ではマニューラと、194ではキリキザンとそれぞれ遭遇しているが、どちらの会でも最後にフルボッコにされている。
また80でゴロンダ番長がゲスト出演した事もある。
その他詳しいキャラ紹介