基礎データ
他言語版の名称
英語 | Noivern |
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イタリア語 | Noivern |
スペイン語 | Noivern |
フランス語 | Bruyverne |
ドイツ語 | UHaFnir |
進化
オンバット(Lv.48)→ オンバーン
概要
『ポケットモンスターXY』から初登場となる、ワイバーンとスピーカーをかけ合わせた様な姿のポケモン。
首周りにはフサフサした毛が生えている他、頭のスピーカーのような耳が特徴的で、この耳から出す超音波のおかげで暗闇でも自在に飛び回る事が出来る。
暗闇での戦いならば右に出る者はおらず、月明かりすら映らない闇夜に紛れて獲物に襲いかかるという。
加えて近づく物全てに襲い掛かる血の気が多い性格で、耳から出すばくおんぱは巨大な岩をも粉砕するとされている。
だが好物は意外な事に果物で、与えると急に大人しくなる。餌付けしやすそうである。
多分音や振動に敏感で、縄張り意識が強いだけなんじゃないだろうか(実在する大型コウモリ類も、血や虫よりは果物が好きな傾向にある)。
名前の元ネタは恐らく「音+ワイバーン」から。また音にまつわる設定からピアノの「音盤」と掛けているのかもしれない(姿はピアノには程遠いが)。
また、ドイツ語名はUHF(極超短波)とファフニール(Fafnir)が由来となっており、進化前共々大文字が名前の間に混ざっている数少ないポケモンとなっている。
余談だがドラゴンタイプとひこうタイプの組み合わせのポケモンは複数いるが、ひこうタイプがタイプ1に来る形は初だったりする。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
85 | 70 | 80 | 97 | 80 | 123 |
その素早さ種族値は123と非常に高く、メガシンカを使うメガジュカインを除けば最速のドラゴンタイプだった。
メガシンカが廃止される第8世代では再び最速ドラゴンタイプの座に返り咲く…とはならず、なんと素早さ種族値が驚異の142である600族のドラパルトが登場。
ドラパルトとはタイプも違い、単純に比べることはできないが、素早いドラゴンタイプという点では劣ることとなった。
特性のおみとおし・すりぬけは共にX・Yで強化された特性で、シングルではすりぬけ、ダブルではおみとおしが非常に優秀な効果を発揮する。
攻撃面では覚えるポケモンの少ない新技「ばくおんぱ」にも注目したいところ。これはノーマルタイプの技で、不一致とはいえ威力140・命中100でみがわり貫通、おまけにデメリットなしという脅威の性能を持つ。
他にも「ぼうふう」「りゅうせいぐん」などのタイプ一致技を筆頭に「サイコキネシス」や「シャドーボール」「とんぼがえり」「かえんほうしゃ」、回復技「はねやすめ」「つきのひかり」、変化技「おいかぜ」「すりかえ」「ちょうはつ」など様々なタイプの技を習得できるため、活躍の機会は多い。
ORASで覚えられるようになった技も多く、「アイアンテール」「げきりん」「ゴッドバード」「いかりのまえば」「ねっぷう」などの技が追加された。
ただし野生のオンバットは棲息していないため、XYからの移動かトレードが必要になる。
一方でオンバーン自身の特攻種族値は97とやや低く心もとなく、アイテムやサポートによる強化は必須だろう。物理攻撃が防御より低いのも特徴的だが、種族値的には無駄ではない。
技の威力で見るとドラゴンタイプよりかは、ひこうタイプのアタッカーとして見た方が優秀かもしれない。オンバーンより速いいわタイプやこおりタイプは少なく、技のレパートリーもそこそこ豊富なため、相手にしたときに読みづらくなるだろう。
先手に出して相手の道具を読んだり、特殊技を放ってからの「とんぼがえり」など、妨害工作をメインにしても役に立つ。
余談だがオンバーンはペラップの救世主になっていたりする。
前述の「ばくおんぱ」は遺伝でペラップに伝授でき、ペラップはタイプ一致で扱えるバ火力技を得たため、ペラップを不遇脱出に導いてくれたポケモンだと言える。
アニメのオンバーン
パンジーのオンバーン
CV: 古島清孝
ゲーム発売に先駆け、BW編137話にてパンジーの手持ちとして登場した。
激辛のノワキのみが好物であり、それがないとニャースだろうとサトシの頭だろうと噛みつく。その攻撃的な性格にパンジーも手を焼いている模様。
得意技は「ばくおんぱ」。耳の中を覗き込んできたオーキド博士に至近距離で浴びせたことがある。
XY編では、5話でジム戦に敗れたサトシを手伝い、彼のポケモンたちに「かぜおこし」に耐える特訓を行った。
サトシのオンバーン
CV: 三宅健太
XY&Z編17話でサトシのオンバットが、サンダーに倒されたルチャブルを助けたい一心で進化した。自身の超音波と岩山が連なる地形を活用することでサンダーをスピードで翻弄し、互角以上の戦いを繰り広げた。
泣き虫だったオンバットの頃から一変し、伝説のポケモンのサンダーに雄々しく吠え立ち向かうという勇敢で凛々しい性格に成長する。しかし体こそ大きくなったもののルチャブルを変わらず兄貴分と慕うなど子供らしい一面を見せており、そういう点ではドンファンに近い性格と言える(偶然なのか中の人も同じ)。
だが最終的に公式戦での勝利回数が0回という戦績に終わってしまった。
上述したようにサンダーとも互角以上に戦えていたことからそのポテンシャルは決して低くはないが、タマゴから孵したポケモンであるため、他のメンバーに比べてバトルの経験が少なかったことが理由の一つと推測されている。
使用技は「ちょうおんぱ」「アクロバット」「ばくおんぱ」「ドラゴンクロー」。
主な使用トレーナー
ゲーム
アニメ
関連イラスト
関連タグ
ギャオス:コウモリ+鳥+ドラゴン