レイカ「冷たい身体がイヤで、きっと私はヒートと引き合ったんだ!!」
「メモリと……引き合う………まさか、ここに…!?」
「ここに来てたのか…!なんて運命だ…最後の一つが…"コイツ"だったなんて…どうやら"切札"は、常に俺の所に来るようだぜ…!」
『ジョーカー!』
「変身……!」
『ジョーカー!』
レイカ「お前は…!?」
「仮面ライダー…ジョーカー…!!」
CV:桐山漣
スーツアクター:高岩成二
概要
劇場版『AtoZ/運命のガイアメモリ』に登場した仮面ライダー。
左翔太郎がロストドライバーにジョーカーメモリを挿入することで変身する。
仮面ライダーエターナルによって旧型ガイアメモリが全て機能停止に陥り、さらにフィリップもNEVERに攫われてしまった中、(鳴海探偵事務所の屋根を突き破って事務所の中に落ちていた)最後のT2ガイアメモリの1本・ジョーカーを手にした翔太郎がNEVERに立ち向かうために変身する。
絶望的状況下からの逆転を狙う、文字通り「最後の切り札」な存在である。
TV本編
「いくぜ、フィリップ……いけね、また癖だ…」
「俺は仮面ライダー…ジョーカー…!」
フィリップがいなくなった後、翔太郎はミュージアム壊滅後もなくならないガイアメモリ犯罪に対抗するため、この姿で戦い続けていた。
外見は同一で、劇場版との違いはメモリとそこから来るパワーの差のみ。
その他の作品
「MOVIE大戦MEGAMAX」では第3章に登場。
輸送任務中の財団Xに遭遇した際、フィリップがせんべい汁の検索に夢中でWに変身出来なかった為にジョーカーで迎え討った。
「仮面ライダー大戦 」ではフィリップが登場しないため、物語の前半はWではなくジョーカーが登場。バロンとペアを組み、元ネタであるBLACKとBLACK RXのペアと戦った。
終盤のバダンシティでの決戦ではWの姿で登場している。
風都探偵では存在自体は示唆されているが、翔太郎が一人で無茶をすることを危惧したフィリップがロストドライバーを隠匿しているため未登場。
公式人気投票 | 20位(964票) |
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容姿
外見はジョーカージョーカーに似ているが、体のラインの色やベルトが違う。
平成ライダーの中では最もシンプルなデザインと言われることも。
スペック
身長 | 195cm |
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体重 | 85kg |
パンチ力 | 1.25t |
キック力 | 3t |
ジャンプ力 | 30m |
走力 | 100mを6.2秒 |
パワーではWに及ばず、パンチ力・キック力・ジャンプ力はサイクロンジョーカーの約半分。
しかしガイアメモリを一本しか使っていない分、ジョーカーメモリの性能が極限まで発揮されるという利点がある。
あくまで設定スペック上の話ではあるが、総合スペックはクウガのグローイングフォーム、G3、龍騎ブランク体などとほぼ変わらず、何ならパンチ力とキック力は量産型マッハ以下と非常に低いものの、後述の通り劇中での戦闘は白星が多い。
ジョーカー自体がシンプルながらライダーとして完成されている事、翔太郎が既に積み重ねている戦闘経験、そして『風都探偵』で明かされたジョーカーメモリの特性によるものだろう。加えて登場した劇場版ではメモリを使い始めて間もないNEVERメンバー相手で差が開いておらず、その後ミュージアム壊滅後にドーパントの能力をロクに使いこなせないメモリ使用者を主に相手にしていた都合もある。そのため変身者のスペック及び戦士として接近戦において圧倒的優位のエターナルに対しては苦戦を強いられていた。
マキシマムドライブは紫のエネルギーを集めて放つ「ライダーキック」と「ライダーパンチ」。
使用アイテム
仮面ライダーWの「サイクロンジョーカー」を始めとする各種形態へ変身させる、「切り札の記憶」を宿したガイアメモリ。
左翔太郎が所持している物は「ボディメモリ」と呼ばれる3本の内の1つで、ダブルの肉体とバトルスタイルを形成する。また、彼との適合率が最も高いメモリでもあり、このことも総合スペックに対する戦績の良さに貢献していると思われる。
なお、ディスプレイマークはダブルドライバーのボディサイドに入れた状態で正位置になるよう描かれているため、ロストドライバーで使うと横倒しになって「つ」のように見える。
個別項目も参照。
劇場版では突如現れた仮面ライダースカルのビジョンに授けられた(スカルこと鳴海荘吉自身ではなく、翔太郎の願望の表れであるとされる)。
『風都探偵』にて荘吉が使用していたドライバーはビギンズナイトにて破損したことが判明したため、現状は荘吉のドライバーと同一ではないと思われる。
TV版ではフィリップが別れの直前にプレゼントしていたもの。こちらの出自は小説『Zを継ぐ者』にて判明したが、劇場版で使用していたものがこれと同一であるかは定かではない。
余談
- 『W』に登場した他の仮面ライダーは「アクセル」、「エターナル」はスピンオフとしてVシネマに、サイクロンも小説版の主役、スカルもMOVIE大戦で主役と同格とほぼ主役になっており、単独作品が無いのはこのジョーカーのみ。
- メインライターの三条陸氏はジョーカー主演作品を「最後の宿題」と位置付けており、それを以て『W』の物語を締めくくりにしたいと考えているとのこと。演者の桐山氏も熱望している。
- 現状アナウンスはないが、『風都探偵』の原案はジョーカーの主演作品であったとのこと。しかしスピリッツ側の提案が「本編48~49話間のフィリップ不在の1年間を描く」というものであったため、三条氏は「フィリップ不在で悲しみをこらえながら戦っている翔太郎を、週間連載で描くのは書く方も読む方も辛いんじゃないか」「ファンが望んでいるであろう翔太郎とフィリップのコンビを見せたい」と意見。結果、ジョーカー主演作品は幻となったことが判明している。
- ダブルの初登場となった映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では、ダブルの左半身(ジョーカー)がシャドームーンに向けて「さぁ、お前の罪を数えろ」と告げるというお遊びが行われている。
- 昭和ライダーを意識したアクションとネーミングは、翔太郎役である桐山漣氏が大の仮面ライダーBLACK好き故に発案したらしい(但しマキシマムドライブのポーズは1号と2号のオマージュである)。
- また、必殺技発動前には1号や2号の変身時の効果音をオマージュしたと思われる効果音が流れる(これは同じく1号2号のオマージュがあるCJGXも同様)。
- 令和になってからジョーカー自身の活躍はないものの、レジェンドライダーモチーフの変身アイテムとしてハーフボイリングジョーカープログライズキー、コンドルバイスタンプ(こちらは公式のアナウンスからWの可能性があり、現状はどちらかは判明していない)が登場しており、ジョーカーは主役ライダーでないにも関わらずレジェンドライダーアイテムに抜擢されていると言う破格過ぎる待遇を受けている。これに関してはジョーカー自体がダブルの型を流用出来る事や、ジョーカー自身の人気も高い事が理由として挙げられる。
- 一方でWとジョーカーは全く同じ様な見た目で細部が違う為、そこを指摘をされる事もある。
ゲーム作品
001弾にSRで参戦。
必殺技はライダーキックの後にライダーパンチを放つ「ライダーパンチ&キック」。
ナイスドライブ2弾より参戦。基本形態であるWよりも先にLR化した。
アビリティはカウンター関連のものが多く、カウンター発動の際に能力が上がっていく。
次弾のND3弾でも似たようなアビリティを持つSRがある。
超クライマックスヒーローズで参戦。
条件を満たすとライダーアーツ発動時などに仮面ライダーサイクロンが登場するスタイルを選べる。
トラベラーズ戦記
第3章「探偵の切り札」に登場。
仮面ライダーメテオとコンビを組む。
今作よりプレイアブルキャラクターとして参戦。格闘攻撃に優れ、通常技と必殺技を織り交ぜたコンビネーション攻撃が可能。「決め台詞」を決めることにより超必殺技ゲージを消費し攻撃力、スピードを上昇させることができる。
なんと仮面ライダーWのBCとして登場。公式では別ライダー枠なのだが、ダブルドライバーからロストドライバーに付け替えて変身。必殺技はライダーキックとなっている。
序盤でジョーカー以外のメモリが行方不明となってしまった為、暫くはジョーカーで行動する。また、中盤で翔太郎とフィリップがケンカしてしまった時もWに変身できなくなる為ジョーカーで戦う事になる。
Wとは別ライダーの為、ジョーカーでもある程度戦ってレベルアップしておくといいだろう。
関連リンク
仮面ライダーサイクロン 仮面ライダースカル 仮面ライダーエターナル
レジェンドライダー関連
ハーフボイリングジョーカー コンドルゲノム コンドルゲノミクス
超デッドヒートドライブ、仮面ライダー001:ジョーカーと設定面の特徴が似ているライダー。
劇場版限定ライダー