基礎データ
※げきりゅう:自分の最大HPが3分の1以下になると、みずタイプのわざの威力が1.5倍になる
※ちからずく:追加効果を持つ攻撃技は、その技の追加効果が出ない代わりに、その威力が1.3倍に上がる
進化
ワニノコ → アリゲイツ(Lv.18) → オーダイル(Lv.30)
概要
『ポケットモンスター金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。名前の由来は恐らく「鰐の子(ワニの子供)」。
GSC及びリメイク版のHGSSのゲーム開始時に手に入る三匹の内の一匹である。
小さなワニの様な姿で二足歩行している。
肌の色は水色で、胸にV字の黄色い模様・背中には赤い背びれがある。愛くるしい大きな目をしており、目の周りには少し隈取りの様なものがある。
その容姿から人気が高い。…ただ、進化後は急に強面になってしまい、愛くるしい姿はすぐに消えてしまう。
色違いは水色の肌が薄く、緑色に近づき背中の背びれは青色になる。
目に留まる動く物には、なんでも噛み付いてしまう習性を持っているので、ワニノコのトレーナーは注意が必要。しかも、小さくとも強力なアゴの力を持っているため、本人は甘噛みのつもりでもかまれた側は重傷を負うほどの惨事になる。
……と設定だけ見ると明らかに初心者トレーナー向けのポケモンではない。よく御三家に選ばれたものである…
ゲームでの特徴
「こうげき」が優れているのが特徴で、「ぼうぎょ」も高い。秘伝技の覚えも優秀な方である。
ただし登場当時みず技は物理ではなく特殊だったため、その高い「こうげき」は半ば死んでいたも同然だった。シナリオで活用するとすれば精々自力で覚える「きりさく」か、進化すると覚えられるようになる秘伝技の「かいりき」、やや勿体ないがわざマシンの「じしん」くらいか。
第4世代で漸くみず物理技が登場し、リメイク版『HGSS』ではその「こうげき」を存分に活用できるようになった。
タマゴ技で「れいとうパンチ」や「りゅうのまい」なども習得可能である。
また、下記にある通りかつてはワニノコをルアーボールに収める事は不可能だったのだが、第7世代にあたるポケモンSMで個数制限はあるもののルアーボールを含むガンテツボールが解禁。さらに新要素「島スキャン」で曜日限定で野生のワニノコが入手可能となったため、実に16年目にして正規でも悲願のサトシのワニノコを再現する事が可能となった。さらにタマゴ遺伝のシステム変更により隠れ特性の「ちからずく」と併用出来る。
外伝作品
『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズ
『マグナゲート』を除いて主人公候補の1匹。特に『探検隊』以降物理技でガンガン殴るスタイルの主人公になっているが、自力技では遠距離の相手に攻撃する手段に乏しいのが弱点。
『ポケパークWii』
ビーチゾーンでルリリと友達になると遊びに来る。
ちから比べ(バトル)に勝つと友達になれる。
『ポケモンマスターズ』
クリスのバディーで登場。
みずタイプの物理アタッカー。パッシブスキルはノーマルタイプのわざをみずタイプにタイプチェンジする「みずチェンジ」。詳細はクリスを参照。
使用トレーナー
ゲーム版
※1 チコリータ・ヒノアラシの3択
※2 ポケモンマスターズではバディー
※3 金銀クHGSS主人公がヒノアラシを選んだ場合
アニメ版
- サトシ
- カズナリ
漫画版
アニメ版
サトシのワニノコ
声:西村ちなみ
『無印』編(ジョウト編)から登場。最初はサトシとカスミがその所有権を巡って揉めたが、サトシのポケモンとして落ち着いた。
とても好奇心旺盛で、出てくる度にダンスのように足をばたつかせている。その愛くるしい仕草が印象的となり、以後「サトシのワニノコ=ダンス」のイメージが定着した。
サトシがジョウト地方でゲットしたポケモンの中では、作中で唯一進化していない。
尚、上述のように、このワニノコはアニメ放送当時のゲームシステムでは不可能なルアーボールに収められている。
カズナリのワニノコ
声:伊東みやこ
『DP』第143話から登場。
サトシの個体とは違いクールな性格。渋い味付けが好みでカズナリの作ったポケモンフーズを食べようとしなかった。喧嘩っ早い一面もありサトシのブイゼルと喧嘩になったこともある。
進化前にもかかわらず「アクアテール」や「ばかぢから」といった強力な技を使える。
同147話でアリゲイツに進化した。
劇場版『みんなの物語』
フウラシティに住むポケモン嫌いで変わり者といわれているおばあさん・ヒスイに着いてきたポケモンの一匹として登場。声は武隈史子。
その他
無印 | 117話 |
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新無印 | 31話・44話(冒頭)・49話・63話(映像)・87話 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- シルバーのワニノコ
性別はオス・特性げきりゅう。
姉貴分であるブルーのゼニガメ同様にシルバーがウツギ研究所から盗み出してパートナーとした。復讐心のみで行動していた当時のシルバーに影響されたのか、盗まれてすぐに同じ研究所のヒノアラシ(バクたろう)と戦っている。
更になつき度が低いのを逆に利用し、なつき度が低いほど威力が高くなる「やつあたり」でロケット団を蹴散らしている。
マダツボミの塔でゴールドとのバトル中にアリゲイツに進化する。
『ゴールデン・ボーイズ』
- ゴールドのワニノコ
ゴールドが最初に連れて行ったポケモン。ゴールドは当初ヒノアラシを選ぶつもりであったが、ワニノコがゴールドを気に入って噛み付いた事から同行する事になった。
噛み癖があり活発な性格だが、体調が表情に出にくく育成には注意が必要。旅の途中でアリゲイツに進化した。
『ジョウの大冒険』
- ジョウのワニノコ
主人公ジョウの最初のポケモンにして弟。
ジョウがワニノコをパートナーにしたのは、自分の目と同じ目(冒険をしたいと言う目)をしていたのが理由。
なお、本編ではジョウがポケモン捕獲する描写はあるもののワニノコ以外を使う描写は全くもって皆無でジムリーダーだけではなく、四天王・更にはワタルすら倒している為、ほぼワニノコ1匹で殿堂入りする縛りプレイの様な感じになっている。単行本で描かれた後日談ではオーダイルに進化した。
『ポケモン不思議のダンジョン 炎の探検隊』
「別冊コロコロコミック」2007年10月号から2008年8月号まで連載された溝渕誠のポケダン漫画。
ヒコザルとなってしまった元人間の主人公ホノオのパートナーとして気弱なワニノコな登場する。
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