イキリンコ
いきりんこ
基礎データ
概要
『ポケモンSV』から登場。ペラップと同じインコがモチーフのポケモン。
特に目を引くのは頭部のリーゼントのような黒い頭毛で、全身は特攻服を着込んでいるようなデザインなのが特徴。表情も不思議と舐めきっているように見える。
個体によって羽毛の色が異なり、それぞれ同じ色のイキリンコとグループを組んで街で暮らすという、見た目も相まってカラーギャングのような習性を持ち、互いに折り合いが悪くて縄張り争いを繰り広げている。
敵となる対象は他のポケモンも例外ではなく、ヤヤコマと戦いを繰り広げたことがあるらしい。
あくタイプが入ってもおかしくなさそうだが、タイプは「ノーマル・ひこう」となっている。
今作ではアーマーガアがとある事情によりそらとぶタクシーでの運用ができないため、そちらに代わって彼らがプレイヤーを運ぶこととなる。
ちなみにロード画面から判断するにタクシー1台につき全個体色がバラバラの4匹で運用されているもよう。
ネーミング
群れを成して粋がるインコだから「イキリンコ」とそのまんま。英語版などでは「Squawkabilly」となっているが、鳥ががなるように鳴いている擬音語「squawk」と音楽の一ジャンルである「ロカビリー」に由来する。なぜこんなネーミングになったのかというと、恐らくはリーゼントヘアーで有名なエルヴィス・プレスリーがロカビリーの人気を牽引していたからか。
一方でドイツ語とフランス語では「騒ぐオウム」という意味合いのネーミングになっている(前者が「Krawalloro」、後者が「Tapatoès」である)。
フェザーの種類
イキリンコは下記の4種の「フェザー」に分けられる。また、「グリーン」と「ブルー」はこんじょう、「イエロー」と「ホワイト」はちからずくといったように、羽毛の色によって隠れ特性が異なる。
イエローフェザー
黄色の羽毛を持つ個体。イキリンコのグループの中でも、他の鳥ポケモンを街から追い出した事もあるほどに荒っぽい性格。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
82 | 96 | 51 | 45 | 51 | 92 | 417 | |
82 | 170 | 51 | 45 | 51 | 92 | 491 | はりきりorこんじょう発動時 |
※個体値V、252振りで計算
ステータスを端的に述べると物理型になったペラップといった所。
習得技は一致技が中心であり、不一致技のサブウェポンには乏しい。
メインウェポンはブレイブバードとタマゴわざのすてみタックルを採用したい所なのだが、いかく型を使うならば、インファイトを覚えられて、ステータスも完全上位互換であるムクホークを使った方が良い。
ただし、ムクホークにはない部分はすてゼリフを覚えられたり、いばるからのイカサマといったコンボが使える点である。また、同じ戦法が使えるドンカラスよりもすばやさが高い点も見逃せない。
特性がはりきりである場合、多少命中率が落ちるものの、一応火力面で差別化することができる。A252振りで「こだわりハチマキ」を持ったイキリンコのテラスタル「ブレイブバード」or「すてみタックル」はHB特化ドオーが確定1発。しかも能力ランクによる火力補強ではないため「てんねん」の影響を受けない。
A特化かつ技がテラスタル「ギガインパクト」なら、HB特化ヘイラッシャが1発で「ステルスロック」圏内に入る。
オオスバメよろしく、隠れ特性のこんじょうを主軸にする場合だとからげんきがメインウェポンとなる。
オオスバメと比べて素早さで大きく劣るが、攻撃が11上回っている点で差別化されている(現状オオスバメはポケモンSVには登場していない)。
しかし、もうひとつの隠れ特性であるちからずくは、イキリンコの習得技には殆ど活かせるものがないため、冷遇気味である(仮に有用な技があったとしても、ウォーグルの劣化になりそうである)。