基礎データ
全国図鑑 | No.0740 |
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アローラ図鑑(SM) | No.060 (メレメレ図鑑:No.060 アーカラ図鑑:No.022 ウラウラ図鑑:No.031 ポニ図鑑:No.018) |
アローラ図鑑(USUM) | No.072 (メレメレ図鑑:No.072 アーカラ図鑑:No.022 ウラウラ図鑑:No.031 ポニ図鑑:No.025) |
パルデア図鑑 | No.119 |
分類 | けがにポケモン |
タイプ | かくとう/こおり |
高さ | 1.7m |
重さ | 180.0kg |
特性 | かいりきバサミ/てつのこぶし/いかりのつぼ(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Crabominable |
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イタリア語 | Crabominable |
スペイン語 | Crabominable |
フランス語 | Crabominable |
ドイツ語 | Krawell |
韓国語 | 모단단게 |
中国語 | 好勝毛蟹 |
進化
マケンカニ → ケケンカニ(ラナキラマウンテンでレベルアップ(SM・USUM)、こおりのいしを使用して進化(SV以降))
概要
初登場は『ポケットモンスター サン・ムーン(第7世代)』。
トップを目指すあまり、標高の一番高い雪山に登ってしまったマケンカニが進化した姿。厳しい寒さに耐えているうちに、体中に白い体毛が生えて進化したという。
ヤシガニが毛ガニになるだけならまだしも、その姿はまるでカニと雪男の合体事故のよう。
モチーフはおそらく「キワ・ヒルスタ(別名:イエティクラブ)」と呼ばれる深海甲殻類であろう。
名前の由来は読んで字のごとく毛+喧嘩+蟹。中部地方に伝わる雪女の一種シッケンケンが由来とも。
喧嘩っ早い性質は進化前と同様。とにもかくにも見境なく殴りまくる。何でも噛み付くワニノコや何でもチューするムチュールみたいに彼らは殴って物事を理解する性分のようである。
いざという時はハサミを自ら切り離し、ロケットパンチまで繰り出してくる始末。
ちなみに拳のように変化したハサミだが、手の平部分が開閉するのでちゃんとハサミのままである。パンチ力の秘密はハサミの中に冷気を溜め込んでおり、これで腕を硬くして敵をぶん殴るという原理である。
それだけでなく口から冷気を閉じ込めた氷の泡を吹くことができ、それで相手の動きを止めることで動きの遅さをカバーしている模様。
見てわかる通りの脳筋体質がUSUMで更に加速しており、雪崩をラッシュして止めた記録があるとのこと。
ちなみに、進化前同様ハサミは非常に美味らしく、パルデア地方ではわざわざ山にグルトンを連れてもげたハサミを探すトレーナーもいるそうだ。
なおマケンカニは序盤から仲間に出来るのだが、進化するには最終盤でやっと行けるようになるラナキラマウンテンでレベルを上げる必要がある。
その為周りのポケモンが進化していく中マケンカニだけずーっとそのまんまなんて事も。
なお、進化場所が限られている割にはラナキラマウンテンにケケンカニは生息しない。
USUMでは、訪れた当初の時点で入口には入れるようになっているため、そこで進化させる事が可能になっている。
剣盾では登場が叶わなかったが、SVでは久しぶりに登場。
他の場所進化ポケモンと同じく、進化方法が石進化(こおりのいし)に変更された。
今作ではみずタイプのジムリーダー、ハイダイの切り札にも抜擢されている。
ポケリフレでグローブを兼ねたハサミを触ると凍りつくことから、ハサミはかなりの冷気を帯びている模様。また、脚先に触れても凍る。
ゲーム上での特徴
種族値
最大HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
97 | 132 | 77 | 64 | 67 | 43 |
進化したことにより、見た目通りこおりタイプが追加された。
リージョンフォームを除くと、第七世代の新ポケモンの中では唯一のこおりタイプ。また、かくとう・こおりの複合タイプはケケンカニが初となる。
かくとう・こおりの複合は攻めでは相性がうまく噛み合い強いのだが、一方で弱点6に対して耐性僅か3と守りに関してはかなり弱い。まさに攻めも守りも弱点の取り合いである。
能力としては攻撃力が非常に高く、物理型のこおりタイプとしてはブラックキュレムに次ぐ。
一方素早さは進化前よりも大幅に下がってしまう。もっとも第7世代のポケモンは結構な数が進化によって素早さが低下してしまうのだが。
登場当初はかくとうタイプ最終進化形態で最も遅かったが、第8世代で同じく水棲生物モチーフなのにみずタイプを持たないかくとうタイプ仲間に1だけ下回られた。
こおりタイプ版「アームハンマー」と言える新技「アイスハンマー」は、特性「てつのこぶし」と合わせれば驚異の威力となるだろう。「インファイト」は「てつのこぶし」の対象外でも十分な威力で、マケンカニの時に修得可能な「クラブハンマー」も候補。
ただしそれ以外の能力はパッとせず、先制技も覚えられない。弱点が多く素早さも遅いため、「トリックルーム」で補いたい。
SVではテラスタルを獲得。パワーを増強したり技範囲を広げたりしつつ、単タイプに変わることで劣悪な耐性を捨てることができるようになった。一致テラスタルでさえも弱点の数が変わるので、切る機会があればテラスタルを切らない手はない。
広い技範囲に加えて「いかりのつぼ」を持つため、通信プレイを利用したテラレイドバトルではエースとして一考の余地がある。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- ハラ
漫画版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ハラのケケンカニ
- SM60話でマケンカニがラナキラマウンテンでニューラを倒し進化。ハラと共にポケゾリジャンプ大会に出場し優勝した。
- SM84話:絵のみ登場
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
サンのドン
・性別:♂ ・特性:てつのこぶし
・性格:ずぶとい ・個性:ちからがじまん
トップになることを諦められず、進化してウラウラ島を離れてポニ島に移住した個体で、とにかく乱暴で強く、きのみの取り合いでケンカばかりしていたマケンカニを片っ端からのし、きのみで手なづけ、ポニ島で多数のマケンカニを統率する。しかし、行動は次第にエスカレートし、自生している物はもちろん、人やポケモンからもきのみを強奪するようになり、ハガネール型の船から住人を追い出し住処として占拠していた。
サンがカプ・レヒレに届けようとしていたきのみを強奪し、サンを密室に閉じ込めた上に自慢の拳でタコ殴りにして重傷を負わせ、ムーンと離れていて治療を受けられない彼を窮地に陥れた。しかしそこに乱入したハプウのバンバドロによって配下は全滅。ケケンカニもサンが機転を利かせたことで敗れた。
その後、心を入れかえて出直そうとハプウに付いて行こうとしたが、ハプウは自分の手持ちを鍛えるので手一杯であり、代わりにサンから手持ちに勧誘され、ハプウからカプ・コケコに認められて島めぐりをしている事実や、自分を許した度量を認めて捕獲された。
元々ラナキラマウンテンで修行して進化したため、野生ポケモン達の顔役だった事から、ウルトラメガロポリスからラナキラマウンテンの山頂に落下した際には道案内を買って出た。
ニックネームの由来はマフィアの首領(ドン)のようだったとの事だが、メタ的にはベトナムの通貨単位「ドン」。
余談
2022年現在「カニ」と付く蟹の品種は日本では1種類もいない。
全て○○ガニと名付けられている為である。
関連イラスト
関連タグ
0739.マケンカニ→0740.ケケンカニ→0741.オドリドリ(ぱちぱちスタイル/ふらふらスタイル/めらめらスタイル/まいまいスタイル)
カニ系仲間
こおりのいし繋がり
※ケケンカニは9世代から
特定の場所進化だった仲間
ポケモン関連
- ユキノオー:雪男つながり