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ティアーズオブザキングダムの編集履歴

2023-07-29 20:13:10 バージョン

ティアーズオブザキングダム

てぃあーずおぶざきんぐだむ

『ゼルダの伝説』シリーズ本編作品の第19作目。2023年5月12日発売。

翔ける、創る、紡ぐ。


果てなき冒険は、大空へ広がる。


概要

2023年5月12日にニンテンドースイッチで発売されたゼルダの伝説シリーズの最新作。

前作の『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』(以下、ブレワイと略)の直接的な続編。

劇中の描写から、ブレワイの時代から約4~6年が経過していると思われる。


2019年6月12日のニンテンドーダイレクトにてブレワイの続編が開発中と発表された。

元々は、ブレワイの世界的な人気の高まりを受け、冒険を拡張する追加コンテンツを新たに配信する計画だったのだが、紆余曲折のもと、時間がかかってもいいので完全な新規独立タイトルとしてブレワイの続編を開発する方向に舵が切られることになったということ。

発売は当初2022年を予定していたが、より良いものを目指したいとのことで「2023年春」へ延期することが告知された。


そして2022年9月13日のニンテンドーダイレクトにて続編の正式なタイトルが「ティアーズオブザキングダム」と発表され、発売日が2023年5月12日と正式決定された。


冒険の舞台はハイラルの地上フィールドだけでなく天空世界にも広がっており、更には…。

トレーラーには厄災ガノンの正体たるガノンドロフと思しき姿や、ゾナウ族の遺跡らしきものが見られるなどしている。


3月29日には内容が完成済みという報告と青沼氏による先行プレイ映像が解禁された。


前作人気による本作への大きな期待やNintendo Switchハード売上台数も相まって、発売開始3日間の売上が全世界1000万本(日本国内224万本)を超え、3日間の記録としてはシリーズ最高売上本数を更新した。同じく3日間記録で任天堂製ハード用ソフトの史上最高記録のポケットモンスター スカーレット・バイオレット(2022年、3日間全世界1000万本越/日本国内405万本。世界・日本国内共に任天堂ハード最高記録)にも匹敵する全世界売上本数になっている。更に「最も早く売れた任天堂ゲーム」「ゼルダの伝説シリーズで最も早く売れているタイトル」としてギネス世界記録に認定された。


(前作の続編であるが)Switch版ブレワイとの引き継ぎ要素として馬宿に預かっている馬が引き継げる(新しい馬を連れた状態で馬のカウンターに語りかけると、前作のデータが即時引き継がれるが、新しい馬がない状態だと2度話しかける必要があるので注意)他には前作プレイした人にはグッとくる要素がある(ハテノ村にあるゼルダの家(前作ではリンクの家なのだが、譲ったと思われる)がヒント)。amiiboは引き続き対応されており、本作デザインのリンクのamiiboも発売される。過去のamiiboはパラセールのデザイン変更などに使用可能。


ストーリー

再開したゼルダとリンクの活躍により厄災ガノンを封印し、復興への道を歩んでいたハイラル王国

しかし、ハイラル城地下から湧き出すようになった瘴気により体調を崩す者が多発しており、ゼルダとリンクは地下の調査へ向かった。

そこでゼルダ達が目にしたのは、滅んだとされる「ゾナウ族」に関係する遺跡群、ハイラル王国建国前からの歴史が描かれたとみられる壁画群、そして謎の「手」に押さえつけられた異形のミイラだった。


ゼルダ達がミイラに近づくと突然大量の瘴気が噴き出してリンクに襲いかかり、リンクの右腕と、手にしていた退魔の剣マスターソードはボロボロに朽ち果ててしまう。

ゼルダとリンクの名をなぜか知るそのミイラが更に瘴気を強めると、ハイラル城は一帯の地面もろとも宙へと浮上し禍々しい姿に変わり果てた。

リンクは気を失いながらもミイラを押さえていた謎の手に助けられ一命をとりとめるが、ゼルダとミイラは奈落の大穴へと落ち行方不明となってしまった。


そしてこのときハイラルの世界は、空から全土へ謎の遺跡群が降り注ぎ、所々に大穴が空き瘴気が吹き出す"天変地異"に見舞われていた。


リンクが目を覚ますと、ハイラル上空に浮かぶ遺跡の上だった。

そして歴史のハイラル初代国王と同じ名を持つ''ラウル''という青年に出会い、「右腕」を譲り受ける。


再び離れ離れとなったゼルダを見つけるため、リンクは新たな「右腕」の力を駆使して、道なき冒険に再び身を投じる…。


登場人物

主要登場人物

ToTK

CV:高梨謙吾

前作厄災ガノンを退けた英雄。

本編開始直後は「(実は前作中では不可能だった)ハートとがんばりゲージが両方満タン」になるほど最盛期の力を取り戻していたが、ハイラル城の地下で見つけたミイラの瘴気に右腕を浸食され衰弱し、ハートとがんばりゲージも初期値になるほどの重体に。

代わりにミイラに刺さっていた右腕が移植されたことで一命をとりとめ(そしてやはりなぜかパンイチにされる)、その後は各地の祠にある邪を封じる光を右腕に取り込むことで瘴気を浄化し、力を取り戻していく。

姫お付きの剣士として有名なったが、ゼルダほど知名度が高くなく知らない人も多い。

目覚めた直後は髪留めもなくなっており、髪をほどいた状態がデフォルトになっている。


ゼルダ

CV:嶋村侑

ハイラル王国の姫。

前作開始時点で100年前に存在していた伝説の人物だったが、時を超えて復活しリンクとともに厄災を封印した。

その後もハイラル復興に尽力しており、各地でもよく知られ慕われている。

今作では、前作では長かった髪をばっさり切ってショートカットになり、活発な印象が強くなった。


相変わらず学者気質で、瘴気の調査に訪れた城の地下で見つけたゾナウ族の遺跡に興奮する様子を見せる。

ミイラと共に奈落へ落ちたが、その直前に拾っていた勾玉によりどこかへ転送されたらしく、行方不明となっている。

後にゾナウの巫女姫の様な姿になってリンクに力を授けたり、各地に姿を表しては消えたり、紅き月の刻に平原からハイラル城を眺めていたり…と不可解な様子が多数目撃される。


ganondorf

CV:高口公介

前作で「厄災」と呼ばれた怨念ではなく、「魔王ガノンドロフ」その人

遥か昔に封印されミイラとなっていたが、それでも尚生き永らえていた。

その力は強大で、体から出る瘴気だけでかつて厄災を退けたリンクに瀕死の重症を負わせ、さらに侵食させたマスターソードの刃を粉砕するほど。


ラウル

リンクに右腕を移植したゾナウ族の青年。零体としてリンクの前に姿を現す。

初代ハイラル国王であり遥か過去の人物の筈だが、何故かゼルダのこと知っているようで…?


~

ラウルの妻にして初代ハイラル王妃。

ゼルダと同様に、時間を操る能力を持つ。


異変解決の仲間

Tulin

CV:森夏姫

かつてリンクと共に戦ったリト族の戦士であるテバの息子。

戦士として一族でも認められるレベルに成長しており、中でも突風を起こす能力が図抜けているが、やや自信過剰で協調性に欠けるところがある。


炎の賢者「ユン坊」

CV:小堀幸

かつてリンクと共に戦ったゴロン族の青年で、英傑ダルケルの子孫。

巨岩砕きを扱えるほどに成長し、現在では「ユン組」という採掘会社の社長として一族を引っ張っている。

しかし、再会当初はどこか様子がおかしいようで…。


sidon

CV:大西弘祐

かつてリンクと共に戦ったゾーラ族の王子で、英傑ミファーの弟。

『厄災の黙示録』でも使っていた水を操る力を駆使し、ヘドロで汚れてしまったゾーラの里を救うため奔走している。

ヨナという許嫁ができている。


ルージュ

CV:櫻庭有紗

かつてリンクと共に戦ったゲルド族の族長。

あれから成長し、英傑ウルボザと同じく雷を操る力を手に入れた。

砂塵と共に現れた、一族を脅かす謎の敵ギブドに立ち向かう。


ミネル

かつて魔王と戦ったゾナウ族の女性。ラウルの姉に当たる。

肉体は滅びているが魂のみ現代まで生き続け、とある場所でリンクの訪れを待っている。


シーカー族

プルア Purah 普尔亚

ハイラル城を見張る監視砦の取りまとめ役にしてシーカー族の研究者。

若返りの魔法も研究しており、実年齢は…。

前作では若返りすぎて幼児の姿だったが、今作では20代前後の姿となっている。

助手のジョシュアと共にゾナウ文明の調査と解明を行う傍ら、リンクをサポートする。


塞尔达同人

プルアの元同僚で同じく優秀な研究者。

タブレット端末「プルアパッド」の開発者で、様々な機能で冒険をサポートする。


Impa

カカリコ村のシーカー族の元族長。プルアの妹。

現在は跡目を孫娘に譲り、行方不明となったゼルダの消息を追って各地の地上絵を調べている。


『パーヤ』

カカリコ村のシーカー族の新たな族長。インパの孫娘。

天変地異と共に落ちてきた遺跡を観光名所としても活用し、村興しを行っている。


Master Kohga

魔王を崇拝し世界の滅亡を目論む暗殺集団「イーガ団」の総長。

前作ではリンクとの決闘の末に自ら用意した深穴へと転落しており、絶え果てたかと思われていたが実は生き延びていた。

今作では地底に活動拠点を移しており、リンク及びゼルダへの復讐と宿願成就のため暗躍する。


その他登場人物

タウロ

ゾナウ調査隊のリーダー。カカリコ村に落下したワッカ遺跡の調査を行おうとしているが、突然現れたゼルダに立ち入り禁止を命じられたため歯痒い思いをしている。


Hestu

コログ族の陽気な音楽家。コログのミをあげるとポーチを拡張してくれる。

前作に比べて踊りがパワーアップしている。


テバ

リト族の新たな族長。チューリの父親。

前作ではリンクと共に戦ったが、今作ではサブキャラクターとして登場する。


ヨナさん!

シドの幼馴染にして婚約者。別のゾーラの里出身。シドからリンクのことはよく聞かされていたらしい。

治癒の力を持ち、シドを影に日向に支える。


シドの父親にしてゾーラ族の王。

毒のヘドロを吐く魔物と戦ったことで全身を蝕まれており、静養のために身を隠している。


ルージュの側近。男子禁制ゆえ敵視されたリンクをルージュの戦友という事で迎え入れた


シロツメ新聞社の新人記者。リト族だがテバやハーツのような戦士らしさはなくオバケが苦手。

行方不明となったゼルダに関係あると思われる事件を追う中でリンクを相棒として行動する。リンクのことは、ゼルダの近衛騎士と同名の別人と思い込んでいる。


エノキダ工務店の従業員の一人。各地にエノキダ社長の描かれた看板を立てる仕事をしている。


ハイラル各地を巡る「ウマナリ楽団」の団長。

メンバーがいれば、大妖精を目覚めさせるほどの音色を奏でることができる。


魔物が好き過ぎるあまり、前作では魔物グッズショップを開いていた商人。

今作ではイチカラ村にて魔物の魅力を広く知らしめるべく活動している。


不思議な生き物のマヨイとサトリに魅せられたキルトンの弟。

「マヨイの落とし物を食べる事により、自身がサトリになれる」と信じ、マヨイを追い求めている。


  • 大妖精(テーラ、シーザ、クチューラ、ミジャー)

大妖精四姉妹

前作に引き続き4姉妹が登場。

ただし今回はある人物に騙されて引きこもっているため、会うには「ウマナリ楽団」の協力を得る必要がある。


今作から新たに姿を見せた白い龍。

ハイラルの遥か上空、空島近くを漂う。


本作初登場の魔物


フィールド

今作のフィールドは前作でも冒険の舞台であった地上に加え、地底にも広がっており、単純計算で前作の約3倍の広さのフィールドを冒険することになる。

前作と同様のオープンワールド(任天堂の公式な呼称は「オープンエアー」)であり、ダンジョンを含むほとんどの場所はシームレスで移動できる(例外は祠と渦の中に飛び込むときぐらい)。


  • 地上

ティアキンメイキング

基本的な地形は前作と同じだが、「天変地異」の結果、様々な変化が起きている。


まず、前作の冒険の要であったシーカー族の祠や、多くのプレイヤーを戦慄させた前作の代名詞ともいえる敵「ガーディアン」など、シーカー族の遺産の類が完全に消滅している。

その代わり、今作の世界には空から降り注いだゾナウ文明」の遺構が新たに多数存在している。

今作の祠もまたゾナウ文明由来のもので、前作の祠とは位置、名前、内容など完全に別物となっている。

マップ登録の際に訪れるポイントも「鳥望台」と呼ばれるプルア達によって建てられた人工の塔で、前作で同様の役割を担ったシーカー属文明の遺産「シーカータワー」とは場所も機能も異なっている。


天変地異の影響で各所の気候や地形そのものにも変化が起きており、地方の気候の特色が前作とは全く異なっていることすらある。

前作では未発見だった地下遺跡が随所に点在しているほか、監視砦や新しい馬宿など前作にはなかった施設ができていたり、逆に既存の馬宿が撤去され別の用途で流用されていたり…と、前作との比較そのものも冒険の楽しみとなっている。

そして地上フィールド、山や谷、崖といった箇所に、前作にはなかった洞窟という小ダンジョンが多数存在している。

洞窟内では鉱石や植物素材など貴重な資源が収集可能な他、1つの洞窟にマヨイという生き物が一匹必ず生息している。

また、馬宿や各集落及び廃墟にある井戸も小規模な洞窟となっており、そこでも貴重な素材を回収できる。


ティアキン発売おめでとうイラスト

天変地異の影響でハイラルの全地域に「空島」と呼ばれる浮島が大量に出現している。

空島の環境は全体的に黄色い植物とゾナウ文明の遺跡で構成され、空にも祠が点在している。


空島へ行くには、鳥望台から飛び上がる、空から落ちてきた石に特殊能力「モドレコ」を使用して浮上する、「ゾナウギア」を使うなど、多くの手段がある。

どの方法を選ぶかはプレイヤーに委ねられているが、目的の島へたどり着くルートの発見自体も謎解きの一つとなっている。


  • 地底

怖くて美しい ティアーズオブザキングダム

天変地異の際に地上に生じた大穴に身を投じることで侵入できる、瘴気の溢れた暗い世界。

地上と同じ広さを誇り、ゴーレムたちがいる採掘場や廃坑などが各所に存在する。


発売前映像の一部では地下にもフィールドが存在していそうな匂わせはあったが、ほぼ情報公開がなかったため、多くのプレイヤーからは上記の「洞窟」レベルの存在と思われていた。

しかし実際にはフィールドがもう一つ存在するという洞窟とは別次元の広大な舞台であり、スケールの大きさが多くのプレイヤーを驚かせた。


地底は陽の光が届かないため常に暗く、「アカリバナの種」に代表される周囲を照らせる素材を用いて進むのが基本。

地上にある祠の真下に「破魔の根」が存在し、訪れることで周囲が明るくなり、マップが登録され、更にワープも可能となるなど、重要な探索の拠点となる。


「コンラン花」や「ケムリダケ」など地上では珍しい強力な素材アイテムが自生しており、集めておけば探索の大きな手助けになる。

また、ポゥと呼ばれる魂がそこらじゅうにおり、集めて魔人像に捧げると様々なアイテムと交換してくれる。


地底には瘴気の満ちた地面が多数存在するほか、瘴気をまとった魔物が多く生息している。

瘴気に触れたり瘴気に満ちた敵の攻撃を受けたりするとリンクのハートの一部に亀裂が入った状態となり、その部分は通常の回復アイテムでは回復できなくなる。


強敵も多数存在し、各ダンジョンに巣食うボスとの再戦も可能になる。


ゲームシステム

根幹のゲームシステムは前作と同様。

素材や道具を調達し、バトルや冒険を重ねて次の素材を得る…という、高い自由度で好評を博したサバイバル要素は今作でも健在。

しかし、今作のシステムは前作に比べ「創造」に重きを置いたもので、自由度が飛躍的に増している


今作はシーカーストーンを持っていない状態で、前作のシーカーストーン由来の特殊能力は使用できないが、代わりに導入された下記の新要素はいずれも汎用性が非常に高いものばかりで、既存要素との組み合わせによって行動の幅の広さ、攻略自由度の高さを実現している。


異形の右腕

무제

今作の目玉とも言える新要素。

瘴気に冒され朽ちてしまったリンクの右腕に代わって移植された「ラウルの右腕」に新たな能力を宿し、これを駆使して冒険を進めていくことになる。


特定の物体を自由に移動・回転させることに加え、複数の物体どうしを自在に接着・分離できるという能力。

範囲がやや狭い以外は前作「マグネキャッチ」のほぼ上位互換。

一部の敵相手にはこの機能を直接駆使して闘うことになる。


ゾナウギアや周囲のオブジェクトを接合し想像のままにあらゆるものを創造可能にする、名実ともに本作を象徴する能力。

このゲームが無限に遊べる原因の一つであり、あまりにも自由度が高すぎるため、YouTubeや Twitterではストーリーのネタバレよりこの能力を使用したアホみたいな工作やコログ虐め動画の方が多く出回ると言えばその自由度が伝わるだろう。

見通しの大切さ


ストーリーをさらに進めると、作ったものを保存・呼び出しできる「ブループリント」機能が追加される。


リンク!ティアキンログ1

所持する武器・盾・矢に対して、素材・他の武器・オブジェクト・ゾナウギアなどあらゆるアイテムを1つだけ結合させる能力。

威力増加、耐久増加、属性付与などの様々な効果がもたらされるが、結合したアイテムの復元は基本的にできない(有料の分解屋に頼んだときのみ温存可能)。


湧き出る瘴気でほとんどの武器が朽ちて弱体化してしまっている今作において、戦闘を成立させるために最重要な能力である。

また今作では敵側も、スクラビルドと同等の強化を施した装備を多数活用してくる。


これまでは防具まわりに見て取れる程度だった「宝石の力」の設定も、今作ではバトルによりダイレクトに反映されるようになった。

例えばルビーを武器に付けると即席ファイアロッド、盾に付ければガード時に爆炎が発生して炎ダメージを与える攻撃的な盾…のように、多くの属性素材が多用途で活用可能となっている。


結合するものの自由度は異様に高く、移動可能な全ての物体を結合可能と言っても過言ではない状況。

「槍+槍」で超長射程槍、「剣+大岩」でハンマー、など割と現実的で用途が多いものに限らず、「タイヤ剣」「熱気球盾」「エノキダ看板矢」…などなど、ツッコまずにはいられない意味不明な装備も作れる(完成時のリンクのうれしそうなかけ声がまた何とも)。


強敵に勝つと、インベントリとしては収拾できないスクラビルド専用のオブジェクトをドロップすることが多い(「イワロックハンマー」や、中には「コアブロック粉砕剣」なるものも)。



  • トーレルーフ

「天井」をすり抜け、その上まで移動する。

「自身の真上にある」「距離が離れすぎていない」「ある程度の平面」などの条件を満たす必要はあるが、その移動力は強力無比。

表面に着いた時は、上半身のみ出てかつ時間が止まった状態になり、飛び出さず元に戻ることも可能。

そのため、出てしまうと都合の悪くなる場所を回避するよう調整したり、偵察だけして元の場所に戻ったりといった行動も可能。

(底なし沼の真ん中に出現することもあり、誤って連打した結果、キャンセルできずに飛び出してそのまま溺れるプレイヤーも少なくない。ただ底から上がってきたはずなのに底無しとは…?)


発動対象は動かない建造物には限られず、木箱や鉄ブロックの上に乗ったり、さらにはイエロックやブロックゴーレムなど固形物を操る敵の頭上に高速移動することもできる。


ブレワイにあった「上から下はパラセールで楽々移動できるのに下から上への移動手段は少ない」「ねずみ返しのように反り立った天井で行き詰まる」という悩みを解消している。

ダンジョンで行き詰ったら通り抜けられる場所がないか探してみよう。

また祠やダンジョンでの謎解きにも活用する場面が多いが、意外と能力自体の存在を忘れがちだったりする。


  • モドレコ

指定した物体の時間を一定の範囲内で自在に巻き戻す能力。

歯車を逆に回すなどはもちろん、落ちてきた遺跡片を逆再生し空島に上る、敵が投げてきたオブジェクトを打ち返す、うっかり空島から物を落としてしまった時に回収する、ウルトラハンドでオブジェクトを移動させた軌跡を逆転させ空中を移動させるなど、これまた多様な使い方ができる。

構え中は時間が停止するので操作も楽。

この能力のみ祠以外で授かる事になるのだが……


  • ブループリント

組み立てた物の設計を記憶し再現する能力。十分な素材を用意した上で発動すれば前回作ったままの作品が再構築されるが、、パーツの不足分はゾナニウムを消費することで代用可能で、代用部位は明るい緑色になる。各地底に点在する廃坑やイーガ団のアジトから設計図、石版を手に入れる事で新しく再現するものが増えていく。

    • 元ネタはアナログ時代に設計図の転写に使われていた「青写真」である。

プルアパッド

ショートカット可愛すぎない?

「マップ」「ウツシエ」「望遠鏡」の機能を持つ、(どっかで見た外見の)携帯端末。

かつてシーカーストーンが持っていた特殊機能はなくなったが、マップまわりの機能に関しては順当に進化している。


ゾナウギア

ゾナウ族の技術で作られたツール。

単品のまま便利に使えるものは少なく、ウルトラハンドやスクラビルドで他のものと組み合わせることで真価を発揮する。

世界の複数の場所で製造機が稼働しており、素材と引き換えにカプセルの製造が可能。

なおカプセルに入ったものは、一度出したら戻すことはできず、使い捨てである。


ウルトラハンドとの組み合わせで花火や飛行機、さらには戦車なども作ることが可能。

  • 代表的なゾナウギア
扇風機オブジェクトの移動や上昇気流の発生に使える。
携帯鍋いつでもどこでも料理ができる使い捨ての鍋。
火龍の頭結構な射程がある火炎放射器。単品でも攻撃パーツに使えるが、スクラビルドで武器・盾につければよりアグレッシブに使える。
上に乗る大型の滑空翼。扇風機と組み合わせれば長距離を飛行できる。

この他にも小型ロケット、時限爆弾、大砲、タイヤ、ライト、熱気球など様々な種類がある。詳しくは個別記事まで。


余談

  • 舞台を前作と同じハイラル王国にしたのは「あえての選択」だとか。

情報の不十分なうちは批評家から使いまわしなどと言われたが、蓋を開けてみれば同じ舞台でありながらも違和感なく全くの別物になるよう仕上げており、新要素の自由度とも相まって全世界のほとんどのゲームメディアで高評価をかっさらった。

    • 開発者によれば、むしろフィールドの一新に力を注いでいれば新要素の導入は困難であったとのことである。実際に追加された各種能力は事情通がデバッグの労苦を想像して背筋を寒くさせる物ばかりであり、発売後の大好評を見た現在では、フィールド構築でリソースを節約したのは英断であったとの評価が多い。
  • 数年前に一部の世界線のハイラルで暴れ、力の源を奪われたはずの厄災は、右腕という新たな力を得て見事に復活した。自由度溢れる今作の要素を味方につけ、ハイラルの天空と奈落を版図に加えて暴れ回っている。
  • 前作での様々なプレイスタイルや、そもそも前作をプレイしていないプレイヤーへの配慮の為か不明だが、前作の要素や話題は最低限に留められている。
    • 例えば神獣やガーディアン、試練の祠、シーカーストーン、シーカータワーといった古代シーカー技術の産物は、今作ではほぼ丸々姿を消している(具体的にはプルアパッドのデザインと鳥眺台の端末、アッカレ古代研究所の天井にされているガーディアンくらいしかない)。理由は今のところ説明されていないが、神獣や祠及びシーカータワーは次の厄災に備えて地下に戻った・埋められたとされる意見が多い。
    • リンクと前作キャラクターの面識についても、サブイベント関係のキャラの大半は初対面のようにリンクに接してくる。なので「ティアキンリンクは寄り道せず一直線にメインストーリーを進めて速やかにゼルダを救った世界線のリンク」などともプレイヤー間では囁かれている(ウツシエを知らないことや、エノキダとは面識があるのにサクラダとは初対面であるなど少々不自然な部分はあるが。加えて厄災ガノンのがの字も出て来ない)。とはいえサブイベントのキャラの多くはその場限りの付き合いだったので、単に時間が経ってリンクの顔を忘れたという解釈もできる。だが、キルトンカンギスなどプレイヤーによっては付き合いが深い人物までも初対面扱いのため、忘れられているもしくはそもそも出会いが無かったことになっている点に一抹の寂しさを覚えたプレイヤーもいるとかなんとか。
    • しかしながら前作において重要であったロケーションには今作でも何かしらの要素が配置されていることが多く、前作の経験を踏まえて冒険するとニヤリとする場面が多い。
  • 前作と同様バグも確認されておりSNSでは様々な見覚えのあるバグ技が紹介されている…が、データが破壊されてしまう可能性がある上に世界観や戦闘バランスも崩壊してしまう為、使用はお勧めしない。
  • これまでのゼルダシリーズと同じくメディアミックスの設定がオマージュされている箇所が散見される。特に顕著なのが乱丸、未将崎雄、かぢばあたる、リルトの誓いなど30年ほど前に描かれたものばかり。電子書籍化されていないので入手困難だが目を通しておけばニヤリとできる部分もあるかもしれない。

関連イラスト

王国の涙ティアキン

ブレワイ&TotKログドライブ


関連動画


関連タグ

ゼルダの伝説シリーズ ブレスオブザワイルド 時のオカリナ


厄災の黙示録ゼルダ無双の第2作目。ブレスオブザワイルドの100年前を描く。本編とはパラレルな「Ifの歴史」とされているが、大人版プルアの容姿などを始めに設定がいくつかティアキンに逆輸入されている。


エルデンリングフロムソフトウェアのアクションRPG。世界観やゲームの難易度など全体的な雰囲気が似ているとして話題になった。また、奇しくもエルデンリングも前作のブレスオブザワイルドと比較される感想も多い。誰が呼んだか、ゼル伝リンク


外部リンク

公式サイト

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