「追い越す方法はある! 3倍努力しろ!」
「ネオスは確かに天才だ。それにアイツは人一倍努力する。でも21、お前はそれに『追いついた』んだろ?」
「それこそ、お前の並外れた努力が実を結んだ結果じゃないか!!」
概要
CV:森川智之
ガシャポン・カードダス展開ならびにそれを題材とした漫画作品『ウルトラマン超闘士激伝』に登場するウルトラ戦士。本作の主人公である。
その正体は、かつて幾多の凶悪怪獣・侵略者から地球を守り抜いた初代ウルトラマンその人。
本作における「闘士(ファイター)」とは鎧を身にまとい、武闘家としての心で闘う怪獣や宇宙人のことであり、平常時のウルトラマンはこう呼ばれる。熱い闘志と冷静沈着な判断能力を持ち合わせた理想の戦士である。
その割には結構黒星が多いのは内緒だ!
エンペラ軍襲来後は銀河遊撃隊隊長、同隊旗艦「スターフェニックス」艦長に就任した。
活躍
第1部
かつてゼットンに手も足も出ずに敗れ去った雪辱を果たすべく特訓を重ね、第1回銀河最強武闘会に滑り込む。予選でレッドキングとゴモラを秒殺して本戦に進み、決勝にて遂にゼットンと相対する。科学特捜隊の作り上げた装鉄鋼<メタルブレスト>を着用して「闘士」となると、セブンやエースを赤子扱いしたゼットンを歯牙にもかけずに圧倒し、(準決勝でゼットンに嬲り者にされた)エースの技・エースリフターで会場にめり込ませた。
反則覚悟でハイパー化を果たしたゼットンには追い詰められるものの、会場の声援を受けて奮起し、必殺のスペシウム・アタックで撃破し、第1回銀河最強武闘会覇者となる。
ゼットンを陰で操っていた覆面男(準決勝の相手)/メフィラス大魔王の差し向けた殺し屋ガッツ星人にセブンが機能停止状態に追い込まれると滂沱の涙を流し、伝説の超人・ウルトラマンキングの元へと向かう。
試練の星・キング星でアントラーやザラガスといった強敵たちと戦う内に自身の潜在能力を覚醒させ、キングより受け渡された復活の鍵「ダイモードクリスタル」を受け取ると、一路ウルトラの星に帰還した。
ウルトラの星を蹂躙する鋼魔四天王を瞬殺すると、自ら出陣してきたメフィラス大魔王に苦戦を強いられるものの、復活したセブンや半死半生の身体を推して味方してくれたウルトラ戦士たちの力を受け、アイスラッガーを振るいメフィラスを宇宙空間まで吹き飛ばすのだった。
第2部
光の国が復興を遂げると今度はメフィラス大魔王が滅ぼしたメフィラス星へと向かい、インフラの復旧に尽力。更にメフィラス大魔王が修行していた超高熱高圧空間(牢獄)に飲まず食わずで3か月も籠り、修業を重ねた。
そしてメフィラス襲来から1年後、第2回銀河最強武闘会に再び出場しBEST4に駒を進めた。本来ならばメフィラスが準決勝の相手になるはずだったが、出場者に紛れていた怪僧マザロンが暴れ出したことにより、これと相対。またも苦戦に追い込まれるが、前述のメフィラス星復旧の話を聞かされ胸打たれたメフィラス大魔王の助太刀により押し返した。
しかし、マザロンが超闘士となりうる存在を一人残らず消すために惑星の半分を消し去る威力の時限爆弾を舞台に仕掛けていたことを知り、メフィラスから受け取ったハイパーエネルギーで会場だけを小惑星群まで超テレポーテーションさせた。
窮地に追い込まれ、時限爆弾の爆発に巻き込まれてしまうものの、その爆発力を強引に吸収し超闘士として覚醒した。圧倒的な力でマザロンを消し飛ばす超闘士ウルトラマンだったが、その強すぎる力は、ウルトラマン自身の肉体にもとどめを刺していた…。
キングと旧知の間柄でもある太陽神の計らいにより、肉体を修復され、復活可能となった。だが太陽神の力を持ってしても復活には3年の時間が必要であり、ヤプール軍との戦いに間に合わないことに悲観にかられるウルトラマンであったがメフィラスを皮切りにウルトラマンの遺志を継いだ戦士たちによる銀河連合軍がヤプール軍に立ち向かっていく。
その戦いを見守るウルトラマンはヤプールに大苦戦の闘士ウルトラマンタロウを激励すべく、現世の者に自身の姿を映し出す交信用マントを纏い、キングの力でタロウの前にだけ姿を現す。ウルトラマンはタロウに3年後に復活できることとウルトラ魂を伝え、闘志を取り戻したタロウはウルトラホーンに超闘士のエネルギーを集中することで超闘士を進化させることに成功し、ヤプールに勝利するのだった。
第3部
3年の月日を経て太陽神により肉体が修復され、魂はウルトラマンキングの下で修業を果たし無事に生き帰った。
第3回銀河最強武闘会にはキングの命を受け、ウルトラマンキングの変装をして参戦したが、キングが弟子たちにしょーもない一発ギャグを挨拶代わりにしていたことを知り、猛烈に嫌がりながらそのギャグをやらされる羽目になった(メフィラス大魔王曰く「オレ達を騙していた天罰だな」)。
悪の化身ゴーデスを倒すために宇宙を駆け回るが、ゴーデスが目覚めさせたコダラーとシラリーによりウルトラクラウンを破壊されてしまった。
ゴーデスがシラリーに殺されると、同士討ちの果てに究極魔神シーダと化した二大魔神と相対し、死の窮地にまで追い込まれるも、シーダを誕生した責任を感じたタロウ・グレート・パワードの三人の想いを受け取りデルタスター超闘士ウルトラマンに変身し、魔神を打ち滅ぼした。
OVA
西暦3026年、地球の銀河連邦加盟100周年記念式典の親善試合としてメフィラスと対決。割り込んできた彗星戦神ツイフォンを月まで誘導し、スペシウム超光波で辛くも撃破した。
しかし不死身の肉体を持つツイフォンには逆にえさを与える形になってしまい、ツイフォンはさらなる進化を遂げる。ウルトラマンは果敢に立ち向かうも、ボコボコに叩きのめされて地球に叩き付けられてしまい…。
第4部
エンペラ星人の襲来に際し、銀河遊撃隊を編成。ウルトラマンネオス&ウルトラセブン21と共に、エンペラ軍に立ち向かう。
セブン21がブラック指令によって洗脳された際にはウルトラキーでネオス諸共吹き飛ばされそうになるも、超闘士のオーラでウルトラキーのエネルギーを押し返し瀕死の重傷を負ってしまった。
復帰後、結集した守護闘士四天王と共にエンペラ空軍が拠点としていた水星を襲撃し、太陽を破壊するほどのエネルギーを受けて50mかそこらしか壊れなかった空軍母艦サタンモアをパンチ1発で唐竹割にして破壊。空軍を滅ぼすことに成功した。
漫画はここで終わってしまったが、その後はエンペラ星人を倒したらしい。
ウルトラマン超闘士激伝新章
伝説の闘士として多くの人々の尊敬を受けているが、エンペラ星人の手下であるデスレムにより皇帝空間に拉致されてしまう。
主な技
スペシウムアタック
スペシウム光線の構えからエネルギーを集中し、ウルトラアタック光線を放つ技。
超至近距離で叩きこむことにより光線を吸収したり弾いたりする相手にも有効。
エースリフター
エースを痛めつけたゼットンへの意趣返しとして使用した。
スペシウム超光波
マザロン戦で初使用した強化版スペシウムアタック。星の2つや3つは破壊しかねない威力らしい。