ジャンルは地域制圧型シミュレーション。ランスシリーズナンバリングで言えば7にあたるが、シリーズ既存のキャラクターよりも史実の戦国武将をもとにしたオリジナルキャラクターが多数登場する。遊び方は非常に幅広く、多くのファンを持つ。また、このゲームからランスシリーズを始めたというファンも多いとされる。
登場勢力・キャラクター
※ 「主な登場キャラ」項で太文字のリンク先はランスシリーズキャラがメインの記事。逆に非強調のリンク先は史実人物、一般名詞、曖昧さ回避。
ランスとシィル・プライン
大陸からJAPANにやってきた戦士ランスとその奴隷シィル。シリーズ通しての主人公であり、大陸では結構な有名人。
ランスがJAPANに来たのは温泉旅行(と、いい女探し)が目的であり一番の目的はJAPAN一の美女とうたわれる香姫。しかし実際の香姫はランスのストライクゾーンに歳が達していないのであった。そしてなりゆきで織田信長から織田の一部隊と全軍の指揮権を受け取ることになる。今回は最初から魔剣カオスを持ってきている。
織田家
ランスがJAPANで滞在している間、お世話になる小勢力の武家。当主は病弱な織田信長。団子作りと妹の香姫しか眼中にない困った当主。
ランスの指揮の下、全国統一へ乗り出す。
主な登場キャラ 織田信長、香姫、乱丸、柴田勝家、明智光秀、前田利家、3G、月光、しのぶ
領地 尾張
伊賀家
各国の武家の下で、命を懸けた働きにもかかわらず不遇な扱いを受け続けた忍者達が立ち上げた勢力。首領はわんわん使い犬飼、もともとは織田の配下だった。
ほぼ全員が忍者隊、序盤から挑むと素早い攻撃の餌食になってしまう。
主な登場キャラ 犬飼、鈴女、ゴニンジャイ
領地 大和
足利家
もともとは名家だったが、当主が足利超神になってからは弱体化が進む。超神はまるで人外のような容姿と、極めて低い人望が内外に有名であり、(いろんな意味で)恐ろしく頭脳派な一休さんが傾いた政治を補佐している感が強い。
領地 京、まむし油田
上杉家
軍神と畏れられる上杉謙信が当主を務める、女性中心の勢力。謙信の親友であり世話役の軍師・直江愛が勢力の政策を担う。他勢力間の侵略行為を善しとせず、被侵略勢力へ援軍に駆けつけることもある。侵略行為の絶えない武田家とは犬猿の仲。
武士隊が多く、勝子隊や虎子隊のような大規模な部隊も多いので半端な兵数でかかると返り討ちにあう。
主な登場キャラ 上杉謙信、直江愛、勝子、虎子、上杉県政
領地 佐渡、MAZO
北条家
最も優秀な陰陽師が代々当主を務める国。現代北条早雲が当主。他勢力に発生した鬼を倒し、地獄穴を封じる使命の下に動く。JAPANの平和を願っているが隣接した強豪武田家とは戦争状態。
東国でも群を抜いて兵数の多い足軽、後衛には陰陽師隊と風魔忍者を使ったトリッキーな戦い方を展開する。
主な登場キャラ 北条早雲、南条蘭、大道寺小松、北条マサコ
領地 江戸、上総2000、さいたま、死国(ただし死国は物語開始後すぐにタクガに奪われる)
徳川家
妖怪狸の徳川家康が三河で旗揚げした勢力。もともと徳川家を名乗っていた人間は狸に捕らえられたり配下にされてしまった。徳川の姫であった千姫(戦姫)も同様、狸の捕虜となり牢へ幽閉されている。
辺りの勢力を簡単に攻め落とせる兵力と武将を持っておきながら行動に出ないのは、家康の小胆さにある。特に、隣の武田家と織田家が戦争状態になるとすぐに強い武田の味方に付く。配下の兵士はみんなたぬきの着ぐるみやそれっぽい服を着せられている。
主な登場キャラ 徳川家康、戦姫、井伊直政(狸)、本多忠勝(狸)、榊原康政(狸)、服部半蔵(狸)、酒井忠次(狸)
領地 三河
武田家
「てばさき」と呼ばれる地上性の鳥を用いた騎馬隊を擁する東の強豪勢力。群雄をまとめる当主は武田家の現人神・武田信玄。常に重厚な鎧に身を包んでおり、その顔を知るものはいない。信玄と武田四将軍とされる名武家の4人を中心に、全国統一を目指して侵略を繰り返している。
主な登場キャラ 武田信玄、武田四将軍(高坂義風、真田透淋、馬場彰炎、山県昌景)
領地 貝、信濃
毛利家
暴れん坊な老人毛利元就と、その3人の娘毛利てる、吉川きく、小早川ちぬが率いるチンピラ集団が勢力拡大して出来た強豪勢力。勢力としては西国では島津家といい勝負。元就自身は妖怪から呪いをかけられて寿命が半分になった身だが、それと同時に得た巨体と力で全国への進出を目論む。3人の娘は元就に似て、長女は掃除好きで潔癖症なのに暴力的で戦好き、次女は料理が得意で気立てがいいのに喧嘩好き、三女は人当たりがよく大人しいけれども毒殺好きという、トンデモ姉妹である。
「ヒャッハー!」な掛け声を上げるモヒカン兵士が目印の世紀末集団。スゴみが効くのか、武将の多くが合戦開始時に戦果を上昇する「初期戦果」を持つ。
領地 赤ヘル、中つ国、出雲、戦艦長門
独眼流家
妖怪王・独眼流政宗の治める奥州妖怪勢力。先代の妖怪王であるお町と、先代織田信長を中心とした人間と妖怪との戦争が終結して以来、人間とは不干渉の立場を貫いている。
独眼流政宗の妻たちである「妖怪四方護天」を主力とした、あらゆる兵種を集めたバランス型。
政宗の容姿はどう見ても目玉のおやじだが、喋り方は非常に格好良い。戦闘力も高い。
領地 奥州、エゾ
島津家
アフリカ(九州)に一大勢力を築く名家。指揮する島津四兄弟は戦闘能力もさることながら、女性に対するフラグ建築の面でもランスに負けないぐらいという武とナニが両道というチート性能を持つ。アギレダはそんな彼らに落とされちゃった部族の長。更に、この兄弟を仲間に引き入れた場合下手したらNTRの危険がある。ある意味一番厄介な勢力。そんな彼らもお姉ちゃん的存在の黒姫には誰一人として頭が上がらない。リーダー、筋肉バカ、ナルシスト、ショタと個性派ぞろいの割に上手くまとまっているのはこの娘のおかげかもしれない。ちなみに、九州地方の有力なあの人やあの人までも配下に居る。
JAPANなのに九州がアフリカ扱いなのは突っ込んではいけない。さらにアフリカなのにジャングルのアマゾンがあったりする。
主な登場キャラ 島津ヨシヒサ、島津カズヒサ、島津トシヒサ、島津イエヒサ、黒姫、アギレダ
領地 南アフリカ、アマゾン、モロッコ、カイロ
原家
尾張の西隣にある勢力、いわゆる1面。当主の正室で足利超神の妹でもある阿樹姫の浪費癖のおかげで国力と当主の原さんの心労がマッハ。
足利家と同盟しているので、織田家が足利家を攻めると原家とも交戦状態になる。
主な登場キャラ 原昌示、阿樹姫、西条餅漬
領地 伊勢
浅井朝倉家
対話により勢力を拡大した珍しい勢力。当主の朝倉義景は子だくさんの温厚なお爺ちゃん。子供の一人である雪姫は国一の美人として評判が高く、義景も特に大事に育てているようだ。浅井朝倉家と言う割には浅井家の人間が見えないけど気にしてはいけない。
雪姫がいろいろ悲惨な目に遭うが気にしてはいけない。いや、天狗だけは絶対に許さない。
主な登場キャラ 朝倉義景、雪姫、発禁堕山
領地 テキサス
種子島家
鉄砲の生産勢力。士族さえも総出で銃開発に熱心、勢力拡大には特に興味は無い模様。どう見ても九州には無いけれどJAPANだからしょうがない(メタ的には九州だと尾張から遠く、織田家との接触がゲーム終盤になってしまうのが一因)。実は鉄砲の原型となる武器チューリップを開発したのはランスの女の一人マリアだったりする。
鉄砲隊は攻撃力だけは異常に高く、少ない兵数で挑むと即座に壊滅させられることも。おまけに織田家と敵対すると、他の勢力へ鉄砲を提供するようになる。
主な登場キャラ 種子島重彦、柚原柚美
領地 丹波
明石家
毛利との戦いで中核メンバーの大半を失ってしまった勢力。作中では原家に引き続く雑魚2号。精鋭は全滅、主戦力が子どもと老人だけの滅亡寸前状態。ただし、強力な生体兵器「ぬへ」を所持している。
1985年の阪神タイガースを連想させる名前の武将がちらほら見受けられる。
主な登場キャラ 明石風丸、火鉢
領地 姫路
タクガ家
死国の新興勢力。戦国ランスでの死国は地獄門という門で仕切られたいわば流刑地のような立場であり、妖怪の呪い憑きによる体に障害のある人や、身体が不自由な人が連れて行かれる場所。さらには鬼が地獄から湧き出す「地獄穴」を多数有する無法地帯。死国は北条家の管理下であったが、坂本竜馬一派がタクガ家を結成した。
タクガの民全員が部隊であり、統率力と兵力こそ強豪勢力ほど高くはないが兵数は圧倒的。タクガの人海戦術ともいえるこの兵数を見た時、パソコン前のプレイヤーが一瞬フリーズするのはよくあること。
主な登場キャラ 坂本龍馬、川之江美禰、川之江譲、ゴン
領地 死国
今川家
どういうわけかはにわのようなモンスターであるハニーが支配している勢力。はにほー。もともとハニーが多かった地方だがハニーキングが現れてから勢力を立ち上げてしまった。
戦場では後衛にもハニーフラッシュを撃ってくる。陰陽や魔法が効かない。
主な登場キャラ 今川義元(ハニーキング)、近藤H勇(Sハニー)、土方H歳三(Sハニー)、沖田のぞみ、今川あんこ
領地 東海道
巫女機関
巫女さんが多数所属する中立勢力。ランス大歓喜と書けばどんな機関かは分かるだろう。
巫女隊の中には隊員の回復や割合ダメージを放つものがあり、長期戦になると厄介。地の利もあり攻めにくい。あと、なぜか日本初期の偉い人が居る。割と強い。
主な登場キャラ 名取、玉籤風華、相馬疾風、ゴエモン、麻那、五十鈴、オロチ
領地 邪馬台
尼子家
毛利家に滅ぼされてしまった小勢力。山中子鹿がお家復興のために頑張っている。でも、「願はくは、我に七難八苦を与え給へ」とか言っちゃったので…。更には合法ロリのためランスや柴田勝家に見向きもされない。嗚呼。
主な登場キャラ 山中子鹿
領地 (無し)
魔軍
人間と敵対している魔人勢力。JAPANとは長らく無縁だった存在だが…
主な登場キャラ ザビエル、???、式部、戯骸、煉獄、魔導、魂縛り、傾国
天志教
JAPANの一大宗教の天志教。武装した僧兵と多くの信者である農民を抱える。魔軍に対抗する為に立ち上げられたが、ランスと交戦することになる。なお僧兵のひとり言裏はランス4.1、4.2ですでにランスと面識があり、4.2のラスボスだった砲裏も話だけは出てくる。
織田家と交戦中は織田家の領地で一揆を煽動してくる。
主な登場キャラ 性眼、まんまる、さんかく、しかく、言裏、本多正信(狸)
直轄地 なにわ、蜜柑
美樹と健太郎
先代魔王ガイに異世界より連れてこられて魔王にさせられた来水美樹と、その恋人で聖刀日光を持つ小川健太郎。織田家近辺の別勢力に仕えて登場する。
ランスが呼ぶ援軍
条件が揃うとランスがリーザス王国、ゼス王国へ援軍をそれぞれ3回まで要請することができる。
リーザスからは順に見当かなみ、マリア・カスタード、レイラ・グレクニー、ゼスからはリズナ・ランフビット、ウルザ・プラナアイス、マジック・ザ・ガンジーが兵を連れて駆けつける。またマリアがいるとさらに部下の香澄(本作では「カスミ」表記)を呼んできたり、魔想志津香が現れることがある。
ランスは女をよこせとしか要請していない。このため放浪癖があるゼス国王のラグナロックアーク・スーパー・ガンジーが女装してでも行ってみたいと駄々こねたり、ランスがアニス・沢渡が来たらどうしようと心配したりすることになる。
他に、条件によってはランスの女の一人であるコパンドン・ドットが傭兵団を送ってくれる場合がある。
周回ボーナス特殊キャラ
1回目クリア後、開始時に初期武将に追加できるキャラ。アリスソフトの他作品からの出張。
- 鳳火朱鷺(よくばりサボテン)
- なつみパパ(ぱすてるチャイムContinue)
- エリナ(GALZOOアイランド)
- ターバン(CGは17年ゼミ)
- 黒崎壱哉(俺の下であがけ)
- 森田愛(大悪司)
- 魔窟堂野武彦(ぷろすちゅ★でんとGood)
- 蓮間香苗(妻みぐい)
- 高倉仮名(仮)(大番長)