※『ドラゴンボールGT』の最終回に関するネタバレが含まれるので注意
概要
一星龍を倒し、悟空が神龍と共にどこかへ旅立ってから約100年の月日が経ち、老婆になったパンは、孫の孫悟空Jr.の応援の為に天下一武道会に観戦に来ていた。ふと反対側の観客席を見ると、そこには祖父である悟空の姿があった(共に冒険した少年の姿ではなく、『Z』の、特に原作最終回の服装をした大人の姿)。慌ててそこに向かうが、もう祖父の姿は無かった。
パンは、「来てくれたんだね、悟空おじいちゃん…」と、会話こそ出来なかったが再会と自分の孫の観戦を喜んでいた。
悟空は最後まで観戦せずに会場を後にし、『GT』の主題歌である「DAN DAN 心魅かれてく」をバックに、無印の第1話から悟空の軌跡が映し出されていく。
- 悟飯じいちゃんに笑顔で高い高いされる、赤ちゃん時代の悟空
悟空がいたから楽しかった
- ブルマとの出会いを描いた悟空とブルマ編(兎人参化編だけカット)
- 亀仙流修行編の黒髪ランチとの出会い
- レッドリボン軍編のカリン様との出会い
- 占いババ編の占いババ初登場シーン
- ピッコロ大魔王編のヤジロベー
- 人造人間編での人造人間17号と18号初登場シーン
- 16号初登場シーン
- 魔人ブウ編での界王神とキビト
一旦、現在の悟空の顔が映り、
- 孫悟空がピッコロ大魔王に止めをさしたシーン
- フリーザにクリリンが殺され超サイヤ人になったシーン
- セルが悟飯に止めを刺されるシーン
- 純粋ブウを元気玉で撃破するシーン
- ベビーが超サイヤ人4孫悟空のかめはめ波で太陽にまで押され倒されるシーン
等々…。
- 魔人ブウ編の天下一武道会に参加するため、天使の輪がついた孫悟空が現世に降り立ち、みんなと再会するシーン
ドジで明るくて、優しくて…
「ヤッホー!!」
- 原作最終回でパンとお祭り
現在の悟空があらゆる角度から映る。
そんな悟空がみんな大好きだったから…!!
舞空術でテレビの視聴者達に向けて指で敬礼した後、どこからか飛んできた如意棒をキャッチし、大きく手を振り、
…これで、ドラゴンボールのお話はおしまい!!
悟空は筋斗雲に乗って空の彼方へ消えていった。
THE END
--おしまい--
視聴者からの評価
1986年にて無印から放送されたアニメ『ドラゴンボール』が11年で終わりを告げ、多くの視聴者に感動を与え、『GT』を伝説のテレビシリーズとも呼ばれている。
だが、ナレーションに反してここではドラゴンボールのコンテンツ終わらず、ゲームや『ドラゴンボール超』等の様々な作品が展開されているので一種の詐欺に見えるが、(『GT』との明確な時系列が繋がっているか明らかになっていない『超』を含めると)時系列的に物語の最後になっているので、あながち間違いでは無い。一部の視聴者からは「ハッピーエンドでもバッドエンドでもない不思議な終わり方」と評価している者もいる。「最終回のエンディングで魔人ブウ編が出てきたから、魔人ブウ編を見て気を紛らわそう」となった者もいる。
一方で、「もう一人の主人公である悟飯が無視されて可哀想」「続編作ってグレートサイヤマン編を再開させろ」「悟飯を主人公にして続編を作ってほしい」「悟飯の娘であるパンを主人公にして続編を(ry」などの意見も少なからずあったとか(後年では、ピッコロ共々新形態と共に新作映画の主役の座を手に入れてる。同作においてパンも重要人物として登場した)。
天下一武道会に現れた悟空は本人なのか?
悟空は神龍と共にどこかへ行ってしまったが、何故か大人の姿で天下一武道会に現れている。サイヤ人は戦闘民族なので80代まで肉体の老化はしない。しかし、100年も年月は経っているのにこの悟空は老人になっている所か、生きている(天使の輪っかは付いていない)。ファンからは様々な推測を出しているが、その真相は不明。
もっとも、パンが見た悟空は本当に悟空本人だったのか、あるいはよく似た別人なのか、幻か(既に亡くなって)幽霊かは不明で、ブルマやベジータ等の重要人物達は既に故人の為、パン以外の生き証人は居ないので確認のしようがない(寿命による不死の亀仙人辺りなら本人か判別できそうだが、映像を見る限り亀仙人は観戦には来ていない模様)。また、会場に現れた悟空のセリフは全く無く、そもそも悟空が神龍と共に旅立った理由は一切明かされてない。(ベジータ達極一部の仲間達からは何か察していたが、一切語ってない)
…しかし、ただ言える事は1つだけだった。
『ドラゴンボール』と言うコンテンツと共に誕生した悟空がみんな大好きだったから!
余談
鳥山先生は後日、老人になった悟空のイラストを描いた。また、最終回エンディングのテレビ放映版では、今まで登場したキャラと声優を含めたスタッフロールが流れており、無印から続くシリーズの終焉をアピールするのに一役買っていた。
ドラゴンボール改の第1期の後期エンディング「心の羽根」の出だしの映像では、神龍に乗った悟空が映りだされている。これを見てGTの最終回を思い出した人がいるとかいないとか。
スーパードラゴンボールヒーローズ
UGM3弾で、『GT』最終回をイメージした「孫悟空GT」がカード化されている。この悟空の友情ゲージはGTを初めとした他の悟空とは別キャラとして扱われている。アビリティの「みんなが大好きな英雄(ヒーロー)」は「バトル開始時、自分チーム全員のチャージインパクトスピードが初期値に戻り、チャージインパクトスピードを変える効果を無効にする。また、アタッカーにした毎ラウンド終了時、仲間アタッカー全員の気力を回復し、パワーが100未満の仲間全員のパワーを3000にする[永続]」の効果を持っており、初心者にも扱いやすい性能になっている。
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DANDAN心魅かれてく 最終回 エンディングまで、泣くんじゃない