ウルトラ作戦
うるとらさくせん
少ない情報の元で本項を描いていますので、どなたか正しい情報を持っている方がいらっしゃれば、修正して下さい。
1.ウルトラマン第1話のサブタイトル→「ウルトラ作戦第一号」
※こちらはウルトラ作戦の後に第一号がタイトルに付く。
2.第1話、第20話で行われた科学特捜隊の作戦名。なお、第36話ではウルトラ十文字作戦が行われた。どうやら二機のマシンを使った連携攻撃作戦がウルトラ作戦に当たるようだ。ちなみに後に登場したウルトラの星作戦は二人のウルトラマンによる作戦である。
東海地区・金峰山付近でゴメスとリトラが出現して以来、日本の各地でアンバランス現象が次々と発生し、それらに対応する特殊機関を設置する必要性に迫られた政府は、一の谷博士とゴジラが出現した際に活躍した山根博士の助手を勤めていたというムラマツ氏の元、遂にそれら日本で起こる諸々のアンバランス現象の対策本部として科学特捜隊日本支部を設置した。
1992年頃にバンプレストから発売されたパソコンゲームで、ジャンルはアドベンチャー・シミュレーションゲーム。ジャケットイラストは開田裕治氏。
ストーリーはウルトラQとウルトラマンが地球へとやって来る間の出来事=ミッシングリングを繋ぐ内容となっており、ちゃんとした円谷プロ公認の外伝のゲーム(その為、ゲームであるのにも拘らず、ゲーム内のタイトルには「空想特撮シリーズ」との肩書が備わっている)なのだが…何分、ゲーム自体が物凄くマイナーなため、一部の特撮ファン以外には、あまりその存在自体すら知られていない…。
情報によれば、プレイヤーは科学特捜隊のムラマツキャップとして、前半は街に出現した怪獣や様々な怪事件の調査のため、各科特隊員たちに指示をして怪獣災害の対策(怪獣の弱点を調べる)に、怪事件解決のための調査を行うアドベンチャーと後半は得られた情報も元に、実際に怪獣と戦うミッションパート(シミュレーションゲーム、slg)に分かれており、後半のミッションパートをクリアすれば次のお話へと進めるらしい。
なお、科特隊のメンバーは実際の写真からPCへと取り込まれた画像を使用し、登場する怪獣は、宇宙人であるケムール人を除いて、全て本ゲームの為に新たにデザインされたオリジナル怪獣たちであり、さらにイベントシーンは怪獣の人形を使ったストップモーション・アニメーションで構成されており、本物の火薬などを使った街の破壊シーンや戦闘シーンなど、結構TVシリーズを忠実に再現した凝った作りとなっており、オリジナル怪獣たちのデザインもゲームにしか登場させないのは勿体ないと思うようなカッコ良くて出来のいいものも多い。
なお怪獣デザインは平成ゴジラ怪獣も担当しているMASHこと漫画家の西川伸司氏が担当した。氏は雑誌のインタビューで、今作の怪獣も周囲からの評判が良かったことを語っていた。
そんなこんなで、結構マニアックなゲームではあるが、ウルトラファンにとってはおそらく「ファンゲーとしては大変優秀」と評価されてもおかしくはないと思われるのだが、何分ソフト自体があまり出回っていない幻の超マイナーゲームなことに加え、仮に入手できたとしても、プレイできるPC環境が、フロッピー式の「PC-9800シリーズ」という古い機種しかないため、現在はほぼプレイ不可能というのが実態である。