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キッズリターン

きっずりたーん

「まーちゃん、俺たち終わっちゃったのかなぁ」 「バカヤロウ! まだ始まっちゃいねぇよ」
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概要編集

『キッズ・リターン』(Kids Return)とは、1996年に公開された北野武監督映画。監督6作目であり、1994年に北野がバイク事故を起こし重症を負ってからの復帰作品に当たる。

暴力を主体としていた前作までと変わって、を扱った今作は、北野のフィルモグラフィにおいても一つの転機となった。


今作は二人の青年主人公にした青春映画であり、ボクシング映画である。映画の前半は高校生活、後半は二人以外も含めた卒業後の進路が描かれる。

主演の金子賢と安藤政信は当時新人だったが、今作をきっかけに注目を浴びた。


ラストシーンでのやり取りは予告編でも流れていることもあり、この映画を観たことない人でも知っているというほど有名。最近でも、米津玄師の楽曲『灰色と青』の原案となったり、乃木坂46の28thシングル「君に叱られた」収録曲「泥だらけ」のMVでオマージュされたりなど根強い人気を誇っている。



あらすじ編集

マサルとシンジは再会した。シンジは今は何もしておらず、マサルも無職だという。


二人は高校生のころから兄弟のようにつるんでおり、いつも自転車二人乗りして学校に通っていた。授業中にいたずらを仕掛け、街ではカツアゲを行い、煙草をたしなむ不良学生。教師には見捨てられていた。

気ままな、しかし夢中になれるものが何もない日々。

ある日マサルは、カツアゲの逆襲に呼ばれたボクサーに負けた。仕返しのためにボクシングジムに入門するマサルだったが、意外にも付き合いで入ったシンジの才能が開花する。

マサルはジムを辞め、知り合いのヤクザの組員になった。そして、シンジはボクシングのチャンピオン、マサルはヤクザの親分を目指す。それぞれの夢が叶ったときに再会しようと約束して。

やがてシンジはボクサーとして頭角を現し、マサルは舎弟を持つまでに成り上がる。しかし……。


キャスト編集

高校生編集

ミヤワキ マサル - 金子賢

タカギ シンジ - 安藤政信

ヒロシ - 柏谷享助

不良三人組(ハナヤマ / 短髪 / 金髪) - 矢部享祐(やべきょうすけ) / 大塚義隆 / 翁和輝

南極五十五号(漫才コンビ) - 北京ゲンジ

マサルにカツアゲされる高校生 - 宮藤官九郎 / 菊川浩二


ヤクザ編集

組長 - 石橋凌

若頭 - 寺島進

暗殺者 - ト字たかお

会長 - 下条正巳


ボクシングジム編集

会長 - 山谷初男

ハヤシ(ジムの先輩) - モロ師岡

カツアゲしたマサルに仕返しする助っ人ボクサー - 石井光

イーグル飛鳥(ジムのチャンピオン) - 吉田晃太郎

ジムのトレーナー - 重久剛一 / 倉崎青児 / 梅津正彦

ボクシング練習生 - 水島新太郎 / 松本理寛(松本匠)


その他編集

高校の担任教師 - 森本レオ

橋田先生 - 芦川誠

サチコ - 大家由祐子

サチコの母 - 丘みつ子

ラーメン屋の親父 - 田村元治

カズオ(ラーメン屋の息子でヤクザの子分) - 津田寛治

ヒロシのはかりの会社の上司 - 平泉成

ヒロシのタクシー会社の上司 - 日野陽仁

タクシーの客 - 大杉漣


スタッフ編集

監督・脚本 - 北野武

製作 - 森昌行 / 柘植靖司 / 吉田多喜男

音楽 - 久石譲

撮影 - 柳島克己

編集 - 北野武 / 太田義則

配給 - オフィス北野 / ユーロスペース


データ編集

公開 - 1996年7月27日

上映時間 - 108分

製作国 - 日本

言語 - 日本語


関連タグ編集

映画 / 邦画 / 映画の一覧

キッズ・リターン

ボクシング


外部リンク編集

キッズ・リターン - Wikipedia

映画 Kids Return キッズ・リターン - allcinema

キッズ・リターンとは (キッズリターンとは) - ニコニコ大百科

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